rid はそうなのか! −✨−#つぶやき英単語 1374

(2021.6.6)

get rid of 『取り除く、免れる』でお馴染みの熟語で、
  How can I get rid of the cockroaches from this house?
  「どうしたらこの家からゴキブリを一掃できますか?」
のように使えますね。

🏡

でも、rid という単語の方は、あまり知らないという人いませんか。
僕も最近までそうでした。

rid を辞書で調べると、他動詞で『取り除く、免れる』などの意味と出ています。

その使い方なんですが、rid + 目的語 + of + 名詞 の形をとります。
例えば「家からゴキブリを除去する」という場合
rid house of the cockroaches
なんです。
 まずrid の次に、きれいにしたいhouse が目的語できて、
その後ろに of + 憎きcockroaches が置かれる形になるわけです。
( rid cockroaches of house だとゴキブリから家を除去することになるのでご注意を) 

他に rid oneself of の形で
 He tried to rid himself of the bad habit of smoking.
 「彼は喫煙という悪習慣を捨てようとした。」
のようにも使われます。

最初の get rid of の中のrid ですけれど、これ過去分詞なんです。
rid の過去形、過去分詞形 ともに rid で原形と変わりません。

だから、get + 過去分詞 + of は一種の受動態なんですね。
文字通りなら受け身的に「(いやなものから)解放される」ということですが、
これが要するに「(いやなもの)を取り除く」という意味になるということでしょう。

RランチでLランチ―🐄―#つぶやき英単語 1371

(2021.5.30)

ランチって言ったら lunch =『昼食 』ですけれど、
r で始まるランチもあるんですね。

ranch は『(大)牧場、農場』です。

英英辞典でのranch の説明は
A large farm, especially in the western US and Canada, where cattle or other animals are bred and raised. Oxford Dictionary
「アメリカ西部やカナダを中心に、牛などの動物を飼育している大規模な農場のこと」

昼食の lunch の発音記号は lˈʌntʃ で、
大牧場の ranch は rˈæntʃ なので全然違うんですけど、
なにせ僕の日本語耳は L と R の区別に自信がないもので、
まあ紛らわしいと思っちゃうわけですよ。

開き直って両方入れた自作例文書きました。
I look forward to lunch at your ranch.
「あなたの牧場での昼食が楽しみです。」

(大牧場主の知り合い居ないなぁ、残念ながら。)

píːk はいろいろ―🗻―#つぶやき英単語 1368

(2021.5.25)

カタカナで書いてピーク、発音記号で píːk の単語って、
実はいろいろあるんですね。

peak 『山頂、絶頂』
peek『そっとのぞく, ちらっと見る』
peke 『チン、ペキニーズ』
pique『(自尊心を傷つけられたときの)立腹,不機嫌』
みんな発音は píːk です。

🌄

全部盛り英作文;
Peek at the peke at the peak of his pique.
「あの不機嫌の絶頂にいるチンをのぞいてごらん」
(すみません、繋げてみただけです)

こういうhomonym (同音異義語)とか homophone (異形同音異義語)は
時に紛らわしいですけで、そこが言葉の面白いところですよね。

made-to-measure は?―👕―#つぶやき英単語 1363

(2021.5.9)

made-to-measure は、計るために作ったみたいな意味にも見えますが、
ちょっと違います。惜しいけど。
『寸法に合わせて作った、あつらえの』の意味を表す形容詞です。主に衣服とか家具なんかに使えます。

使ってみました。
They bought made-to-measure curtains for their new room.
「彼らは新しい部屋のためにオーダーメイドのカーテンを購入した。」

🪟

made-to-measure の類義語は、
custom-made 『注文品の、あつらえの』
made-to-order  『あつらえて作った、ぴったり合う』 などになります。
(👉 ちなみに オーダーメイドは和製英語なので、ご注意を。)

また、反対の意味になる言葉としては、
off-the-peg  『でき合いの』
off-the-shelf 『既製の、在庫品の』
ready-made 『でき合いの、既製品の』 などが有ります。

コーヒーじゃない maxim は?―📚―#つぶやき英単語 1362 

(2021.5.5)

Maxim マキシム を、インスタントコーヒーの商品名として知っている方は多いかもしれません。(AGFさんの商品ですね。)

一般名詞として、maxim を辞書で引くと『格言、金言』という意味が出ています。
他に『根本原理』『公理』などの意味も有ります。

Cambridge Dictionary の説明によると、maxim は
a short statement of a general truth, principle, or rule for behaviour
「一般的な真理、原則、行動のルールを短く述べたもの」
だそうです。

☕

コーヒーに関する金言 なら、こんなのどうでしょうか。
How about this maxim about coffee?

「まずコーヒー、それから計画」
COFFEE FIRST. SCHEMES LATER. (LEANNA RENEE HIEBER)

by the minute は?―⏱―#つぶやき英単語 1360

(2021.5.3)

The situation is getting worse by the minute. なら
「状況は刻々と悪化している」です。

このような文で by the minute は『分ごとに、刻々と』を意味します。

iOS(iPhone)絵文字⏱の画像

これは、時間の単位を変えても使えます。
The problem becomes more serious by the second.
「問題は刻々と深刻化しています。」
The countermeasure options are becoming fewer by the day.
「対策の選択肢は日に日に少なくなっています。」など

なんか、例文が悲観的な感じになるのは
Pandemic Golden Week にせいかもしれません。


英語でフィリピンの国名は?―🇵🇭―#つぶやき英単語 1355

(2021.4.24)

フィリピンの国名は英語だと the Philippines です。
より正式には Republic of the Philippines フィリピン共和国ですね。 

🇵🇭

今さら気が付いたのですけれど
the Philippines は、 頭には定冠詞のthe がついていて、
最後はsがついた複数形の形です。

これは, the Philippine islands フィリピン群島の略から来てるかららしいです。
フィリピンは7000もの島からなる群島国家なんですね。
(そりゃ確かに複数形だな)

👉

そもそも、フィリピンの国名は、1542年にスペイン皇太子フェリペ Philip(のちの国王フェリペ2世=Philip II)の名にちなんで、フェリペの島々 Islas Filipinas とスペイン語で名づけられたことに由来するとのことです。
(ザビエルが日本に来たころですね。)

僕は、オンライン英会話でフィリピンの方々にもお世話になってます。
いつもありがとうございます。

the Streisand effect は?―♬―#つぶやき英単語 1354

(2021.4.21)

Streisand effect 『ストライサンド効果』という言葉知っていますか。
「ある情報を隠したり取り除こうとすることで、かえってその情報を広く拡散させてしまうことになる現象」なんですね。

この言葉は、歌手・女優のバーバラ・ストライサンド Barbra Streisand に由来したものだそうです。


バーバラ・ストライサンドは、彼女の豪邸が映った航空写真があるWebsiteに載ったことで、その削除と賠償金を求めた裁判を起こしたんだそうです。ですが、この写真は海岸線の変化を調べるために撮られた公共的な物だったんで、彼女の敗訴となりました。その上、この裁判の件が報じられたため、その写真の閲覧数が格段に増加する結果になったんです。(何もしない方がよっぽどましだったんじゃないかな。)

📽

Barbra Streisand は アカデミー主演女優賞もとってますし、作曲でもアカデミー歌曲賞を受けているすごい人です。監督もやってますし。

僕が一番印象に深いのは、主演した映画 The Way We Were (邦題は『追憶』)の同盟の主題歌でしょうか。

make it a point to は?―😾―#つぶやき英単語 1353

(2021.4.18)

make it a point to (do something )は
「必ず~する、~することにしている、~するのを主義としている」という意味になります。不定詞ですから、toの後は原形の動詞です。

make a point of (doing something) でも同様のことを表しますが、こちらは of に続くのは動名詞です。

他に、make it a rule to でも似たような意味になると思います。

✍

例文書きました。
I make it a point to wash hands when I get home.
「私は帰宅した時に必ず手を洗うことにしています」

これを、「決してしないようにしている」にしたい場合、
I make it a point to never talk about people behind their backs.
「私は決して人の陰口を言わないようにしている」
のようにすればいいんですね。

💻

この表現も、オンライン英会話 Bizmates のレッスンで覚えました。
毎日レッスンを受けるのがこの頃の楽しみです。


このごろ注目のALPSは何の略?―☢―#つぶやき英単語 1352

(2021.4.17)

最近のニュースで原発事故の汚染水の処理設備 ALPS というのが出てきてますが
こういう略語を見ると、何の略なのか気になりませんか?(僕だけ?)

ALPSは Advanced Liquid Processing System の略だそうです。
これは直訳なら「高度液体処理システム」のようになるのでしょうが、
日本語で書かれる場合は『多核種除去設備』となっているようです。

☢

ALPSは、原発の汚染水から多種の放射性元素を取り除く機能を持つ設備です。
ただ、これでも三重水素=トリチウム(tritium)だけは除去できないとのこと。

福島原発の汚染水をALPSや他の装置で処理して、トリチウム以外の元素を除去し、
トリチウムも基準以下に抑えて海に放出することを決定したというのがニュースになってたわけですね。
いろいろご意見はあるでしょうが、
現状の技術でできる限りのことはやったという感じじゃないでしょうか。

ついでに言っておくと
トリチウムとトリウムは全く別物ですからね。
 トリチウム: tritium 質量数 3の水素の同位体です。
トリウム: thorium 原子番号90、原子量 232.0381の元素で金属です。
一字違いで、チワワとライオンぐらい違う感じです。