当然ながら、センセーションの元の英単語は sensation です。 今日、このsensation という単語の入った以下の例文を見かけました。 I’ve had the sensation of residual urine all day. 「一日中残尿感がある」 (こんなセンセーションはいやだ)
sensation には、 カタカナのセンセーションと同様に『大評判(のもの)』という意味もあります。 上の大谷選手の例を英文にすれば、 Ohtani’s pitching and hitting successes caused a sensation. などとなります。
ただ、sansation には『感覚、知覚』の意味があり、むしろこの方が基本的な意味と思われます。 なので、sensation of residual urine は「残った尿の感覚=残尿感」なわけです。
『感覚』という意味では、sense が類義語になります。 『聴覚』なら、auditory sensationやauditory sense と表せます。
とりあえず、sensation の『感覚』という意味については、 僕は sensation of residual urine は「残尿感」で覚えとこうかな・・・ 嫌な感じだけどね。
ラグビーで用いられる hand-off という名詞は、イギリス英語で the act of warding off an opposing player with the open hand 「空いている片手で相手プレイヤーを払いのける行為」 ということです。 ここで、ward offが『受け流す、かわす、防ぐ、寄せ付けない、払いのける』の意味です。
例文です。 The CTB player tried to ward off an opponent’s tackle with a hand-off. 「そのセンターバックの選手はハンドオフで相手のタックルをよけようとした」
ルカニョ・アム選手のハンドオフ
一方、アメリカンフットボールのhand-off はもちろんアメリカ英語で、 an offensive play in which a player, usually a back, hands the ball to a teammate 「選手(通常はバックの選手)が味方の選手にボールを手渡す攻撃的なプレイ」 だそうです。
ラグビーでもアメフトでも、hand off を動詞として用いて、それぞれ『hand-off を行う』という意味で使えるようです。
また、hand off はスポーツ以外では、ビジネスで『(プロジェクトなどを)他の人に引き継ぐ』場合や、技術的に別のシステムに『(制御などを)引き継ぐ』場合にも動詞として用いられるようです。 これらの使い方は、アメフトのhand-offに近いイメージですね。 ラグビー風だと、例えば仕事を引き継ごうとする人を払いのける感じになって、さすがに問題になるんじゃないかな。