when the going gets tough は?―😱―#つぶやき英単語 1544

(2022.3.4)

オンライン英会話でエッセイを読んで内容を議論するレッスンをよくやっています。
ちょっとした長文を音読するので、発音も直してもらえるし、知らない表現もチャックできます。自由に話せるので、お気に入りのレッスンです。

これはその中に出てきた表現の一つです。

when the going gets toughは、「状況が厳しくなった時」という意味になります。

この場合の going は名詞として『状況、進み具合』の意味と考えられます。
get + 形容詞で『~になる』という使い方ができるので、gets tough は「困難になる」ということですね。

📺

例文です。
When the going gets tough, unity of people is needed.
「状況が厳しくなった時こそ、人びとの結束が必要です。」

最近のニュースを見てそう思いました。


Molotov cocktail は何?―🍸―#つぶやき英単語 1539

(2022.2.28)

お酒のカクテルがお好きな方もいらっしゃるでしょうが、
Molotov cocktail はちょっと手が出しにくいと思います。
これで『火炎瓶』という意味ですから。

🍸


この言葉の語源はというと、第2次大戦中にフィンランドに侵攻した時に、
フィンランド兵がソ連の戦車をを攻撃するのに火炎瓶を用いて、これを当時のソ連外相 Vyacheslav Mikhailovich Molotovの名にちなんでMolotov cocktailと呼んだからという説があります。

🇫🇮

それから70年後の現在、
このMolotov cocktail という言葉がニュースで使われています。

例えば、Los Angels Times (FEB. 26, 2022)の記事タイトルはこんな感じです。
Kyiv civilians take up arms — and mix Molotov cocktails — to fight Russian attack on Ukraine
「キエフの市民が武器を取り、火炎瓶を混ぜ、ロシアのウクライナ攻撃に対抗」

🇺🇦

歴史は繰り返すということなんでしょうか。
今回のロシアのウクライナ侵攻で、首都キエフの市民が火炎瓶 Molotov cocktail を作っているのはニュース映像にもなっていました。

何とか普通の人たちが犠牲にならないように、
この問題が早く解決されることを祈ります。

 

 

SWIFTって何?-💶-#つぶやき英単語 1538

(2022.2.27)

ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁のニュースでSWIFTという言葉が出てきています。
スズキ自動車の車種名にも有ったような気がしますが、もちろんそれとは違うやつです。

これは略語で、頭字語(initialism)というやつですよね。
こういう略語を見かけたら元が何なのか探らないと、「気になる英語調べ隊」とは言えません。

今日の言葉:
SWIFT=Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication
「国際銀行間通信協会」の略称です。

SWIFTは、国をまたぐ貿易などの決済や送金用のシステムで、ロシアの銀行がこれから締め出されると、ロシア経済は打撃を受けることになります。
この制裁措置で、天然ガスや穀物などの貿易が滞る可能性があり、他の国にも影響が及びます。

🏧

この措置に関し、イギリス首相がツイートしています。
”We have taken decisive action tonight with our international partners to shut Russia out of the global financial system, including the important first step of ejecting Russian banks from SWIFT.
We will keep working together to ensure Putin pays the price for his aggression.”
「今夜、我々は国際的なパートナーとともに、ロシアの銀行をSWIFTから排除するという重要な第一歩を含めて、ロシアを世界の金融システムから締め出すための断固とした行動をとった。
我々は、プーチンが侵略の代償を払うことを確実にするために協力を続けるだろう。」

この制裁措置や世界中の反戦の世論で、ロシアが早急に方針を転換することを願います。

Root for Wild Knights―⚔―#つぶやき英単語 1537

(2022.2.26)

本日の表現:root for 『~を応援する』
root は名詞なら『根』などの意味ですけれど、
自動詞としてforを伴うと『~を応援する』の意味になります。

熊谷ラグビー場での使用例:
Root for Wild Knights 「ワイルドナイツを応援して ‼」
ワイルドナイツのラグビーの試合で、会場を盛り上げるメッセージに Root for を使ってました。

Kumagaya Rugby Stadium, Feb 26.

In Round 7 of Japan Rugby League One, Wild Knights and Sungoliath faced off at Kumagaya Rugby Stadium.
「ジャパンラグビーリーグワンの第7節、ワイルドナイツとサンゴリアスが熊谷ラグビー場で対戦しました」

About 7,000 spectators gathered in Kumagaya, the home of the Wild Knights, to enjoy the play of two of the best teams in the league.
「ワイルドナイツのホームである熊谷に約7000人の観客が集まり、リーグ屈指の2チームのプレイを楽しみました」

The Wild Knights won the game by a score of 34-17.
It was a satisfying day for me as I am rooting for the Wild Knights.
「試合は34-17のスコアでワイルドナイツが勝利しました。
 ワイルドナイツを応援している僕としては満足のいく一日でした。」

🐖

ついでの話になりますが
root for~ という表現は『(豚などが)(~を求めて)鼻で地面を掘る』という
全く違う意味でも用いられます。
The pigs are rooting for foods. は、豚が食べ物を応援しているわけではなく、
「ブタたちが鼻で食べ物を掘り出している」の意味になります。

direは?―😠―#つぶやき英単語 1536

(2022.2.25)

オンライン英会話で短いエッセイを読んで会話するレッスンを受けているんですが、知らない単語が普通に出てくるんですよ、まだまだ。

dire は4文字の短い単語ですけど、その授業で初めて覚えました。
この単語は『(必要、危機など)差し迫った』という意味で使われます。
例えば、
  I’m in dire need of money. 「差し迫ってお金が必要だ」
  There is a dire need for water. 「水が切実に必要だ」
のように使えます。
これは dire need の形で使われることが多いと、先生も言ってました。

direには他に『恐ろしい、悲惨な』の意味も有って、
例えば、以下のように使われます。
His carelessness had led to dire consequences.
「彼の不注意が悲惨な結末をもたらした」

dire の発音は、カタカナで書けば「ダイア」、発音記号でdáiərです。

lumbar と lumber ―📚―#つぶやき英単語 1532

(2022.2.22)

一字違うと言葉は別物になるものですね。

lumbar は『腰(の)』という意味です。
腰が痛かった時に辞書で調べたので、身に染みて覚えてしまいました。

でも、このlumbar という言葉、a を e に変えると別の意味になります。
lumber は『材木』などの意味ですから。

僕は、最初にlumber 材木の方を知っていて、後からlumbar 腰を覚えたんですけど、
けっこう紛らわしいと思いませんか。

それに、lumbarの発音記号はlʌ́mbərで、lumberもlʌ́mbərです。
(同じじゃないか)

両方使った例文です。(無理やりですが)
He injured his lumbar while cutting the lumber.
「彼は材木を切っていて腰を痛めた」

大工仕事でも、姿勢が悪いと腰を痛めやすいのでご注意ください。

レモン以外の意味のlemon?―🍋―#つぶやき英単語 1523

(2022.2.13)

lemonという単語はレモンという意味以外でも使われる場合があるのをご存知ですか?

lemon を英和辞典で引いたら第一に出てくる意味は『レモン』なわけですけれど、
口語的な使い方として『できそこない、欠陥品』や『不快なもの(人)』という意味も出てきます。

🍋

Weblioに載ってる例文では
This car’s a real lemon. 「この車は全くの欠陥車だ」

レモンは酸っぱくて普通にパクパク食べられるわけではないので、
フルーツとして一番好きと言う人は少ないと思います。
甘みを加えて飲料にしたり、料理の味を引き締める場合にはモンの良さが出るので、
欠陥品の代名詞のように言うのは酷な気はしますけど。


snow angelは?―❄―#つぶやき英単語 1520

(2022.2.10)

snow angelは? (答えは最後)

雪が降っているので、snow がつく言葉で面白げな奴をいくつか。
(英辞郎調べ。へそ曲がりなピックアップのため実用性は不問でお願いします。)

⛄

snow job 『嘘を本当だと信じ込ませること、口車、でっち上げた話』
snow someone with 『(人を)信じさせようとする』
そもそも、snow は他動詞として『(うまいこと言って人を)説得する、たらし込む』の意味になるんですね。(アメリカの俗語だそうですけど)

snow monkey 『ニホンザル』
北限のサルのイメージですね。

snow off 『雪のために中止する』
 The soccer game was snowed off.
「そのサッカーの試合が雪で中止になった」

snowball into a major issue 『(小さな問題などが)急激に大きな問題になる』
snowball は動詞として『雪だるま式に増大する(させる)』の意味を持ちます。

🏂

最後に
snow angel  『新雪の上につけた人型』
これ、雪の上に寝転んだ状態で両腕を上下に動かすと、起き上がった時に天使の形のように見えるからなんですって。
きれいな雪の上ならちょっと試してみたいかも。

関連)snow cone は?

chime in は?―🔔―#つぶやき英単語 1519

(2022.2.9)

chime in というイディオム、どんな意味かご存知ですか?

chimeという単語は、チャイムとして日本語にもなっており、
名詞としては『(調律した)ひと組の鐘、鐘楽』、『チャイム(の音、装置)』や
『旋律、調和』などの意味が有ります。

これ動詞にもなって、『(鐘を)打つ、奏する』のような他動詞の用法もありますし、
『チャイムが鳴る』のような自動詞としての使い方も有ります。

自動詞としては、chime with ~の形で『(ものが)~と調和する』という意味でも使われます。

🔔

で、chime in なんですが、
『(歌などに)合わせる、(~と)調和する』や『同意する、相づちを打つ』などの意味があります。
これに加えて、『話に割り込む』と言う意味も辞書に出てるのですよ。
ただ、この意味でも、同意しながら横から口を出すような場合に用いるのが適当だと考えられます。

例えばこんな感じかと、
When we were talking bad about our boss, Tom chimed in.
「ボスの悪口を言っていたら、トムが口をはさんできた」

トムも上司の悪口を相当言ったんじゃないかな。

関連)For Whom The Bell Tolls は?

invictus は?―🏉―#つぶやき英単語 1517

(2022.2.7)

今さらですが、2009年作の「インビクタス/負けざる者たち」という映画をAmazon Prime で見ました。南アフリカでのラグビーワールドカップとマンデラ大統領の関りが描かれていて、なかなか良かったです。
(南アフリカの代表チーム Springboks とニュージーランドのAll blacks の決勝戦、こんな展開だったのか!)

このinvictus という単語、辞書サイトWeblioで調べると日本語訳が出てないんですよ。(映画の解説は出てるんですけど)

唯一、Weblioに含まれているWictionary の英英での説明で、
invictus の類語がいくつか出ていましたので、それをお勉強しとこうと思います。
意味は、1と2に分かれていて
1) unconquered=征服されない
   unsubdued=支配されていない
2) invincible=征服できない、無敵の、頑強な
   undisputed=意義のない、明白な
   undefeated=無敗の

映画のサブタイトルに「負けざる者たち」とあるように、
征服されない、負けない、というような意味なんですね。

ただ、invictus という単語の良く分からないのは、ろくに辞書に出ていないのに
映画だけでなく、音楽や小説のタイトルになっているらしいということです。
何でなんでしょうか。

結論は無いんですけれど、まあ、ついでに類語もチェックできたから
よしとしておきましょう。

関連) Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428