at the end of the rainbow は?―🌈―#つぶやき英単語 1465

(2021.12.7)

虹の端が地面に接する所に黄金入りの壺があるんですって。
まあ、そういうお話・伝説ということですが。

英辞郎に出ていた例文です。
Too many people thought there was a pot of gold at the end of the rainbow.
「一獲千金を求める人が多過ぎた。」

at the end of the rainbow は『欲しいけれども手の届かない』で
pot of gold at the end of the rainbow は『夢のような大金(幸運)。見果てぬ夢』の意味になるそうです。

それもこれも、元はと言えば「虹の端にある黄金の入った壺」の伝説から来ていることなんですね。

🌈


他にも、Chasing rainbows という表現をオンライン英会話Bizmates の動画で見ました。この虹を追いかけるというのは、『非現実的な夢や目標を追いかける』ことで、
Stop chasing rainbows. なら「現実を見なさい。」になるそうです。  

先週、虹が出てたので写真撮ったんですけど、なんか送電線のあたりに虹の端っこが有りそうな・・・。
黄金の入った壺はあの辺に有るのかもしれません。

Omicron ? It’s Greek to me ! ―🇬🇷―#つぶやき英単語 1464

(2021.12.5)

Omicron? It’s Greek to me!
「オミクロン? 私にとってはギリシャ語だ(=さっぱり分からない)」  

新型コロナウィルスの変異株Omicron は心配な話題ですが、まだよく分かっていない段階なので、慎重かつ冷静に対処すべきと思います。
今回の変異種の名前に使われるだけでなく、ギリシャ文字 は専門用語や各種名称でいろいろ使われています。
でも、英文の中でもギリシャ文字が出てくると読み方が分かんなくなったりします。
ちょっとその辺を含めてギリシャ文字について整理してみました。

Omicron, a variant of the new coronavirus, is a worrisome topic, but I think it should be handled with caution and calmness, as it is still not well understood.
Greek letters are used in many ways, not only in the name of this variant.
However, when Greek letters appear in English text, it can be confusing to read them.
The following table summarizes the Greek letters.

・ギリシャ文字のまとめ  Summary of Greek letters

大文字
Uppercase
小文字
Lowercase
英語表記
English
日本語
Japanese
使用例
Examples of use
Ααalphaアルファα-ray (アルファ線)
Alfa Romeo(イタリアの自動車ブランド)
Ββbetaベータβ-ray (ベータ線 )
beta version (ベータ版)
Γγgammaガンマγ-ray(ガンマ線)
γ-GTP(γ-glutamyl transpeptidase :肝機能の数値)
ΔδdeltaデルタDelta variant(デルタ株:COVID-19変異種)
Nile Delta (ナイル川三角州)
ΕεepsilonエプシロンEpsilon rocket (JAXAの固体燃料ロケット)
ε :  strain (ひずみ)
ΖζzetaゼータΖ GUNDAM  (ゼータガンダム)
Ηηetaエータ 
Θθthetaシータθ: angle  (角度)
Ιιiotaイオータ 
ΚκkappaカッパKappa (イタリアのスポーツウェアブランド)
Λλlambdaラムダλ:wavelength(電磁波の波長)
Μμmuミューμ:friction coefficient (摩擦係数)
Ννnuニューν:Poisson’s ratio(ポアソン比)
Ξξxiクシィ 
ΟοomicronオミクロンOmicron variant (オミクロン株:COVID-19の変異種)
Ππpiパイπ:Pi=ratio of the circumference of a circle to its diameter (円周率)
π–meson(パイ中間子)
Ρρrhoローρ:density(密度)、electrical resistivity (電気抵抗)
Σσsigmaシグマσ:standard deviation (標準偏差)
Ττtauタウτ:shear stress (せん断応力)
Υυupsilonウプシロン 
ΦφphiファイΦ: magnetic flux(磁束)
Phi meson(ファイ中間子)
Χχchiカイχ2-distribution(カイ二乗分布)
Ψψpsiプサイ 
Ωωomegaオメガω:angular velocity(角速度)
Ω:symbol of the unit of resistance ‘ohm’  (電気抵抗の単位オームの記号)
⌚

このオミクロン株のことで知ったのですが
omicron の語源はギリシャ語の「小さな(micron) o」で、
反対に omega は「大きな(mega) o」から来ているんですってね。
(あ、OMEGAの欄にはスイスの時計ブランドというのも書いておけばよかったかな)

co-opとcoop は?―🐓―#つぶやき英単語 1463

(2021.12.3)

co-op は cooperative 『協同組合』のことで、特にconsumer cooperative 『生活者協同組合』でお馴染みですね。この発音は「kóuɑ̀p コウアプ 」だそうです。

他に発音が「kúːp クープ」の coop という単語が有り、
『(鶏)小屋、狭苦しい場所、かご、囲い』の意味になります。
発音は「kúːp クープ」です。

オンライン英会話のレッスンで chicken coop という形で出てきてました。
文脈で『鶏小屋』と想像がつきましたが、場合によっては生協と紛らわしいかもしれません。

無理やりco-op とcoop を入れて例文を作ってみました。
The eggs collected in this coop will be shipped to the co-op.
「この小屋でとったたまごは、生協に出荷する予定だ。」

🐓

この coop は、俗語としては『刑務所』の意味でも使われるようです。

(日本語でも留置所のことを豚小屋とか言うものね。)

you name it は?―👍―#つぶやき英単語 1462

(2021.12.1)

you name it は、物を列挙した後につけて『何でも、どんなものでも』の意味を表す口語的表現だそうです。

Wiktionary の説明だと
Used, often after a short list, to show that further examples are unnecessary; all kinds of things
「しばしば短いリストの後で、それ以上の例が不必要であることを示すために用いられる;あらゆ種類のもの」
だそうです。

使い方は、こんな感じです。

I like all kinds of Japanese food: sushi, sukiyaki, tonkatsu, tenpura, you name it.
「 日本料理なら、寿司、すき焼き、とんかつ、てんぷらなど何でも好きだ。」

こういう表現て、僕のレベルだと、さっと口から出て来ないんですよ。
知ってたりするんですけどね。
身についてないんで、まあ修行が足りないんです。

sole もいろいろ―👟―#つぶやき英単語 1461

(2021.11.28)

She is the sole resident in the town.
「彼女はその街の一人だけの住人です。」

このように、sole は形容詞として『ただ一つの、ただ一人の』の意味になります。
発音はソールとかソウルに近く、発音記号ではsóʊlやsˈəʊlと表されます。

ただ、sole は全く別の意味としても使われます。
日本語でもソールと言われるように、soleは『足底、靴底』の意味の名詞でもあります。
この場合も、発音は形容詞のsole と同じです。

The sole of my right shoe wears out easily.
「私の右足の靴の底はすぐにすり減る。」

👟

この二つの意味のsoleのような、同じ形、同じ発音で違う意味になる単語を
同形同音異義語 homonym *と言います。

* 同音異義語には、音が同じでつづりが異なる異形同音異義語= homophone というのもあります。(例えば、right 『右』とwrite 『書く』)
homonym は同音異義語という訳でいいのですが、homophone との区別が必要な場合には同形同音異義語と呼ばれるようです。

🎣

ついでに言うと、名詞のsole には『シタビラメ』の意味も有ります。これも発音まで同じです。

This restaurant’s signature dish is meuniere of sole.
「このレストランの看板料理はシタビラメのムニエルです。」

sole がなぜ複数の異なる意味を持つのかなんですが、
違う語源から変化して最終的に同じつづり、同じ音の単語になってしまったということらしいのです。

研究社の新英和中辞典での語源の説明では、
一人だけのsole の語源はaloneやsingleの意味のラテン語 で、
靴底のsole は地面や足の裏の意味のラテン語から
シタビラメのsole はフランス語から来ている、とのことです。

でも、語源が違う言葉が、何で同じつづりや同じ発音になってしまうかは不思議です。
英語として発音しやすい方、書きやすい方に変化して、最終的に同じ音とつづりになってしまうのかもしれません。

batと batter と battered ―🏏―#つぶやき英単語 1460

(2021.11.25)

bat は『バット、こん棒』などの名詞としても使われますが、
動詞として『(バットで)打つ、こん棒で殴る』の意味も表します。

そこから、batter と言えば打つ人のこと、野球の『バッター、打者』の意味になるわけですね。

ただ、batter という単語には名詞以外の使い方も有るのですよ。
batter は動詞として『(人や物を)乱打する』『(物を)打ち壊す』や『(妻や子などを)虐待する』などの意味でも使われるんです。

最近、僕がオンライン英会話の授業で覚えたのが、battered wife という言葉です。
このbattered が『虐待された』という意味なので、これで『夫に虐待された妻』だそうです。
bettered child なら『大人に虐待された子供』ということになります。

例文です。
Shelters are needed to accommodate battered wives and children.
「虐待された妻や子供たちを受け入れるシェルターが必要です。」

新しい言葉を覚えるのは基本的にうれしいんですけれど、
虐待とか、こんなことが世の中から無くなって、覚える必要が無いのであれば
その方が喜ばしいとは思います。

malaise は?―😵―#つぶやき英単語 1459

(2021.11.23)

特定の病気ではなくても、何となく気分がすぐれないことありませんか?
malaise という単語は、このような『不快感、倦怠感、不調』のことだそうです。
(英検1級ぐらいで必要になる単語だとか)

例文です。
I’ve been feeling a certain malaise lately.
「このごろ、倦怠感を感じるんですよ。」

この単語は、体調だけでなく経済の沈滞などに関しても使われます。

The economic malaise of this period is known as the lost decade.
「この期間の経済の不調は失われた10年として知られています。」

malaise は語源はフランス語で、その元は「不快」の意味のラテン語らしいです。

どこの国の人も、調子の悪い時はあるもので、
そんな時は、休息をとるなり、病院に行くなりした方がいいですね。

経済の方の不調については、岸田さんや日銀の人に、良い解決策を考えてもらいたいところです。

unanimous がいっぱい―⚾―#つぶやき英単語 1458

(2021.11.21)

形容詞のunanimous が『満場一致の』という意味だとは知っていましたが、
大谷翔平選手にあらためて教わった感じです。
unanious と Ohtani で検索すると、大谷選手が満票でのアメリカンリーグMVPに選出されたことに関して、ニュース記事や野球関係のポストがたくさん出てきます。
unanimous や 副詞のunanimously『満場一致で』は、これで大谷選手の顔を思い浮かべれば忘れないかもしれません。

⚾

MLB.com のニュース記事タイトル
Unanimous! Ohtani takes home AL MVP
Two-way star is fourth Angel to win award, 19th to sweep all first-place votes
「満場一致! 大谷選手、ALのMVP獲得
 二刀流のスターがエンゼルスの選手として4人目の受賞で、一位票の独占は19例目」
( https://www.mlb.com/news/shohei-ohtani-wins-2021-al-mvp-award )

エンゼルスのtweet
Shohei Ohtani is your unanimous American League Most Valuable Player!
「大谷翔平選手、満場一致でアメリカンリーグ最優秀選手」
( https://twitter.com/Angels/status/1461481418572189699 )

The Japan News の記事タイトル
Ohtani voted unanimous American League MVP
「大谷選手、満場一致でアメリカンリーグのMVPに選出」
( https://the-japan-news.com/news/article/0008008905 )

SPORTING NEWS の記事タイトル
Shohei Ohtani joins elite company with unanimous MVP selection
大谷翔平選手、満場一致のMVP選出でエリート選手の仲間入り」
( https://www.sportingnews.com/us/mlb/news/shohei-ohtani-unanimous-mvp/bsowygpluapt14xwi8u6v6fdn )
等々

Congrats Ohtani, the unanimous American League MVP! 🎉
おめでとう大谷選手、満場一致のアメリカンリーグMVP!

basedは?―😎―#つぶやき英単語 1457

(2021.11.20)

辞書で based を引くと、
『~に基礎づけられた』や『~に本拠を置く』などと出ているのですが、
ちがーう。調べたいのはこれじゃない。

スラングなんでしょうけれど
based で『最高にかっこいい』というような意味で使われているようです。

This dude is based. 「この男、超かっこいい。」
(ついでに、dude は『やつ、男』などの意味です。)

メジャーリーグで文句なしのMVPになる大谷選手はもちろん最高にかっこいいのですが、
英語の勉強をして、スラングも理解できるほどつきつめた人は、based じゃないでしょうか。

pay a visit to は?―🚂―#つぶやき英単語 1456

(2021.11.15)

pay は、基本的に『支払う』の意味の動詞ですけれど、
お金とかに関係ない場合でも使われるパターンも有ります。

💸

例えば、「注意を払う」や「敬意を払う」という表現でpay が使われます。

Pay close attention to pedestrians while driving.
「運転中は歩行者に十分注意を払ってください。」

He paid respect to all his clients.
「彼はすべての顧客に敬意を払っていた。」

でも、これらはまだ「払う」という日本語と結びついているから
pay を使っても納得しやすいと思うんです。

🚗

これが、pay a visit to という『訪問する、参詣する』の意味の表現になると、
「払う」ってこととのつながりが感じられないので、
なんでこれにpay が入ってくるのか、よくわかりません。

使い方はこんな感じです。
The new prime minister paid a formal visit to the United States.
「新しい首相はアメリカを正式訪問した。」

At that time, many people wanted to pay a visit to the Ise shrine.
「当時、多くの人が伊勢神宮にお参りしたいと願っていた。」

この表現ですが、動詞はmake でも同じような意味になるんですよね。
じゃあ、なんでpay を使うんだろうか?

まあ、四の五の言わずに、そういうものだと覚えてしまうのが正解なんでしょうけどね。