「十五少年漂流記」の英語タイトルは?―⛵―#気になる英語調べ隊 2307

(2024.10.3)

ジュール・ヴェルヌが書いた少年向けの冒険小説『十五少年漂流記』は、
無人島に漂流した15人の少年たちが力を合わせて生活し成長していく話です。
(ぼくは子供の時に何度も読みました。)

この小説のタイトルは英語ではどうなっているかご存知ですか?

これ、
Two Years’ Vacation 「二年間の休暇」だそうです。

あの子たちは、島に二年間ぐらい居たんですね。

なお、そもそもはフランス語の小説なので、
Deux Ans de Vacances が原題で、これを直訳したのが英語タイトルになっているわけです。

日本でも「二年間の休暇」の題で出版されたケースも有るようですが、
このタイトル見ると「産休か?」とか思ってしまいそうですが。

「正誤表」は英語で何?-😵-#つぶやき英単語 1750

(2022.9.25)

正誤表とは、「出版物の誤記・誤植と正しい記述を列挙したリスト」のことです。

この『正誤表』のことを、英語ではerrata あるいは corrigenda と言うそうです。

どちらの単語も語尾にsがついていませんが複数形の名詞です。
errataは、erratumという単語の複数形で、同様にcorrigendacorrigendumの複数形です。

これらの単数形のerratumは『(訂正すべき)誤り、誤字、誤植』、corrigendumも『(書物などの)訂正すべき個所、誤植』の意味です。
このような誤植や誤記を複数まとめて訂正のためのリストにしたものなので、複数形のerrata corrigendaが『正誤表』を表すことになるのですね。
また、正誤表のことを、a list of errata (corridenda)ということも有りますので、これを略してerrata corrigendaと言うのかもしれません。

なお、erratacorrigendaは、名詞を複数形にするときに語尾にsがつかない不規則変化ということになります。
その中でも、ラテン語由来の名詞で単数形の語尾が-umの場合で、複数形が -aの語尾になるパターンに当たります。
これは、『データ』の意味の単数形 datum / 複数形 data も同じです。


英語で「むさぼり読む」は?-📚―#つぶやき英単語 1580

(2022.4.8)

読書が好きな方の中には、むさぼるように本を読む感じの人もいらっしゃると思います。
『むさぼり読む』というのを辞書で引くと devour という単語が出てきます。
devour の発音は diváuər ディヴァウア です。)

この単語について、辞書の初めに出てくるのは『むさぼり食う』です。
語源も「すっかり飲み込む」という意味のラテン語だそうです。
ここからイメージが広がって、
devour の目的語がbooks などになれば『むさぼり読む』になるわけですね。
(日本語でも食い入るように見るとか言うのは似た感覚かもしれません)

真面目に書類を読んでいる人のイラスト(男性)

例文です。むさぼり食う・むさぼり読むを両方入れてみました。
He devoured the report of that criminal case while devouring sandwiches.
「彼はサンドイッチをがっつきながら、その犯罪の報告書をむさぼり読んだ」
 (ちょっと変人の探偵がやりそう)

devour は他にも
火事・疫病などが『(~を)滅ぼす』、海や闇などが『(~を)のむ』の意味でも使われます。
The wild fire devoured the small village.
「山火事がその小さな村をのみこんだ」

また、好奇心や心配が『(人を)夢中にさせる,悩ませる』の意味で、以下のように受け身の形でも使われます。
He was devoured by anxiety.
「彼は不安感にむしばまれていた」

一口サンドイッチのイラスト

夢中になるような本に出合えることは幸せですから、たまにはむさぼり読むぐらいでもいいかもしれません。
ただ情報については、少し冷静に考えて咀嚼することも必要ですね。





armed to the teeth は?―😁―#つぶやき英単語 1551

(2022.3.11)

今日の表現:armed to the teeth 完全武装して

このIdiom は、オンライン英会話 Bizmates のレッスンで教わったものです。

英英辞典のサイト(Merriam-Webster.com)で定義を見ると
armed to the teeth 
  carrying many weapons  「多くの武器を携えた」
と出ていました。

そのレッスンでの説明にあったのですが、この表現はできるだけ多くの武器を装備し、歯の間でも持ち歩こうとする武器の使い手から来ているんだそうです。

えー、そんなやついるかと思ったんですけど、
漫画だと両手と口の3刀流の剣士も見たことある気がするので、
本当にそういう人もいたのかもしれませんね。

画像

例文です。
The comic book character is armed to the teeth and really has a sword in his mouth.
その漫画のキャラクターは完全武装していて、本当に口でも刀をくわえている」

英語で「塗り絵」は?―🖍―#つぶやき英単語 1515

(2022.2.5)

線画に色を塗って楽しむ『塗り絵(ぬりえ)』は
英語では何と言うでしょうか?

coloring という単語は広く『着色、彩色(すること)』を表しますが、
文脈によってはこれが『塗り絵』ということになります。
例えば、do coloring が『塗り絵をする』の意味になります。

例文です。
My children like coloring.
「私の子供たちは塗り絵が好きだ」

色を塗るための線画の『塗り絵』は line for coloring で、
『塗り絵(帳、の本)』は coloring book です。

また、子供の知育用に番号に従って色を塗る『塗り絵』があるそうで、
これは color by number と呼ばれるようです。

🖍


このごろ、書店では大人用の塗り絵もおいてあるようですね。
スマホいじっているよりは、色塗ってる方がリラックスできるかもしれませんね。

Even adults can enjoy coloring books.
「大人での塗り絵は楽しめます」


Pearly Gates は?―⛩︎―#つぶやき英単語 1418

(2021.9.9)

このthe Pearly Gates というのは、『真珠門=天国の門』のことだそうです。
pearly は『真珠の(ような)』の意味ですね。
オンライン英会話のレッスンで、来世 afterlife という話題の中で、教わりました。

聖書の「ヨハネの黙示録(Revalation)」に出てくる言葉で、
天国に12の門が有り、それぞれが1個の真珠でできているのですと。
だからGates と複数形なんですね。

⛪

まじめに聖書とか読んでない無知な人間の感想なのですが、
けっこう天国の門、いっぱいあるんですね。

だって、改札口でも12か所も有ったら、
待ち合わせで間違えそうじゃないですか。

「サルでも分かる」の英語 – 🐒 – #つぶやき英単語 1197

(2020.6.19)

「サルでもわかる」の英訳語が辞書に載ってるのが驚き!
for dummies というそうです。

🙊

dummiesはdummyの複数形です。

このdummyは、ダミー会社とかで日本語にもなってますが、
『飾り人形、替え玉、かかし的人物』などの意味があり、
『馬鹿者』という意味にもなります。

for dummies は「お馬鹿さんたちのための」ということですね。サルじゃなくてウマとシカってことで。

🙉

サルでもわかる=for dummies とされているのは、同じ感じでいろんな分野の入門解説書のタイトルに使われたかららしいです。

今調べても
Vegetable Gardening For Dummies
Chinese Cooking For Dummies
Windows 10 For Dummies
Auto Repair For Dummies
菜園から中華料理、ウィンドウズ、自動車修理・・・・、
数えきれないFor Dummies BooksがAmazonで売ってます。

🙈

Learning English as a Foreign Language For Dummies
「外国語としての英語学習」のFor Dummies本も売ってました。
本当にサルでもわかるのか、ちょっと読んでみたい気もします。