mortar は?―🏰―#つぶやき英単語 1405

(2021.8.19)

化学や薬学の実験で使う『乳鉢』は、英語では mortar と言います。
同様に『すり鉢、小臼』も mortar と呼ばれます。
(ついでに言うと、
この mortar と組み合わせて使われる『乳棒、すりこ木、杵]は pestleです。)

🏛

mortar は建物の壁に塗ったりする『モルタル、漆喰』の意味でも使われます。
これらの原料の石灰などを砕いたり練ったりするのに臼のような道具 mortar を用いたことから、こう呼ばれると考えられています。

また、mortar には『迫撃砲、臼砲』の意味も有ります。
臼砲という古いタイプの砲は、言葉の通り臼 mortar にそっくりの形であったため、この名前が出来たとらしいです。現在の迫撃砲となると、もっと筒のような形に進歩していますが、名前だけは臼砲の時から引き継いでいるわけです。

まあ、同じ単語でもいろいろな意味になるということです。
私としては、武器の意味のmortarをニュース記事で見かけるようなことが
無くなるといいなと思います。
(この頃のAfghanistan 情勢などを見ると、まだまだ安定した世界とは平和な世界とは程遠い感じがします。)

「雨宿りする」の英語は?―☔―#つぶやき英単語 1404

(2021.8.16)

『雨宿りする』は、英語では shelter from the rain でいいらしいです。

例えば、
Let’s shelter from the rain for a while in that coffee shop.
「あのコーヒーショップでしばらく雨宿りしていこう。」
のように使えます。
この場合のshelter は自動詞で、shelter from~の形で『~から隠れる、避難する』の意味になります。
雨を避けるのが雨宿りということですね。

☔

shelter には『避難』などの意味の名詞も有り、
take shelter from the rain でも『雨宿りをする』になります。

We took shelter from the rain in the hut.
「私たちはその小屋で雨宿りした。」

☔

shelter from の後がthe rain なら『雨宿りする』ですけれど、
the torrential rain 集中豪雨 ともなれば、避難すると訳すのが適当でしょう。

今週は雨が多く降っている場所も有るようですので、
こういう時こそ安全第一ですよ。

英語で最上級は?―🔝―#つぶやき英単語 1403

(2021.8.15)

英文法で出てくる『最上級』は、
the superlative degreeまたは単にthe superlativeと言うんですね。

superlative は、『最高の、最上の』の意味ですが、
文法の話であれば、形容詞では『最上級の』や名詞では『最上級、最上級の語』になるわけです。

ついでに言うと
『比較級』は英語で the comparative (degree) です。

comparative も『比較の、比較による、相対的な』のように意味ですが、
文法用語の『比較級(の)』としても使われます。

文法用語の比較級や最上級の場合には、the comparativeや the superlative のように定冠詞 the を前に付けて使われるようです。

自作例文です。
There are some adjectives form the irregular comparatives and superlatives, such as good, bad and many.
「形容詞の中には good、bad やmanyなど、比較級や最上級が不規則な形となるものが有ります。」

英文法の用語を日本語で覚えていても、英語で先生に文法の質問をしたい時に役に立たないんですよね。学校の教科書でも基本の文法用語は英語併記したらいいと思うんですけど、今の教科書ではそうなってるんでしょうか?

「魚の骨がのどに刺ささった」の英語―🐡―#つぶやき英単語 1402

(2021.8.9)

「魚の骨が喉に刺さった」は英語で言うと
 I got a fishbone stuck in my throat. 
でいいんですね。
この中のstuckは、『刺す、突き刺す』の意味の動詞 stickの過去分詞形です。

🎣

Recently, while eating grilled fish, I got a bone stuck in my throat.
Well, even a sardine bone shouldn’t be taken lightly. It was quite painful.
Gargling, the bone came out of my throat, and I thought it was gone.
A few days later, I still had a strange feeling in my throat, so I ended up going to an ENT (Ear, Nose and Throat) hospital.
最近、焼き魚を食べていた時に骨が喉に刺さったんです。
いや、イワシの骨でも馬鹿にしちゃいけませんね。けっこう痛いもの。
うがいをしたら骨がのどから出てきたので、その時は取れたと思ったんですが、
数日しても喉に違和感があり、結局、耳鼻咽喉科の病院に行きました。

The doctor used a fiber scope to look at my throat, but he inserted it through my nostril. Well, it was quite thin, so it went in through my nostril easily, and I was a little relieved.
Yes, there was a fish bone. A short, shiny white one, stuck vertically. It seemed that only the tip of the fish bone had broken off and remained.
お医者さんが、ファイバースコープを使って喉を見たんですが、あれ鼻の穴から入れるんですね。まあ、かなり細いので、楽に鼻の穴から入って、ちょっとほっとしました。
魚の骨、有りました。きらっと白く光った短い魚の骨が、垂直に刺さってました。うがいでとれた魚の骨の先っぽだけが折れて残ってたようです。

Another fiberscope was used for this bone removal procedure, but it was thicker than the previous one. It hurt my nostril.
After a few minutes, the fish bone was eventually removed.
この骨を取る処置には別のファイバースコープ使うんですけど、それがさっきのより太いのです。鼻の穴が痛い。
数分間の後、なんとか魚の骨は取れました。

I don’t want to eat grilled fish for a while.
I’m worried that my right nostril might be getting bigger.
しばらくは、焼き魚は食べたくありません。
右の鼻の穴が大きくなっていないかも心配です。

if anything は? ―🤔―#つぶやき英単語 1401

(2021.8.8)

if が『もしも』で、anything は『何でも、何か』等の意味ですが、
二つを合わせた if anything はどのような意味になるのでしょうか?

if anything というイディオムを辞書で調べると
『どちらかと言うと、むしろ、それどころか、いずれにしても』と出ています。

使い方はこんな感じです。
The pandemic situation has not improved, if anything it has gotten worse.
「パンデミックの状況は改善せず、どちらかというと悪化しています。」

こういう熟語は知っていないと意味を推測するのけっこう難しいので、
初歩的な単語の組み合わせでも侮れないですね。

ta-da は?―🎩―#つぶやき英単語 1400

(2021.8.6)

ta-da とか tada は『じゃじゃーん』っていう感じの間投詞なんですね。
そもそも、ファンファーレの音を模した言葉らしいです。
こんな風に使います。

He tapped his silk hat with his stick and… Ta-da!
A rabbit jumped out of the hat.
「彼がシルクハットをスティックでたたくと、ジャジャーン。
 ウサギがとび出しました。」

東京オリンピックをテレビで見ていた英語圏の方々の間で
ある日本人選手が話題になっていたようです。
短距離走者の多田修平選手です。

中継で胸にローマ字書きの名前をつけた多田選手が映ったわけですが、
向こうの方々には TADA =ジャジャーンなので、
面白い人が入ってきちゃった感じになったわけですね。
(外国の人名が日本人には面白く感じられる場合も有りますから、
当然逆も有ります。)

また、ツイッターなどで出回ったその時の多田選手の写真がちょっと笑顔なので、
本当にジャジャーンと登場したみたいにも見えます。
面白いです。

この件で、多田選手も、ta-daも覚えました。

make-believe は?―😎―#つぶやき英単語 1399

(2021.8.5)

これもオンライン英会話のレッスンで読んだ英文に出ていた単語ですが
make-believe で名詞として『見せかけ、偽り、空想』の意味になるそうです。
また『見せかけの、偽りの、架空の』の意味の形容詞としても使えます。

 His ideal family is actually a make-believe one.
 「彼の理想的な家庭は、実は作りものです。」

そもそもハイフンのない make believe なら
『(~と)見せかける、ふりをする』の意味で、以下のように使います。

Let’s make believe that we are Samurai warriors.
「さむらいごっこをしよう。」

ポイントは、動詞として使われるmake believe を
ハイフンでつなぐと名詞や形容詞になっちゃうとこです。

この前に書いた go-toも形容詞になってましたしね。
ハイフン一つで品詞も変わっちゃうんだから、英語って面白いです。

go-to という形容詞 知ってた?―📚―#つぶやき英単語 1398

(2021.8.1)

go to と言えば、『~に行く』の意味でお馴染みですが、
ハイフンでつないだ go-to は、『望ましい、お気にいりの、(人が)頼りになる』の意味の形容詞になるんですね。 

自作例文です。
  Pudding is my go-to dessert.
「プリンは私のお気に入りのデザートです」

🍮

この単語はオンライン英会話のレッスンで出てきて知ったのですが、
その中では、以下のように使われていました。
 Who is your go-to person?
 「あなたの頼りにしている人は誰ですか?」

🙉

この go-to は、読むなら「へ行く」のgo to と見た目で違うからまだいいとして、
Listening のテストでは同じ音なので、ちょっと紛らわしいと思います。
他の単語も聞き取れていればいいですけど、この単語だけ耳に飛び込んできたら、なんか動詞の方かと思っちゃうかもしれません。
でも、go-to という形容詞があると分かっていれば、周りの単語も含めて聞き取れる可能性が増えるのでは?
何にしても、知ってて損はないでしょう。

confident と confidant ―😤―#つぶやき英単語 1397

(2021.7.30)

オンライン英会話のレッスンで、
教材のエッセイの題を CONFIDENT だと思って読んでいたのですが、
実はCONFIDANTだったということがありました。

😤

e と a の一字違いで、
confident (発音 kάnfədnt)は『確信して、自信に満ちた』の意味の形容詞。
confidant (発音 kάnfəd`ænt)は『(秘密を打ち明けられるような)腹心の友、親友』の意味の名詞です。

古くは、confident には、現在のconfidant と同じ意味の名詞としての用法もあったらしく、兄弟同士みたいな関係なわけです。

🙈

まあ、ちょっと紛らわしいですよね。
でもまあ、僕としては confident は分かってたわけなので、
confidant もついでに覚えれば、合わせ技一本じゃないですか。
(東京オリンピックの柔道がんばってますね。)

てなことで、両方入れた自作英文です。
I am confident that he is my confidant who will keep the secret.
「彼はその秘密を守ってくれる親友だと確信しています。」

全知全能は英語で何?―👼―#つぶやき英単語 1396

(2021.7.25)

『全知全能』は、omniscience and omnipotence だそうです。

omni-はallの意味のラテン語を語源とする接頭語で、
『全』や『総』ということになります。

omniscienceの science は、ラテン語 scientia (=knowledge)に由来して、『知識、知ること』を表しています。だから、amniscience は「すべてを知っていること=全知」となります。
因みに、science 単独では『科学』などの意味で日常使われているわけですが、この発音は「サイエンス sάɪəns」ですよね。
でも、omniscience だと「アムニシェンス ɑmníʃəns」でscience の部分はシェンスです。
良心の意味の conscience も「カンシェンス kάnʃən」ですから、同じ感じです。

💮

potence の方ですが、この語源はラテン語のpotentia(=power)やpotens (=powerful)と考えられ、『強力な状態、能力』などを意味します。
なので、omnipotence は『全能』になるわけですね。

自作例文です。
Some people believed in God’s omniscience and omnipotence.
「ある人々は、神が全知全能であることを信じていた。」

ついでに言うと『全知全能の』なら、omniscient and omnipotent になります。

Some people believed in an omniscient and omnipotent God.
「ある人々は、全知全能の神を信じていた。」

あまり日常的に使う言葉じゃないですが、
アニメを見ていたら omnipotent という言葉が使われていました。
どこにでも学びの種はころがっているってことですね。