君の名は?とんぼ編―🌻-#つぶやき英単語 1708

(2022.8.14)

今日、茶色っぽいトンボが逃げもせず写真を撮らせてくれたのですけど、
英語どころか日本語でも名前分かりませんでした。
調べないと!

これ、たぶんですけれど『ナツアカネ(夏茜)』という種類です。

英語で『ナツアカネ』は、summer darter と言うそうです。
dart には『(投げ矢のように)飛んでいく、突進する』の意味があるので
そういう性質をもつトンボということですね。

学名だとSympetrum darwinianum で、Sympetrumがアカネ族、いわゆる赤とんぼの仲間であることを示しています。

ちなみに、狭い意味で赤とんぼというとアキアカネのことを指しますが、
これは red dragonfly や autumn darter と呼ばれ、学名は Sympetrum frequens だそうです。


このナツアカネ summer darter は未熟だと薄い茶色っぽい色ですが、だんだん秋に近づくとオスなら赤くなるらしいです。メスはそれほど赤くならないみたいですが。

ここで英語俳句を
夏茜 卒塔婆の上で 羽休め
A summer darter / resting his wings / on a stupa
(お盆ですから)

yamの日のすすめ?-🗻-#つぶやき英単語 1705

(2022.8.11)

『ヤマノイモ』は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草です。
ヤマイモ(山芋)やジネンジョ(自然薯)とも呼ばれ、とろろとして食用されるのでおなじみですね。

この『ヤマノイモ』の英語名は、 Japanese yam あるいは glutinous yamだそうです。
(glutinous は『粘着質の、ねばる』という意味です。)
単にyam とも言いますが、ヤマノイモ以外にサツマイモもyamと呼ばれる場合があるそうで、注意が必要かもしれません。

yam の発音は jǽm (ヤム)で、なんかヤマノイモのヤマに似ていますね。
ただ、語源的な結びつきがあるという説明は見当たらないので、音が似ているのは偶然ということでしょうか。

今日は祝日「山の日」ですが、とろろとか食した方に限っては「yam の日」と呼んでも間違いではありませんね。
古より滋養強壮がつく食べ物とされていますので、
夏バテ解消に山芋料理を食べる「yamの日」を JAさんあたりで真面目に推奨してみたらどうでしょう。

bigger fish to fry は?-🐡-#つぶやき英単語 1702

(2022.8.8)

bigger fish to fry というイディオムは、
文字通りなら「フライにするためのより大きな魚」なんでしょうが、
これで『(取り組むべき)もっと重要な用事』という表現になるそうです。

これは、have bigger fish to fry の形で「もっと重要な用事がある」の意味になります。

実は、have other fish to fry でも「他にもっと重要な用事がある」の意味で、biggerの方はそれを強調したバリエーションらしいです。

ちょっと小噺 pun を一つ。

A wife talks to her husband who is doing something on the computer.
Wife  ”I need you to do something for me this evening・・”
Husband “Well, today, I have got bigger fish to fry, ・・”
Wife “Oh, I like fish. You’ve already thought of the menu for dinner even before I asked for it, thanks.”

パソコンで何かをしている夫に、妻が話しかける。
妻「今晩、お願いがあるのだけど・・・」
夫 「えーと、今日はやらなきゃいけない大切なこと(bigger fish to fry)があるんだけど・・」
妻「あら、私、お魚好きよ。 
私が頼む前から夕飯のメニューを考えてくれてたのね、ありがとう。」

えーっ、面白くない?
やっぱりフライは上がるもので、落ちには不向きか。

英語俳句「夏の蝶」-🦋-#つぶやき英単語 1700

(2022.8.6)

英語俳句を一つ。 Here is my English Haiku.

Just enjoy living
No need for fighting now
Summer butterflies

      (by Zuka)

争わず 生きて楽しめ 夏の蝶   

(一般に蝶は春の季語とされますが、夏の蝶とすれば当然、夏の季語になります。)

オレンジと黒の色が特徴的な二匹の蝶を見かけました。
これは ツマグロヒョウモン(英名はIndian Fritillary)です。
前にこの幼虫を見つけて調べたので知っていました。
            (関連投稿→黒にオレンジの君は
模様が違うのは雄と雌だからです。仲がいいのは当たり前かもしれません。

ツマグロヒョウモン (左が雄、右が雌) Indian Fritillaries

もし、死んだ人の魂が何かの形で、例えば蝶になって帰ってきたとしたら、
今の世の中をどう見るのでしょうか。
If the souls of those who died somehow returned, say as butterflies, how would they view the world today?

今日、8月6日は広島の原爆投下から77年目の記念日だそうです。
Today, August 6, 2022, is the 77th anniversary of the atomic bombing of Hiroshima.

「集合体恐怖症」の英語は?-😱-#つぶやき英単語 1698

(2022.8.4)

何か小さなものが集まっているもの、例えば葉っぱの裏に小さな虫の卵がびっしりついているのを見たら・・・・うあ。

こういうの『集合体恐怖症』と言うのですが、英語では trypophobia だそうです。

穴の意味のギリシャ語 trypoに、恐怖症の意味の-phobiaがついています。
そもそもは、蜂の巣のようにたくさんの小さな穴が集まっている物に対する怖れということですね。

なんでこの単語が気になったかですけど、最近ちょっとぞわっとしたので・・・。

I was a little creeped out when I looked into the center of the sunflower through the camera. Perhaps this is what is known as trypophobia.
「カメラ越しにひまわりの中心を見たら、ちょっとゾクッとしました。おそらくこれが集合体恐怖症と呼ばれるものなのでしょう。」

英語で「コンニャク」は?-🍝-#つぶやき英単語 1692

(2022.7.28)

『コンニャク』って英語で何と言うかご存知ですか?

これ、konjac あるいは konjak だそうです。
(そのままですね。)

最近、植物としてのコンニャクの実物見ました。こんななんです。

Appearance of the konjac plant

最近は、外国でもコンニャクkonjacがダイエット食品として注目されていて、特にシラタキがパスタの代わりのように使われているようです。
実際にTwitterでもいろいろ見つかります。

Who knew #fatfree and #lowcarb noodles could taste so good?
Yutaka’s Konjac (or Shirataki) Noodles are the star of this #healthy, stir-fry dish you can make in minutes.
「無脂肪で低炭水化物の麺がこんなにおいしいとは…。
Yutakaのコンニャク(またはシラタキ)麺が主役の、ヘルシーな炒め料理 が数分で作れます。」 

かなり美味しそう。

「夏眠」の英語は?-🐸-#つぶやき英単語 1691

(2022.7.27)

『夏眠(かみん)』という言葉ご存知ですか?

これは、「夏のお昼寝」的なことではありません。

夏眠は「生物が暑く乾燥する夏の時期に休眠して過ごすこと」で、
冬眠に対する言葉だそうです。

英語で『夏眠』は estivation で、『夏眠する』はestivate です。
これは aestivation という綴りの場合もあるようです。

(因みに、『冬眠』はhibernationで、『冬眠する』はhibernate になります。)

使ってみましょう。
Do you know that some frogs not only hibernate, but also estivate?
「カエルには、冬眠だけでなく、夏眠をするものもいることをご存知ですか。」
How long do they sleep in estivation and hibernation total?
「夏眠と冬眠のトータルでどれくらいの時間寝てるんでしょうか?」

水分の蒸発に対して弱いカタツムリやカエルは、地中の穴に潜り込んで仮死状態で夏眠するそうです。

「反芻 (はんすう)する」の英語は?-🐮―#つぶやき英単語 1690

(2022.7.25)

『反芻(はんすう)する』は、「(牛などが)一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込む」ことです。

英語で『反芻する』を表す動詞は、ruminate だそうです。

Cattle and sheep ruminate. 
「牛や羊は反芻する」

形が少し変わって ruminant では、『反芻する』という形容詞になります。

Cattle and sheep are ruminant animals.
「牛や羊は反芻する動物だ」

ruminant は名詞として『反芻動物』の意味にもなりますので、
上と同じ意味のことは以下のようにも言えます。
Cattle and sheep are ruminants.
「牛や羊は反芻動物だ」

動詞のruminateは、牛などがやる反芻だけでなく、
考えを反芻するような場合にも使えて、『思い巡らす、よく考える、沈思黙考する』の意味になります。

He ruminated on her suggestion.
「彼は彼女の提案について熟考した」

英語で「コバンザメ」は?―🦈―#つぶやき英単語 1682

(2022.7.18)

今日の気になる英語:『コバンザメ』は英語で何?

最近、水族館の水槽の壁面に張り付いてみんなで昼寝しているようなコバンザメの写真をツイッターで見かけました。(なんか、面白い光景)

 コバンザメは、頭に小判型の吸盤を持つ魚です。この吸盤で大型のサメやウミガメ、クジラなどに吸い付いて、身を守ったり、餌のおこぼれを得たりします。

 この『コバンザメ』の英語名を辞書(英辞郎)で調べると、remora や sharksucker, suckerfish, suckfish と出ています。
(学名は Echeneis naucrates だそうです。)

Merriam-Webster には remora について以下の説明が出ていました。

Also known as shark suckers or suckerfish, remoras are long, thin, dark fishes that are distributed throughout the world in warm seas. Ancient sailors believed remoras had the power to slow or even stop a ship by attaching themselves to it; the name remora, which means “delay” in Latin, arose from this ancient superstition.

「コバンザメ remora は、shark suckerssuckerfishという名でも知られる細長い黒っぽい魚で、世界中の暖かい海に分布しています。古代の船乗りは、コバンザメが船に取り付くと減速し、船を止める力があると信じていました。ラテン語で『遅れ』を意味するremoraという名前は、この古代の迷信から生まれました。」
(昔の船乗りが船が遅れた理由をコバンザメのせいにしていたのかのかもしれません。)

a sharksucker サメに吸い付く魚

suckfishsuckerfishと言う名前についてですが、
suck は『吸う』で、sucker には『吸盤』の意味も有りますから、
「吸い付く魚」とか「吸盤魚」ということになります。

ちなみに、
コバンザメの吸盤は背びれが変化したものらしいです。
また、コバンザメはサメではなく、スズキの仲間なんだそうです。

「人間は考える葦である」の英語は?―👣―#つぶやき英単語 1675

(2022.7.11)

今日の気になる英語:「人間は考える葦である」を英語で言うと?

最初に言っておくと、この名言のオリジナルは英語ではありません。
この文を書いた哲学者・数学者のブレーズ・パスカル Blaise Pascal さんはフランス人ですから、フランス語で L’homme n’est qu’un roseau というらしいです。

まあ、有名な言葉ですから、英訳も辞書の例文に出ています。
  人間は考える葦である= Man is a thinking reed.
だそうです。

reed が植物の『葦』です。
なぜ、人間を葦に例えたのかは、本人に聞かないと分かりませんが、
目立たず、強い風に翻弄されるような存在、というところかもしれません。

アオアシというアニメ見始めたのですが、主人公の青井葦人の名前は、
この名言の影響ですよね。

関係ないけど、行田市の田んぼアートで、このアオアシのキャラクターが描かれているらしいです。
稲の葉の色で絵が出来ているらしいので、この葦人君は考える稲かも。