スポーツでの whitewash は?―🏉―#気になる英語調べ隊 2788

(2025.12.14)

whitewash はスポーツに関して使われると
名詞では『圧勝、完封』、動詞では『圧勝する、完封する』の意味になるそうです。

これが受け身のbe whitewashed だと『全敗する、零敗する』になります。
(零敗とは一点も取れずに負けることですね。)

ラグビーリーグワンの第一節で
前シーズンの王者 東芝ブレイブルーパス東京 が、埼玉パナソニックワイルドナイツとの試合で無得点に終わり、結果は完敗でした。

Toshiba head coach Todd Blackadder reacts to being whitewashed 46-0 by Saitama
「東芝のトッド・ブラックアダー ヘッドコーチが、埼玉に46-0で零敗したことにコメント」

このポスト見て、
whitewash がスポーツでは『完封する』の意味になる事を覚えました。

whitewash には、そもそも『しっくい』や『しっくいを塗る』の意味があります。
白い塗料で塗るような場合もwhitewash と言えます。
スポーツで相手を無得点に抑えて勝つのは、相手の得点表にスコアを記入させず白いままにするということから white washと言うわけですね。
(サッカーの試合で相手を無得点に抑えるきることをclean sheet と言うのと似た発想と思います。)

ちなみに、white wash には
『(過失・欠点を隠すための)体裁のいいごまかし、粉飾』や それをすることの意味も有ります。
これは壁の汚れを白い塗料を塗りつぶすように、悪いことを取り繕ってごまかすということですね。

「大なり小なり」の英語は?―🧮―#気になる英語調べ隊 2786

(2025.12.12)

『大なり小なり』は「程度の差こそあれ、多かれ少なかれ」という意味ですね。

英語でこれは
to a greater or lesser extent (degree) や more or less のように言えます。

例えば
「どの組織にも、大なり小なり対人関係の問題は存在する」
Every organization has interpersonal issues to a greater or lesser extent.
のように使えます。

「菊」の英語―🏵️―#気になる英語調べ隊 2771

(2025.11.24)

英語で『菊』は chrysanthemum ですね。

語源は「金の花」の意味のギリシャ語だそうです。

Chrysanthemums displayed at the Chrysanthemum Festival

In Japan, chrysanthemum festivals are held in various places during autumn,
where you can see magnificent large-flowered chrysanthemums cultivated by enthusiasts.
「日本では秋に各地で菊まつりが行われており、
愛好家が育てた大輪のみごとな菊を見ることができます。」

DAWGは?―🐶―#気になる英語調べ隊 2751

(2025.11.3)

MLBワールドシリーズの試合後インタビューで
レジェンドのデビット・オルティスさんがフリーマン選手らにMY DAWGと書かれたTシャツを渡していました。

dawg というスラングは dog に由来する言葉で、もともとの『犬』の意味も有りますが、
『友達、仲間』の意味でも使われるとのこと。

なので、オルティスさんがこのTシャツ渡すのは、「友達」認定的なことと思われます。

ただ、チームスポーツの選手をdawg と評する場合があり、
「精神的にタフで、困難な状況に粘り強く立ち向かう」ようなすごい選手のことを指すようです。

ワールドシリーズでの山本由伸投手は、以下のポストでは Absolute DAWG と称賛されています。

中0日で第7戦のピンチの場面でリリーフに出てきて勝利を手繰り寄せた山本投手がDAWGなのは間違いないと思います。

washing が「洗濯物」って・・・―👕―#気になる英語調べ隊 2744

(2025.10.28)

名詞のwashing が『洗うこと、洗濯』なのは分かりやすいですが、
これは『洗濯物』の意味にもなるんです。
(英語勉強中の身には、こういうの意外とやっかいですね)

laundry も『洗濯、洗濯物』の意味にななります。
これもwashing も『洗濯物』の意味では集合的に用いられるとのことです。

例文
Whenever I hang my washing outside, it often starts to rain.
「私が外に洗濯物を干すと、よく雨が降り出す」

山本投手の「2連続完投」の英語―⚾―#気になる英語調べ隊 2743

(2025.10.27)

BACK-TO-BACK COMPLETE GAMES FROM YOSHINOBU YAMAMOTO.
「山本由伸投手が2連続完投」

back to back には『背中合わせに立った、引き続いた、連続の』の意味があります。
この場合は2連続ですが、3連続だと back to back to back と言ったりします。

complete game が『完投』なんですね。
(『完全試合』の perfect game と少し紛らわしいかもしれません)

山本投手すごいとは思ってましたけど
ポストシーズンで2連続完投勝利なんて
本当にすごいですね。

12 to 6 curveball ―🕕―気になる英語調べ隊 2733

(2025.9.20)

MLBのテレビ中継で解説の人が、
ドジャースのカーショー選手のカーブを12 to 6 (twelve to six)と言っていました。

これは twelve to six curveball 、変化球の『縦のカーブ』のことになります。
時計の12時から6時方向に曲がるという意味で、特に縦にまっすぐ大きく曲がり落ちるようなカーブを指すようです。

実際にRedditでもこんな風に使われていました。
 (ここでは12-6の表記になってますけど、同じことですね)
Clayton Kershaw’s legendary 12-6 curveball, captured from the field!
「フィールドから見たクレイトン・カーショーの伝説的な縦のカーブ」

カーショー投手、今シーズンで引退するとのことですが、
このカーブで空振りとれてるし、まだまだ通用しそうです。

英語で「快楽主義者」は?―🥰―#気になる英語調べ隊 2732

(2025.9.18)

hedonist が『快楽主義者』の意味になります。
発音記号は、híːdənist か hédənəst です。

関連語としては
hedonism (発音記号 híːdənìzm)が『快楽主義』、
hedonic (hidɔ́nik)が『快楽的な』です。

これらの語源は、喜び、楽しみ、愉快の意味のギリシャ語 hēdonē だそうです。

(hedonist が英単語のアプリで最近出てきました。
「快楽主義者は、お酒飲み過ぎてヘドニスト」とかで覚えればいいかも。)

epicurean も『快楽主義者』の意味になりますが、
これは『快楽趣味の』の意味の形容詞でもあります。
epicureanism が『快楽主義』です。
これらの言葉は、
古代ギリシャの哲学者 Epikūros エピクロスに由来するそうです。

エピクロスは紀元前4世紀ごろの人らしいので
「元祖 快楽主義者」と呼んでもいいかもしれませんね。

NOBLETIGER は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2731

(2025.9.14)

MLB関係で英語のコメントで、NOBLETIGERという言葉が出てくることがあるのですが、
「高貴な虎」って何?

これは野球で無死満塁のチャンスがありながら、
結局チームが1点も奪えなかった状況を指し、
“No-Outs Bases-Loaded Ending with Team Incapable of Getting Easy Run”
「ノーアウト満塁の場面で、チームが簡単な得点すら奪えないまま終了」
の頭文字からできた言葉だそうです。
略語・頭字語だったんですね。

野球を見ていると、ノーアウト満塁のチャンスで点が入らないことがよく有るような気がするのですが、印象に残るからそう思うのかもしれません。
今日のドジャースとジャイアンツの試合でもNOBLETIGER が有りました。
(大谷選手の前でダブルプレーで攻撃が終えるのはやめてほしい)

NOBLETIGERって、「気高い虎」が相手チームを気の毒に思って
得点せずに許してやっているみたいに考えると、ちょっと面白い感じですけど。

ドグソ(DOGSO)って?―⚽―#気になる英語調べ隊 2729 

(2025.9.8)

サッカー用語で『ドグソ』というのがあるそうですね。
DOGSO は、Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity の略で、
「決定的な得点機会の阻止」という意味になります。

最近、サッカーの日本代表とメキシコとの試合の中継で
解説者がイエローカードが出たメキシコ選手の反則に関して
「完全にドグソじゃないですか」と言ったことが、話題になっていました。
この時、アナウンサーがすぐにDOGSOの意味を説明していたそうです。

ぼくも、サッカーのことは日本代表戦ぐらいしか見ないので、
今までDOGSOとか知りませんでした。
なので、こういう用語の説明をしてもらえるのはありがたいですね。
(知らないでドグソって聞いたら、ひどい悪口と思いそうですし。)