invictus は?―🏉―#つぶやき英単語 1517

(2022.2.7)

今さらですが、2009年作の「インビクタス/負けざる者たち」という映画をAmazon Prime で見ました。南アフリカでのラグビーワールドカップとマンデラ大統領の関りが描かれていて、なかなか良かったです。
(南アフリカの代表チーム Springboks とニュージーランドのAll blacks の決勝戦、こんな展開だったのか!)

このinvictus という単語、辞書サイトWeblioで調べると日本語訳が出てないんですよ。(映画の解説は出てるんですけど)

唯一、Weblioに含まれているWictionary の英英での説明で、
invictus の類語がいくつか出ていましたので、それをお勉強しとこうと思います。
意味は、1と2に分かれていて
1) unconquered=征服されない
   unsubdued=支配されていない
2) invincible=征服できない、無敵の、頑強な
   undisputed=意義のない、明白な
   undefeated=無敗の

映画のサブタイトルに「負けざる者たち」とあるように、
征服されない、負けない、というような意味なんですね。

ただ、invictus という単語の良く分からないのは、ろくに辞書に出ていないのに
映画だけでなく、音楽や小説のタイトルになっているらしいということです。
何でなんでしょうか。

結論は無いんですけれど、まあ、ついでに類語もチェックできたから
よしとしておきましょう。

関連) Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428

24/7 の小噺?―#つぶやき英単語 1516

(2022.2.6)

どこの国でも人ってえのは長い言葉や堅苦しい言葉を使わずに
省略したり記号にしたり、まあ古い言葉にすりゃあ符牒というような
言い換え・書き換えをするもんでして。
その中で、数字が入った符牒ってのも有るんですな。

例えば、24/7 はご存知? 
(分数? ・・・)

🌞

かの大英帝国 の言葉、英語の話なんですが、
24/7は、24 hours a day, 7days a week 。
一日24時間、週7日のことだそうです。
all the time 『いつも、常時』という意味ですが、
わが日本語で言うところの「四六時中」に似ておりますね。
四掛ける六が二十四、一日の二十四時間中ってことで、
どこの国でも人は人、同じような発想をするものでございます。

蛇足ですが、四六時中は、もともと「二六時中」だったんだそうですな。
昔の「 いっとき(一刻)」は昼や夜を六等分したものなので、
昼の六刻と夜の六刻を足した二六時はちょうど一日ということになるのでありますよ。
時の数え方が変わって言い方も改まったわけで、まさに「言葉は世につれ」ということですね。

🌛

24/7の使い方はこんな感じで。
He was exhausted from being forced to help out at his family’s 24/7 convenience store.
「彼は家業の24時間年中無休のコンビニを手伝わされて疲れ切っていた」
(セブン-イレブンなのに、24/7とはこれいかに。)

The convenience store is open 24/7.
「そのコンビニは24時間365日営業だ。」
のようにも使えます。形容詞でも副詞でも行けるタイプなんです。

今、こんな流行り病でおかしな世の中でもコンビニが有ってありがたいと思います。
コンビニの方々、いつもありがとうございます。🙇
経営される立場では感染対策からバイトさんの確保まで何かとご苦労あるかと思います。
近所に商売敵も有ったりしてむずかしいところですが、
ご家族の方にも負担が大きかったりするなら、無理に24時間年中無休でなくてもいいと思うんですけどもね。

まあ、24/7なだけに、割り切れない話ということで。


英語で「塗り絵」は?―🖍―#つぶやき英単語 1515

(2022.2.5)

線画に色を塗って楽しむ『塗り絵(ぬりえ)』は
英語では何と言うでしょうか?

coloring という単語は広く『着色、彩色(すること)』を表しますが、
文脈によってはこれが『塗り絵』ということになります。
例えば、do coloring が『塗り絵をする』の意味になります。

例文です。
My children like coloring.
「私の子供たちは塗り絵が好きだ」

色を塗るための線画の『塗り絵』は line for coloring で、
『塗り絵(帳、の本)』は coloring book です。

また、子供の知育用に番号に従って色を塗る『塗り絵』があるそうで、
これは color by number と呼ばれるようです。

🖍


このごろ、書店では大人用の塗り絵もおいてあるようですね。
スマホいじっているよりは、色塗ってる方がリラックスできるかもしれませんね。

Even adults can enjoy coloring books.
「大人での塗り絵は楽しめます」


英語で「口内炎」は?―👄―#つぶやき英単語 1514

(2022.2.4)

口内炎が出来て不快です。
でも、こんな時こそ『口内炎』は英語で何というか調べないと・・・。

stomatitis と言うんですね、口内炎。

これ、stomato-+-tis のようにできていて、
stomato-が「口の」で-tis が「炎」の意味なので口内炎ということです。

Oxford辞典での stomatitis の定義
Inflammation of the mucous membrane of the mouth.
「口の中の粘膜の炎症」ということです。
ついでに言うと
Inflammationが『炎症』、mucous membraneが『粘膜』です。

例文です。
They say that stomatitis can be caused by vitamin deficiency.
「口内炎はビタミン不足でおこることもあるらしい。」

(ビタミン剤飲んでおこう。)




英語で「かすみ目」は?―👁―#つぶやき英単語 1513

(2022.2.3)

パソコンで一日仕事をしてて、目がかすんだりする人も多いと思います。
そんな『かすみ目』のことを英語で何と言うでしょうか?

blurred vision は『かすみ目』の訳語の一つとして辞書に載っています。
blurred は 『ぼんやりした』の意味になりますが、これは動詞 blur 『ぼんやりさせる』の過去分詞です。
これは、blurry 『ぼやけた』という形容詞を使って、blurry vision とも言えます。
vision は『視力,視覚』です。

bleary eyes filmy eyes も『かすみ目』に当たる英語です。
bleary は『(疲れや眠気などで)かすんだ』の意味です。
また、filmy は『薄膜のような』の意味も持ちますが、
この場合は『薄もやのような、かすんだ』の意味と考えられます。

「目がかすむ」と言う場合には、
I have bleary eyes. やI get blurred vision. のようになります。
また、My eyes are blurry. のようにも言えます。

例文です。
Have you ever had blurry vision after using a PC for a long time?
パソコンを長時間使って、目がかすんだことありませんか。

かすみ目にサプリメントや目薬もいいですけど、
何やかやPCやスマホ、テレビの画面見てる時間が長くなるので、
意識して目を休めるのが一番じゃないでしょうか。

micromanageは?―🤔―#つぶやき英単語 1512

(2022.2.2)

micromanageという単語は、『無駄な細部まで管理する』の意味の動詞です。

そもそもは、micromanagement 『細部までの管理』という言葉が先にできて、
それからmicromanage と言う動詞が出来たんだそうですよ。
(こういうのを普通の言葉のできる順番とは逆ということで、逆成語 back-formation というそうです。)

また、micromanagerなら、『無駄な細部まで管理をする人』のことです。
(マイクロな小さいマネージャーって意味ではないですね。ある意味、ちっちゃい奴かもしれないんですけど。)

例文です。
Her boss is a very detailed person and likes to micromanage everything.
「彼女の上司はとても細かい人で、何でも細部まで管理したがる」

特に、会社の上司がこういう人で、何から何まで管理されるとしたら、
部下はたいへんですね。


medical attention は?―🚑―#つぶやき英単語 1511

(2022.2.1)

どこの国の言葉でもそうでしょうけれど、英単語も使われ方でいろいろな意味になりますよね。
でも、意外とその中の一つの意味で覚えている場合も有って、ちょっと違った使い方されると戸惑うことがあると思います。

medical attention は『治療』と言う意味で、そんなに難しいことはないのですが、
実は僕は attention を『注意、注目』と言う意味で覚えていたので、これを最初に見たときに、ちょっと意味を誤解しそうになりました。まあ文脈で分かったんで良かったんですけれど。
attention には『世話、手当』のような意味もあり、medical attentionではこちらの意味になるわけですね。
(単語一つを覚えたら、そのいろいろな使い方を理解するのが大切だと思います。)

🚑

使ってみましょう。
If the COVID-19 case numbers increases further, someone can’t get the proper medical attention.
「COVID-19の患者数がこれ以上増えたら、誰かが適切な治療を受けられなくなります」
これ実話なのが怖いところですよね。

英語で「ガチャ」は?―💸―#つぶやき英単語 1510

(2022.1.31)

ガチャとかガチャポンというと、ハンドルを回してカプセルに入ったおもちゃを買う自動販売機やその商品であるカプセルトーイのこと、あるいはこのような何がでるか分からない抽選による販売方式のことですが、これ英語で何というかご存知ですか?

『ガチャ』は英語でもgachaなんですね。
これ日本語のガチャが先で、Wictionary でもgacha の語源は日本語のガチャとはっきり書かれています。

ただ、あの販売機は米国で考案されたもので、球形のガムの販売機の発展形らしいです。カプセルに入れたおもちゃの販売も米国で始まったものだそうです。

カプセルトーイの自動販売機が日本で特に発展したのは、こういう小さなおもちゃを作るメーカーが多くあって、独特なキャラクター文化などもあり、日本人の嗜好に合っていたのと思います。
この日本語のガチャが英語のgachaにまでなったのは、やはりガチャに似たソーシャルゲームの抽選式のアイテム課金方式が広く認知されたのが大きいのではないでしょうか。

💸

使ってみました。
She lamented that her son had spent a lot of money on a social game gacha.
「彼女は息子がソーシャルゲームのガチャで大金を使ったと嘆いた」

ゲームの gacha に大金をつぎ込む人もいますが、
そこのところは向こう側に商魂たくましい人たちがいることを思い浮かべると
少し冷静になれるかもしれません。

そのそもカプセルトーイの「ガチャ」という言葉にしても
いろいろ登録商標の関係があって自由に使えるわけでもないらしいので
まあ最初から商魂のせめぎ合う世界なのですよ。

英語で「選手層の厚さ」は?―👯‍♂️―#つぶやき英単語 1509

(2022.1.30)

スポーツで選手の層が厚いチームは、やはりコンスタントに良い結果を出すものです。

この『選手層の厚さ』は英語では何と言えばいいでしょうか?
いろいろ言い方はあると思いますが、
bench strength という表現がこれに近い意味になります。
直訳ならベンチの力ですが、控え選手も含めた選手力=選手層の厚さということですね。

🏉

例えば、こんな風に使います
The bench strength of Wild Knights made them win the game in the end.
「ワイルドナイツの選手層の厚さが最終的に勝利をもたらした」
(1/29のラグビーの試合はこんな感じでした。)

『厚い選手層』=deep roster という表現もあるようです。
roster は『名簿、登録簿』の意味で、チームの登録選手のリストの事を指すようです。
例えば、
The team has a deep roster.
「あのチームは選手層が厚い」のようにも言えます。
他にも、The team has a large pool of players. でも同じような意味になるようです。


 

英語で「逆転勝ち」は?―🎉―#つぶやき英単語 1508

(2022.1.29)

スポーツの試合の『逆転勝ち』に当たる英語として
come-from-behind win (victory) という表現が使えるようです。
「後ろから追い上げての勝利」のような意味ですから、分かりやすいと思います。

『逆転勝ち』の他の言い方として、
winning after defeat seems certainというのも辞書に載ってました。
「負けが確実と思われた後での勝利」のようなことです。
この反対の『逆転負け』は「勝ち確実と思われた後の負け」ということで
lose (the game) after the victory seems certain でいいようです。

また、upset victory でも『逆転勝ち』の意味になります。

『逆転勝ちする』なら、
come from behind and win
come from behind to win
complete a come-from-behind victory などと言えます。

使ってみましょう。

In today’s rugby match, Wild Knights came from behind to win against Steelers.
「今日のラグビーの試合で、ワイルドナイツがスティーラーズに逆転勝ちしました。」

サムネイル画像

実話です。
コベルコ神戸スティーラーズ 37 – 41 埼玉パナソニックワイルドナイツ
結果は僅差でした。
最後に堀江翔太選手のトライで逆転した瞬間は、TVの前で思わず立ち上がって拍手してしまいました。 👏