「ベルリンの壁崩壊」の英語-🏛️-#つぶやき英単語 1797

(2022.10.9)

『ベルリンの壁崩壊』Fall of the Berlin Wall

11月9日はベルリンの壁崩壊の記念日なんだそうです。

On November 9, 1989, the fall of the Berlin Wall occurred, and in December of that year the leaders of the United States and the Soviet Union declared the end of the Cold War.
1989年11月9日にベルリンの壁崩壊が起こり、その年の12月には米国とソビエト連邦の首脳が冷戦の終結を宣言しました。

今から考えると嘘みたいですが、ドイツは東と西に国が分かれていたわけです。
1989年11月9日に、東ドイツ政府が国民の西ドイツへの出国の自由を認めるような発表をしたんだそうです。
その結果、多くの市民が東西ドイツ分断の象徴であったベルリンの壁に殺到し、ハンマーを振るい、壁が崩壊したんですと。

その年の12月に冷戦の終結 the end of the Cold Warが宣言されたのですが、
30年以上経っても世界で争いが無くなってはいませんね。
亡霊がよみがえるように極端な選択をする人が出てきて、戦争の種はつきないようです。

「宗教改革」は英語で?-♰-#つぶやき英単語 1792

(2022.11.4)

世界史で出てくる『宗教改革』を英語で何と言うでしょうか?

the Reformation で通じるのだそうです。
もちろん religious reformation でもOKです。

reformation は一般に『改善、改革、矯正、感化』の意味ですが、
歴史上のあの改革という感じで the Reformation と書けば、宗教改革のことになるわけですね。

Oxford の辞書での説明では
the Reformation
new ideas in religion in 16th century Europe that led to attempts to reform (= change and improve) the Roman Catholic Church and to the forming of the Protestant Churches; the period of time when these changes were taking place
「ローマ・カトリック教会の改革(=変更・改善)とプロテスタント教会の形成につながる16世紀のヨーロッパで生じた宗教上の新しい考え方、あるいは、これらの変化が起こっていた歴史上の期間のこと」
となっています。

この the Reformation のきっかけの一つは『免罪符』=Pardon の制度です。
その頃のカトリックでは、お金を払って免罪符をもらえば天国行けるということになっていたわけですね。

基本的に純粋な信仰というのは、お金とは関わりのないものだと思います。
高いお金を出して何かを買えば救われるって、いろいろな意味で間違ってます。
免罪符とか、
法外に高い壺とか。
あれー、今は16世紀じゃなく21世紀ですが、似たようなことが・・・。

私たちの社会は新たな宗教改革を必要としているのかもしれません。
Our society might need another Reformation.


chivalry は?―⚔―#つぶやき英単語 1788

(2022.10.31)

今日の気になる英語: chivalry

chivalry は『(中世の)騎士道、騎士道的精神』だそうです。

Oxford Advanced Learner’s Dictionaryの説明では
chivalry
1.polite and kind behaviour that shows a sense of honour, especially by men towards women
「特に男性が女性に対して行う、名誉を示す礼儀正しく親切な振る舞い」
2. ​(in the Middle Ages) the religious and moral system of behaviour that the perfect knight was expected to follow
「(中世において)完璧な騎士が従うべき宗教的・道徳的な行動様式のこと」
だそうです。

1の女性に対して礼儀正しく・・・という方のchivalry について、
多くの女性たちが “chivalry is dead.” 「騎士道精神は死んだ」と言っているそうですよ。
(オンライン英会話のレッスンでそういう話をしました)

まあ、鎧も剣もなく、王様もお姫様もいない世の中で、
騎士でもないのに騎士道精神持てと言われても・・・・。

「打ち首にする」の英単語?-😱-#つぶやき英単語 1779

(2022.10.22)

『打ち首にする、(刑罰のために)首を切る』の意味の英語の動詞見つけました。
behead というのです。

behead の be-がoff や away の『離れて』意味で、head は『頭』なので、
これは「頭が離れていく」という感じなのですね。なるほど。

the Oxford Advanced Learner’s Dictionaryで調べると
behead somebody
to cut off somebody’s head, especially as a punishment
「特に刑罰として、誰かの頭を切り落とすこと」

この他動詞の目的語は人なんですね。使ってみましょう。

Behead that sinner. 
  「その罪人を打ち首にせよ」
The guillotine is an efficient device for beheading.
  「ギロチンは斬首のための効率的な装置です」

首を切る刑は洋の東西を問わずに有ったようですから、まあ死刑の方法としては確実なんでしょうね。

ついでの情報:
時代劇でお奉行様が言い渡す「打ち首獄門」という刑は、
打ち首してから首を晒すものです。

「麻酔」の英語は?-😵-#つぶやき英単語 1770

(2022.10.13)

『麻酔』は英語で anesthesia です。
発音は æ̀nəsθíːʒə で、アネスシージャに近い感じです。(もちろんシーはth音ですが。)
語源は「感覚の欠如」の意味のギリシャ語だそうです。

形容詞の『麻酔の』は anesthetic で、他動詞の『麻酔する』は anesthetize になります。

さらに、関係する言葉も挙げておきます。
麻酔学、麻酔科 anesthesiology
麻酔医 anesthesiologist, anesthetist
麻酔剤 anesthetic
全身麻酔 general anesthesia / 局所麻酔 local anesthesia
等々

今日、10月13日は「麻酔の日」なんだそうです。

October 13 is “Anesthesia Day”, established by the Japanese Society of Anesthesiologists. This is the anniversary of the world’s first successful operation to remove breast cancer using general anesthesia, performed by the Japanese doctor Hanaoka Seishu.
10月13日は、日本麻酔科学会が制定した「麻酔の日」です。
これは、日本人医師 華岡青洲が世界で初う手術をめて全身麻酔を用いた乳癌摘出手術の成功を記念した日です。

これ1804年、鎖国していた江戸時代の日本でのことですから、まさに偉業です。


trichologyは毛髪学-💇🏻‍♀️-#つぶやき英単語 1759

(2022.10.3)

trichology は『毛髪学』です。
のtricho-が毛髪に関係することを表す接頭辞なんですね。

Oxford Advanced Learner’s Dictionaryの定義では
trichology 毛髪学
the study of the hair and scalp
「毛髪と頭皮に関する学問」だそうです。

trichologyの専門家は、trichologist です。
Merriam-Websterの説明では
trichologist
a person who specializes in hair and scalp care and treatment of associated conditions (such as hair loss and thinning)
「毛髪や頭皮のケアとそれに関係した抜け毛や薄毛など症状の治療を専門に行う者」となっていました。

必要な時には、そういう毛髪についての専門家がいるので、
相談してみればいいかもしれません。

秋は枯葉の季節ですけど、抜け毛も多いような気が・・・
気のせいでしょうか。

英語で「頭脳流出」は?-🤯-#つぶやき英単語 1745

(2022.9.20)

オンライン英会話の中で覚えたのですが、
『頭脳流出』のことを英語では brain drain と言うのだそうです。

brain は『脳、頭脳』や『頭のいい人』で、
drain は名詞なら『下水(排水)設備、排水、流出』等の意味が有ります。
この流出というのは、人材や文化財の流出という時にも使えるようです。
なので、日英とも同じ感じの表現になっています。

Merriam-Webster での説明では
brain drain
the departure of educated or professional people from one country, economic sector, or field for another usually for better pay or living conditions
頭脳流出
「高い教育を受けた人や専門家が、通常、より良い給与や生活条件を求めて、一つの国、経済セクターや分野から他へ流出すること」
だそうです。

日本も、本当に優秀な人には相応しい待遇を与えないと、頭脳流出で大きな損失があるかもしれません。また、外国から優秀な人が来るのは歓迎すべきことですけれど、その国の人材を奪う結果になるので、これも慎重に考えるべきかもしれません。

BRAIN DRAIN : South Africa may lose 53% of graduates to emigration, survey shows
頭脳流出:南アフリカでは卒業生の53%が移民として流出する可能性がある、との調査結果




Commonwealth は?-🇬🇧-#つぶやき英単語 1743 

(2022.9.18)

commonwealth を辞書で見ると『共和国、国民、(共通の目的と利益で結ばれた)連邦』などの意味が出ています。
(common+wealth で語源は「公共の福祉」の意味らしいです。)

これが大文字始まりのCommonwealth となると、主にCommonwealth of Nations(=イギリス帝国の旧領土である加盟国で構成される経済同盟)を指すようです。
元々、これはBritish Commonwealth と呼ばれていましたが、現在は Britishが名称から外されています。ただし、日本語では現在でも旧名称の訳である『英連邦』という言い方が多くされるようです。

エリザベス女王の葬儀には英連邦の各国のリーダーが参加するため、英語のニュースでもCommonwealth という単語が出てきています。

King Charles has been meeting some of the prime ministers of the Commonwealth realms at Buckingham Palace.
「チャールズ国王は、バッキンガム宮殿で英連邦王国の首相たちと会っています」

realm には『王国』の意味があり、the Commonwealth realm というのは、
『英連邦王国(英連邦諸国の中で英国国王または女王を君主とする立憲君主国家)』のことだそうです。英辞郎の説明では、イギリス、カナダ、オーストラリアなど16か国が英連邦王国に当たるそうです。

monarch は?―🇬🇧-#つぶやき英単語 1733

今日の気になる英語: monarch

monarch は『(国家の)君主、帝王』の意味の単語で、
語源は「一人で支配する者」の意味のギリシャ語だそうです。

発音は米語ならmɑ́nərk(ナーク)で、英国風だと mɔ́nək(ナク)だそうです。
そして、このニュースに限っては、mɔ́nəkと読んだ方がいいかもしれません。

Queen Elizabeth II, the UK’s monarch for the past 70 years, has died aged 96
「過去70年間にわたり英国の君主であったエリザベス2世が96歳で亡くなりました」

僕もかなりの年ですが、生まれたときから英国の女王と言えばこの方でした。
ご冥福をお祈りしたいと思います。

なにか、時代が大きく変わる節目なのかもしれません。
少なくともイギリスの国歌は、今まで God Save The Queen だったのが、
God Save The King に変わりますね。

Japanese Archipelago は?―🏝―#つぶやき英単語 1731

(2022.9.7)

今日の気になる英語:Japanese Archipelago 『日本列島』

archipelago は『諸島、群島、多島海』の意味だそうです。
語源は「主要な海」の意味を持つイタリア語で、エーゲ海のことを指す言葉だったのだそうです。
(今でも、単にthe Archipelago でギリシャ周辺の多島海の意味にもなるようです。)

日本も複数の島で成り立っている国なので、archipelagoと言っていいわけです。
ただ、日本の場合には「日本列島」という呼び方が一般的なので、それに合わせた訳になります。島が列状に並んでいると、列島と呼ばれることが多いようです。

他の例では、
Philippines Archipelago は『フィリピン諸島』や
Malay Archipelago 『マレー群島』のようになっています。

使ってみましょう。
The typhoon passed close to the Japanese archipelago.
「その台風は日本列島の近くを通り過ぎました」

オンライン英会話でフィリピン人の先生と話していて、この言葉が出てきました。
まだまだ覚えることが多くて、楽しみは尽きません。