マシュマロの花❓-☕-#つぶやき英単語 1823

(2022.12.3)

お菓子の『マシュマロ』は、英語で書くと marshmallow です。
marsh mallowmarsh-mallow と表記されることも有ります

では、これと同じ名前の植物があるのご存知ですか?
植物の方のmarshmallow は、和名では『ウスベニタチアオイ(薄紅立葵)』と言います。

merriam-webstermarshmallow という言葉を調べると、
a pink-flowered European perennial herb (Althaea officinalis) of the mallow family that is naturalized in the eastern U.S. and has flowers, leaves, and roots used in herbal remedies
「アメリカ東部に帰化しているアオイ科のヨーロッパ原産の多年草(Althaea officinalis)で、花、葉、根がハーブ療法に使用されているピンク色の花を咲かせるもの。」
と最初に出ています。

次に
a sweet white confection usually in the form of a spread or small spongy cylindrical pieces now usually made from corn syrup, sugar, albumen, and gelatin but formerly from the marshmallow’s root
「甘い白いお菓子で、通常はスプレッドや小さなスポンジ状の円筒形のものが多く、現在はコーンシロップ、砂糖、卵白、ゼラチンなどから作られていますが、以前はmarshmallow (ウスベニタチアオイ)の根から作られていました。」と書かれています。

要するに、先にmarshmallow という植物が有って、その根を原料としたお菓子がmarshmallow マシュマロと呼ばれるようになったのですね。
それが、原料が変わってもマシュマロと呼ばれていると。

ちなみにmarshmallowのmarsh が『沼地』でmallow が『アオイ』の意味だそうです。
花や植物として興味のある方、写真が見たい方はこちらを→山科植物資料館

オンライン英会話の先生とmarshmallowの花のことを話したら、先生はマシュマロみたいに白っぽい花だから、その名前なのだと思っていたらしいです。

「ネギ」の英語? ちょっと違和感 -🍲-#つぶやき英単語 1808

(2022.11.20)

『ネギ』を和英辞典で見ると Welsh onion や green onion と出てるけど
これ、ちょっと違和感無い?
(変な文体だけど、今日はこのノリで行きますんで、ヨロシク)

onionって『タマネギ』だよね。「タマ(玉)=球根みたいな食べるとこがあるネギ」じゃないすか。

onion の語源は「たくさんの層が一つになったもの」の意味のラテン語なんだって。これ、あの球根有ってのネーミングなんじゃないの?

だからさー、ネギにはタマネギみたいな球根ないじゃん。
タマのないネギはタマネギじゃないのに、
なんで名前にonion つけてんのさ。

ネギは 学名ではAllium fistulosum (ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属)
タマネギはAllium cepa(ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属)
なんだね。

まあ同じ仲間なんだってことは分かったから許す。

鍋にすきやきにネギ (食べるの白いとこだけど) 

許すけれども、ネギは知ってるけど
Welsh onion ってどんなのさ?

なんか、微妙に下半身太って・・・まあ良しとしよう。
Welish onion は、bunching onion や long green onion とも言うのか。
覚えとこ。
(bunching は『束になる』ってことだね。)

まあ、勉強になった。ありがとよ。

ハート形の大きな葉っぱ・・・『サトイモ』の英語-♡-#つぶやき英単語 1800

(2022.11.12)

畑にでっかいハート形の葉っぱの野菜が植えられてたんですけど、
あれ『サトイモ (里芋)』なんですね。

『サトイモ』を和英辞典で調べると、 taroという単語が出ています。
これはタロイモというもので、そう聞くと南国で食用にされているイメージですが、実はサトイモ科の食用植物を広く含んだ言葉なんだそうです。
なので、サトイモも taro の一種であり、taroと呼ぶのは正しいのです。
ただ、taroにはサトイモ以外の品種もあるわけですね。

『サトイモ」の訳語としては、これ以外にも eddo という単語も出てきます。
また、学名は Colocasia esculenta と言います。

サトイモをタロイモと区別するなら、Satoimoと書いて、説明を加えるのがいいかもしれません。

Satoimo is a kind of taro native to Southeast Asia and used as an ingredient in Japanese dishes.
「サトイモは東南アジア原産のタロイモの一種で、日本食の食材として使われます。」

これ、なぜサトイモと呼ばれるかご存知ですか?

山で自生するヤマイモ(山芋)に対して、
人里で栽培される作物なのでサトイモ(里芋)と呼ばれるのだそうですよ。



「ヤマボウシ」の英語は?―👒―#つぶやき英単語 1795

(2022.11.7)

近くの街路樹にぼつぼつした表面を持つ赤い実がなっていました。(写真1)
この木は『ヤマボウシ』だと思われます。
英語で Kousa Dogwood や Japanese Flowering Dogwood と呼ばれるようです。

夏ごろに同じ木の花の写真も撮ってました。 (写真2)
ヤマボウシは、 ハナミズキ(Dogwood )と近縁種で、花もよく似ています。

でも、実については違いが有ります。
The fruits of Dogwood are inedible, while those of Kousa Dogwood are edible and quite tasty.
ハナミズキの実は食べられませんが、ヤマボウシの実は食べられて、かなり美味しいそうですよ。

写真1  ヤマボウシの赤い実 Red fruits of Kousa Dogwood

 

写真2  初夏に花をつけたヤマボウシ Kousa Dogwood in bloom in early summer

街路樹のヤマボウシになった実なので、みんな鳥の御馳走になるんだと思うんですけど、
出来たら一個でも味見してみたい気がします。

英語俳句「虫食い穴」-🍂-#つぶやき英単語 1791

(2022.11.3)

『虫食い穴 』は worm hole や worm bore と言うそうです。
 (この場合のbore は『穴』の意味です)

久々に英語俳句に挑戦。

秋の葉の 虫食い穴に 空青し

In wormholes
See how blue the sky is !
autumn leaves

推敲します。

See, how blue it is,
the sky through the worm holes
in autumn leaves

こっちのほうがいいでしょうか?

もう11月ですね。

「カマキリ」の英語は?-🪓-#つぶやき英単語 1785

(2022.10.28)

『カマキリ』は英語で mantis あるいは praying mantis です。

mantis は語源が「soothsayer=予言者」の意味のギリシャ語だそうです。なので、praying mantis は「祈っている予言者」というようなことです。
確かにそんなポーズに見えなくもないですね。

10/28 日本代表とニュージーランド代表「All Blacks 」との試合前日、
カマキリを見かけたんですよ。
ラグビーチーム 埼玉ワイルドナイツの練習グランドの脇で。

僕   「予言者なのか君は? 明日の試合どうなの?」
カマキリ「・・・・・」

山沢選手が何かやるのかもしれない。

「ホウキギ」の英語―🧹-#つぶやき英単語 1784

(2022.10.27)

『ホウキギ(ホウキグサ)』という植物をご存知でしょうか。
その乾燥した茎を 箒(ほうき)に使うので、こういう和名がついています。
和風の箒の掃くところの素材を思い浮かべていただければいいと思います。

このホウキギの英語名が Kochia なんだそうです。
そう、この『コキア』という名前の方でご存知の方の方が多いかもしれません。
そうコキアというと、こんもりとした樹形が特徴的で、緑色していたものが秋には赤くに紅葉するので、観賞用としても育てられています。国営ひたち海浜公園のコキア Kochia は有名でよく写真を見かけます。

このコキア kochia を近所で見かけました。今赤くなっていますね。

Kochia

このコキア Kochia ですが、その実が食用にもなるんだそうです。
これ「とんぶり」という秋田県の名産品だそうで、畑のキャビアと呼ばれるような
プチプチした食感の食べ物です。

コキア Kochiaって箒になったり、とんぶりになったり、観賞用だけじゃないんですね。

梅の「種」は英語で何? -🍑―#つぶやき英単語 1780  

(2022.10.23)

seed は植物の『種(たね)、種子』のことですね。でも、梅干しの中の「種」は、英語では違う呼び方になるようです。
何と言うでしょうか?

🍙🍙🍙

答えは stone です。(石のstone と同じです。)
stone は『ウメ・モモなどの果実の中の核(堅い内果皮に包まれた部分)』のことです。
日本語ではこの核のことを普通「種」と呼んでいます。
ですが、植物学的な意味での本当の「種子」は、核の殻の中にあるのだそうです。英語では、この辺を分けた呼び方になっているということですね。

ちなみに、このような核が中にあるタイプの果実を『核果』と呼ぶそうで、
これは英語で stone fruits となります。

英作文に使ってみましょう。
Umeboshi are made by pickling whole ume-plums containing those stones inside.
「梅干しは、種が入った丸ごとの梅の実を漬けて作られます。」

「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の英語は?-✊-#つぶやき英単語 1776

(2022.10.19)

「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」という諺がありますが、
この英語バージョンは
a drowning man will grasp at straws
a drowning man will clutch (catch) at a straw
とかだそうです。

Cambridge の辞書での説明
a drowning man will clutch at a straw
said about someone who is in a very difficult situation, and who will take any available opportunity to improve it
溺れる者は藁をもつかむ 
「非常に困難な状況にある人が、それを改善するために可能な限りの機会を手に入れること」となっていました。

drowning manは「溺れてる人」、straw は『藁、わら』で
grasp at 、 clutch atあるいは catch atは『(…を)つかもうとする』の意味になります。

日本語と英語で似たような諺でも、出てくる物だったり何かしら違うのが多いのですが
上の例ではほとんど直訳のような内容ですね。

それも当然で、この日本語の「溺れる者は藁をもつかむ」は、英語のことわざを翻訳したものなんだそうです。
わらしべ長者みたいな純日本的イメージを抱いていたのですが
僕の認識不足でした。

 

dormouse は?-🐭-#つぶやき英単語 1766

(2022.10.9)

dormouse は『ヤマネ』

Cambridge dictionaryでの説明は以下のようになっていました。
dormouse (複数形 dormice)
a small animal that looks like a mouse with a long tail covered in fur
「毛に覆われた長い尾を持つネズミに似た小動物」

dormouse には半年以上の長い休眠・冬眠(dormant hibernation)をする習性が有り、このことが名前のdorの所に関係しているようです。

最近、このdormouse ヤマネがニュースに出てました。
Rare tree dormouse not seen for 20 years discovered in Austria
「オーストリアで20年間目撃されていない希少なオオヤマネが発見される」

僕の説ですが、
The dormice that were not found for 20 years may have all been dormant throughout that time.
「20年間見つからなかったヤマネたちは、みんなでその間中休眠していたのかも。」
(そんなわけない)