beside oneself は?―😾―#気になる英語調べ隊 2693

(2025.6.2)

beside は『そばに、横に』ですが、
それでは beside oneself はどんな意味になるでしょうか?

「自分のそばに」ということで幽体離脱みたいですが、そうではありません。

beside oneself は『我を忘れて、逆上して』という意味になるのだそうです。

例えば
He was beside himself with rage when he realized her betrayal.
「彼女の裏切りに気づいたとき、彼は怒りで我を忘れてた」
のように使えます。

うれしくて我を忘れるのはいいですが、
怒りや嫉妬で我を忘れると、結果はろくなことにならないと思います。
そういう時こそ、冷静に。


ノエル団長の言葉より:FAQはファッキューではありません―🖕―#気になる英語調べ隊 2692

(2025.6.1)

ホロライブの白金ノエルさんは、
最近までFAQをファッキューと読んでいたらしいです。
今日の配信で言ってました。

FAQ は frequently asked questions の略です。
frequently が『しばしば、頻繁に』なので、
FAQは直訳すれば「しばしば尋ねられる質問」、要するに『よくある質問』ということですね。

FAQの読み方は「エフエーキュー」が普通で、さすがに「ファッキュー」はないかなと・・・。

でも、こういう見る機会は多いけれど、あまり口にすることがない言葉って、いざという時に正しい読み方が分からない事って有りがちな気がします。
まあ、間違えるのも勉強のうちですね。


censor と sensor ―📷―#気になる英語調べ隊 2690

(2025.5.24)

一字違いの censor と sensor 、
censor が『検閲する』や『検閲官』で、
sensor の方は『センサー、感知装置、検出器』です。

意味は全然違うわけですが、
発音はほぼ同じです。
(発音記号は sénsər のように出ています。)

やはり、少し紛らわしいですね。

このうち、『センサー』のsensor は s で始まるので分かりやすいと思います。
なので、『検閲する』の方を c で始まる censor と頭に入れておけば、
間違えにくいのではないでしょうか。

なお、『検閲』の意味の名詞は censorship になります。

例文です。
It seems that information on the Internet is censored in that country.
あの国ではインターネットの情報が検閲されているらしい。
It is difficult to freely criticize that censorship.
その検閲について自由に批判することは難しい。

A newly developed image sensor enables high-resolution photography.
新開発のイメージセンサーが高精細写真の撮影を可能にしている。

plug away は?―🔌―#気になる英語調べ隊 2685

(2025.5.10)

plug away は『こつこつ励む』という意味だそうです。

英辞郎によると、この表現は
「plug (木くぎ)をこつこつたたいて働く様子」に由来するとか。

でも何で away がつくんでしょうか?
away って『離れて』のような意味なんじゃ・・・?

実は、away は『絶えず、せっせと』のように行動が連続することを表す場合があるんですね。
例えば、work away でも『せっせと働き続ける』の意味になります。

plug away 使ってみましょう。

He pluged away at his homework.
「彼は宿題にこつこつ取り組んだ」

この表現は主に、難しかったり退屈なことにこつこつ取り組むような場合に用いられるようです。
こういう「こつこつ」が大事ですよね。

本をたたかない hit the books は?―📚― #気になる英語調べ隊 2681

(2025.4.29)

hit the books というのは本をたたいたり殴ったりすることではなく、
『猛勉強をする』の意味なんだそうです。

このイディオムの語源ははっきりしないのですが、
『(カウボーイが)旅に出る』という意味の hit the trail という表現から来たとの説も有るようです。
(この場合のhit は「始める」というニュアンスで、他にも hit the road 『出発する、立ち去る』のような表現も有ります。)

でも僕的には hit the books は
「本にぶつかっていく=猛勉強する」と理解しとけばいいのかと思いました。

例えば
She is hitting the books for the qualifying exam.
「彼女は資格試験のために猛勉強中だ」
のように使えます。

このイディオムは、娘から教わりました・・・。

come down with は?―🤧―#気になる英語調べ隊 2677

(2025.4.16)

come down with には『(病気に)かかる』の意味があるそうです。

例えば
He appeared to come down with rubella.
「彼は風疹にかかったようだった。」
のように使えます。

 *rubella は 『風疹』です。

また、come down with は『(金を)出す、寄付する』の意味にもなります。

これは、
She came down with some money for the school.
「彼女はその学校に金を寄付した。」
のように使えるようです。

こういう表現は、使っている単語は簡単でも
知っていないと意味を理解するのは難しいですね。
やっかいですが、これも英語の面白い所だと思います。

heartburn は? ― ❤️‍🔥―#気になる英語調べ隊 2676

(2025.4.13)

heartburn という単語ご存知ですか?

「ハートが燃える」みたいに見えますが、
これで『胸焼け』だそうです。

THE FREE DICTIONARY BY FARLEX の説明では
heartburn
A burning sensation, usually centered in the middle of the chest near the sternum, caused by the reflux of acidic stomach fluids that enter the lower end of the esophagus. Also called acid reflux, cardialgia, pyrosis.
「胸焼け
 酸性の胃液が食道の下端に逆流することによって起こる、胸骨に近い胸の中央部を中心とした焼けるような感覚。acid reflux、 cardialgia、 pyrosis とも呼ばれる。」
となっていました。

なお、ここで挙がっている類義語を英辞郎で調べると
acid reflux 『胃酸の逆流』、
cardialgia 『心臓痛、胸焼け』
pyrosis 『胸焼け』
のように出ていました。

例えば
「最近、脂っこいものを食べると胸焼けがする」なら
These days, I feel heartburn when I eat fatty foods.
のように言えます。
(実話です。年のせいかもしれません。)

動詞のrail は?―🚂―#気になる英語調べ隊 2675

(2025.4.12)

rail と言うと鉄道の『レール 、軌条』のことを思い浮かべるかと思います。
名詞としては『手すり、(カーテンの)レール』や『(柵などの)横木』『柵』の意味にもなります。
これらは棒状の物やそれを使った物なので共通性は感じられますね。
このrail の語源は「まっすぐな棒」の意味のラテン語だそうです。

それでは、rail が動詞になるとどうなるでしょうか?
これには『柵で囲う、レールを敷く』の意味があり、これは上の名詞の意味と直接つながっています。

ここからが今日の本題なのですが
動詞の rail には全く違う使い方も有って、『ののしる、ぐちる』の意味になります。

例えば
When she found her husband’s treachery, she railed at him.
「彼女は夫の裏切りを知って、彼をののしった」
のように使えます。
このrain は自動詞なので、前置詞 at か against を伴います。

『ののしる』の方のrain の語源は、鉄道レールのrail とは異なるようです。
詳しくはココを見てください → https://www.etymonline.com/word/rail

rail が動詞でこういう意味になるのは、英語学習アプリの問題で間違えて覚えました。
知ってると思っている単語の『じゃない方の意味」がやっかいですね。


affected にはこんな意味が!-🤵-#気になる英語調べ隊 2669

(2025.3.26)

動詞の affectは『影響を及ぼす』などの意味なので、
その過去分詞形のaffected が『影響を受けた』という意味を持つのは分かりやすいですね。

でも、affected には『きざな、気取った、不自然な』の意味も有るそうです。

Collins English Dictionaryでは
affected  adjective
If you describe someone’s behaviour as affected, you disapprove of the fact that they behave in an unnatural way that is intended to impress other people.
と説明しています。

これは、以下のように訳せます。
affected 形容詞
誰かの振る舞いを「affected」と表現する場合、あなたはその人が他人の気を引くために不自然に振る舞うことを良く思っていない。

この意味の affected は、
「何かから影響を受けて不自然な(気取った)振る舞いをしている」と考えると理解しやすいかもしれません。

使ってみましょう。
I don’t like his recent affected attitude.
「彼の最近の気取った態度がいやだ」

なお、affect には『感動させる』『(病気が人や身体の部分を)冒す』のような意味も有り、その場合、受け身の形になることが多いようです。

例えば
We were deeply affected by his speech.
「私たちは彼のスピーチに感銘を受けた」
His kidneys were affected by an unknown disease.
「彼の腎臓は未知の病気に冒されていた」
のように使えます。
この affected は『感動した』や『病気に冒された』の意味の形容詞と考えることもでき、実際に英辞郎にはこのような意味で載っています。

眠くないのに sleepy ?-🎥-#気になる英語調べ隊 2668

(2025.3.24)

sleepy は『眠い、眠そうな、眠気を催す』の意味が有りますが、
ここから転じて『活気のない、盛り上がりに欠ける』の意味でも用いられます。

新しいディズニー映画に関する記事のタイトルでこんなのがありました。

‘Snow White’ Opens with a Sleepy $43 Million at Box Office
「スノーホワイト」、興行収入4300万ドルの低調なスタートを切る

公開されたSnow White『白雪姫』のチケットセールスが4300万ドルで、これは2億5000万ドルの予算をかけた映画にしては低調ということらしいです。

ここで sleepy という単語を使ったのは、
白雪姫が毒リンゴを食べて意識を失い眠ったような状態になったことにかけているのだと思います。

それでは、この映画が sleepy になったのは、どんな毒リンゴの影響なのでしょうか?
純粋な白雪姫のストーリー以外のことを考えて作っているようなところですかね。