国の「チリ」とスパイスの「チリ」の英語は❓-🌶-#つぶやき英単語 2131

(2023.9.23)

紛らわしい案件の「国名のチリと香辛料のチリ」の英語について書きたいと思います。

国名の『チリ』は Chile で、英語での正式名は Republic of Chile です。

これに対して
唐辛子の『チリ』は 通常、chili と綴られます。

最後の文字が e と i で違いが有りますね。
そもそも、国名の方は大文字で始まるので、それほど紛らわしくはないと思うかもしれません。

しかし、
発音記号で見ると、国の Chile が tʃíli で、スパイスのchili が tʃíli
・・・同じです。
ついでに言うと、chilly 『冷え冷えする』も発音は tʃíli で同じなんです。
(こういう発音は同じで綴りや意味が違う単語は、異形異形同音異義語 homophone と呼ばれます。)

また、スパイスの chili は、実は chile という表記をされることも有るのだそうです。
なかなかの紛らわしい案件じゃないでしょうか。

なお、chili は メキシコ原産の唐辛子で、国のChileとは特に関係が無いようです。


今年のラグビーワールドカップ にチリが出場していて、
次はラグビーの母国のイングランドと対戦します。
初出場ということもあり、チリはちょっと応援したくなるチームです。


beef up は牛肉値上げではない・・―🐄-#つぶやき英単語 2130

(2023.9.22)

beef up って、「牛肉+上へ」みたいに見えますけれど、
これで『(組織・設備・法律などを)強化する、増強する』の意味なんですって。
動詞ですね。

beef up 使ってみましょう。
We should beef up our sales people.
「販売員を増強すべきだ」

この表現は、学生が使ったスラングの beef = muscle-power (筋力)という所から来ているそうです。

知ってしまえば、感じは分かる気がします。

What an influencer! 大谷翔平-⚾-#つぶやき英単語 2129

(2023.9.21)

だいぶ前に「Angels の関係でちょいちょい出てくるHalosって何?」というのを書いたんですが、昨日(9/20)になって、これ見る人が急増しました。

「何これ?」と思ったんですが、「これか!」と納得しました。
大谷翔平選手が手術を受けてから出したコメントに書いてあったんですね。

It even affects my blog,
What an influencer, Shohei Otani!
僕のブログにまで影響するんだから、
なんてインフルエンサーなんだ、大谷翔平!

ちなみにinfluencer は『大きな影響を与える人、影響力を持つ人』のことです。
(世の中にいる自称インフルエンサーは、influencer ではないのでは?)

Halos は 大谷選手の所属する Angels の別名と言うか、
チームのニックネームみたいなものです。
大谷選手が Go Halos って言うのも、なんか面白い感じ。
(試合出ている時は、言われる側だったですから)

mull は❓-☕-#つぶやき英単語 2128

(2023.9.20)

mull という単語を辞書で引くと
『じっくり考える、思案する』と
『(ワインなどに)砂糖や香料を加えて温める』という意味が出てきます。

このmull の二つの意味の脈絡の無さ、なかなか面白いと思います。

使ってみましょう。

He is mulling over starting a new business.
「彼は新しい事業を始めることについて熟考している」

I want to know your recipe of this mulled wine.
「このマルドワインのレシピが知りたいです」

マルドワインって、砂糖やフルーツの甘さやスパイスを加えて、ワインを加熱するんですよね。
探せばいろいろレシピが出てくるので、冬になったら、試してみてもいいかもしれません。

guise と disguise はどちらが難しい❓-🤔-#つぶやき英単語 2127

(2023.9.19)

guise と disguise 、単語が綴りの長さで難しさが決まるなら
disguise の方が難しいということになりますね。

guise の意味は『(人を欺くために外面を装った)外観、見せかけ』などです。

disguise には『変装する(させる)』や『変装、仮装』などの意味が有ります。

で、辞書サイトのWeblioに英単語の学習レベルが出ていますが
guise は、レベル10、英検1級以上の単語で、
disguise は、レベル5、英検2級以上の単語だそうです。
この観点では、guiseの方が難しい単語と言えますね。

ここで言う単語の学習レベルには、実際に使われる頻度とか、問題として使われる頻度なども関係します。「何年生で習うか」という、学校の英語教育での優先度も関係すると思います。

ここで僕の言いたいことは、単語が難しいとか考えずに覚えてしまえばいいんじゃないかということです。
特に関係していそうな単語は、ペアやグループで覚えてしまった方が記憶に定着しやすいと思います。一つ覚えるより、二つの方が覚えやすいかもしれません。
なので、英検2級の単語のdisguiseのついでに、英検1級の単語のguise を覚えてしまった方がお得なのではないでしょうか。

fumble がなぁ・・-🏉-#つぶやき英単語 2126

(2023.9.18)

fumble は、球技ではボールを『取りそこねる、落とす』や『取りそこねること』の意味になります。

(その他に、fumble には『手探りをする、いじくり回す、不器用に扱う、しくじる、へまをする』などの意味も有ります。)

ラグビーワールドカップの日本 vs イングランドは、日本が12-34で 負けました。
残念。

日本にもいい時間帯が有りましたけど、まあ最終的には地力の違いですかね。
ちょっと日本選手がファンブル(fumble)するシーンが目立ってたような気がします。
次のサモア戦では、ミスを減らしてぜひ勝利してほしいと思います。


大谷選手のロッカー Ohtani’s locker -⚾-#つぶやき英単語 2125

(2023.9.17)

Shohei Ohtani’s locker is cleared out at Angel Stadium
「エンゼルススタジアムで大谷翔平のロッカーの中が片付けれらた」

“Most of Shohei Ohtani’s personal belongings were cleared from his locker inside the Angels clubhouse after the team’s 11-2 loss to the Detroit Tigers on Friday night.
「金曜日の夜、デトロイト・タイガースに11対2で敗れたエンゼルスのクラブハウスでは、大谷翔平の私物のほとんどがロッカーから運び出された。」

“All of his shoes were gone as were small personal items he received from friends and teammates. What remained was a bottle of cologne, a couple of Angels shirts, an Angels toiletries bag, his Seattle All-Star Game duffle bag — that appeared to be packed — and the dust marks left behind by objects that had held their place for so long.
Even Ohtani’s water jug was in the garbage.
「友人やチームメイトからもらった小さな私物と同様に、彼の靴はすべてなくなっていた。残っていたのは、コロンのボトル、エンゼルスのシャツ2、3枚、エンゼルスの洗面用具入れ、シアトル・オールスター・ゲームのダッフルバッグ(荷造りされていたようだ)、そして、長い間その場所にあったものが残した埃の跡だった。
大谷のウォータージャグまでゴミ箱にあった。」

ソース;the Los Angeles Times のSarah Valenzuelaさんのリポート
   (原文は更新されていたので、引用したXからの引用です。)

ちょっと悲しいけれど
大谷選手は、もう前を向いているのだと思います。
これからも応援します。
(ウォータージャグ捨てるなら、もらえませんか)

英語で「霊長類最強女子」は❓-🥇-#つぶやき英単語 2124

(2023.9.16)

元レスリングチャンピオンの吉田沙保里さんは、その強さから「霊長類最強女子」と呼ばれています。

これは、英語ではどう言ったらいいでしょうか?

『霊長類 』は英語で primate や primates と言います。

primateは、 Collins 英英辞典で以下のように説明されています。
A primate is a member of the group of mammals which includes humans, monkeys, and apes.
これを訳すと
「霊長類は、哺乳類中のヒト、サル、類人猿を含むグループに属する動物である。」ということですね。

なので「霊長類最強女子」は 英語では
the strongest woman in primates や
the strongest woman in the primate worldと言えます。

冒頭の「元レスリングチャンピオンの吉田沙保里さんは、その強さから霊長類最強女子と呼ばれています。」は、例えば
Former wrestling champion Saori Yoshida has been called the strongest woman in the primate world because of her strength!
のように英訳できます。

clap じゃなくて crap か、くそ!-💩-#つぶやき英単語 2123

(2023.9.15)

clap は『拍手(する)』とかの意味ですが、
一字違いの crap の意味は全く違います。(当たり前か)

crap は『くそ、排便、たわごと、がらくた、くだらないこと、うそ』や
『排便する、ふんをする』などの意味なんですね。

例えば、以下のように使えます。
動詞:
That bird crapped on the windshield of my car.
「あの鳥は俺の車のフロントガラスにふんをしやがった」

不可算名詞:
This article is crap.
「この記事はたわごとだ」

そうかもしれないけど・・・。

「僕ヤバ」のリアクションから:This man is denser than Mercury・・・-🦾-#つぶやき英単語 2122

(2023.9.14)

アニメ「僕の心のヤバイやつ」に対する英語のリアクション動画の中で、
主人公の市川のことを
”This man is denser than Mercury” と言っていました。

dense という形容詞には、
『密度が高い』と『鈍感な』の両方の意味が有ります。

なので、denser than Mercury だけを素直に読むと
「水銀(Mercury)より密度が高い (dense)」になります。
ちなみに、水銀は室温で密度13.6 g/cm3 で、鉄や銅や鉛よりも密度が高い金属です。

結局、上の文は
「とてもdense(高密度)な水銀より、この男の方がdense(鈍感)だ」
つまり
「この男はとてつもなく鈍感だ」という意味の
ひねった言い方になっているわけです。

これがEnglish Joke というやつでしょうか?
勉強させていただきました。