英語で「モロヘイヤ」は?-🥗-#つぶやき英単語 1710

(2022.8.16)

『モロヘイヤ』って野菜、どんなのか見たことありますか?
これです。


モロヘイヤは、もともとエジプト語です。
英語の辞書にもmulūkhiyyaや molokheiyaとして載っていますが
別に英語名も有って、Jew’s marrow と言うそうです。

marrow は野菜としては『ペポカボチャ』だそうですので、
Jew’s marrowは「ユダヤ人のペポカボチャ」ということになりますね。
(イメージがわかないけど)

実は、モロヘイヤには「タイワンツナソ」という和名も有るのだそうです。

Jew’s marrow or mulūkhiyya is known for its high nutritional values of 9 times more calcium and 4.6 times more carotene than spinach.
It is also rich in potassium, vitamins B2, C, E, and iron.

「モロヘイヤ(Jew’s marrow、mulūkhiyya)は、ほうれん草の9倍のカルシウム、4.6倍のカロテンと栄養価が高いことで知られています。また、カリウム、ビタミンB2、C、Eや鉄分も豊富に含んでいます。」

健康には良さそうですよね。
僕はエジプト風のモロヘイヤスープより天ぷらがいいかな。

「遺族」の英語は?-😢-#つぶやき英単語 1709

(2022.8.15)

『遺族』は英語では bereaved family と言うそうです。

今日は終戦の日です。
英字紙 The Mainichの記事に、77回目になる戦没者記念式典での戦争遺族の方のスピーチの内容が載っており、bereaved families という言葉が使われていました。

Kenichi Otsuki, the 83-year-old representative of relatives of the war dead, said in a speech that the world is still witnessing bereaved families in conflicts such as Russia’s invasion of Ukraine.
戦没者遺族代表の大月健一さん(83歳)はスピーチで、世界は今もロシアのウクライナ侵攻などの紛争で生じる遺族を目撃し続けていると指摘しました。

“We have to recognize again that war is not something in the distant past but something close to us,” said Otsuki, who lost his father in China, pledging to continue to pass down the tragedy of war and the preciousness of peace to future generations.
中国で父を亡くした大月さんは、「戦争は遠い過去のものではなく、身近なものであることを再認識しなければなりません」と語り、戦争の悲惨さ、平和の尊さを後世に伝え続けることを誓っていました。

遺族 bereaved familyの bereavedは『肉親に先立たれた、あとに残された』の意味の形容詞で、この元となる動詞の bereave は、事故などが人から『(肉親などを)奪う』の意味だそうです。

確かに戦争が人の命を奪っているのでしょうが、それを始めて続ける決断をしている人に責任があると思います。

「煙が目にしみる」の英語は?―❤️‍🩹-#つぶやき英単語 1703

(2022.8.9)

The Platters などが歌っていた「煙が目にしみる」という曲はジャズのスタンダード・ナンバー で、原題は Smoke Gets in Your Eyes です。
(英語から直訳したら「煙が目に入る」ですけど。まあ煙ですから目に入ればしみますね。)

もし、「煙が目にしみる」=「煙で目がひりひりと痛い」とはっきり言いたい場合には、
My eyes smart from the smoke. 
のような表現が使えます。
この場合、smart は『ひりひり痛む、ずきずきする』の意味の動詞です。

また、eye-smarting で『目にしみる』の意味の形容詞になるので、
「目にしみる煙」は eye-smarting smoke と言えます。
例)I hate the eye-smarting smoke from cigarettes.
  「煙草の煙が目にしみるのが嫌だ」

前にも書いたかもしれませんが
smart という単語には、形容詞としても『(痛みなどが)刺すような、ひりひりする』の意味が有ります。
(他にも『きびきびした、賢明な、抜け目ない、身なりのきちんとした、(機器などが)情報処理機能を持つ、高性能な』などおなじみの意味にもなります。)

動詞のsmart は、体の痛みだけでなく精神的な痛みについても『心が痛む、悩む、憤慨する』などの意味で使われます。
例) He is smarting under a guilty conscience.
「彼は良心の呵責に苛まれている」

また、名詞として『痛み、うずき、苦痛、悩み』などの意味にもなります。
smart の語源は、「痛みを感じる」の意味の古期英語だそうです。


「爪切り」と「缶切り」の英語-✂-#つぶやき英単語 1699

(2022.8.5)

今日の気になる英語:爪切りと缶切りは英語でどう言う?

『爪切り』は、英語では nail clipper と言われるのが普通です。
動詞のclipが『切る、刈る、切り取る』等の意味でなので、爪を切る道具のことになります。
nail cutter nail trimmer という言い方も有ります。
また、はさみ形の『爪切り』なら、nail scissors とも呼ばれるようです。


These nail scissors are more suitable for cutting toenails than the usual small nail clippers.
「足の爪を切るには、よくある小さな小さな爪切りよりこちらの爪切りばさみの方が適しています」

一方、『缶切り』は、主に米国では can opener、英国では tin opener です。

Most canned foods these days can be opened without using a can opener.
「このごろでは、たいていの缶詰が缶切りを使わずに開けられるようになっています」

同じ「切り」で終わる道具の名前ですが、英語名だと共通性は無いのも面白いところです。(日本語と英語に違いが有っても当たり前ですけど)
まあ、缶切りについては、日本語名は開けるために缶を「切る道具」ということで、
英語の缶を切って「開ける道具」というのと、捉え方のズレがある感じですね。

「集合体恐怖症」の英語は?-😱-#つぶやき英単語 1698

(2022.8.4)

何か小さなものが集まっているもの、例えば葉っぱの裏に小さな虫の卵がびっしりついているのを見たら・・・・うあ。

こういうの『集合体恐怖症』と言うのですが、英語では trypophobia だそうです。

穴の意味のギリシャ語 trypoに、恐怖症の意味の-phobiaがついています。
そもそもは、蜂の巣のようにたくさんの小さな穴が集まっている物に対する怖れということですね。

なんでこの単語が気になったかですけど、最近ちょっとぞわっとしたので・・・。

I was a little creeped out when I looked into the center of the sunflower through the camera. Perhaps this is what is known as trypophobia.
「カメラ越しにひまわりの中心を見たら、ちょっとゾクッとしました。おそらくこれが集合体恐怖症と呼ばれるものなのでしょう。」

「てへぺろ」の英語は?-😝-#つぶやき英単語 1696

(2022.8.2)

『てへぺろ』をえいごでなんというでしょうか?
辞書に載ってなさそうな言葉ですけど、偶然見つけてしまいました。

なんと、My bad! というのを辞書サイトのWeblio で調べたら、『てへぺろ』という訳語が一番最初に出てました。
その他には、『わたしのせいです、ごめんごめん』とか出てくるんで、自分の責任を認めて軽く謝る感じの表現なんですね。
(でも、てへぺろのインパクトが大!)

たとえば、
「心臓に対するリスクから、オンタリオ州が若い成人にモデルナよりファイザーのワクチンを勧める」との記事に対するTweetで、My bad!が使われてました。

They gave out millions of doses of Moderna before saying, “Sorry! My bad!
何百万回もモデルナ投与しておきながら、「ごめん、てへぺろ」だと。

お役所が、本当にMy bad!といったわけではないですが、
これ「てへぺろ」って訳すと、無責任さが際立ってしまう感がありますね。
(お役所は、My bad!すらも言わないということかもしれませんが)

英語で「コンニャク」は?-🍝-#つぶやき英単語 1692

(2022.7.28)

『コンニャク』って英語で何と言うかご存知ですか?

これ、konjac あるいは konjak だそうです。
(そのままですね。)

最近、植物としてのコンニャクの実物見ました。こんななんです。

Appearance of the konjac plant

最近は、外国でもコンニャクkonjacがダイエット食品として注目されていて、特にシラタキがパスタの代わりのように使われているようです。
実際にTwitterでもいろいろ見つかります。

Who knew #fatfree and #lowcarb noodles could taste so good?
Yutaka’s Konjac (or Shirataki) Noodles are the star of this #healthy, stir-fry dish you can make in minutes.
「無脂肪で低炭水化物の麺がこんなにおいしいとは…。
Yutakaのコンニャク(またはシラタキ)麺が主役の、ヘルシーな炒め料理 が数分で作れます。」 

かなり美味しそう。

「夏眠」の英語は?-🐸-#つぶやき英単語 1691

(2022.7.27)

『夏眠(かみん)』という言葉ご存知ですか?

これは、「夏のお昼寝」的なことではありません。

夏眠は「生物が暑く乾燥する夏の時期に休眠して過ごすこと」で、
冬眠に対する言葉だそうです。

英語で『夏眠』は estivation で、『夏眠する』はestivate です。
これは aestivation という綴りの場合もあるようです。

(因みに、『冬眠』はhibernationで、『冬眠する』はhibernate になります。)

使ってみましょう。
Do you know that some frogs not only hibernate, but also estivate?
「カエルには、冬眠だけでなく、夏眠をするものもいることをご存知ですか。」
How long do they sleep in estivation and hibernation total?
「夏眠と冬眠のトータルでどれくらいの時間寝てるんでしょうか?」

水分の蒸発に対して弱いカタツムリやカエルは、地中の穴に潜り込んで仮死状態で夏眠するそうです。

「反芻 (はんすう)する」の英語は?-🐮―#つぶやき英単語 1690

(2022.7.25)

『反芻(はんすう)する』は、「(牛などが)一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込む」ことです。

英語で『反芻する』を表す動詞は、ruminate だそうです。

Cattle and sheep ruminate. 
「牛や羊は反芻する」

形が少し変わって ruminant では、『反芻する』という形容詞になります。

Cattle and sheep are ruminant animals.
「牛や羊は反芻する動物だ」

ruminant は名詞として『反芻動物』の意味にもなりますので、
上と同じ意味のことは以下のようにも言えます。
Cattle and sheep are ruminants.
「牛や羊は反芻動物だ」

動詞のruminateは、牛などがやる反芻だけでなく、
考えを反芻するような場合にも使えて、『思い巡らす、よく考える、沈思黙考する』の意味になります。

He ruminated on her suggestion.
「彼は彼女の提案について熟考した」

「単3電池」の英語は?―⚡-#つぶやき英単語 1687

(2022.7.22)

今日の気になる英語:単3電池は英語では何と言うの?

なんか、乾電池の単3とかいうのは日本独自の呼び方なんですよね。
アメリカでは AA battery と言うそうです。

一般的な乾電池の米国呼称を大きい方から言うと
『単1電池』 Size D battery, D battery
『単2電池』 Size C battery, C battery
『単3電池』 Size AA battery, AA battery
『単4電池』 Size AAA battery, AAA battery
だそうです。

ついでに言うと
『乾電池』は英語では dry cellやdry battery です。

辞書の merriam-webster.comの定義では
dry cell 
a voltaic cell whose contents are not spillable
— called also dry battery
「dry cell 乾電池
 内容物を流出させない構造のボルタ電池。
 dry battery とも呼ばれる」
だそうです。