(2024.12.20)
『リース』と聞いて、カーリースを思い浮かべた人。
そのリースは lease で
『賃貸借、賃貸借契約、賃貸期間』の意味です。
発音記号では líːs です。
『リース』で、クリスマスのリースを思い浮かべた人。
そのリースは wreath で
『(花・葉・小枝などで作る)輪、花冠』の意味です。
発音記号では ríːθ です。
英語では全く違うのに
カタカナで書くと同じになるのが・・・。
(2024.12.20)
『リース』と聞いて、カーリースを思い浮かべた人。
そのリースは lease で
『賃貸借、賃貸借契約、賃貸期間』の意味です。
発音記号では líːs です。
『リース』で、クリスマスのリースを思い浮かべた人。
そのリースは wreath で
『(花・葉・小枝などで作る)輪、花冠』の意味です。
発音記号では ríːθ です。
英語では全く違うのに
カタカナで書くと同じになるのが・・・。
(2024.12.16)
日本語に無い L と R の違いは、
聞くにしても話すにしても僕には難しい点に感じられます。日本人だからね。
で、L と R が入れ替わった一字違いの単語にも、じゃっかんの苦手意識が有ります。
たとえば、ブレインという言葉は日本語にもなって、「脳」や「知性」といった意味で使われていますね。
これカタカナで書いてしまうと、レが LだかRだか分かんなくなったりしません?
この場合のブレインは『脳、知力』などの意味の単語 brain なので、 R の方ですね。
ややこしいのは、
もしスペルの Rを間違えて L にして blain と書いてしまっても、
スペルチェックでは引っかからないのです。
だって有るんですよ、このblain という単語。
blain は 『膿疱(のうほう)、はれもの、まめ』の意味になります。
これ自体はあまり使われない単語かもしれませんが、
僕は chilblain 『しもやけ、凍傷』という単語から、
この blain という単語を知りました。
これLとRの区別のないカタカナ語にしちゃうから
こういうことになるんですよね。
(2024.12.3)
contend と content は一字違いで、当然、全く違う意味です。
contend は『(~と)戦う、争う、競う、論争する』などの意味の動詞です。
content は動詞としては『(人に)満足を与える、(人を)満足させる』の意味です。
content oneself では『満足する、甘んずる』の意味になります。
content は『満足して』の形容詞や、『満足』の意味の名詞にもなります。
また、『中身、内容、目次、趣旨、含有量』の意味のcontent も有りますが、
満足の方と語源は違うようです。
contend と content 、争うのと満足させるの意味ですから、
一字違いで大違いですね。
(2024.11.19)
鉛(なまり)はやっかりなのですよ。
まず、伝統的な和名があり、当然ながら英語名とは全然違います。
英語では鉛は lead です。
この英語名のlead と元素記号のPbは関係ありません。
Pbはラテン語のplumbumに由来するそうです。
その上、
英語名のlead は『導く』の意味の動詞のlead と同じ綴りなのに
発音が違います。
『鉛』のlead の発音記号は léd(レッド)で、
『導く』のleadは líːd (リード)です。
なので、元素記号、和名、英語名が似ても似つかないのに加え
英語名の発音が、同綴りのよく見る単語と発音が異なるわけで・・・。
いろいろ要注意なのですね。
ちなみに
日本語の「鉛(なまり)」は
「なまる」という言葉と関係していて「軟らかい金属」ということから来ているとか。
(元素関係の関連投稿→ここ)
(leadの過去・過去分詞がleadedになる場合がある件→ここ)
(2024.10.20)
bury は『埋める、埋葬する』などの意味の動詞です。
この単語 bu で始まりますが、発音記号で見ると béri です。
ブリーやバリーではなく、ベリーということですね。
これ、果物の『ベリー』の berry と同じ発音です。
bury と berry は、異形同音異義語 homophone ということになります。
bury は短い単語で簡単そうなんですが、発音は間違えやすいですよね。
buで始まる単語でも
『相棒』の buddy の発音記号はbʌ́di
『忙しい』のbusy の発音は bízi
『雄牛』の bull の発音は búl
で、いろいろなんですよね。
英語の発音って・・・。
(2024.10.9)
『ヒロイン』は英語では heroine です。
このheroine の最後のe をとったら heroin になりますけど、
これは『ヘロイン』です。麻薬ですね。
紛らわしいかも。
それに
『ヒロイン』のheroine の発音は、発音記号でhérouən
『ヘロイン』の heroin の発音は、発音記号はhérouən
同じ? 同音異義語!?
ヒロインとヘロインにこんな関係が有っただなんて・・・。
とりあえず、この二つを間違えるとまったく異なる話になることは予想がつきます。
(2024.9.29)
statue は『彫像、塑像』です。
Statue of Liberty なら「自由の女神像」ですね。
このstatue のu とeの間にt を入れると、
statute という別の単語になり、『法、法律、規則、制定法』の意味になります。
statue と statute、意味は全く違うのに、似ている綴りでかなり紛らわしい感じですね。
実は、この statue とstatute は語源が同じで、「立てられたもの」の意味のラテン語だそうです。
像は実際に「立てられたもの」ですし、
法律に関しても「立法」と言いますから、立てるというイメージがあるわけです。
二つ合わせて使ってみましょう。
Any determination regarding the ownership of this statue must be made in accordance with the statute.
「この像の所有権に関するいかなる決定も、法令に従って行われるべきである。」
発音について言うと
statue の発音記号が stǽtʃuːで、statute は stǽtʃuːt です。
これも、最後のt の有無の違いだけなので、リスニングでも聞き間違えることも有るかもしれません。
なお、この二つの他に、r がついている stature という単語も有りますから、
これを加えるともっと紛らわしいかもしれません。
stature については前に書いてますので、そちらも見てくださいね。
(→ stature について)
(2024.9.22)
一字違いの clutch と crutch は、両方とも一般的な辞書に載っている単語で、
当然意味が違います。
clutch という英単語には、
動詞として『ぐいとつかむ、しっかり握る』や
名詞として『つかむこと、(自動車などの)クラッチ、ピンチ』などの意味が有ります。
また、clutch は『ピンチで頼れる』の意味の形容詞にもなります。
野球で clutch hitter というのは「ピンチに強い打者」と辞書に出てました。
(チャンスに強い打者のような気もするのですが・・・)
一方、l が r になった crutch は『松葉づえ、支え』の意味の名詞です。
『(松葉づえ、棒などで)支える』の意味の動詞にもなります。
両方いっぺんに使ってみましょう。
He clutched his crutch tightly to prevent it from being stolen.
「彼は松葉づえを盗まれないようにしっかり握った。」
ちょっと無理やりですが。
(2024.9.14)
brake は名詞では『ブレーキ、歯止め、抑制』で、動詞では『ブレーキをかける』の意味ですね。
一方、break は『壊す、割る、砕く』などの意味の動詞で、名詞としても『割れ目、中断、急変、小休止』などの意味があります。
コーヒーブレイクのbreak ですね。
この二つ、日本語として使われる場合のカタカナ表記では 「ブレーキ」と「ブレイク」のように違いますが、どちらも英語の発音は同じで、発音記号は bréik となります。
つまり、brake と break は同音異義語(homonym)なんですね。
使ってみましょう。
His wild driving might break the brake.
「彼の乱暴な運転でブレーキが壊れるかもしれない」
両方とも初歩的な単語ですが、意外に紛らわしいと思います。
また、ブレーキのことを英語で言う時に、発音を迷うかもしれません。
これは、カタカナのせいですよね。
(2024.9.5)
bleach と breach は一字違いで、当り前ですけど全く違う意味です。
2文字目が l の bleach は
『漂白(剤)』、『漂白する、色あせさせる』や『白くなる』の意味です。
rのbreach は
『違反、不履行、侵害、絶交、不和、裂け目』や『(法律・約束などに)違反する、破る』などの意味になります。
まあ、意味が違い過ぎるので文脈の中で混同しにくいとは思います。
ただ、音としてぼくの耳では、ちょっと聞き間違えるかもしれませんし、
書くときにもlかr か迷うかもしれません。
なので、r の breach は break に似てるので、『破る』と覚えておいたらどうでしょう。
『漂白』の bleach は BLということで。