come down with は?―🤧―#気になる英語調べ隊 2676

(2025.4.16)

come down with には『(病気に)かかる』の意味があるそうです。

例えば
He appeared to come down with rubella.
「彼は風疹にかかったようだった。」
のように使えます。

 *rubella は 『風疹』です。

また、come down with は『(金を)出す、寄付する』の意味にもなります。

これは、
She came down with some money for the school.
「彼女はその学校に金を寄付した。」
のように使えるようです。

こういう表現は、使っている単語は簡単でも
知っていないと意味を理解するのは難しいですね。
やっかいですが、これも英語の面白い所だと思います。

heartburn は? ― ❤️‍🔥―#気になる英語調べ隊 2675

(2025.4.13)

heartburn という単語ご存知ですか?

「ハートが燃える」みたいに見えますが、
これで『胸焼け』だそうです。

THE FREE DICTIONARY BY FARLEX の説明では
heartburn
A burning sensation, usually centered in the middle of the chest near the sternum, caused by the reflux of acidic stomach fluids that enter the lower end of the esophagus. Also called acid reflux, cardialgia, pyrosis.
「胸焼け
 酸性の胃液が食道の下端に逆流することによって起こる、胸骨に近い胸の中央部を中心とした焼けるような感覚。acid reflux、 cardialgia、 pyrosis とも呼ばれる。」
となっていました。

なお、ここで挙がっている類義語を英辞郎で調べると
acid reflux 『胃酸の逆流』、
cardialgia 『心臓痛、胸焼け』
pyrosis 『胸焼け』
のように出ていました。

例えば
「最近、脂っこいものを食べると胸焼けがする」なら
These days, I feel heartburn when I eat fatty foods.
のように言えます。
(実話です。年のせいかもしれません。)

動詞のrail は?―🚂―#気になる英語調べ隊 2674

(2025.4.12)

rail と言うと鉄道の『レール 、軌条』のことを思い浮かべるかと思います。
名詞としては『手すり、(カーテンの)レール』や『(柵などの)横木』『柵』の意味にもなります。
これらは棒状の物やそれを使った物なので共通性は感じられますね。
このrail の語源は「まっすぐな棒」の意味のラテン語だそうです。

それでは、rail が動詞になるとどうなるでしょうか?
これには『柵で囲う、レールを敷く』の意味があり、これは上の名詞の意味と直接つながっています。

ここからが今日の本題なのですが
動詞の rail には全く違う使い方も有って、『ののしる、ぐちる』の意味になります。

例えば
When she found her husband’s treachery, she railed at him.
「彼女は夫の裏切りを知って、彼をののしった」
のように使えます。
このrain は自動詞なので、前置詞 at か against を伴います。

『ののしる』の方のrain の語源は、鉄道レールのrail とは異なるようです。
詳しくはココを見てください → https://www.etymonline.com/word/rail

rail が動詞でこういう意味になるのは、英語学習アプリの問題で間違えて覚えました。
知ってると思っている単語の『じゃない方の意味」がやっかいですね。


affected にはこんな意味が!-🤵-#気になる英語調べ隊 2669

(2025.3.26)

動詞の affectは『影響を及ぼす』などの意味なので、
その過去分詞形のaffected が『影響を受けた』という意味を持つのは分かりやすいですね。

でも、affected には『きざな、気取った、不自然な』の意味も有るそうです。

Collins English Dictionaryでは
affected  adjective
If you describe someone’s behaviour as affected, you disapprove of the fact that they behave in an unnatural way that is intended to impress other people.
と説明しています。

これは、以下のように訳せます。
affected 形容詞
誰かの振る舞いを「affected」と表現する場合、あなたはその人が他人の気を引くために不自然に振る舞うことを良く思っていない。

この意味の affected は、
「何かから影響を受けて不自然な(気取った)振る舞いをしている」と考えると理解しやすいかもしれません。

使ってみましょう。
I don’t like his recent affected attitude.
「彼の最近の気取った態度がいやだ」

なお、affect には『感動させる』『(病気が人や身体の部分を)冒す』のような意味も有り、その場合、受け身の形になることが多いようです。

例えば
We were deeply affected by his speech.
「私たちは彼のスピーチに感銘を受けた」
His kidneys were affected by an unknown disease.
「彼の腎臓は未知の病気に冒されていた」
のように使えます。
この affected は『感動した』や『病気に冒された』の意味の形容詞と考えることもでき、実際に英辞郎にはこのような意味で載っています。

眠くないのに sleepy ?-🎥-#気になる英語調べ隊 2668

(2025.3.24)

sleepy は『眠い、眠そうな、眠気を催す』の意味が有りますが、
ここから転じて『活気のない、盛り上がりに欠ける』の意味でも用いられます。

新しいディズニー映画に関する記事のタイトルでこんなのがありました。

‘Snow White’ Opens with a Sleepy $43 Million at Box Office
「スノーホワイト」、興行収入4300万ドルの低調なスタートを切る

公開されたSnow White『白雪姫』のチケットセールスが4300万ドルで、これは2億5000万ドルの予算をかけた映画にしては低調ということらしいです。

ここで sleepy という単語を使ったのは、
白雪姫が毒リンゴを食べて意識を失い眠ったような状態になったことにかけているのだと思います。

それでは、この映画が sleepy になったのは、どんな毒リンゴの影響なのでしょうか?
純粋な白雪姫のストーリー以外のことを考えて作っているようなところですかね。

コロンとコロン: colon and cologne-🧴-#気になる英語調べ隊 2663

(2025.3.15)

句読点の記号「 : 」のことをコロンと言いますが、
これは英語で colonです。
対句の間や、説明句・引用句の前などに用いられるものです。
(ちなみに「 ; 」はセミコロン semicolon です。)

なお、 colon は『結腸』の意味も持ちますし、
colon はコスタリカやエルサルバドルの通貨単位でもあるそうです。

これと別に、香水の類でもコロンと呼ばれるものがありますね。
英語でこれを書けば cologne で、
オーデコロン eau de cologne を略したものだそうです。
この eau de cologne は 「Cologne の水(water of Cologne)」という意味で、
Cologne はドイツの地名ケルン(ドイツ語だとKöln )のフランス語・英語名です。
コロンが18世紀初頭にケルンで初めて作られたことに由来しているわけです。

ちなみに発音記号では、
colon は kóulən か kə́ulən (コウロンかカウロン)で
cologneは kəlóun(コロウン)です。
これを両方ともコロンというカタカナ表記にしちゃうから
紛らわしいんじゃないでしょうか。


「だぶる」の英語は?-👥-#気になる英語調べ隊 2661

(2025.3.13)

この一つ前に書いた wind egg 『無精卵』については、
以前にも同じことを書いていて、内容がだぶっていました。
すみません。

このような時の『だぶる、重複する』は、英語では動詞の duplicate や overlap で表されるようです。

例えば
 「この記事の内容は以前の記事とだぶっている」は
 The content of this article duplicates previous articles.
 The content of this article overlaps with previous articles.
のようになります。

これは、『重複した』の意味の形容詞 duplicative を使って
 The content of this article is duplicative of previous articles.
のように言うこともできます。

なんかこの頃ぼくも記憶力があやしくて、
こういう「だぶり」とか起こりがちなんですわ。
まあ年なんでね。 

(問題のwind egg の記事は→ここ

wind egg は?-🐣-#気になる英語調べ隊 2660

(2025.3.12)

wind egg は 風の卵とかではありません。
これで『無精卵』の意味だそうです。
このwind eggの語源についてMerriam-Webster には
from the former belief that such eggs were the result of conception by the wind
「そのような卵は風による受胎の結果であるというかつて信じられていたから」
との解説が出ていました。

この他に、unfertilized egg や infertile egg も『無精卵』のことになります。
unfertilized が『未受精の』、infertile が『生殖力のない』です。

ちなみに『有精卵』は、sperm egg や fertilized eggと言うそうです。

今日のニュースに出てたICC-🚓―#気になる英語調べ隊 2659

(2025.3.11)

今日のThe Mainichi の記事のタイトル:

Former Philippine leader Duterte arrested on an ICC warrant over drug killings

フィリピンのドテルテ前大統領が麻薬取締での殺害に関してICCの令状で逮捕された
ということですね。

この中に出ているICCは
International Criminal Court 『国際刑事裁判所』の略です。
ICCは、個人の国際犯罪を裁くための常設の国際裁判所で、本部はオランダのハーグにあるそうです。

こういう国際機関って、どういう仕組みで動いているのか、いまいち分かりません。
逮捕するなら、やめてからでなく、やっている時にしたらよかったのでは?

このニュース、フィリピンの人はどう思っているのでしょうか?

contributeのあの意味知らなかった-🙈-#気になる英語調べ隊 2657

(2025.3.8)

contribute という単語、
『貢献する、与える、寄付する、寄稿する』などの意味で知っていたのですが、
『一因となる』の意味があるのは分かっていませんでした。

例えば
Irregular weather has contributed to higher vegetable prices.
「天候不順は野菜の価格上昇の一因となった」
のように使えます。

この『一因となる』の contribute は、
それによって起きるのが良い事でも悪い事でも使えるそうです。