get past は?―🚶‍♀️‍➡️―#気になる英語調べ隊 2895

(2026.5.5)

get は『手に入れる』などの意味でお馴染みですし、
past も『過去(の)』など意味でわりと出てくる単語ですね。

では、この二つが合わさった get past はどんな意味でしょうか?

このget past は句動詞として
『~のそばを通る、~を通り抜ける』の意味になります。

例文
The train gets past that bridge around 11:00 a.m.
「その列車は午前11時ごろ橋を通過します。」

get past は物理的に通り過ぎる場合だけでなく、
『(問題・辛い過去などを)克服する』
『(試験に)通る』
『(質問を)かわす』や
『(警備システム)をかいくぐる』など、比喩的にも用いることができます。

例文
He hasn’t got past that loss in the last match.
「彼は前回の試合の負けをまだ引きずっている」

なお、この get past の get は自動詞で、past は『を通り過ぎて』の意味の前置詞だそうです。

ハスキー犬とハスキーな声-🎤―#気になる英語調べ隊 2894

(2026.5.4)

ハスキー犬は、英語では husky (dog)で、
シベリアン・ハスキーなら Siberian husky です。

声が『ハスキーな』の形容詞は husky です。
なので、ハスキー犬の方とつづりは同じです。

ただし、犬と声のハスキーは語源的な関連性は無く、
他人の空似的に同じ表記・発音になった感じなんですね。

犬の husky は、エスキモー犬を表す名詞として、エスキモー(Eskimo)の意味の hoskeyに由来します。この hoskey は、Eskimo と同じ意味で形が違う Ehuskemay という単語の短縮形だそうです。

これに対して、声のhusky の語源は、husk『(穀物の)殻』に関係しているとのこと。
「殻のように乾いた」から転じて、声が『かすれた、しゃがれた』ことをhusky というようになったとされています。

 なお、形容詞のhusky には『(人が)体格の良い、がっしりした、がんじょうな』の意味も有り、これも「殻のように丈夫」ということから来ているそうです。
(「ハスキー犬みたいにがっしりした」から来ているわけではありませんから・・・)

村上選手:Three True Outcomes -⚾―#気になる英語調べ隊 2893

(2026.5.3)

MLB ホワイトソックスの村上宗隆選手が、
Three True Outcomes タイプの打者と言われているようです。

Three True Outcomes (TTO)は直訳なら「三つの真実の結果」ですが、
野球用語としては、野手の関与がほとんどなく投手と野手の力関係のみによる三つの結末「本塁打、四球、三振」のことを指します。

この本塁打、四球、三振で打席を終える率が非常に高い選手が
Three-True-Outcomes player ということになります。
村上選手は、 Xのポストで mr three true outcomes とも書かれており
代表的な TTO player との認識が広がっているようです。 

As of today (May 3, Japan Standard Time), Murakami has recorded 13 home runs, 27 walks, and 48 strikeouts in 134 at-bats.
Based on these figures, his Three True Outcomes rate is approximately 64.7%.

村上選手の成績は、現在(5月3日、日本時間)までの134打席で
HR 13、四球 27、三振 は48です。
これから計算したThree True Outcomesの率は約 64.7% になります。

バウアー投手 “I’m blackballed.”―⚾―#気になる英語調べ隊 2890

(2026.4.30)

日本でもプレーしたトレバー・バウアー(Trevor Bauer)投手が、
アメリカの独立リーグでプレーするというNew York Postの記事を見かけました。

その中で、バウアー投手が
” I’m blackballed. I’m not allowed to play Major League Baseball …”
と言っていました。これは、
「僕は追放されたんだ。メジャーリーグでプレーすることは許されていない……」
というような意味になります。

最初、「blackball って何? 黒い球?」と思ったのですが、
blackball が他動詞として『(~の加入に)反対投票する、(~をグループから)追放する』の意味になるのだそうです。

これは、18〜19世紀の英米の会員制の組織で人の加入の可否を投票で決定しており、
賛成の場合は白球、反対なら黒球を箱に入れて投票していたことに由来するんですと。

なので、blackball は文字通り『(入会への)反対投票用の黒球』であったものが、
転じて名詞の『反対投票』の意味になり、動詞の『反対投票する』や『追放する』
の意味でも使われるようになったわけですね。

上の会員制組織の場合は、一つでも黒い球が有ったら入会できないらしいのですが、
そんな排他的な組織に入らなくてもいいような気もします。

「組曲」の英語―♪―#気になる英語調べ隊 2889

(2026.4.29)

音楽用語の『組曲』は、いくつかの小曲や楽章からなる複合的な器楽曲のことで、
英語では suite と言います。

例えば
「カルメン組曲」の英語タイトルは Carmen Suites だそうです。
(元はフランス語で Suites de Carmen です。)

例文
The Carmen Suite No. 1 is on the program for the next concert.
「次のコンサートではカルメン組曲第一が演目に入っています」

基本的に、suite という単語には『ひとそろえ、一組』の意味があります。
suite が『組曲』というのも「ひとそろえの曲」ということですし、
複数の関連PCソフトをまとめた『パッケージソフト』も suite と呼ばれます。
また、 suite は、ホテルの複数の部屋がある『続きの間、スイートルーム』の意味にもなります。

ちなみに suite は発音記号で swíːt で、
『甘い』のsweet の異形同音異義語 (homophone)です。

「すりおろす」の英語―🫚―#気になる英語そらべ隊 2888

(2026.4.27)

大根とか『すりおろす(摺り下ろす)』という場合、
英語では grate という動詞が使われます。

『大根おろし』は grated daikon (white radish) のように言いますし、
『おろし器』は grater と言います。

例えば
Since we’ll be using it to season the meat, please grate the ginger beforehand.
「肉の下味をつけるのに使うので、予めショウガをすりおろしてください。」
のように使えます。

今日、ちょっと料理をしてるのですが、チューブのおろししょうがを使いました。
手抜きと言うよりは、時短と言っておきましょう。
I’m doing a little cooking today, and I used some grated ginger from a tube.
Rather than calling it cutting corners, let’s just say I’m saving time.

英語で「回送」は?―🚌―#気になる英語調べ隊 2887

(2026.4.25)

公共交通機関の電車やバスの『回送』というのは、
これらが乗客を乗せずに車庫や次の運行地などに移動するために走行することです。
英語でこれを何と言うでしょうか?

今日、回送バスを見かけたのですが、
回送の表示の下に NOT IN SERVICE と書いてありました。

電車やバスに not in service の表示があれば
「営業運転中ではない=回送」ということになるわけですね。

他に out of service という言い方もあるようです。
先日見たのですが、JRの回送電車の表示はこちらだったと思います。

例文です。
This train is out of service, so you may not board it.
「この電車は回送電車ですので、ご乗車にはなれません」

quibble は?―😑―#気になる英語調べ隊 2886

(2026.4.23)

quibble は、名詞なら『(ごまかすための)言い逃れ、屁理屈』の意味で、
『屁理屈を言う、言い逃れる』の意味の動詞としても使われます。
発音記号では kwíbl です。

例えば、
Your argument is full of quibbles.
「あなたの主張は屁理屈ばかりだ」

Stop quibbling!
「屁理屈を言うのはやめろ」
のように使えます。

屁理屈でごまかすようなことはやめときましょう。
みっともないから。

at one’s wit’s end は?―😔―#気になる英語調べ隊 2885

(2026.4.22)

at one’s wit’s end は、『途方に暮れて、万策尽きて』の意味の慣用句です。

wit が『知恵』、 end が『限界』なので、
wit’s end は「知恵の限界」のようなことになります。
これ以上、どうしたらいいか困り果てるような状況ですね。

使ってみましょう。

He was at his wit’s end over family problems.
「彼は家庭の問題で途方に暮れていた」

そういう時こそ、一人で抱え込まずに、誰かに相談した方がいいのではないでしょうか。


「スタートアップのインキュベーションが・・・」―🤔―#気になる英語調べ隊 2884

(2026.4.20)

今日、出張で地下鉄に乗っていたら、
近くの人の「スタートアップのインキュベーションが・・・」
という会話が聞こえました。

スタートアップは start-up で、
新しいアイデアや技術をもとに起業して、急成長を目指すような企業のことです。
そもそも、start up の『始動する、立ち上げる』という意味から来ています。

インキュベーションは、英語の incubation で、
ベンチャー企業や新規事業に対し、経営指導、資金調達支援、活動スペースの提供などの成長を促進する活動全般のことを指すそうです。
incubation には、卵を温めて雛をかえす『孵化』の意味があり、
これがビジネス用語として新たな企業の立ち上げ期の支援という意味で使われているわけですね。

革新的なアイデアや有望な技術に対しては、相応しい支援体制が必要と思います。
ただ、成功ばかりではないのが難しいところですね。