一字違いの inequityとiniquityは?-🙅-#つぶやき英単語 1587

(2022.4.15)

inequityiniquity は途中のe とi が違うだけの一字違いです。

inequity は『不公平、不公正』の意味で、発音は inékwiti (イクウィティ) です。

iniquity は『不正、邪悪』の意味になり、発音は iníkwəti (イクイティ)です。

両方入れた例文です。
It is unbelievable that the leader of a group protesting inequity treated members in iniquity.
「不公平に抗議するグループのリーダーが会員を不当に扱っていたとは信じられない」

ノイローゼの人のイラスト(男性)

inequityiniquityは、不公平と不正という意味を見てもまだ紛らわしいですね。

inequity は、equity=公平 の対義語で不公平と覚えておけばいい気がします。
iniquityinequityじゃない方として、ついでに覚えてしまえばどうでしょう。


一字違い foul とfowl は?―🐣-#つぶやき英単語 1577

(2022.4.5)

また、一字違いシリーズ。

foul : 発音は fául (ファウル) です。
形容詞として『悪臭のある、不快な、腐った、泥まみれの、汚染した、(パイプや煙突が)詰まった、(言動が)野卑な、不愉快な、(行為・方法が)不正な、卑劣な、反則の、(天気が)悪い』などの意味が有ります。
『不正に』の副詞にもなりますし、『汚す、汚れる』などの動詞としても使えます。
もちろん、名詞で競技の『反則、ファウル』や野球の『ファウルの』の意味も有ります。
これ、語源は「悪臭がする」の意味の古期英語だそうです。
(なるほど、臭いがするくらい汚かったり、卑劣だったりするのですね。)

fowl: 発音は fául (ファウル) ・・・・上と同じです。
こちらは『家禽、ニワトリ、鳥類、鶏肉』の意味です。
動詞でも『野鳥をとる』の意味で使われる場合が有ります。

発音が同じなので紛らわしいのですが、
fowl の方にはwing のw があるから鳥と覚えてもいいかもしれませんね。

ニワトリのキャラクター

無理やり、両方入れた例文です。
Such a foul place is not suitable for raising fowls.
「そんな不潔な場所は、家禽を育てるのに適していません。」

(せめて快適に育ってほしい。)



一字違い complement と complimentは?-😊-#つぶやき英単語 1576

(2022.4.4)

complementcompliment ・・・紛らわしいと思います。

complement 
名詞では、『補足して完全にするもの、補足物』の意味です。
  文法用語の『補語』や数学の『余数、余角』などの意味もあります。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『(~を)補って完全にする』の意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀ntです。

compliment
名詞は『賛辞、褒め言葉、(行為・言葉による)敬意、(儀礼的な)あいさつ』等の意味です。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『お世辞を言う、ほめる、祝辞を言う』などの意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀nt です。

同音異義語 homonym で発音は同じですし、名詞と動詞の用法があるところも一緒ですから、紛らわしくて当然という感じです。

さらに、これらの形容詞形も紛らわしいのですよ。
complementary 『補足的な』
complimentary 『 敬意を表する、称賛の』
        『(敬意を表しての)招待の,無料の』
「無料の」の意味のcomplimentaryは、例えばお客さんに敬意を表して無料にしているという流れで理解した方がいいですね。

メイクアップアーティストのイラスト(お化粧)

二つの覚え方なんですけど、
補足して完全にするcomplement は、 「完全な」のcompleteに関係するので、
complete の e の方と覚えておけばいいかもしれません。
じゃあ、ほめる方のcompliment は何でかと言われると困るんですけど、
愛(i)があってほめるのが compliment ということでどうでしょうか。


一字違い rack と ruck は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1575

(2022.4.3)

rackruck は一字違いですが、
rackは、『棚、台』などの意味を持つ単語です。
マガジンラックとかオーディオラックとか日本語でも使われています。
発音は、記号では rǽkで、カタカナの「ク」に近いようです。
rack には『拷問(台)』の意味も有り、動詞として『拷問にかける、(人を)苦しめる』の意味にもあるそうです。

ruck は、『並の人間たち、有象無象の輩、多数』などの意味の単語です。
カタカナで発音を表せば、これも「ク」ですけれど、発音記号は rʌ́k で異なります。
ruckには『(布の)しわ、ひだ』の意味も有るそうです。

★ここで問題です。
ラグビー用語のラックは果たしてどちらの単語でしょうか?

正解はuの方の ruck です。

ラック ruck は、ラグビーのプレーの一つで、ボールが地面にある状態で行われる密集戦のことを言います。
多くの選手が入って誰が誰かわからない「有象無象の輩」的な状態になるので、これがruckと呼ばれるのはイメージとして理解できます。

例文です。
That team dominated in the ruck and scored the final try.
「そのチームはラックで優位に立ち。最後のトライを決めた。」

ruckは、競馬や他の競技での後続集団のことを指すことも有るそうです。
言い方は良くないですが、後続の集団は「有象無象」的な感じがするので、これも理解できますね。

一字違いのwoeとwoo ―🥜-#つぶやき英単語 1566

(2022.3.25)

一字違いで大違いシリーズ:今日は woe woo についてです。

woe :『悲哀、悲痛、悩み、災難、悲痛な事柄』の意味の名詞です。
 発音は wóuで、ウォゥに近い感じです。
  tale of woe  悲しい身の上話
  economic woe  経済的苦難 
  Woe betide ~!   ~に災いあれ! 
 のように使われます。
 (betide は『起こる、生じる』です)

woo:『言い寄る、求婚する、得ようと努める、せがむ』の他動詞です。
発音は wúː でウ―ですね。
 (言い寄る、求愛するという意味では古い表現だそうです。)
 The young player was wooed by several teams.
 「その若い選手にはいくつかの球団から声がかかっていた」
    

woewoo は少し紛らわしいですが、品詞が別で、発音が違うのそんなに間違えることはないかもしれません。

プロポーズのイラスト

両方一度に使ってみました。
Woe betide those who woo her.
「彼女に言い寄るものたちに災いあれ」
(こんなこと言う人いたらコワいけど)



一字違い naval と navel は?―🚢―#つぶやき英単語 1564

(2022.3.23)

一字違いで大違いなんて言いますけれど、英単語でも当然そういうのが有って、
紛らわしいかもしれません。(そこが面白いですけどね)

たとえば、navalnavel

naval :『海軍の』の意味です。 navy 『海軍』の形容詞ですね。
    発音は néivəl で、英辞郎の発音カタカナ表記では
    ネーヴァル、ネーヴォウ、ネイヴァルとなっていました。

navel : 『へそ、中心』の名詞です。
    発音は néivl で、ネイヴル、ネイヴァル と英辞郎に書いてあります。

発音も近いかもしれませんが、
品詞が違いますし、「海軍の」と「へそ」なので文の中では文脈からも区別はつくと思います。

まあ、こういうのはペアにして覚えてしまえばお得な感じです。

それで、両方を入れた例文考えました。
The poster featured a famous model in an outfit showing her navel posing on top of a naval destroyer.
「そのポスターでは、海軍の駆逐艦の上で有名モデルがへそ出し衣装でポーズをとっていた。」

かわいい船長さんのイラスト

ブラックラムズとラム肉-🏉―#つぶやき英単語 1560

(2022.3.19)

今日、熊谷ラグビー場で
リコーブラックラムズ東京と埼玉パナソニックワイルドナイツの試合を見てきました。
結果は、ブラックラムズ 12-29 ワイルドナイツでした。
(🎉)

ブラックラムズ は Black Rams で、このram は『(去勢しない)雄羊』の意味なので、
「黒い雄羊たち」というチーム名なわけです。
(Black Rams、確かに去勢されてない雄羊の感じでした。黒かったし。)

ここで、ちょっと英語の話になるんですが、
「ラムズって、あのチームは羊だよな。
 羊と言えば、ラム肉。マトンより軟らかくて・・・」
というのは全くの間違えです。
ブラックラムズのラムはram ですけれど、
ラム肉のラムはlamb でL始まりです。
ramが『雄羊』で、lamb が『子羊、子羊の肉』。
どちらも羊で、カタカナではどちらも「ラム」です。
(紛らわしいかも)

『羊』はsheep ですけれど、
『雄羊』が ram で、『雌羊』はewe だそうです。
因みに、マトンは mutton で『羊肉』です。

ブラックラムズのRams をLambsと間違えると、雄羊が子羊になってしまうので
要注意ですね。

lumbar と lumber ―📚―#つぶやき英単語 1532

(2022.2.22)

一字違うと言葉は別物になるものですね。

lumbar は『腰(の)』という意味です。
腰が痛かった時に辞書で調べたので、身に染みて覚えてしまいました。

でも、このlumbar という言葉、a を e に変えると別の意味になります。
lumber は『材木』などの意味ですから。

僕は、最初にlumber 材木の方を知っていて、後からlumbar 腰を覚えたんですけど、
けっこう紛らわしいと思いませんか。

それに、lumbarの発音記号はlʌ́mbərで、lumberもlʌ́mbərです。
(同じじゃないか)

両方使った例文です。(無理やりですが)
He injured his lumbar while cutting the lumber.
「彼は材木を切っていて腰を痛めた」

大工仕事でも、姿勢が悪いと腰を痛めやすいのでご注意ください。

airway management は?―👩‍⚕️―#つぶやき英単語 1467

(2021.12.11)

救命救急を扱ったドラマを見ていると気道確保という言葉が出てきます。

英語の airway management は、この『気道確保、気道管理』に相当する用語になります。

Airway management は osmosis.org のサイトでは以下のように説明されています。
Airway management is the assessment, planning, and series of medical procedures required to maintain or restore an individual’s ventilation, or breathing.
「気道確保(管理)とは、人の呼吸を維持または回復するために必要な評価、計画および一連の医療処置のことです。」

アメリカの高校の生徒が救急処置の指導を受けたという2018年のツイートの中にも、
airway management が言葉として出てきていました。
これは、ためになる特別授業だと思いますが、残念ながらパンデミックのせいで、
こういうことはしばらくできないかもしれません。

当然ながら、この場合のairway は『気道』で、Oxford の辞書での定義は、
The passage by which air reaches a person’s lungs.
「人の肺に空気が到達するための通路」となっています。

この他に、airway には『航空路、航空会社』の意味も有ります。
(だから、知らないで airway management って聞いたら、航空会社の経営の話と思ってしまうかも。)

co-opとcoop は?―🐓―#つぶやき英単語 1463

(2021.12.3)

co-op は cooperative 『協同組合』のことで、特にconsumer cooperative 『生活者協同組合』でお馴染みですね。この発音は「kóuɑ̀p コウアプ 」だそうです。

他に発音が「kúːp クープ」の coop という単語が有り、
『(鶏)小屋、狭苦しい場所、かご、囲い』の意味になります。
発音は「kúːp クープ」です。

オンライン英会話のレッスンで chicken coop という形で出てきてました。
文脈で『鶏小屋』と想像がつきましたが、場合によっては生協と紛らわしいかもしれません。

無理やりco-op とcoop を入れて例文を作ってみました。
The eggs collected in this coop will be shipped to the co-op.
「この小屋でとったたまごは、生協に出荷する予定だ。」

🐓

この coop は、俗語としては『刑務所』の意味でも使われるようです。

(日本語でも留置所のことを豚小屋とか言うものね。)