「経験則」の英語は?-📈-#気になる英語調べ隊 2416

(2025.1.23)

『経験則』とは、経験をベースに得られた法則のことですが、
英語ではこれを empirical rule と言います。

empirical が『経験的な』の意味です。

例文です。
Heinrich’s law is an important empirical rule in the field of workplace accidents.
「ハインリッヒの法則は、労働災害の分野で重要視される経験則です。」

「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」というのがハインリッヒの法則です。
これは原理から導き出される法則とは違いますが、安全を考える上では重要な経験則になっています。
何かヒヤッとしたことが有ったら、それを放置しないで、その原因を取り除いておくことが大切です。

なお、『経験則』で辞書を引くと empirical rule の他に、
rule of thumb という表現も出てきます。
これは正確ではないが実用になる方法を指すようで、
『経験から得た方法、おおざっぱなやり方』のような意味にもなります。
直訳すれば rule of thumb は「親指のルール」ですが、これは昔の木こりが親指で寸法を測っていたことに由来するらしいです。

one of a kind は大谷選手のこと?―⚾―#気になる英語調べ隊 2410

(2025.1.17)

one of a kind は『ユニークな、他に例のない、唯一無二の』の意味です。

これ、大谷翔平選手みたいなことと思っておけば間違いなさそうです。

2024年9月20日、大谷選手が50-50を達成した時のMLBのポストで、
この表現が連発されています。

Shohei Ohtani
One-of-a-kind achievement
One-of-a kind moment
One-of-a-kind player

大谷翔平 唯一無二の偉業 唯一無二の瞬間 唯一無二の選手

確かに大谷選手は、one of a kind だと思います。

関連投稿⇒大谷選手関係

walk the talk は?―🚶―#気になる英語調べ隊 2409

(2025.1.16)

walk the talk は似た音の繰り返しになっていて面白い表現ですが、
これで『自分の言ったとおりのことをする、有言実行する』の意味だそうです。

walk the walk という表現でも、
『(口先だけでなく)物事をきちんと実行する』の意味になります。

また、talk the talk というのも有って
『言うべきことを言、きちんと話す』という意味と英辞郎に出ています。
ただ、これは walk the talk や walk the walk とともに使われて、
「言うことは言う(けどやらない)」ということを表すのに使われる場合が有るようです。

例えば
He is the man who can talk the talk but can’t walk the talk.
なら
「彼は言うことは言うが、実行できないやつなんだ。」
のようないみですね。

この walk the talk という表現を
僕はオンライン英会話のBizmates のレッスンで覚えました。

crow って鳴き声由来だよね―🐦‍⬛―#気になる英語調べ隊 2401

(2025.1.7)

『カラス』は英語でcrow ですけれど、
crow ってなんかカラスの声真似になっているような気がしませんか。
発音記号で króu で、カタカナで書けばクロゥのような音です。
これ、 r を意識して舌を奥に引いてゆっくり言うと、カラスの鳴き声に似てきますよね。

諸説あるのかもしれませんが、
crow は 実際にこの鳥の鳴き声に由来する名前とも言われています。

また、crowには『おんどりの鳴き声、(赤ん坊の)喜びの声』という意味も有り、
成り立ちとして少なくとも擬音語から来ていると考えるのが自然でしょう。

実は日本語の『カラス』も、鳴き声の「カラ」と鳥を意味する「ス」が合わさってできたと言われており、鳴き声に関係した名称であることでは共通しています。

カラスは身近な鳥で、その声の特徴を多くの人が知っているので、
鳴き声に関係した名前が付けられるのは当然な流れかもしれません。

tase は?―🔫―#気になる英語調べ隊 2400

(2025.1.6)

tase という動詞は、『(人に)テーザー銃を発射する』の意味だそうです。

taser が『テーザー銃』で、これはワイヤ接続された電極付きダーツを発射して、相手の体に高電圧電流を流して電気ショックを与えるスタンガンの一種です。TASERは、メーカーであるAXON社(旧TASER International)のブランド名だそうです。

そもそも、TASERというのは開発者が Tom Swift’s electric rifle という小説の頭文字から名づけたものだそうです。
なので、taser という商品名ができて、その後にそれを使うことを表すtaseという動詞ができたことになります。
(単語の形から見ると、tase という動詞が先に有って、それをやるための道具がtaser と呼ばれていると誤解しそうですけど、実際は逆なんですね。)



error の動詞は?―🤕―気になる英語調べ隊 2399

(2025.1.5)

名詞のerror は『誤り、間違い』の意味で、エラーとして既に日本語になってますので、みんなが知っている単語ですね。

では、この error の動詞は?

error の関連語にerr という自動詞が有り、
これが『誤る、間違いをする』の意味になります。

例えば、err は以下のように使えます。
He erred in his decision at the critical moment.
「彼は肝心は時に判断を誤った」

なお、この err は「アー」のような発音(発音記号で ə́ːr か ə́ː )になります。
error やエラーという言葉に馴染みがあるだけに、
このerr の発音は知っていないと間違えるかもしれません。


politics と politic ―🏛️―#気になる英語調べ隊 2398

(2025.1.4)

politics は『政治、政治学、政見、駆け引き、政略』などの意味の名詞ですね。

これから s をとったpolitic は
『思慮のある、賢い、策を弄する、ずるい』などの意味の形容詞になります。
この訳語だと、政治 politics と直結した意味ではないような・・・。
ただし、the body politic 『国家』という表現でのみ、politic が『政治上の』の意味で用いられているそうです。
(一般的に『政治の』の意味で用いられる形容詞は political ですね。)

もしかしたら、politics と politicの関係は、
政治は本来、「思慮深い賢い人たちが政策を立てるもの」というところに有るのでしょうか?
現実の政治はどうでしょうかね?
(ずるい人たちが策を弄することだったりして・・・。)


白銀ノエルさん関係:英語で「大写生大会」は?―🖌―#気になる英語調べ隊 2397

(2025.1.3)

英語で『写生』は sketch ですね。
『写生する』 は、この名詞のsketch を使って make a sketch のように言えます。
また、sketch だけでも動詞として『写生する』の意味になります。

『写生大会』は、内容がただ写生をするだけであれば、
sketch event や sketching event でしょうし、
賞が決まるコンテストのようなものなら
sketch competition や sketching competition などになります。

なので、『大写生大会』なら grand sketching event のように言えます。(大のところは big, large や great でも可)

例えば、こんな感じでしょうか。
They may hold a grand sketching event in this month.
「今月、彼らは大写生大会を催すかもしれません」

新年早々、白銀ノエルさんらホロライブ3期生の4人の youtube 配信で
「新年大写生大会」というパワーワードが出てました。
そもそも「書初め」のことを写生と間違えて言っていたので、
唐突に「しゃせい」という言葉が出てきた感じになり・・・。

日本語には同音異義語がたくさんありますからね。

* The Japanese word “写生(しゃせい)” means sketching and is pronounced like “sha-sei”. It has a homophone meaning ejaculation.

(他の白銀ノエルさん関連投稿→ここ

「金脈」の英語は?―🏅―#気になる英語調べ隊 2396

(2025.1.2)

金脈とは「金の鉱脈」のことですね。
この『金脈』は英語では vein of gold gold vein のように言います。
vein には『静脈、葉脈』などの意味も有りますが、この場合は『鉱脈』の意味になります。

例えば、
「彼は苦労の末、金脈を掘り当てた。」なら
He stroke a vein of gold after all his hard work.
のように言えます。
(金脈に当ったら、一攫千金ですね。)

なお『金脈』は、「政治家の金脈」のように
資金などを引き出せるところの意味でも使われますね。
この場合、英語では patron 、 financial supporter や source of money などの表現になるようです。

at first light ―🌅―#気になる英語調べ隊 2395

(2025.1.1)

at first light は『夜明けとともに』の意味だそうです。

例文
I started my activities at first light on New Year’s Day.
「僕は元旦の夜明けとともに活動を始めた」

僕の住んでいる普通の街にも
当然にように太陽が昇ってきてくれる。
ありがたいことだな。