color commentator は?-🎤-#つぶやき英単語 1760

(2022.10.4)

color commentator って辞書に載っていたのですが、
色のことをコメントする人とかではなく『スポーツ解説者』なんだそうです。

Merriam-Websterの辞書サイトでの説明
 a person whose job is to make interesting comments on a radio or television broadcast about the things that are happening in a sports contest
「スポーツの試合で起こっていることについて、ラジオやテレビ放送で面白いコメントをすることを仕事にしている人」だそうです。

color commentator はカナダでよく使われる言葉とか。
(カナダだと、uの入るcolour commentator かもしれません )
一般的には、analyst とかsummarizerとも呼ばれるようです。

この color commentator は実況アナウンサーを助けて、細かい情報を入れたり、ちょっと面白いことを言ったりして、放送に色を添えるからcolorなんじゃないでしょうか。

真面目な実況だけだと、モノクロみたいに単調になるかもしれませんしね。

cog in the machine は?―⚙️-#つぶやき英単語 1758

(2022.10.2)

今日の気になる英語:cog in the machine

cog は『歯車の歯』の意味の単語です。

なので、cog in the machineは、比喩的に『大組織の中で小さな(つまらない)役割を担う人』を意味します。
(cogだけでも。文脈上で同じような意味を表す場合も有ります。)

これは日本語でも、「組織(会社、社会)の歯車」という表現が有りますから、
どこの国の人でも共通している感じ方なのではないでしょうか。

使ってみましょう。
I don’t want to be a cog in the machine any more.
「もう、組織の歯車でいるのはいやだ。」
Without one cog, the whole machine would not run well.
You should be proud that you can contribute to society through your work.
「一つの歯車が無ければ、機械はうまく動きません。
 仕事を通して社会に貢献できることに誇りを持つべきです。」

歯車としてちゃんと動いていれば立派なものだと思いますよ。

「正誤表」は英語で何?-😵-#つぶやき英単語 1750

(2022.9.25)

正誤表とは、「出版物の誤記・誤植と正しい記述を列挙したリスト」のことです。

この『正誤表』のことを、英語ではerrata あるいは corrigenda と言うそうです。

どちらの単語も語尾にsがついていませんが複数形の名詞です。
errataは、erratumという単語の複数形で、同様にcorrigendacorrigendumの複数形です。

これらの単数形のerratumは『(訂正すべき)誤り、誤字、誤植』、corrigendumも『(書物などの)訂正すべき個所、誤植』の意味です。
このような誤植や誤記を複数まとめて訂正のためのリストにしたものなので、複数形のerrata corrigendaが『正誤表』を表すことになるのですね。
また、正誤表のことを、a list of errata (corridenda)ということも有りますので、これを略してerrata corrigendaと言うのかもしれません。

なお、erratacorrigendaは、名詞を複数形にするときに語尾にsがつかない不規則変化ということになります。
その中でも、ラテン語由来の名詞で単数形の語尾が-umの場合で、複数形が -aの語尾になるパターンに当たります。
これは、『データ』の意味の単数形 datum / 複数形 data も同じです。


Commonwealth は?-🇬🇧-#つぶやき英単語 1743 

(2022.9.18)

commonwealth を辞書で見ると『共和国、国民、(共通の目的と利益で結ばれた)連邦』などの意味が出ています。
(common+wealth で語源は「公共の福祉」の意味らしいです。)

これが大文字始まりのCommonwealth となると、主にCommonwealth of Nations(=イギリス帝国の旧領土である加盟国で構成される経済同盟)を指すようです。
元々、これはBritish Commonwealth と呼ばれていましたが、現在は Britishが名称から外されています。ただし、日本語では現在でも旧名称の訳である『英連邦』という言い方が多くされるようです。

エリザベス女王の葬儀には英連邦の各国のリーダーが参加するため、英語のニュースでもCommonwealth という単語が出てきています。

King Charles has been meeting some of the prime ministers of the Commonwealth realms at Buckingham Palace.
「チャールズ国王は、バッキンガム宮殿で英連邦王国の首相たちと会っています」

realm には『王国』の意味があり、the Commonwealth realm というのは、
『英連邦王国(英連邦諸国の中で英国国王または女王を君主とする立憲君主国家)』のことだそうです。英辞郎の説明では、イギリス、カナダ、オーストラリアなど16か国が英連邦王国に当たるそうです。

「来た、見た、勝った」にあと一歩・・・Rugby test match:Japan vs France―🏉―#つぶやき英単語 1673

(2022.7.9)

「来た、見た、勝った」(veni, vidi, vici:英訳 I came, I saw, I conquered.) はジュリアス シーザーが戦争の勝利をローマに知らせたときの言葉だそうです。

2022.7.9 国立競技場で行われたラグビー日本代表とフランスとのテストマッチ、
もうちょっとで、僕を含めた50000人以上の観客が
「来た、見た、勝った」We came, We saw, We conquered. と言えたかもしれません。
本当に惜しかった。フランス20-15日本のスコアでしたけど
あれがトライになってたら・・・。

なので、実際は
「来た、見た、勝てたかも」 We came, We saw, We could have won.
という体験でした。

ここで、久々の英語俳句を一句。
Leaving a bitterness
On the summer lawn
No side !
「夏芝に くやしさ残す ノーサイド」

僕の「見た光景」を貼っときます。

au の通信トラブル原因「輻輳」は英語で何?―📱-#つぶやき英単語 1668

(2022.7.4)

ニュース記事でauの通信障害の原因が『輻輳(ふくそう)』と書いてありました。
あまり、聞き覚えのない言葉ですが、この言葉に対応する英単語、何かご存知ですか。

輻輳(ふくそう)は、英語では congestion でいいようです。英辞郎にも通信用語として出てました。
一般的には、congestion は『密集、過密、渋滞、うっ血』等の意味を持つ単語です。

で、今回の通信障害は、コアネットワークのルーターの交換時に音声通話の不具合が生じ、これに対処する間に一部でアクセスの集中が起こって輻輳=congestionの状態になったそうです。

congestion という言葉は通常の交通渋滞などでも使えますが、今回の通信障害も大規模な渋滞のような状態が原因と理解すればいいのかと思います。

ただし、この輻輳=congestion は僕の見た英語の記事では使われておらず、
concentration of traffic トラフィック集中 のような表現になっていました。
(道路とかならtraffic は交通ですが、通信の場合は、そのままトラフィックですね。)

何はともあれ、電話とか通信は重要な社会的インフラなので、重大な問題をひき起こさないようなメインテナンスをお願いしたいところです。

英語で「換算する」は?-⚾-#つぶやき英単語 1582

(2022.4.10)

今日は『換算する』の英語について。

異なる単位や通貨の間で換算が必要な場合が有りますが
この『換算する』を和英辞典で引くと convert という動詞が出ています。

例えば、次のように使われます。
To settle the expenses on my overseas business trip, I converted the amount from dollars to yen at the default exchange rate.
「海外出張の費用清算のため、私は既定の為替レートで金額をドルから円に換算しました」

Ball speed of 100 MPH is approximately 160 km/h when converted to metric units.
「100MPHの球速は、メートル法に換算すると約160km/hです」

因みに、MPHは miles per hour で mile での時速の単位です。
1MPH=1.609344km/h になりますので、100MPHは160.9km/hになります。
(エンゼルスの大谷選手の球速が話題になるので、米国で用いられるマイル時速、MPHにはだいぶ馴染んできた感じです。)

野球のピッチャーのイラスト(オーバースロー)

convertは、他にも『(…を…に) 変える、転換する、(人を)改心させる、転向させる』や『変わる、切り替える、転向する』などの意味にもなります。
名詞は conversion ですね。

なお、convert の語源は、「方向を変える」の意味のラテン語だそうです。

一字違い complement と complimentは?-😊-#つぶやき英単語 1576

(2022.4.4)

complementcompliment ・・・紛らわしいと思います。

complement 
名詞では、『補足して完全にするもの、補足物』の意味です。
  文法用語の『補語』や数学の『余数、余角』などの意味もあります。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『(~を)補って完全にする』の意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀ntです。

compliment
名詞は『賛辞、褒め言葉、(行為・言葉による)敬意、(儀礼的な)あいさつ』等の意味です。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『お世辞を言う、ほめる、祝辞を言う』などの意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀nt です。

同音異義語 homonym で発音は同じですし、名詞と動詞の用法があるところも一緒ですから、紛らわしくて当然という感じです。

さらに、これらの形容詞形も紛らわしいのですよ。
complementary 『補足的な』
complimentary 『 敬意を表する、称賛の』
        『(敬意を表しての)招待の,無料の』
「無料の」の意味のcomplimentaryは、例えばお客さんに敬意を表して無料にしているという流れで理解した方がいいですね。

メイクアップアーティストのイラスト(お化粧)

二つの覚え方なんですけど、
補足して完全にするcomplement は、 「完全な」のcompleteに関係するので、
complete の e の方と覚えておけばいいかもしれません。
じゃあ、ほめる方のcompliment は何でかと言われると困るんですけど、
愛(i)があってほめるのが compliment ということでどうでしょうか。


英語で「窮鼠猫を噛む」は?―🐀―#つぶやき英単語 1559

(2022.3.18)

『窮鼠猫を噛む』は、「追い詰められたネズミは猫にかみつく」ということで、
弱い者でも絶体絶命の窮地に追い込まれると必死に反撃するという意味のことわざです。
これ英語で言えば何になるでしょうか?

辞書には
a cornered rat will bite a cat. という
「追い詰められたネズミは猫にかみつく」のほぼ直訳の例文が出ていました。
corneredが『追い詰められた』で、rat は『ネズミ』で比較的大型のクマネズミやドブネズミのことです。

似た意味の英語のことわざとしては
A stag at bay is a dangerous foe. というのも辞書に出ています。
stag は『雄鹿』、at bay が『追い詰められて』、foe は『敵』ということなので、
直訳だと「追い詰められた雄鹿は危険な敵だ」ということです。
    → 関連投稿 at bay

そもそも、「窮鼠猫を噛む」は中国の漢代の塩鉄論に出ている「窮鼠狸を噛む」という意味の記述が元らしいのです。(猫じゃなくタヌキなんですね)
なので、a cornered rat will bite a cat の方は、日本あるいは中国のことわざを訳したものかも。

■

ウクライナの情勢も混とんとして、今どちらが追い詰められているのかも分かりません。
混乱の中でやけくそになるのはもっての他です。
事態の収集をはかる努力が必要なのは間違え有りません。

英語で「塗り絵」は?―🖍―#つぶやき英単語 1515

(2022.2.5)

線画に色を塗って楽しむ『塗り絵(ぬりえ)』は
英語では何と言うでしょうか?

coloring という単語は広く『着色、彩色(すること)』を表しますが、
文脈によってはこれが『塗り絵』ということになります。
例えば、do coloring が『塗り絵をする』の意味になります。

例文です。
My children like coloring.
「私の子供たちは塗り絵が好きだ」

色を塗るための線画の『塗り絵』は line for coloring で、
『塗り絵(帳、の本)』は coloring book です。

また、子供の知育用に番号に従って色を塗る『塗り絵』があるそうで、
これは color by number と呼ばれるようです。

🖍


このごろ、書店では大人用の塗り絵もおいてあるようですね。
スマホいじっているよりは、色塗ってる方がリラックスできるかもしれませんね。

Even adults can enjoy coloring books.
「大人での塗り絵は楽しめます」