動詞のdonは?―👕―#つぶやき英単語 1498

(2022.1.19)

don て、名詞ならマフィアのドンのdonとかの意味も有るんですが、
動詞のdon はどんな意味かご存知ですか?

動詞のdonは『(服・帽子などを)着用する、身に着ける』の意味なんですね。
この現在分詞はdonning、過去や過去分詞はdonnedの形になります。
donはput on と同じような意味ですけど、英辞郎では文語的というマークがついています。

don や put on は『身に着ける』という行動を表すので、
『身に着けている』という状態を表現するwear とは区別しておく必要があります。

🧥

使ってみましょう。
He stood up and donned his jacket.
「彼は立ち上がってジャケットを身に着けた」

因みに、英辞郎によると don の反意語は doff 『脱ぐ』です。

使ってみましょう。その2
He politely doffed his hat and greeted her.
「彼は丁寧に帽子を脱いで彼女にあいさつした」

このdondo on から来ていて、doffdo off から来ているんですと。
昔はdo on do off だったのが、それぞれ縮まった形になって現在に至るということです。
なるほど。


by the day は?―📅―#つぶやき英単語 1493

(2022.1.15)

by the day という表現がオンライン英会話のレッスンで出てきました。

by the day は『一日一日、日ごとに』の意味になります。
なので、day by day と同じような表現なんですね。(こっちはよく知ってたけど。)

例えば
The case numbers of COVID-19 infection are increasing by the day.
「COVID-19の感染者数が日に日に増えています」
のように使えます。 
by the day のところは、もちろん day by day でもいいですね。

(コロナの件、状況は今良くないですが、一日も早く収まってくれるのを願うばかりです。)

🗓

ついでに言うと、
by the day は、これとは異なった場面でも使われることがあります。
賃金などに対して『日決めで』という意味の表現にもなるんです。

これは例えば
Their wages were paid by the day.
「彼らの賃金は日給で支払われた」
のように使います。

work by the day なら『日給で働く』ということです。

こういう簡単な単語の組み合わせの表現でも、
ここぞという時になかなか口から出て来ないかもしれません。
いつでも出せるように「身に着ける」には、とりあえず試しにでも使ってみるのが大事なんじゃないでしょうか。

queue-jumper って?―🐇―#つぶやき英単語 1492

(2022.1.14)

queue-jumper って、何を跳ぶ人なのかって感じですけれど、
これで『(順番を無視して)列に割り込む人』のことなんですね。

queue が『(順番を待つ人などの)列』のことなので、
queue-jumperは、順番とか跳び越えて列に入ってくるような、要するに割込みをする人です。

『(順番を無視して)列に割り込む』というのは、jump the queue でいいそうです。


queue は主に英国で用いられて、cue も同じ意味で使われることがあるようです。

他に line も『列』の意味の単語ですから、
jump the line でも同様に『列に割り込む』の意味になります。
他にもcut in line や put in line でも同じ意味になるようです。

何にしても
列に割り込む人って本当に許しがたいですよね。
Those who jump the queue are really unacceptable.


Hoops は?-⚽-#つぶやき英単語 1490

(2022.1.12)

hoop っていうと『(たるなどの)たが、輪』です。
(輪っか状のものがhoopなので、バスケットのリングもhoopと言うらしいです。)

これを踏まえて、Hoops というニックネームスポーツチームがあるのご存知ですか。

これは、スコットランドのサッカーチーム、
セルティック・フットボール・クラブ(The Celtic Football Club)のニックネームなんですって。
セルティックと言えば、以前は中村俊輔選手が所属していましたし、今は古橋亨梧選手が活躍していますので、日本に縁のあるチームです。

で、Celtic が何でHoops か?

実は、チームのユニフォームが緑と白の横じまだからだそうです。
これ見方によっては緑と白の『輪っか』が積み重なっているわけで、つまりHoops なんですね。
(なるほど)

Celtic には、前田大然選手、井手口陽介選手、旗手怜央選手も新加入するとのことで、
3選手にも横じまのユニフォームでの大活躍を期待します。

C’mon the Hoops !

mnemonic は?-🤓-#つぶやき英単語 1489

(2022.1.11)

mnemonic は、形容詞としては『記憶を助ける、記憶術の』の意味です。
名詞としては『記憶を助ける工夫』で、具体的には公式や覚え歌などいろいろな形が有りえます。
発音はニマニクとかニモニク(nimɑ́nik、nimɔ́nik)で、綴りの最初のmは音にはならないようです。

mnemonics になると『記憶術』と言う意味だそうです。

簡単な覚え方みたいなものをmnemonic と言うので、かなり知られているものも有ります。

例えば、
The ABC song is a simple mnemonic for the alphabet.
「ABCの歌は、アルファベットの簡単な覚え方になっています。」

Fleming’s left-hand rule is a visual mnemonic for the direction of forces generated by magnetic fields and electric currents.
「フレミングの左手の法則は、磁場と電流で生じる力の方向の視覚的な覚え方です。」

等々

何か覚えなきゃいけないことがあるときは、覚え方を考えるのも一方法かもしれません。
良い mnemonic を考えついたころには、覚えちゃっているかもしれませんが。

心に響く resonate ―♬-#つぶやき英単語 1488

(2022.1.10)

最近のオンライン英会話のレッスンでも出てきたんですけど
resonate という言葉、なんか好きです。

そもそもresonate の意味は、自動詞なら『鳴り響く、(~に)共鳴する』です。
他動詞の用法も有って、その場合は『鳴り響かせる、共鳴させる』になります。
『共振、共鳴する(させる)』の意味で、技術用語としても使われます。

なんでこの単語が好きかというと
resonate は、「心に響く」という場面でもよく使われて、一種の比喩的な表現としてもきれいな言葉だと思うのですよ。
日本語でも同じように心に響くと言うので、感覚的に理解しやすいところもポイント高いです。

人の心に響くと言うには、
resonate with か、 resonate in one’s heart という形を取ります。
例えば、こんな風になります。

His speech resonated with the people.
「彼のスピーチはの人々の心に響きました。」

What words will resonate in your heart?
「どんな言葉があなたの心に響きますか?」

このブログ、基本的に自分の勉強のためにコツコツ書いているのですが、
たまには誰かに響くことがあったら嬉しいです。ホント。

cronyismもついでに―🌸― #つぶやき英単語 1486

(2022.1.8)

前にnepotism 『縁故採用』について書いたので
ついでに似た感じの単語をもう一つ取り上げたいと思います。

cronyism は『(政治家などの友人関係による)えこひいき、縁故主義』
の意味だそうです。

crony が『親友、仲間』の意味で、これにismがついて、
政治家の方が友達関係を妙に大事にしちゃうことを表すわけですね。

使ってみましょう。
The politician’s behaviors were criticized as cronyism.
「その政治家の行動は縁故主義だと批判された」

📰

なんか、実際そういう政治家の方がいましたね。

nepotism は?―👨‍👦-#つぶやき英単語 1485

(2022.1.7)

nepotism という単語は、
『(就職などの際の)縁者びいき、縁故採用』と言う意味です。

これは、甥 (nephew)を意味するラテン語を語源としており、
中世において法王が親族(多くは甥)を枢機卿に据えたことに由来しているそうです。

⛪

私企業であれば nepotismも全てが悪いというわけではないかもしれません。
小規模な店や工房などなら、関係ない人を雇うより家族や血縁者で働く方がいい場合もあるでしょう。
これが大きな会社となると、社会的な責任として公平な採用判断も求められます。実際に縁故採用が多いような会社があれば、そういう情報は伝わるものなので、有能な人材を集められず競争力を失うかもしれません。

一方、税金で成り立っているお役所では、そもそも公務員の採用は公平であるべきで、縁故採用は基本的に認めてはいけないと思います。

この意味で最も問題なのは、一種の公務員である議員の世襲が当たり前になっていることです。あれって一種の nepotism ですよね。
有権者は、世襲についてより厳しい目で見なければいけないんじゃないでしょうか。
そういう世襲議員ばかりになれば、公平な政治が行われなくなる恐れがあり、国や自治体としての活力を失うことにもなりかねないと思います。

✏

例文を書きます。
Nepotism in government and parliament do harm a fair and vibrant society.
「政府や議会での縁故主義は、公平で活力ある社会を損なう」

throw a wrench in the worksは?―😔―#つぶやき英単語 1484

(2022.1.6)

throw a wrench in the works は、
予定や日程などを狂わせるような意味の『水を差す』だそうです。
英辞郎によると、工場の機械に工具のレンチを投げ込めば、その機械は正常に作動しなくなることに由来するのだとか。(危ないからそんなことするのはやめましょうね)

で、この表現を使ってみたい心境です。

Some players in the rugby team got infected with COVID-19 before their opening game so that really threw a wrench in the works.
「そのラグビーチームでは開幕戦前にCOVID-19に感染した選手が出て、予定に水を差された。」

ニュースでご存知かもしれませんが、実話です。
埼玉パナソニックワイルドナイツの選手が何人も新型コロナのテストで陽性になってしまって、ラグビーの新リーグ Japan Rugby League Oneの開幕戦がキャンセルになってしまいました。

延期とかではなくワイルドナイツの不戦敗だそうです。
(僕がファンになってから公式戦で負け無しだったワイルドナイツがこんな形で負けるとは思いませんでした。)

ワイルドナイツの選手の方々が一番悔しいでしょうけれど、
僕もチケットも買っていて新国立競技場に行く気満々だったのに
それこそ完全に水を差されました。

コロナのばかー!

関連)不戦勝・不戦敗は?

auspicious は?―🗻―#つぶやき英単語 1480

(2022.1.2)

auspicious は『幸先の良い、吉兆の、めでたい』といった意味を表す形容詞です。
(Weblio の学習レベル:12、英検:1級以上の単語です。)

これ、初夢の話題で使ってみたいと思います。

It is believed auspicious to dream of Mt. Fuji on the first night of the new year.
「新年の最初の夜に富士山の夢を見るのは縁起がいいとされています」

auspicious のところは a good omen としても同じような意味になります。
omen は『前兆、兆し』の意味です。(昔、The Omen という怖い映画がありました。)

🗻

初夢で縁起がいいと伝統的に言われているものは
一 富士 : Mount Fuji  
二 鷹 : hawk
三 茄(なすび): eggplant
四 扇 : fan
五 煙草 : cigarette
六 座頭 : blind monk
などと順番がついているそうです。

富士山は文句なく吉兆という感じですが、他には「何で?」というのも入っていますね。

たとえば、座頭は琵琶法師=琵琶を引く盲目の僧なので、頭に毛が無いことから「怪我ない」にかけているらしいです。
(駄じゃれじゃん。)

まあとにかく、いい夢見ましょうね。