(2022.9.14)
今日の気になる英語:poetic license とは?
エッセイを読んで議論するオンライン英会話のレッスンで覚えた言葉です。
この場合、ライセンスは運転免許のようなものではありません。
辞書によると、poetic licenseは
『詩的許容(=詩などで効果をあげるために用いる韻律・文法・論理上などの逸脱)』だそうです。
例えば、歌詞なら語呂が良かったり印象に残ったりするなら、文法や論理的な観点で間違っていても許容されるということです。
The Rolling Stones が “I Can’t Get No Satisfaction” と歌っていますが、これを二重否定になっていておかしいという方が野暮じゃないですか。
歌詞であれば、If I were you, と言うところを、 If I was you, としても普通に許容されるようです。
詩だけでは無くて、物語やドラマなどでも『詩的許容』が使われていて、その場合はdramatic license や artistic license のような言い方もされるようです。
やたら主人公に都合よく事が進んだりするのも、一種の詩的許容なのだと思われます。
ただ、現実は物語や詩じゃないので、いろいろ許容してくれません。
文法が間違っていれば減点されますしね。