サイリューム(サイリウム)の英語―🌟―#つぶやき英単語 2318

(2024.6.30)

アイドルのコンサートなどで観客の持つ光るスティックはサイリュームやサイリウムと呼ばれていますね。

Weblio で『サイリューム、サイリウム』を調べると
これが CYALUME という登録商標から来ていることが分かりました。
一般名としては、光るスティックの意味で glow stick 、light stickや、化学反応で光るので chemical light のようになります。

ただ、紛らわしいのは
『サイリウム』で調べると psyllium という別の単語もあるようです。
これは『オオバコ』あるいはその一種の事や、そこから作られる生薬のことを意味するようです。
サイリウムで検索すると、確かに健康食品的なものがたくさん出てきます。

なので、サイリウムを買ってきてと言われたら
CYALUME (光るスティック)なのか、 psyllium (健康食品)なのかは確認した方がいいかもしれません。
(そんなことは、あまり無いと思うけど)

英語で「アザミ」は❓―📷―#つぶやき英単語 2304

(2024.6.17)

今日、道端にアザミが咲いていたので写真を撮りました。

『アザミ』は英語では thistle だそうです。

Collins の辞書サイトでの説明では
A thistle is a wild plant which has leaves with sharp points and purple flowers.
「アザミ(thistle)は、鋭いとげのある葉と紫の花を持つ野草です」
となっていました。

このアザミ= thistle はスコットランドの国花なんですね。
なので、スコットランドのナショナルチームのラグビージャージには、
thistle のマークが入っています。

スコットランドのラグビー選手にとって、このthistle のマークを胸にプレーすることは最上の名誉のようです。

「バナナの皮をむく」の英語は❓―🍌―#つぶやき英単語 2561

(2024.5.6)

「バナナの皮をむく」を英語でどう言えばいいでしょうか?

peel a banana で「バナナの皮をむく」の意味になるんですね。

このpeel は『(表面の皮、膜を)むく、剥がす』の意味の動詞です。
(peel はorange peel のように『(果物・野菜の)皮』の意味の名詞としても使われます。)

動詞のpeel はバナナのように手でむく場合だけでなく、
りんごやジャガイモのようにナイフ・包丁を使う場合でも、
peel an apple や peel a potatoのように使えます。
ジャガイモなどの皮をむく道具を peeler と言いますもんね。

例文です。
While I was driving, the driver of the car in front of mine peeled and ate a banana and then suddenly threw the peel out the window.
「私が運転していたら、前の車のドライバーがバナナをむいて食べた後、とつぜん窓から皮を投げ捨てた」

まあ、そんなことも有るかもしれません・・・気をつけましょう。

芍薬と牡丹の英語―🪷―#つぶやき英単語 2557

(2024.5.2)

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、女性の美しさを形容する言葉ですね。

この『芍薬(シャクヤク)』と『牡丹(ボタン)』ですが、
英語ではどちらもpeony あるいはChinese peonyと呼ばれます。

同じボタン科ボタン属の植物の植物ですが、芍薬は宿根草で、牡丹は低木という違いが有ります。
なので、区別する際には、牡丹の方を tree peony のように言うようです。

牡丹の葉は切れ込みが有り、芍薬の葉には切れ込みが入っていないそうです。
芍薬の方が葉にツヤが有るので、その点でも区別できるようです。

芍薬(シャクヤク) Chinese peony 
牡丹(ボタン) FChinese tree peony

今、芍薬も牡丹も、どちらも咲いています。
僕が撮った最近の写真で、上が芍薬、下が牡丹だと思います。

ちなみに冒頭の
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」を英語に直訳するなら、
standing like peony, sitting like a tree peony, and walking like a lily
のようになります。

ソメイヨシノの「自家不和合性」の英語―🍒―#つぶやき英単語 2537

(2024.4.12)

『自家不和合性』とは、雌雄同株の植物で、自家受粉では受精しない性質のこと。
英語では self-incompatibility と言うそうです。
『自家不和合性の』はself-incompatible です。

All Someiyoshino are clones with the same genes and are self-incompatible, which means that they cannot produce seeds by self-pollination.
Therefore, it cannot be propagated by seed, but only by grafting or cuttings.
ソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持つクローンで自家不和合性です。そのため、種子による繁殖はできず、接ぎ木か挿し木により繁殖させるしかありません。

難しい講釈はともかく今年もサクラはきれいでした。

「接ぎ木」の英語は❓―ソメイヨシノはそうなんだって―🌸―#つぶやき英単語 2535

 (2024.4.10)

接ぎ木とは「枝などを切り取って、同種または近縁の他の植物の幹に接ぐこと」で 、
これにより枝の部分の特徴通りの木を作る事ができるわけですね。
繰り返していくと、同じDNAを持った木をどんどん増やせることになります。

この『接ぎ木』という手法は、英語では grafting と言います。
『接ぎ木する』は graft や engraft という動詞で表されます。

使ってみましょう。
Grafting is one of the techniques to create clonal trees with the basically same DNA.
接ぎ木は基本的に同じDNAを持つクうくローンの木を作る技術の一つです。

Somei-Yoshino cherry trees have been repeatedly grafted from a single original tree discovered at the end of the Edo period and increased until today.
桜のソメイヨシノは江戸時代の終わりごろに発見された一本の原木から接ぎ木を繰り返して、今日まで数が増やされてきました。

The beauty of these cherry trees is due to the efforts of many people who have continued to protect them.
この桜の美しさは、守り続けてきた多くの人々の努力が有ってのものなのですね。

花の名:golden bell は❓―📷―#つぶやき英単語 2531

(2024.4.6)

golden bell という英語名の花は何でしょうか?

春に咲く黄色い花、『レンギョウ』のことです。
英語では他にも golden bell flower やforsythia の名でも呼ばれるようです。

今日、公園で見かけて写真撮りました。
この季節、桜に目が行きますがレンギョウの黄色もきれいですね。

レンギョウは漢字で書くと連翹。俳句では春の季語として扱われるそうです。

英語で桜の「早咲き・遅咲き」は❓―🌸―#つぶやき英単語 2517

(2024.3.24)

桜と一口に言ってもいろいろな種類があり、
花が咲く時期が早いものと遅いものがあるようです。

そういう『早咲き・遅咲き』というのを、英語では何と言うでしょうか?

桜について『早咲きの』という場合、early blooming が使われます。
これに対する『遅咲きの』は late blooming になります。
(場合により、early や late だけでも『早咲きの』『遅咲きの』の意味になるようです。)

『早咲きの花(木)』や『遅咲きの花(木)』という意味では
early bloomer 、late bloomer という言葉が使われます。

(例文)I took a picture of the cherry blossoms a few days ago, and I think it is fair to say that the cherry tree is an early bloomer.
数日前に桜の花の写真を撮ったのですが、この桜の木は早咲きと言っていいと思います。

Early blooming cherry blossoms 早咲きの桜 (2024.3.21)

日本語でも人の才能の早咲き・遅咲きというような比喩的な表現を使いますが、英語でも同じような表現が可能です。

(例文)
While there are precocious artistic geniuses, there are also great late blooming artists.
「早熟な芸術的天才もいる一方、遅咲きの偉大な芸術家もいる」

ここで、『早熟の』という意味で precocious という単語を使いましたが、
この単語は植物について『早咲きの、早なりの』という場合でも使えるそうです。

「もやし」の英語は❓―🍜―#つぶやき英単語 2498

(2024.3.4)

『もやし』は、bean sprouts です。
bean sprouts は「豆の芽」ということで、豆類の発芽したもの全般を指すそうです。

ただ、日本のもやしは緑豆(モヤシインゲン)の発芽したものなので、これを明確に示すためには mung bean sprouts と言う場合も有るそうです。
mung bean が『緑豆』ですね。

例えば
I made and ate stir-fried pork and bean sprouts for lunch today.
「今日の昼食には肉豚肉ともやしの炒め物を作って食べた」

もやしは安くてお財布に優しいと事もすばらしいです。

flower frog は❓―💐―#つぶやき英単語 2455

(2024.1.23)

オンライン英会話 Bizmates の英文を読んで会話するDiscovery というレッスンで、
flower frog という表現が出てきました。

文字通りなら「花カエル」みたいなことですが、
こういうのは文字通りではないのです。

flower frog はWikipediaで次のように説明されています。

A flower frog is a device used to help arrange flowers.
「flower frog は花を生けるための道具です」

Some, such as the Japanese kenzan, are utilitarian metal devices that fit into a vase or bowl and fix the stems by metal needles. Other designs use a number of holes or guides that stems could be fit through for arranging.
「日本の剣山のように、花瓶や鉢に入れて金属の針で茎を固定する実用的な金属製の器具も有ります。他に、アレンジメント用に茎を通す穴やガイドを多数配置したデザインも有ります。」

生け花で使う『剣山』は 一つのタイプのflower frogなんですが、
これと異なり、茎を穴に差し込んで固定するタイプのflower frogもあるわけですね。

なので、針のあるflower frog は『剣山』と訳していいと思いますが、
穴なきタイプは日本語で何と言えばいいかよくわかりません。
まあ、「フラワーフロッグ」と言うのが正解かもしれませんけど。

(追記:研究社の新英和中辞典で、frog の訳語の中に『剣山』が入っています。)