nose =鼻は○○〇・〇〇〇〇〇の象徴?-👃―#つぶやき英単語 1783

(2022.10.26)

nose をWeblio(研究社 新英和中辞典)で見ると
最初に名詞の意味として『鼻』と出ているのは当たり前ですが、
その少し下に
『(好奇心・おせっかいの象徴としての)鼻』と・・・。
   鼻って、いつからそんなものになったの?

そう言えば
poke one’s nose into
『(他人のことに)口を出す、干渉する、首を突っ込む、余計な詮索をする』
という使い方が有ります。
例文) You always poke your nose into my affairs.
「あなたはいつも私のことに首を突っ込むのね」
    (pokeを put, push, stick にしても同様の意味になります。)

nose は動詞としても
『詮索する、干渉する』の意味でも使われるのです。
例文) Stop nosing into her affairs.
    「彼女のことを詮索するな」

形容詞の nosy も『詮索好きな』や『知りたがって』の意味になります。
例文) Don’t be nosy .
「詮索はやめてくれ」

こう見ると、確かに鼻は好奇心・おせっかいの象徴なのかも。




dilly-dally は?-🥱-#つぶやき英単語 1782

(2022.10.25)

dilly-dally は『(決心がつかず)ぐずぐずする、時間をむだにする』という意味の自動詞です。
ちょっと面白い語感だと思います。

dally という単語が『(考えや問題を)もてあそぶ、ぐずぐず扱う』という意味で、これを繰り返してできた言葉が dilly-dallyはらしいです。
(片方をdilly にしたのは語呂を良くするためかな?)

日本語でも「ぐずぐず」が繰り返しになっているので、何か共通するものがあるのかもしれません。
まあ、繰り返しで、強調されたりくだけた感じにする効果はあると思います。

Oxfordの辞書での説明では
dilly-dally
to take too long to do something, go somewhere or make a decision
「何かをしたり、どこかに行ったり、決定を下したりするのにに時間がかかりすぎること」となっていました。(口語的で旧式の表現らしいですが)

この意味からすると『だらだらする』という日本語でもいいかもしれませんね。ちょっと音も似てますし。

使ってみましょう。
Don’t dilly-dally. You only do is wasting time.
「ぐずぐずするな。君は時間を無駄にしているだけだ。」

時間は大事ですから、ぐずぐず・だらだら・dilly-dallyしてはいられませんね。




ハートフル・heartful・hurtfulの三角関係―🙈-#つぶやき英単語 1781

(2022.10.24)

カタカナ語のハートフルは「心からの、心温まる」などの意味でよく使われてますね。
でも、Webrio によると、ハートフル heartful は和製英語なんですって。

Webrioにそう出ているなら、英語としてheartful という単語が無いのかと思うじゃないですか。

ところが、無いこともないみたいなのです。

One look dictionary search という複数の英英辞典が引けるサイトでheartful を引くと、ごく限られた辞書には載っているようです。

例えば、Merriam-Websterでは heartful の定義が出ていました
  Definition of heartful:full of heartfelt emotion
 「heartful の定義:心からの感情に満ちた」

でも、他の多数の有名な辞書、Oxford や Cambridgeなどには heartful は出ていないようなのです。

なので、heartful という英単語は有るには有る。でも、有名な辞書でも出てるものが少ない・・・・。
ということは、実際あまり使われない単語と考えられます。
(Weblioが和製英語というぐらいですから)

実は、ハートフルとカタカナで書けるような英単語が他にもあります。
その hurtful は『(肉体的・精神的に)苦痛を与える、有害で』の意味です。
日本語のハートフルとは全く違って、むしろ逆の意味に近い単語ですね。
hurtful の方は主な英英辞典にはみんな出てますから、よく使われる単語なんです。

これは使う立場としてみると
hurtful『苦痛を与える』に聞き間違えられる可能性があるとしたら、『心からの』の意味でheartful を使うのリスキーですよね。
(heart 『心』は発音記号でhɑrt で、 hurt 『けがさせる』が hə́ːrtですから、発音は違いますけど。)

なので、
日本語のハートフル『心からの、心温まる』に相当する英語としては、heartfelt や heartwarming を使う方が望ましいと思われます。
heartful には悪いけれど、使わない方が無難と言っておきましょう。

でもまあ、書くのなら誤解はされにくいので、ここではあえてheartfulhurtfulを合わせて使ってみましょう。
He said heartful words, but she took them as hurtful.
「彼は心のこもった言葉を発したが、彼女はそれを傷つける言葉として受け止めた。」 
ちなみにこの文も
He said heartfelt words, but she took them as hurtful.
の方が普通かもしれません。

最後に、ハートフルという言葉を使った耳あたりのいいキャッチフレーズがありますが、内容を理解せずに信用するのはやめときましょう。
へたに信じて痛い目を見てから、ハートフルがhurtfulのことだったと分かるかもしれませんし。

「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の英語は?-✊-#つぶやき英単語 1776

(2022.10.19)

「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」という諺がありますが、
この英語バージョンは
a drowning man will grasp at straws
a drowning man will clutch (catch) at a straw
とかだそうです。

Cambridge の辞書での説明
a drowning man will clutch at a straw
said about someone who is in a very difficult situation, and who will take any available opportunity to improve it
溺れる者は藁をもつかむ 
「非常に困難な状況にある人が、それを改善するために可能な限りの機会を手に入れること」となっていました。

drowning manは「溺れてる人」、straw は『藁、わら』で
grasp at 、 clutch atあるいは catch atは『(…を)つかもうとする』の意味になります。

日本語と英語で似たような諺でも、出てくる物だったり何かしら違うのが多いのですが
上の例ではほとんど直訳のような内容ですね。

それも当然で、この日本語の「溺れる者は藁をもつかむ」は、英語のことわざを翻訳したものなんだそうです。
わらしべ長者みたいな純日本的イメージを抱いていたのですが
僕の認識不足でした。

 

sticky fingers は?-👈―#つぶやき英単語 1775

(2022.10.18)

sticky fingersは『盗癖』という意味なんですね。
have sticky fingers で『盗癖がある』です。

sticky は『ねばねばする、粘着する』の意味があるので、
sticky fingers は文字通りだと「くっつきやすい手」というようなことです。

GRAMMARISTというサイトの説明には
The expression sticky fingers came into use in the mid-1800s and calls to mind an image of paper money sticking to someone’s fingers, as if the criminal weren’t really planning to steal.
sticky fingersという表現は1800年代半ばに使われるようになり、紙幣が指にくっつき、まるで犯人が本当に盗むつもりがなかったかのようなイメージを思い起こさせる。」と書いてありました。

確かにそういう人が捕まったら
「あっしは盗るつもりは無いんですよ。
でも、なぜかお金の方から手にくっついてきちゃうんで・・・」
とか言いそうなイメージが有ります。

盗みって言っても、ルパン的な大泥棒というよりは
スリとか置き引きのイメージですね。

使ってみましょう。
There are not a few people in this area who have sticky fingers.
「この辺じゃ盗み癖のある人間は少なからずいます」

日本だと、平気で荷物置いて席取りしてたりしますけど、
まあ、ちょっとは用心したほうがいいかもしれませんね。

lumbagoは腰痛-🏥-#つぶやき英単語 1773

(2022.10.16)

lumbago は 『腰痛』で、発音は lʌmbéigou (ラムベイゴウ)です。
ラテン語由来なので医学用語っぽいですね。

Wiktionaryの説明では
Backache of the lumbar region or lower back, which can be caused by muscle strain or a slipped disc.
「筋肉疲労や椎間板ヘルニアなどが原因で起こる背中の下部や腰部で起こる痛み」
だそうです。

この説明文中の lumbar が『腰の』なんですね。
(これ、lumber 『材木』と一字違いで紛らわしいので注意です。
発音もlʌ́mbərで同じです。)

『腰痛』はlumbago 以外では、low back pain とも言えます。
backache も『背中の痛み』ですが、たいていは『腰痛』を指します。
a bad back も同じように『腰痛』の意味で使われるようです。

使ってみましょう。
Ichiro has been hospitalized for acute lumbago since yesterday.
「一郎は急性腰痛症で昨日から入院しています。」

His father has also suffered from low back pain for many years.
「彼の父親も腰痛を長年患っています。」

His brother has a bad back and doesn’t play golf anymore.
「彼の兄は腰が悪くて、もうゴルフはしません。」

His mother and sisters always complain of backache.
「彼の母親や姉たちは、いつも腰痛を訴えています。」

But his 90-year-old grandfather has no back problem at all.
「でも、彼のおじいさんは90歳でまったく腰に問題がありません。」

(昔の人でもピシッと姿勢の良い方がいらっしゃいますからね。)


demigod は?-👼-#つぶやき英単語 1772

(2022.10.15)

demigod は『半神半人』という意味です。
ギリシャ神話の英雄には、神であるゼウスの子が何人かいます。ヘラクレスとかペルセウスとか。こういうのが典型的な半神半人demigod です。

また、demigod には『神格化された英雄、崇拝される人物』の意味で使われる場合もあります。

なお、demi- は「半…」「部分…」という意味を表す接頭辞で、語源は「半分」の意味のフランス語だそうです。
(demiminiは『超ミニの(スカート)』だそうです。ミニの半分なのでしょうか)

demigod 使ってみました。
Shohei Ohtani is a kind of demigod having an extraordinary talent. 
「大谷翔平選手は並外れた才能を持った半神のような存在です。」
(ちょっと神々しい感じもしますしね。)

miss the boat は?-⛵-#つぶやき英単語 1771

(2020.10.14)

miss the boat は文字通りなら「船に乗りそこなう」のようなことで、もちろんそういう意味で使うことはあると思います。
ただ、miss the boat は比喩的な慣用句としても使われ、『チャンスを逃す』の意味になるのだそうです。

これ、オンライン英会話の先生から教わりました。先生、ありがとうございます。

使ってみましょう。
I failed to buy a ticket for the next game. I have missed the boat this time.
「次の試合のチケットを買いそこねました。今回はチャンスを逃しました。」

今月はラグビー日本代表とAll Blacks の試合が国立競技場で有ります。
僕は、こういう時のボートには乗り損ねませんよ。
(山沢選手に活躍してほしい)


「甘党だ」の英語 は?-🍰-#つぶやき英単語 1769

(2022.10.12)

今日の気になる表現;甘党だ=have a sweet tooth

I have a sweet tooth. という英文が、「私は甘党だ」という意味になるのだそうです。
甘党は「大の甘いもの好き」の人のことですね。

I like sweets. としても「私は甘いものが好きだ」で大筋の意味は同じですが、
なにか真面目な普通の表現という感じです。
a sweet tooth の方が少し発想が飛んでいて面白い表現ですね。

そう言う意味では、甘党という日本語も「甘いもの好きな人の党」みたいなものを想像させる面白さがあります。
なので、ちょっと面白い表現同士で
「私は甘党だ」= I have a sweet tooth と覚えて間違えありません。

have a sweet tooth は、文字通りなら「甘い歯を持っている」ですから、
こういう甘党の人が注意しなければいけないのは虫歯かもしれません。

If you have a sweet tooth, be careful not to get cavities.
「甘党なら、虫歯にならないよう気を付けてね」




冨安選手のポケットの中 ―🩳-#つぶやき英単語 1767

(2022.10.10)

イングランド・プレミアリーグの話ですが、
アーセナルの冨安健洋選手がリバプール戦で先発出場し、好プレーで勝利に貢献したとのこと。🎉

それについてのツイートでこんなのがありました。
Check Tomiyasu’s pocket… Salah is still there
「冨安のポケットを調べて。まだサラーがそこにいるから。」
何これ?

実は、be in someone’s pocket というイディオムがあり、
to be controlled or strongly influenced by somebody
「誰かに強く支配されたり影響されたりしていること」
という意味になるんだそうです。

この試合でリバプールのフォワードのサラー選手を完全に抑え込んでいたんで、この表現を使うと
Salah was in Tomiyasu’s pocket.
「サラーは冨安のポケットの中にいた=サラーは冨安に抑え込まれていた」
という状態だったんですね。
だから、
冨安選手のポケットの中を見たら、まだサラー選手が居るんじゃないかと・・。
(冨安君、すごいよ。ドラえもんみたい。)

冨安選手のポケットに次は誰が入るのかが楽しみです。