ディスるの英語―🤬―#つぶやき英単語 1334

(2021.3.10)

『ディスる』に当たる英語は何だと思いますか?

デジタル大辞泉で『ディスる』を引くと、
「《「ディスリスペクト」の動詞化》(俗に)否定する。批判する。けなす。」
と説明が出ています。
辞書にも載ってるんですね。

『ディスる』の元のdisrespect は、
名詞なら『無礼、失礼』、動詞で使えば『礼を失する』のような意味です。
なんか、かたい語感。

で、ここから最近気づいたことなんですが、
英辞郎とかには、dis あるいはdiss っていう動詞が載ってるんです。
(三単現なら dissesで、過去形・過去分詞形だとdissed です。)

disは、やはり disrespect から来てて、
『軽蔑する、小ばかにする、批判する』などの意味です。
これ『ディスる』じゃないですか。

つまり、『ディスる』に当たる英語は dis というのが
僕の考える正解です。diss でもいいですけど。

おくらの衝撃的事実―🥢―#つぶやき英単語 1332

(2021.3.5)

「おくら、レシピ」で検索したら、おくら納豆の梅添えとかが人気レシピとして出てました。
個人的には、シンプルにゆでて小口切り、鰹節をかけて醤油でいただきたい。
なんか、僕の中では和風食材というポジションだったんです。

でも、オンライン英会話のレッスンで、小学生が学習のため植物を育てるという話になって、トレーナーがおくらを育ててたみたいなことを・・・。

え、「おくら」って日本語が国際化してるの、と思ったんですけど、これが大誤解で
okra はれっきとした英語ですわ。衝撃の事実!
(他の言い方としてはLady’s finger というのもあるらしいですが。)

🌍

後で調べて分かったのですけど、英語だけじゃなく、フランス語でもドイツ語でもokra なんですと。
もともとは、ガーナで話されるトウィ語の nkrama から来ているそうです。
原産地はアフリカなんですね。

okra は、アオイ科トロロアオイ属の植物で、明治時代に日本に入ってきたそうです。
日本でも南の地方、沖縄、鹿児島や伊豆諸島では近縁種のトロロアオイが存在していて
それをネリと呼んでいたんだそうです。
なので、新しく入ってきた外国産のokraはアメリカネリと呼ばれるようになったと。
そう、okra の正式な和名はアメリカネリなんです。
(知らなかった!)

だから、もし正式な和名と尊ぶ人ならば、
料理名も「アメリカネリの酢の物」とか言うべきなのかもしれませんよ。

denouement は?-( ゚Д゚)―#つぶやき英単語 1299

(2020.12.31)

denouementは、劇などの結末の『大団円』です。
複雑な伏線が一気に回収されて、鮮やかに終幕を迎えるような、そんな場合に相応しい言葉かもしれません。
これは、事件・紛争の『解決、終局』の意味でも使われるようです。

denouement の語源は、「結び目をほどくこと」の意味のフランス語だそうです。
t はサイレントで、ディヌーメンみたいな発音です。確かにフランス語っぽい。
(Weblio レベル:23の単語です)

🌏

今日は12月31日だから、
あと少し地球が回ると、2020年が終わるわけですが、
いろいろあったこの年に、きちんとしたdenouementがつくのでしょうか。
奇跡でも何でも、悪かったことは今年中にちゃっちゃと解決してもらって一向に構わないんですけど、無理ですよね。

Pandemicの解決は来年に持ち越しですね。
皆さんも安全第一で、この時代を生き抜きましょう。
We’ll have to wait until next year to see the denouement of the pandemic.
Let’s live through this hard time with safety first.


クライアントとのラポー?–😲–#つぶやき英単語 1297

(2020.12.29)

オンライン英会話で、
「ビジネスの顧客とラポーを築くのが重要だ」的なこと英語で言われたのですけれど、ラポー、いやラポーァかな、何ですか?

説明を聞いて、後で辞書で見たら、 rapport =『感情的な親密さ』と出てました。
これ、最後の t は発音しないんですね。
この単語の語源は、「一致、調和的な(親密な)関係」の意味のフランス語だとか。
だから、こういう発音なのかと、納得。

🇫🇷

rapport って僕が知らなかっただけで、
ビジネス分野では、カタカナでラポールとか言って使ってるみたいです。
営業の人なら常識なんでしょうか?
これ、親密という日本語だと、違うニュアンスが加わるから、ラポールと言った方が都合いいんだと思います。
(H部長とA社のKさんが親密な関係だというと、何かきな臭い感じがしませんか? そういうドラマの影響なのかもしれないですが。)
この意味で日本語にするなら、相互の信頼関係ぐらいが無難かもしれません。

サムネイル画像

自作例文で締めます。
As a sales representative, you need to establish rapport with your clients.
「営業担当者として、あなたは顧客とのラポール(信頼関係)を築く必要が有ります」

財布の中のlegend は?―🥇 ―#つぶやき英単語 1267

(2020.11.15)

財布の中の legendって何でしょう?

legend には『伝説』とか『伝説的人物』の意味が有りますが
お札に顔が出てる偉い人のことを言っているのではありません。

🥇

legendには、『(メダル・貨幣面などの)銘』と意味もあるんです。

だから500円玉とかに日本国などと彫られているのは、legendです。
小銭でふくれている財布なら、legend だらけなわけですね。

他に、
地図やグラフの『凡例』もlegendで、
挿絵や図の『説明文・キャプション』もlegend なんです。

👨🏻‍💼

legend の語源は「読まれるべきもの」の意味のラテン語だそうです。

この元々の意味が分かると、
誰もが読んで知っておくべきなのが伝説や伝説的人物で
読んで確認すべきメダルや貨幣の表示だと考えると
イメージつながる気がしませんか。

midwife は?―👶―#つぶやき英単語 1251

(2020.10.9)

midnightは真夜中、じゃあ midwifeは?
真のワイフとかではありませんよ。

ある人のプロフィール見てたら、midwife が職業名として書いてありました。
これで『助産師』なんですね。
辞書だと『助産婦、産婆』とも出てて、主に女性に用いる言葉のようですけど、
そのプロフィールの人は男性でした。まあ、そういう方もいるということで。

👩🏻‍⚕️


mid には「中央の、中間の」の意味があって、例えば、
midnight は、真ん中の夜=真夜中ですね。

でも、midwife は古語英語のmidwifが語源で、
この場合のmid は、「with =いっしょに」みたいな意味なんですって。
で、wifは「女性」の意味。
だから、midwife は女性=妊婦さんと一緒にいてくれるというか、一緒に頑張ってくれる人、つまり産婆さんとか助産師さんということなんじゃないですかね。

(子供が生まれた時とか思い出すと、助産師さんには本当にお世話になったって感じでした。まあ、僕が生んだんじゃないんですけど。)

また、midwife には、物事を生み出す時に産婆のような役目をする人のことを表すことも有ります。

The American Heritage Dictionary にはこんな例文が出てました。
“In the Renaissance, artists and writers start to serve as midwives of fame” (Carlin Romano).
ルネッサンス期には、芸術家や作家は名声を生み出す手助けをする役目を担い始めた。
カーリン ロマーノ

因みに、Midwiferyは『助産学』で、日本助産学会は、Japan Academy of Midwifery というそうです。

Sundayじゃないサンデーは?-🌞- #つぶやき英単語 1211

(2020.7.19)

バナナサンデーとかの『サンデー』は sundae です。
日曜日のSunday とは発音は同じですが、スペリングが違うのです。
(こういうの異形同音異義語=homophoneというのですよ。)

🍨

でも、sundaeって名前はやっぱり日曜日のSundayから来てるんです。

sundae はアイスクリームの上にいろいろなソース・シロップやトッピングを加えたスイーツ。これアメリカ生まれですと。

一説によると、 ice cream soda (クリームソーダ)を日曜日に販売することが禁止されていて(?)、その代わりのバリエーションとしてできたとのこと。

で、このクリームソーダのソーダ抜き、Sunday って名前になったんだか、しようとした時に、
「安息日の名前を甘い食べ物につけるとはいかがなものか」
といううるさいクレームが出て、
「いえ、ちがう綴りですから」
ということにしたのがsundae というネーミングらしいです。
(結局、他の日にも売るようになったし。)

🥄

そもそも日曜日にクリームソーダ売るのが禁止されてた事にびっくりです。
僕の安直な理解では「安息日に不要不急の商売以外するな、なんだこのチャラチャラした食い物は」的な理由みたいなんです。
Blue lawsで検索すると、いろんな国や地域で実施されていた安息日の法規制について説明が出てくるみたいですから、興味のある人はどうぞ。クリームソーダのことが書いてあるかは分かりませんが。
(今もめんどくさいこという人たちがいるけど、昔の社会のめんどくささは「けた違い」だったんでしょうね。)

Chop chop はなんでなの?-📺-#つぶやき英単語 1180

(2020.5.3)

5月になっちゃいました。コロナで家に居て、TVでもそんな話題ばっかりで正直しんどい感じ。

僕はけっこうAmazon Prime videoでやってる海外ドラマを見てます。英語聞こうと思って見てるんですけど、まあ結局は字幕頼みになっちゃって・・・。でも時々はこれで英語の表現を覚えることもありますよ。

Chop chop!って『早く早く!、急いで!』という意味なんですね。ちょっと面白い語感で、もちろん俗語です。簡単なので、TPOによっては使えそう。

これカリブの島を舞台にした推理物のドラマ「ミステリーinパラダイス」で何回も出てきたので自然に覚えました。ちょい悪でいい感じのドウェイン巡査も言ってたと思います。

この chop chop 、オンライン辞書のWeblioで調べてびっくり。

From Chinese Pidgin English, from Cantonese 速速 (cuk1 cuk1, “quick”).

https://ejje.weblio.jp/content/chop+chop

語源は、中国ピジン英語や、広東語の速速から、ですと。

(ピジンは現地語と混じってできた方言のような言語らしい。)

🇨🇳

速速なら漢字で意味わかりますね。うーん、中国からなのか。

Chop chop!、速速!という感じで、COVID-19の流行も終息してくれませんかね。

1164)seitan って何?

つぶやき英単語1164 (20203.27)

Cambridge dictionary に seitan という単語が出てました。なんか英語らしくない語感ですね。

辞書では、a food made from wheat that is high in protein and that is used in cooking instead of meat: 「小麦から作られるタンパク質豊富な食品で、肉の代わりとして料理に用いられる」と説明されてます。vegetarian御用達ですかね。

🤤

これ日本語の名前も『セイタン』なんだそうです。と言うか、そもそも日本語由来だから!

🇯🇵

セイタンは、マクロビオティック(Macrobiotic)の創始者の桜沢如一氏が命名した日本語由来の名称なのですが、日本国外で普及して後で逆輸入されたんだそうです。で、漢字表記が分からなくなって「セイタン」とカタカナで書くしかなく、物がよく分からない感じで。

結果として『セイタン』正式名なのに、グルテンミートなんていう和製英語名でも呼ばれてるんです。

🇬🇧

日本発で英英辞典に載るほど外国では物も名称も普及しているのに、僕の見た限り国語辞典には出てませんでした。Wikipediaには載ってますけど。

でも、これ僕が知らないだけで、みんな知ってるんですかね。確かに、検索してみると、いろいろ「セイタン」売られてるのは分かりました。美味しいんなら食べてみたいかな。

1114)・・開いてますよ

つぶやき英単語1114 (2019.11.29)

「チャックが開いてるよ」は

Your zipper is open.

Your fly is open.

などと言います。

☺️

チャックって、きんちゃく(巾着)からできた言葉だそうです。えー!まさかの日本語?

🧐

ドリルの刃を固定する部分をchuckって言いますが、それはちゃんと英語です。

でも、ズボンのチャックはこれと関係ないんですね。英語じゃないんだもの。

🤐

おしゃべりな子供が「お口にチャック」と注意されたりすることありますが、

英語では Zip your mouth.と言うそうですよ。