山沢選手もつけている「マウスピース」の英語は? ―🏉―#気になる英語調べ隊 2603

(2024.12.28)

本日、ラグビー リーグワンの埼玉ワイルドナイツは、今シーズン初のホームゲームでスピアーズと対戦しました。
かなりギリギリの試合でしたが、なんとか勝利しました。結果良し。

今日撮った山沢拓也選手の写真で、歯が白く大きく見えるのは、マウスピースをしているからだと思います。マウスピースは、ぶつかった際の口中の負傷を防ぐほか、 頭部へのダメージ緩和や脳震とうの予防に効果があるそうです。

このマウスピース、英語でも mouthpiece と言います。
ただ、mouthguard、mouth protector や gumshield などのようにも呼ばれます。

むしろ、mouthpiece という言葉は場面や文脈によっては他の物になるので注意が必要かもしれません。
例えば、管楽器の息を吹き込む部分も『マウスピース』 mouthpiece と言います。
他にも、電話の送話口や煙草の吸い口なども mouthpiece と呼ばれます。
また、『代弁者、弁護士』のこともmouthpiece と言うそうで、これだと物ですらありませんね。

ラグビーの話に戻りますが、
このごろラグビー選手のマウスピースには、センサーが入っていて、一定以上の衝撃が感知された場合に、その選手は頭部などの検査を受けるルールになっているらしいです。
激しいスポーツだけに、可能な限りの安全対策が必要だと思います。

「総当たり戦」の英語は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2600

(2024.12.25)

スポーツの試合の『総当たり戦』は、
英語では round-robin tournament 、round-robin competition あるいは単に round-robin と言うそうです。

辞書サイトCollins の説明では
A round-robin is a sports competition in which each player or team plays against every other player or team.
「round-robinは、各選手またはチームが他のすべての選手またはチームと対戦するスポーツ競技のことです。」
のようになってます。

ちなみに、技術用語としては
測定の信頼性を検証するなどのために複数の試験機関で同一試料を測定することを
round-robin test と言うようです。

そもそも round-robin には、署名者の順序を隠すために円形に署名した嘆願書という意味が有ります。

春・夏の甲子園の大会名称の英訳―⚾―#気になる英語調べ隊 2599

(2024.12.23)

春と夏の甲子園は、国民的行事と言ってもよいくらいに関心を集める高校野球の大会ですね。

春の甲子園の大会名は「選抜高等学校野球大会」で、
英語名は National High School Baseball Invitational Tournament となるようです。
*invitational は『招待者限定の』の意味。

夏の甲子園の正式名称は「全国高等学校野球選手権大会」です。
英語では National High School Baseball Championship となります。
 *championship が『選手権(大会)』の意味です。

今、ホロライブの白銀ノエルさんが野球ゲーム「パワプロ」の配信をしています。
ノエル団長率いる白銀学院高校は春の甲子園大会で優勝し、夏も本大会に出場しているのです。(たかがゲームと言うけれど、なんか見てて感動しました。)

なんとか、春夏連覇を達成してほしいです。

(白銀ノエルさん関連投稿→ここ

追記  2024.12.23 11PM
Shirogane Gakuin High School has won the Summer Koshien, the National High School Baseball Championship.
夏の甲子園、全国高等学校野球選手権大会で白銀学院高校が優勝しました。
(ノエル団長のパワプロ配信の話ですけど)

bunt とは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2584

(2024.12.6)

bunt を辞書で引くと
『(牛などが頭や角で)突く、押す』『頭突き(する)』という意味が出てきます。
その後に『(野球で)バントする』という意味が書いてあるので、
これは牛が頭突きするような姿勢でボールを転がすから bunt と呼ばれるようになったのかもしれませんね。

野球のバントにも
sacrifice bunt 『犠牲バント』
drag bunt 『ドラッグバント』
push bunt 『プッシュバント』
とかいろいろありますね。

でも『セーフティーバント』というのは和製英語で
英語では bunt for a hit や bunt hit のような言い方になるようです。

「リセマラ」の英語は?―⚾―気になる英語調べ隊 2578

(2024.11.30)

「リセマラ」は、リセットマラソンという言葉の短縮形です。
ゲームで欲しいキャラクターなどが出るまでリセットを繰り返すことですね。

このリセマラ=リセットマラソンは日本でできた言葉で、これをそのまま英語にした reset marathon は通じないそうです。

英語では 『リセマラ』は rerolling のように言うようです。

例えば
「彼女は野球ゲームで良い選手を出すためにリセマラを続けた。」
なら
She kept rerolling to get a good player in the baseball game.
のように言えると思います。

ミリしらパワプロ杯でのノエル団長のことです。

(白銀ノエルさん関係いろいろ→ここ

「ミリしら」の英語は?-⚾―#気になる英語調べ隊 2577

(2024.11.30)

『ミリしら』というのは「1ミリも知らない」を略したもので、
「ある事柄について全く知らない」というような意味ですね。
まあ、スラングとしては分かりやすい方かな。

これ英語で言うなら、どうなるでしょうか?
なんか決まった言い方は無いみたい。

例えば、
「野球のことはミリしらだ」を
「野球のことは何も知らない」と考えれば
簡単に
 I know nothing about baseball.
でもいいのかも。

同じ意味でちょっといいかなと思うのは
 I know zip about baseball.
というやつ。
この場合の zip は nothing と同様の意味らしいですが、
ちょっとひねった感じがするのでね。

でも
「野球のことはミリしらだ=1ミリも知らない」
は直訳なら
I don’t know even a millimeter about baseball.
とかですけど、
これで通じるんじゃないですかね。
まあ、これでいいかな。

ホロライブの白銀ノエルさんたちが「ミリしら!パワプロ杯」というのを今やっています。

で、野球のゲームをやるみたいですけど、
ノエル団長は確かにかなり「野球ミリしら」な感じですねえ。

(白銀ノエルさん関係いろいろ→ここ

Ohtani wins third unanimous MVP ―🏅―#気になる英語調べ隊 2569

(2024.11.23)

大谷選手は、今シーズンいろいろ歴史的なことを達成しましたね。
Xでも、こんなポストが有りました。

Shohei Ohtani’s first year with the Dodgers was truly historic:
大谷翔平選手のドジャース最初の年は本当に歴史的なものだった。

  • First Dodger to hit 50+ HR
    50本以上のホームランを打った初めてのドジャース選手
  • First 50/50 season in history
    史上初のシーズン50HR/50盗塁
  • First postseason appearance
    初のポストシーズンゲーム出場
  • First World Series title
    初のワールドシリーズタイトル
  • Wins third unanimous MVP
    3度目の満票MVP受賞
  • Second player to win MVP in both leagues
    両リーグでMVPを受賞した二人目の選手
  • First DH to win MVP
    MVPを受賞した最初の指名打者選手

unanimous は『満場一致の』です。
大谷選手のMVPの件で前にも書いています、2回も・・・。
 見たい人は
  →1回目(unanimous がいっぱい)、
   2回目(大谷選手おめでとう:「満票でのMVP」の英語は?)

DHは designated hitter 『指名打者選手』ですね。
  関連投稿→ここ(DHは?)

  関連投稿→大谷選手関係

「器の小さい」の英語は?―🫙―#気になる英語調べ隊 2567

(2024.11.21)

ドンブリとかではなく、人について『器の小さい』というのを英語でどういうでしょうか。

『器の小さい』は比喩的に、
「人として度量が狭い、細かいことを気にする」などを表す言葉です。
『尻の穴が小さい』も同じような意味ですね。

英語だと
small-minded 、petty-minded 、narrow-minded や
small-hearted という言い方が有ります。

たとえば、
サッカーの国際試合の前にピッチのサイズを自分たちに有利となるように変えるような人たちのことは
They are small-minded.
「彼らは器が小さい」
と言っていいと思うんですけど。

Curse of Godzilla ? ―⚾―#気になる英語調べ隊 2561

(2024.11.16)

MLB のレッドソックスは 、1918年からの86年間、ワールドチャンピオンになれなかった。
これは バンビーノことベーブ・ルースを1919年にトレードで放出したことによる「バンビーノの呪い (Curse of the Bambino)」のせいと言われていた。

ということをふまえて、Curse of Godzilla というお題で英作文してみました。

The Yankees won the 2009 World Series, and Hideki Matsui, aka Godzilla, was named MVP of that series. However, the Yankees did not re-sign Matsui after that, so he went to the Angels.
Since then, the Yankees have not won the World Series.
This could be the Curse of Godzilla.
(The Curse of the Bambino lasted for 86 years…)

ヤンキースは2009年のワールドシリーズで優勝し、ゴジラこと松井秀喜はそのシリーズのMVPに選ばれた。しかし、その後ヤンキースは松井と再契約せず、松井はエンゼルスに移籍。
それ以来、ヤンキースはワールドシリーズを制していない。これはゴジラの呪いかもしれない。
(バンビーノの呪いは86年間続いたが…)

大谷選手関係:「関節唇断裂」の英語-🏥-#気になる英語調べ隊 2552

(2024.11.6)

大谷翔平選手のワールドシリーズでの肩の負傷は実は関節唇断裂で、既に手術を受けたそうです。

この『関節唇断裂』は、英語では labrum tear です。
labrumは『唇、関節唇』の意味の単語です。
tear は『断裂』で、この場合の発音は tέər「テア」ですね。
(『涙』のtear は、tíər「ティア」ですけど。)

Xにもこの件のポストが出ていました。
Dodgers star Shohei Ohtani has surgery to repair labrum tear in shoulder after World Series injury
「ドジャースの大谷翔平選手がワールドシリーズで負傷した肩の関節唇断裂を修復する手術を受けた。」

大谷選手、手術が必要な状態で試合出ていたんですね。
手術はうまくいったようで一安心ですが、
オフシーズンはゆっくり休んでほしいと思います。