get past は?―🚶‍♀️‍➡️―#気になる英語調べ隊 2895

(2026.5.5)

get は『手に入れる』などの意味でお馴染みですし、
past も『過去(の)』など意味でわりと出てくる単語ですね。

では、この二つが合わさった get past はどんな意味でしょうか?

このget past は句動詞として
『~のそばを通る、~を通り抜ける』の意味になります。

例文
The train gets past that bridge around 11:00 a.m.
「その列車は午前11時ごろ橋を通過します。」

get past は物理的に通り過ぎる場合だけでなく、
『(問題・辛い過去などを)克服する』
『(試験に)通る』
『(質問を)かわす』や
『(警備システム)をかいくぐる』など、比喩的にも用いることができます。

例文
He hasn’t got past that loss in the last match.
「彼は前回の試合の負けをまだ引きずっている」

なお、この get past の get は自動詞で、past は『を通り過ぎて』の意味の前置詞だそうです。

バウアー投手 “I’m blackballed.”―⚾―#気になる英語調べ隊 2890

(2026.4.30)

日本でもプレーしたトレバー・バウアー(Trevor Bauer)投手が、
アメリカの独立リーグでプレーするというNew York Postの記事を見かけました。

その中で、バウアー投手が
” I’m blackballed. I’m not allowed to play Major League Baseball …”
と言っていました。これは、
「僕は追放されたんだ。メジャーリーグでプレーすることは許されていない……」
というような意味になります。

最初、「blackball って何? 黒い球?」と思ったのですが、
blackball が他動詞として『(~の加入に)反対投票する、(~をグループから)追放する』の意味になるのだそうです。

これは、18〜19世紀の英米の会員制の組織で人の加入の可否を投票で決定しており、
賛成の場合は白球、反対なら黒球を箱に入れて投票していたことに由来するんですと。

なので、blackball は文字通り『(入会への)反対投票用の黒球』であったものが、
転じて名詞の『反対投票』の意味になり、動詞の『反対投票する』や『追放する』
の意味でも使われるようになったわけですね。

上の会員制組織の場合は、一つでも黒い球が有ったら入会できないらしいのですが、
そんな排他的な組織に入らなくてもいいような気もします。

at one’s wit’s end は?―😔―#気になる英語調べ隊 2885

(2026.4.22)

at one’s wit’s end は、『途方に暮れて、万策尽きて』の意味の慣用句です。

wit が『知恵』、 end が『限界』なので、
wit’s end は「知恵の限界」のようなことになります。
これ以上、どうしたらいいか困り果てるような状況ですね。

使ってみましょう。

He was at his wit’s end over family problems.
「彼は家庭の問題で途方に暮れていた」

そういう時こそ、一人で抱え込まずに、誰かに相談した方がいいのではないでしょうか。


rocky からのロッキーズ―⛰―#気になる英語調べ隊 2883

(2026.4.19)

名詞の rock は『岩』なので、
形容詞の rocky は『岩の多い、岩のような』の意味で、
そこから比喩的に『意思の固い、不動の、頑固な』の意味にもなります。

(ただ、動詞の rock が『揺れ動く、揺り動かす』の意味なので、
  rocky には『不安定な、ぐらぐらする、不確かな』の意味も有ります。)

北米大陸にあるロッキー山脈 Rocky Mountains は、
岩が多い= rocky だということで、この名称なんですね。

MLBのコロラド・ロッキーズ Colorado Rockies のチーム名は、
もちろんロッキー山脈に由来するものです。
ロッキー山脈の最高峰であるエルバート山(標高4401m)も、コロラド州に位置します。
ロッキーズのホームはコロラド州デンバーのクアーズ・フィールド(Coors Field)ですが、ここでも標高1600mもあるそうで、打球の飛びやすいことで有名な球場です。

MLBのABSって何の略?―⚾―#気になる英語調べ隊 2869

(2026.3.30)

今シーズンからメジャーリーグで採用されているABSは
Automated Ball-Strike (自動ボール・ストライク判定)あるいは
Automated Ball-Strike Challenge System(自動ボール・ストライク判定チャレンジシステム)のこと。
ABSのSが Strike かSystem かというと、両方とも有りかもしれません。

MLB公式のポスト中でも、
the Automated Ball-Strike Challenge System (ABS) と書いたり、
the ABS Challenge の表記も有りますから。

まあ、いろいろ見ているとABS Challenge という使い方が多いようなので、
ABS = Automated Ball-Strike (自動ボール・ストライク判定)が正解でいいと思いますけど。

ちなみにABS チャレンジシステムのルールはこういうことらしいです。
ABS CHALLENGE RULES: ABSチャレンジのルール
Each team will get two challenges and can keep them if they’re successful
「各チームには2回のチャレンジ権が与えられ、チャレンジが成功した場合はその権利を保持できる」

Challenges can only be initiated by a pitcher, catcher, or batter, and the request must come right after the pitch
「チャレンジは投手、捕手、または打者のみが申し出ることができ、その要求は投球直後に行わなければならない」

To signal a challenge, the pitcher, catcher, or batter will tap his hat or helmet to let the umpire know
「チャレンジを申し出る際、投手、捕手、または打者は帽子やヘルメットを軽く叩いて審判に知らせる」

No help from the dugout or other players on the field is allowed
「ダグアウトやフィールド上の他の選手からの助言は認められない」

In each extra inning, a team will be awarded a challenge if it has none remaining entering the inning
「延長戦では、そのイニング開始時点でチャレンジ権が残っていないチームに対し、1回につき1回のチャレンジ権が付与される」
https://x.com/MLB/status/2036497390811615239

人間の目より機械の目の方が信頼できるレベルになっているんですね。

Pi Day -⭕-#気になる英語調べ隊 2864

(2026.3.14)

今日、3月14は Pi day 『円周率の日』だそうです。
この日付を3.14と書けば、円周率の近似値ですから、 納得です。

ギリシャ文字の π が円周率を表す数学記号で、その読み・英語表記の pi も円周率の意味で用いられます。

この『円周率』のpiの発音記号は paɪ で、スイーツの『パイ』pie と同じ音です。
なので、外国では、パイを食べて円周率の日を祝うことも行われているらしいです。
(3/14は、日本のお菓子屋さんはホワイトデーで忙しいから、円周率のお祝いにまでは手を出さないかもしれませんが・・・。)

ちなみに、円周率の覚え方に Yes, I have a number.というのがあると
前に書いておりますので、興味のある方はこちらを ↓
「Yes, I have a number. なにこれ?-🧮-#つぶやき英単語 1610」

「ホルムズ海峡」の英語-🌍-#気になる英語調べ隊 2863

(2026.3.13)

今、ニュースによく出る『ホルムズ海峡』は、英語では Strait of Hormuz です。

Xにこんな説明が出ていました。

📍 Strait of Hormuz
 ホルムズ海峡

🖍️ The Strait of Hormuz is a strait between the Persian Gulf and the Gulf of Oman.
 ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾の間をつなぐ海峡です。

🖍️ It provides the only sea passage from the Persian Gulf to the open ocean and is one of the world’s most strategically important choke points.
 ここはペルシャ湾から外洋へと通じる唯一の海上ルートで、世界でも最も戦略的に重要な要衝の一つです。

strait が『海峡』ですね。
この語源は「狭い所」の意味の古期フランス語だそうです。
strait の発音は stréɪt で、『まっすぐな』のstraight と同音異義語になります。

でも、ホルムズ海峡はまっすぐではないですね。
The Strait of Hormuz isn’t straight, is it?

crash と紛らわしい clash -🤼‍♂️-#気になる英語調べ隊 2856

(2026.2.28)

前に、crash 『衝突(する)』と crush 『押しつぶす』が紛らわしいと書きました。
これ

実は、この他に clash という単語も有るんです。

この clash には『衝突(する)』の意味があり、crash とかぶるような気が・・・?

clash の方は「意見などの衝突」のような場合、
crash は車など「物理的な衝突」の時と、使い分けられるようです。
ただし、辞書を見ると両方ともに「(音を立てて)ぶつかる」的な記述もあります。

この二つの単語、本当に紛らわしいことはよく分かりました。

much of a muchness は?-🌰-#気になる英語調べ隊 2855

(2026.2.27)

much of a muchness は『大同小異、似たり寄ったり』の意味だそうです。
『どんぐりの背比べ』と思ってもいいかも。

much が 『多い』で、muchness が『多さ』なんですが
多いという意味の言葉が重複していて、どちらも大差ないということから
この意味になるのだとか。

こういうのは、知っていないと
なかなか推理で意味が分からないかもしれませんね。

一字違い: lobe と robe -👂-#気になる英語調べ隊 2854

(2026.2.26) 

一字違いの loberobe 、当然意味は違います。

Lのlobeには『耳たぶ』の意味が有ります。earlobe とも言いますね。
他に、建物の部位などの『丸い突出物』を指すことも有ります。

Rの robe は 衣服の『ローブ』のことになります。
これには、バスローブから裁判官の着る『法服』のようなものまで含まれます。

使ってみましょう。
The judge in his robes had impressive lobes.
「その法服を着た判事は、立派な耳たぶを持っていた」

耳 絵文字

まあ、ちょっと紛らわしいですが、
耳たぶは listen に関係するから L とでも覚えておきましょうか。