12 to 6 curveball ―🕕―気になる英語調べ隊 2733

(2025.9.20)

MLBのテレビ中継で解説の人が、
ドジャースのカーショー選手のカーブを12 to 6 (twelve to six)と言っていました。

これは twelve to six curveball 、変化球の『縦のカーブ』のことになります。
時計の12時から6時方向に曲がるという意味で、特に縦にまっすぐ大きく曲がり落ちるようなカーブを指すようです。

実際にRedditでもこんな風に使われていました。
 (ここでは12-6の表記になってますけど、同じことですね)
Clayton Kershaw’s legendary 12-6 curveball, captured from the field!
「フィールドから見たクレイトン・カーショーの伝説的な縦のカーブ」

カーショー投手、今シーズンで引退するとのことですが、
このカーブで空振りとれてるし、まだまだ通用しそうです。

英語で「快楽主義者」は?―🥰―#気になる英語調べ隊 2732

(2025.9.18)

hedonist が『快楽主義者』の意味になります。
発音記号は、híːdənist か hédənəst です。

関連語としては
hedonism (発音記号 híːdənìzm)が『快楽主義』、
hedonic (hidɔ́nik)が『快楽的な』です。

これらの語源は、喜び、楽しみ、愉快の意味のギリシャ語 hēdonē だそうです。

(hedonist が英単語のアプリで最近出てきました。
「快楽主義者は、お酒飲み過ぎてヘドニスト」とかで覚えればいいかも。)

epicurean も『快楽主義者』の意味になりますが、
これは『快楽趣味の』の意味の形容詞でもあります。
epicureanism が『快楽主義』です。
これらの言葉は、
古代ギリシャの哲学者 Epikūros エピクロスに由来するそうです。

エピクロスは紀元前4世紀ごろの人らしいので
「元祖 快楽主義者」と呼んでもいいかもしれませんね。

NOBLETIGER は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2731

(2025.9.14)

MLB関係で英語のコメントで、NOBLETIGERという言葉が出てくることがあるのですが、
「高貴な虎」って何?

これは野球で無死満塁のチャンスがありながら、
結局チームが1点も奪えなかった状況を指し、
“No-Outs Bases-Loaded Ending with Team Incapable of Getting Easy Run”
「ノーアウト満塁の場面で、チームが簡単な得点すら奪えないまま終了」
の頭文字からできた言葉だそうです。
略語・頭字語だったんですね。

野球を見ていると、ノーアウト満塁のチャンスで点が入らないことがよく有るような気がするのですが、印象に残るからそう思うのかもしれません。
今日のドジャースとジャイアンツの試合でもNOBLETIGER が有りました。
(大谷選手の前でダブルプレーで攻撃が終えるのはやめてほしい)

NOBLETIGERって、「気高い虎」が相手チームを気の毒に思って
得点せずに許してやっているみたいに考えると、ちょっと面白い感じですけど。

ドグソ(DOGSO)って?―⚽―#気になる英語調べ隊 2729 

(2025.9.8)

サッカー用語で『ドグソ』というのがあるそうですね。
DOGSO は、Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity の略で、
「決定的な得点機会の阻止」という意味になります。

最近、サッカーの日本代表とメキシコとの試合の中継で
解説者がイエローカードが出たメキシコ選手の反則に関して
「完全にドグソじゃないですか」と言ったことが、話題になっていました。
この時、アナウンサーがすぐにDOGSOの意味を説明していたそうです。

ぼくも、サッカーのことは日本代表戦ぐらいしか見ないので、
今までDOGSOとか知りませんでした。
なので、こういう用語の説明をしてもらえるのはありがたいですね。
(知らないでドグソって聞いたら、ひどい悪口と思いそうですし。)

ドジャース・・・「天国から地獄」の英語―⚾―#気になる英語調べ隊 2726

(2025.9.7)

『天国から地獄』は from heaven to hell だそうです。
まあ、そのままな感じですね。

A nightmare from heaven to hell. Yoshi’s wonderful pitching was ruined.
天国から地獄の悪夢。ヨシの素晴らしい投球が台無しだ。

ドジャースの山本由伸投手がノーヒットノーランを続けていて、9回の2アウトでソロホームランを打たれました。ここで山本投手、アウェーの球場ながらスタンディングオベーションの中で降板。この時点で3-1で勝っていたのだけれど・・・。
この後、リリーフがワンアウトをとれずにサヨナラ負けなんて!

見ているだけだけど、心折れたような。
Feels like we’ve gone from heaven to hell.
「ぼくたちも天国から地獄の気分。」

「残塁」の英語―⚾―#気になる英語調べ隊 2725

(2025.9.4)

野球の『残塁』は、英語では left on base (略は LOB)だそうです。

Left on base” refers to runners remaining on base when the teams switch between offense and defense in baseball.
Or, it refers to the number of runners left on base.
「残塁」とは、野球で攻守交替のとき、塁上にランナーが残っていること。
あるいは、その塁上に残ったランナーの数。

being strandedという表現も『残塁』の意味で英辞郎に出てました。
stranded には『(船が)座礁した、(人、乗り物が)動けなくなった』の意味が有りますが、野球ではこれが『残塁の』の意味になるそうです。

最近、Xでこんなポストがありました。
10 runners left on base for the Dodgers…
「ドジャースは10残塁・・・」

ドジャース、この頃チャンスで得点が取れない試合が多いような・・・。
大谷選手がホームラン打って勢いつけたいところですね。

「二度見する」の英語は?―😯―#気になる英語調べ隊 2724

(2025.9.2)

『二度見する』とは、
「一度見て理解しがたいことやうまく確認できないものをもう一度見る」ことですね。

この『二度見する』を英語では do a double take と言うそうです。

double take が『二度見、(驚くべきことなどについて)少ししてから気付くこと』といった意味になります。

例えば
On a nearby street, an old man was walking a large tortoise, and I couldn’t help but do a double take.
「近くの通りで、おじいさんが大きなカメを散歩させていて、思わず二度見した」
のように使えます。

昔、テレビ番組で、そんなおじいさんとカメが取り上げられていました。
あれとすれ違ったら二度見すると思います。
あの方は、まだお元気でしょうかね。

「ぼちぼちでんな」の英語は?―💮―#気になる英語調べ隊 2721

(2025.8.19)

辞書サイトWeblioの例文で
「ぼちぼちでんな」
Things are so so. というのが出てました。

この「ぼちぼちでんな」は 
So-so.
It’s OK.
Not too bad.
などでも良さそうです。

それと、これも使えるかなと思うのが
I’m just plugging along.

近況や調子を聞かれたときに
plugging along の形で「まあまあである、ぼちぼちというところだ」という意味になるそうです。

Weblioで「ぼちぼちでんな」で例文が出てるのは、ちょっとした発見でした。
いっそのこと、
次のエイプリルフールには辞書の例文全部を関西弁にしてみたらどうでしょうか?

MLBのILは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2714

(2025.8.3)

MLB用語のILは、Injured List 「故障者リスト」の略ですね。
この言い方になったのは、2018-2019のオフシーズンからだそうです。
(それ以前、 故障者リストはDL=Disabled List と呼ばれていましたが、disabled が身体障害の意味にもなるため、混同を避ける言い方に変わったとのこと。)

MLBに関するニュースやポストで、このILはよく出てきます。

例えば
Manager Dave Roberts provided an ominous update on Kirby Yates, who was placed on the IL Friday.
「デイブ・ロバーツ監督が、金曜日に故障者リスト入りしたカービー・イェーツについて不吉な最新情報を発表しました。」

ドジャースの選手のIL入りが目立つような気がします。
何かトレーニングやケアに関して改善が必要なのではないでしょうか。
ただの素人の感想ですが。

revenge の使い方は・・―😮―#気になる英語調べ隊 2711

(2025.7.27)

『リベンジ、復讐、仕返し』の意味の英単語 revenge は、
使い方が結構難しいと思います。

まず、名詞の revenge は
人に対しては revenge on 、行為に対しては revenge for
のように使うそうです。
例えば
「彼女は、家族を侮辱したことに対して隣人たちへの復讐を企てている」
なら
She is seeking revenge on her neighbors for insulting her family.
と書けます。

『復讐する』は名詞のrevenge の前に
exact, take, get, haveなどの動詞をつけて表せます。
例) He took revenge on his brother.
「彼は兄に仕返しした」

revenge には動詞もありますが、
これで『復讐する』と言うには、 revenge oneself の形にする必要が有ります。

例えば
He revenged himself on his mean classmates. で
「彼は意地悪なクラスメイトに仕返しした」になります。

知らないと「自分自身に復讐する」とか訳してしまいそうで
トリッキーな感じがしますね」。