大谷選手関係:「フェンス直撃の」の英語は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2530

(2024.10.14)

本日のNLCS=ナ・リーグ優勝決定シリーズの第一戦で、ドジャースがメッツに勝利しました。

大谷翔平選手も2安打、1打点でチームの勝利に貢献しました。
そのうち、2本目のヒットはフェンス直撃で、もう少し上がればホームランになるような当りでした。

このような場合の「フェンス直撃の」は英語では off the fence となり、
例えば以下のように使います。

Ohtani hit a single off the fence.
「大谷選手はフェンス直撃のシングルヒットを放った。」

ドジャースが先勝し、大谷選手もいいところで打っています。
欲を言えば、そろそろ大谷選手のホームランが見たいかな。

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ドジャースが NLDS で勝って NLCS へ―⚾―#気になる英語調べ隊 2528

(2024.10.12)

MLBのポストシーズンゲームが進んでいますね。
本日は、ナショナルリーグ西地区で1位のドジャースと2位でWildcard Seriesで勝ち上がったパドレスのNLDS最終第5戦が有りました。

NLDSは National League Division Series の略で、
ナショナルリーグ ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)のことになります。

ドジャースの山本由伸、パドレスのダルビッシュ有の両先発投手が好投して、
しまったいいゲームになりましたが、ドジャースが2-0で勝ちました。

これでドジャースはNLDSを勝ち上がり、次にNLCSでメッツと闘うことになりました。

NLCS は National League Championship Series ナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ(優勝決定シリーズ)で、ここでナショナルリーグの優勝チームが決まります。

アメリカンリーグ側でも、ALDS=American League Division SeriesとALCS=American League Championship Series が行われます。

最終的に、両リーグのチャンピオンチームが、World Series(ワールドシリーズ)でMLB優勝をかけて戦うわけです。

ワールドシリーズで大谷選手が大活躍するのを期待します!

heroineとheroin って!―🙈―#気になる英語調べ隊 2525

(2024.10.9)

『ヒロイン』は英語では heroine です。

このheroine の最後のe をとったら heroin になりますけど、
これは『ヘロイン』です。麻薬ですね。

紛らわしいかも。

それに
『ヒロイン』のheroine の発音は、発音記号でhérouən
『ヘロイン』の heroin の発音は、発音記号はhérouən
同じ? 同音異義語!?

ヒロインとヘロインにこんな関係が有っただなんて・・・。
とりあえず、この二つを間違えるとまったく異なる話になることは予想がつきます。

statue と statute ―🗽―#気になる英語調べ隊 2515

(2024.9.29)

statue は『彫像、塑像』です。
Statue of Liberty なら「自由の女神像」ですね。

このstatue のu とeの間にt を入れると、
statute という別の単語になり、『法、法律、規則、制定法』の意味になります。

statue と statute、意味は全く違うのに、似ている綴りでかなり紛らわしい感じですね。

実は、この statue とstatute は語源が同じで、「立てられたもの」の意味のラテン語だそうです。
像は実際に「立てられたもの」ですし、
法律に関しても「立法」と言いますから、立てるというイメージがあるわけです。

二つ合わせて使ってみましょう。
Any determination regarding the ownership of this statue must be made in accordance with the statute.
「この像の所有権に関するいかなる決定も、法令に従って行われるべきである。」

発音について言うと
statue の発音記号が stǽtʃuːで、statute は stǽtʃuːt です。
これも、最後のt の有無の違いだけなので、リスニングでも聞き間違えることも有るかもしれません。

なお、この二つの他に、r がついている stature という単語も有りますから、
これを加えるともっと紛らわしいかもしれません。
stature については前に書いてますので、そちらも見てくださいね。
→ stature について

deja vu と jamais vu は?―😵‍💫―#気になる英語調べ隊 2512

(2024.9.26)

元はフランス語ですが、英語の辞書にも出ているdeja vu と jamais vu 。

deja vu は『既視感』で
「初めてなのに以前にも経験したように感じられる錯覚」のことです。
デジャブとカタカナ語にもなっているので、これはお馴染みですね。

これの対義語が jamais vu で『未視感』ということになります。
「実際によく知っている人や状況を、見知らぬもののように感じる経験」だそうです。
ジャメビュのような読み方になります。

ぼくは、知ってるはずの英単語の意味が分かんなくなったりするけどね。

良くはない fine ―👮―#気になる英語調べ隊 2511

(2024.9.25)

fine は『素晴らしい、良い、晴天の、元気な、きめ細かい』などの意味の形容詞として
よく使いますね。

一方、fineには、いろんな意味で良いものとはいえない『罰金』の意味もあります。
これは、なんか違和感を感じませんか?

fine の語源は「終わり」の意味のラテン語 finis だそうです。
『素晴らしい』のfine は、語源からの意味から
「終わり」→「完成された」→「洗練された、素晴らしい」のような繋がりがあります。
『罰金』の方のfineは、「終わり」の意味から
「ルール違反を指摘されている状態を終わりにするために支払う金」のように考えると、理解できる気がします。

つまり、語源は同じでも、意味が違う方向に拡張しているため
「罰金」と「素晴らしい」が同じfineという英単語で表されるのだと思います。

overrun の意味はオーバーランだけじゃない―🚘―#気になる英語調べ隊 2510

(2024.9.24)

定位置などを走り過ぎることを日本語でも『オーバーラン』と言いますが、
当然、overrun という英単語にもこれに当たる意味は有ります。
また、この単語は動詞として『(定位置などを)オーバーランする、走り越す』の意味でも使われます。
(野球でベースを通り過ごしてしまうオーバーランで、タッチアウトになるのもたまに見ますね。)

ただ、このオーバーランとは異なる意味の overrun も有ります。

例えば
Weeds are overrunning the garden.
「雑草が庭を覆いつくしている」のように、
overrunは『(雑草‣害虫が)はびこる』の意味にもなるのです。

他に、overrun は『(国などを)侵略する』の意味にもなります。
(庭も雑草に侵略されているみたいなものか)

また、overrun には『(限度などを)超える』や名詞の『超過』の意味も有りますが、
これはオーバーランと近いイメージかもしれません。

一字違い:clutch と crutch は?―🩼―#気になる英語調べ隊 2508

(2024.9.22)

一字違いの clutchcrutch は、両方とも一般的な辞書に載っている単語で、
当然意味が違います。

clutch という英単語には、
動詞として『ぐいとつかむ、しっかり握る』や
名詞として『つかむこと、(自動車などの)クラッチ、ピンチ』などの意味が有ります。

また、clutch は『ピンチで頼れる』の意味の形容詞にもなります。
野球で clutch hitter というのは「ピンチに強い打者」と辞書に出てました。
(チャンスに強い打者のような気もするのですが・・・)

一方、l が r になった crutch は『松葉づえ、支え』の意味の名詞です。
『(松葉づえ、棒などで)支える』の意味の動詞にもなります。

両方いっぺんに使ってみましょう。
He clutched his crutch tightly to prevent it from being stolen.
「彼は松葉づえを盗まれないようにしっかり握った。」
ちょっと無理やりですが。

brake と break ―🚙―気になる英語調べ隊 2500

(2024.9.14)

brake は名詞では『ブレーキ、歯止め、抑制』で、動詞では『ブレーキをかける』の意味ですね。

一方、break は『壊す、割る、砕く』などの意味の動詞で、名詞としても『割れ目、中断、急変、小休止』などの意味があります。
コーヒーブレイクのbreak ですね。

この二つ、日本語として使われる場合のカタカナ表記では 「ブレーキ」と「ブレイク」のように違いますが、どちらも英語の発音は同じで、発音記号は bréik となります。
つまり、brake と break は同音異義語(homonym)なんですね。

使ってみましょう。
His wild driving might break the brake.
「彼の乱暴な運転でブレーキが壊れるかもしれない」


両方とも初歩的な単語ですが、意外に紛らわしいと思います。
また、ブレーキのことを英語で言う時に、発音を迷うかもしれません。
これは、カタカナのせいですよね。

revealingってそんな!―🙈―#気になる英語調べ隊 2497

(2024.9.11)

revealing は形容詞として『啓発的な、意義深い』という意味を持ちますが、
『(通例隠されているところが)現れている、露出する』の意味にもなるそうです。

なのでrevealing dress は、「肌を露出させたドレス、露出度の高いドレス」だそうです。

そもそも動詞のreveal
『(秘密・事実を)漏らす、明らかにする、(隠されていたものを)見せる、露わにする、(神が)啓示する』などの意味です。
この動詞の語源は「ベールをはぐ」の意味のラテン語だそうです。
なるほど。

例えば
This game character wears quite revealing clothing.
「このゲームキャラクターはかなり露出度の高い服を着ている」
のように使えます。

まあ、露出していればいいってものでもないんですけどね。