一字違い : prove と probe -🕵―#つぶやき英単語 1957

(2023.4.10)

prove は『証明する』『判明する』などの意味の動詞です。

これと一字違いのprobe は、
動詞では『(探針などを使って)探る、探査する、精査する』、
名詞では『探針、プローブ』、『宇宙探査機』や『探査、調査、捜査』の意味になります。

両方の単語の語根(Root)の、 prob-あるいはprov-は共通して「試す、調べる」の意味を持っているのだそうです。
なので、この二つの言葉はprove「証明する」とprobe「探査する」という、ちょっと似た感じの意味になっていて、よけいに紛らわしい場合があるかもしれません。

せっかくだから使ってみましょう。
Data from the probe on the planet proved that there was water there.
「その惑星上の探査機からのデータが、そこに水があったことを証明した」

prove と probe とか、こういう一字違いの紛らわしい単語はペアで覚えておけばいいと思います。
ちなみに、発音は、prove が pruːv (プルーブ)で、probe が próub(プロウブ)なので、vとbだけでなく母音の部分も異なります。





○○trude の形の英単語-📚-#つぶやき英単語 1900

(2023.2.13)

trude で終わる英単語の意味をいくつか見てみましょう。
このtrude の部分の基本的意味は「押す」です。

extrude
ex「外へ」+ trude 「押す」=「外へ押す」ということで。
『押し出す、突き出す』の意味になります。
材料加工用語としては『型から押し出して成形する、押出成形する』を意味します。
例文
We extruded these aluminum alloys through a die at high temperature to produce square bar samples.
「これらのアルミニウム合金を高温で型から押出して角棒状のサンプルを作製した」

intrude
in 「中へ」+ trude 「押す」=「中へ押す」なので、
『(無理に)押し入る、侵入する』や『押しつける、押しかける』などを意味します。
例文
They intruded into the public facility without permission.
「彼らはその公共施設に許可なく侵入した」

obtrude
ob 「~に向かって」∔ trude 「押す」=「~に向かって押す」で
『(意見などを)押し付ける、でしゃばる』などの意味になります。
例文
He tends to obtrude his views on others.
「彼は他人に自分の意見を押し付ける傾向がある」

protrude
pro「前へ」∔ trude 「押す」=「前へ押す」で
『突き出す、突き出る、はみでる』の意味になります。
例文
I ate so much good food during the trip that my belly began to protrude.
「旅行中に美味しいものを食べ過ぎて、おなかが突き出てきました」

trude = 押す と接頭語の意味を組み合わせて考えると
これらの単語の意味は理解しやすいですね。







英語で「2と3の積」は?-🧮-#つぶやき英単語 1647

(2022.6.13)

「2と3の積は6です」は英語では何と言うでしょうか?

算数・数学の『積』は英語では product と言います。

product は『製品、生産物』でお馴染みですが、『成果、結果』の意味も有ります。
『積』は「乗法(掛け算)の結果」ということで意味がつながっているのですね。

「2と3の積は6です」は
The product of 2 and 3 is 6. 
となります。

同じことを「2と3を掛けると6です」というなら
Multiplying 2 and 3 gives 6.
のようになります。
multiply が『掛ける』の意味の動詞です。

因みに
除算(割り算)の結果である『商』は英語で quotient と言います。

簡単なことでも、いざ英語で言おうとすると出て来なかったりするので
気になったら時に調べるということが大切ですね。



pro-choice は?-🏥-#つぶやき英単語 1611

(2022.5.9)

pro-choice は、プロが選んだ素敵な物とかではなくて、
『妊娠中絶合法化支持の』ということなんです。

これに対しpro-life が『妊娠中絶合法化に反対の』になります。

pro-は『賛成の』の意味の接頭辞です。
これが、choice とか life について、こういう意味になるというのは、
政治的な事柄として知っていないと推測は難しいかもしれません。

アメリカでは、中絶権を認めた判例を覆す最高裁の多数意見草案がリークされたことで、両派の長年の対立がより激しくなっているようです。

I’m Pro-Choice. But I don’t think pro-lifers are bad guys.
「私は妊娠中絶合法化支持者だが、妊娠中絶合法化に反対する人たちが悪者だと思っていない。」
意見の違いは大きいとしても、それを乗り越えて答えを見出そうとする議論が必要なんじゃないでしょうか。


英語で「挑発」は?-🤪-#つぶやき英単語 1588

(2022.4.16)

『挑発』を英語で何というでしょうか?

和英辞典で『挑発』を調べると provocation と出ていました。

これを使った例文です。
Their menace and provocation triggered the conflict.
「彼らの威嚇と挑発が紛争の引き金となった」
( menace 威嚇 については最近書いたばかりです→No.1586) 

変顔のイラスト

関連する語として
動詞の provoke 『挑発する』や、形容詞の provocative『挑発的な』が挙げられます。

例文です。
Never try to provoke us.
Or, you will pay for your provocative attitude.
「私たちを挑発しようとするな。
さもないと、その挑発的な態度の代償を払うことになるぞ」

挑発的な態度をとって、あまりいいことはないと思います。
争いを起こすよりも、納める方が大変ですからね。

preside からstudent に思い至る―❔―#つぶやき英単語 1450

(2021.10.31)

アプリで英単語のクイズをやっていて、
preside=『司会をする』というのを間違えました。(あらら、4択なのに・・・)

見ざるの絵文字がGoogleでどのように見えるか。

動詞のpreside の語源は「前に座る」という意味のラテン語だそうです。
前の席にいて取り仕切るということで、これが『議長をする、司会をする』の意味になっているんですね。
同じように、『(食卓の)主人役を務める』や『(楽器の)演奏者を務める』の意味でも使われるそうです。

この延長で、preside は『統括する、主催する、責任を負う』の意味も表します。

聞かざるの絵文字がGoogleでどのように見えるか。

ここで、はたと気が付きました。

preside する人=president ということか!

president は、日本語で言えば、
国の大統領、公的組織の総裁、大学の学長、会社の社長、銀行の頭取、学会・協会の会長など組織ごとにいろいいろですけれど、
みんなpresideする人、つまりその組織で「全てを統括して責任取る人」なんですね。
(なるほど。じゃ、責任取れない人は president と呼びたくないかな。)

ちなみに、本日、衆議院議員選挙なのですけれど
自民党総裁は President of the Liberal Democratic Party です。
岸田さんは、国の prime minister (首相)で、党のpresident です。
(いろいろ責任持っていただかないと)

言わざるの絵文字がGoogleでどのように見えるか。

president の -ent は「行為者」を表す接尾辞なので,
presid+-ent =( preside する人、統括者)ということです。 

ここで、はたと気が付きました。 (本日2回目)
同じ構造のあるじゃないですか。
study する人=study + ent =student
勉強する人が、student 学生・生徒なんですね。 
初歩の初歩なんですけど、分かってるつもりで、ちゃんと分ってなかったかも。

ハロウィンかぼちゃの絵文字がGoogleでどのように見えるか。

勉強する人が student ですから、若い学生の皆さんは頑張って学んでください。
ハロウィンで、はしゃぎすぎないようにね。

英語で格言・ことわざは?―👉―#つぶやき英単語 1389

(2021.7.12)

格言、ことわざ、金言に当たる英単語は、いくつか有ります。
proverb, maxim, saying, adage, ……..

Oxford dictionaryによる説明はこんな感じです。
proverb :
A short pithy saying in general use, stating a general truth or piece of advice. 
一般的に使われる含蓄のある簡潔な言葉で、一般的な真実やアドバイスを述べたもの

maxim:
A short, pithy statement expressing a general truth or rule of conduct.
一般的な真理や行動のルールを表現した短くて含蓄のある文

saying:
A short, pithy expression that generally contains advice or wisdom.
一般的にアドバイスや知恵を含んだ短くて含蓄のある表現

adage:
A proverb or short statement expressing a general truth.
一般的な真理を表現したことわざや短い文

正直、意味の差はよくわからないのですが、まあ似たような意味であることは確かです。

こういう類義語はみんなまとめて覚えてしまえば、その方がお得で、
かえって覚えやすいかもしれません。
Killing two birds with one stone = 一石二鳥ならぬ、
Killing four birds with one stone = 一石四鳥じゃないでしょうか。

英語で「固有名詞」は❓―📚―#つぶやき英単語 840

(2018.2.7)

『固有名詞』は英語で proper noun と言うそうです。

proper は『適切な、適当な』の他に
『固有の』の意味も有るんですね。

まあ、人名や地名はそれなりに適切に決められているから
proper noun なんだと覚えておいてもいいかもしれません。

pride of lions と school of fish は❓―#つぶやき英単語 73

(2014.8.27)

pride of lions は
西武ライオンズのキャッチフレーズではなく
「ライオンの群れ」の意味!

school of fish は
めだかの学校ではなく
「魚の群れ」のこと!

(イルカやクジラの群れもschool らしいですよ)