オーバーヘッドキック―⚽―#つぶやき英単語 1541

(2022.3.1)

サッカーのオーバーヘッドキックは、漫画の必殺技のような特別感が有りますが、現実の試合でも時々見られます。
頭の上にボールを宙返りのように足を跳ね上げて蹴るアクロバティックな技術ですね。

英語で『オーバーヘッドキック』のこと、
そのまま overhead kick とも言うみたいですけれど
bicycle kick や scissors kick の方がよく使われるかもしれません。

bicycle は自転車で、scissors はハサミなので
蹴る時の姿勢がこれらに似ているからbicycle kick や scissors kick と言われる訳ですね。
(細かく言うと、同じオーバーヘッドでも、bicycle とscissors は足の使い方や形が少し異なるかもしれませんが)

以前、イギリスのレスターでプレイしていてオーバーヘッドキックで得点したことのある岡崎慎司選手が、今はスペインのカルタヘナというチームでプレーしており、最近の試合でもオーバーヘッドキックでゴールを決めました。
Shinji Okazaki, who used to play for Leicester in England and had scored with a bicycle kick, is now playing for a team called Cartagena in Spain and scored another bicycle kick goal in a recent game.

彼の情熱と献身が、このような美しいゴールを呼び込むのだと思います。
そして、ゴール後の彼の笑顔は見ている人にも幸せの意味を教えてくれるような素晴らしいものです。
I think it is his passion and dedication that brings about such beautiful goals.
And his smile after the goal is so wonderful that it teaches the meaning of happiness to anyone who sees it.

(岡崎選手のシュートは、scissors kick というよりは bicycle kick という方がふさわしいかもしれません。)

→関連投稿:岡崎選手のことを前にも書いています。


Root for Wild Knights―⚔―#つぶやき英単語 1537

(2022.2.26)

本日の表現:root for 『~を応援する』
root は名詞なら『根』などの意味ですけれど、
自動詞としてforを伴うと『~を応援する』の意味になります。

熊谷ラグビー場での使用例:
Root for Wild Knights 「ワイルドナイツを応援して ‼」
ワイルドナイツのラグビーの試合で、会場を盛り上げるメッセージに Root for を使ってました。

Kumagaya Rugby Stadium, Feb 26.

In Round 7 of Japan Rugby League One, Wild Knights and Sungoliath faced off at Kumagaya Rugby Stadium.
「ジャパンラグビーリーグワンの第7節、ワイルドナイツとサンゴリアスが熊谷ラグビー場で対戦しました」

About 7,000 spectators gathered in Kumagaya, the home of the Wild Knights, to enjoy the play of two of the best teams in the league.
「ワイルドナイツのホームである熊谷に約7000人の観客が集まり、リーグ屈指の2チームのプレイを楽しみました」

The Wild Knights won the game by a score of 34-17.
It was a satisfying day for me as I am rooting for the Wild Knights.
「試合は34-17のスコアでワイルドナイツが勝利しました。
 ワイルドナイツを応援している僕としては満足のいく一日でした。」

🐖

ついでの話になりますが
root for~ という表現は『(豚などが)(~を求めて)鼻で地面を掘る』という
全く違う意味でも用いられます。
The pigs are rooting for foods. は、豚が食べ物を応援しているわけではなく、
「ブタたちが鼻で食べ物を掘り出している」の意味になります。

ジョージ・クルーズ選手のツイート―🏉―#つぶやき英単語 1533

(2022.2.23)

今日の単語:wellness 『健康』
この頃はウェルネスとカタカナ表記でも使われる。
病気をしない幸せな健康な状態やそのための積極的なライフスタイル追及などを含めた意味。

埼玉パナソニックワイルドナイツのジョージ・クルーズ (George Kruis) 選手が、今シーズン限りでラグビーから引退するとツイートしていました。冒頭の文はこうです。

”After 14 years playing rugby professionally, I’ve made the hugely tough decision to retire at the end of the season to commit 100% to continue growing my exciting wellness brand, fourfive.”
「プロとして14年間ラグビーをプレイしてきましたが、今シーズン限りで引退して、自分のエキサイティングなウェルネス・ブランド fourfive を引き続き成長させることに100%専念するという、非常に難しい決断をしました。」

クルーズ選手は fourfive という健康ブランドの共同創立者の一人なんですね。もう一人の方もラグビープレイヤーです。
彼のブランドでは、CBD(cannabidiol カンナビジオール:麻からとれるポリフェノールの一種)を含むオイルや、ビタミンサプリメントを扱っているようです。
スポーツをする人をターゲットにしているのか、クルーズ選手の写真もWebサイトに載っています。かっこいいです。(興味のある方は →fourfiveのサイトをご覧ください)

このツイートが出た2/22はクルーズ選手の32歳の誕生日でした。おめでとうございます。

前に、熊谷のさくらオーバルフォート(ワイルドナイツの練習施設)で練習見てたら、クルーズ選手がグランド脇の僕たちにわざわざ「こんにちわ」と声かけてくれたことがあります。(きっと、いい人だ)

クルーズ選手にとっては、今行われているラグビーリーグワンが最後のプレイの場ということになりますから、彼の引退を最高の結果で飾るためにも、ワイルドナイツの選手の皆さんには頑張っていただきたいです。僕も応援します。

Go, Wild Knights!

→ワイルドナイツ関連投稿

→さくらオーバルフォート関連投稿

カーリング精神 ―🥈―#つぶやき英単語 1531

(2022.2.21)

冬季オリンピックが終わりましたが、
またカーリングの人気が高まった感が有ります。

🥈

カーリングは英語ではcurling です。
動詞のcurl は『カールさせる、ねじ曲げる、巻く』などの意味ですが、場合により
『カーリングをする』の意味にもなります。

一説には、ストーンのゆっくりと曲がる動きからcuring との名前になったと言われています。もともとScotland 発祥だそうです。

世界カーリング連盟が定める競技規則の冒頭に「カーリング精神 The Sprit of Curling 」というのが書かれているそうです。
例えば、以下のような一文があります。
While the main object of the game of curling is to determine the relative skill of the players, the spirit of curling demands good sportsmanship, kindly feeling and honourable conduct.
「カーリングというゲームの主目的はプレイヤー間の相対的な技量を明らかにすることであるが、一方でカーリング精神は、良いスポーツマンシップ、温情や栄誉ある行動を求める。」

確かにカーリングプレイヤーたちを見ると、こういう精神をベースにした品の良さがあるような気がします。
特に日本女子チーム「ロコ・ソラーレ」は、楽しんでプレイしているのが感じられて、とても好感が持てました。銀メダルに相応しい活躍でした。

今日のラグビーの試合17:00から―🏉―#つぶやき英単語 1529

(2022.2.19)

ラグビー リーグワン第6節、 熊谷ラグビー場で行われた埼玉パナソニックワイルドナイツ vs 東芝ブレイブルーパス東京 の試合、行ってまいりました。
結果は、ワイルドナイツ 30-18 ブレイブルーパス でした。
ワイルドナイツも勝ったし、コロインベテ選手のトライも結構近くで見ることができて
満足です。

この試合は試合開始17:00ということで、照明使っていて、いわゆるナイターでした。
レーザービームや炎を使った演出もありました。

Kumagaya Rugby Stadium, Feb.19

で、ちょっとだけ関係した英単語の話を。
皆さんご存知と思いますが、『ナイター』は和製英語で、要するに日本語です。
英語としては night game になりますね。

また、東芝ブレイブルーパス東京のBRAVE LUPUSについてですが、
Brave は『勇敢な』で、Lupus の方は、Weblioで調べると『狼座』という星座の意味を持っているんですね。
ですから、BRACE LUPUS は「勇猛果敢な狼」というようなことになります。
だから、赤い狼のロゴなんですね。

来週、ワイルドナイツは全勝のサンゴリアスとの対戦になります。
これは事実上の決勝戦と言っても過言ではありません。
Go! Wild Knights! 来週も熊谷行きます。

関連投稿)英語で「逆転勝ち」は?

関連投稿)英語で「鳥が止まる」は?
 (熊谷では鳥もラグビーを見る件)

英語で「瞬発力と持久力」は?―🏃‍♂️―#つぶやき英単語 1527

(2022.2.17)

スポーツで必要となる『瞬発力』と『持久力』は英語では何と言うでしょうか?

グリコのウェブサイトに、次のような英文が出ていました。

Targeting novice as well as top athletes, products in the series contribute to various scenes, such as Instantaneous Power, Endurance Power, Conditioning, and Breathing Endurance.

和訳すれば、こんな感じだと思います。
「初心者からトップアスリートまでを対象として、瞬発力持久力、コンディショニング、呼吸持久力など、そのシリーズの製品は様々な面で貢献します。」

瞬発力instantaneous power というのですね。
ここで、instantaneous は『瞬時の』の意味です。

持久力は、endurance power となっていますが、
endurance だけでも『持久力』の意味にもなるようです。


オリンピックのフィギュアスケートをテレビで見たのですが、女子でも4回転のジャンプを跳ぶ選手がいるんですね。瞬発力も持久力も必要で、大変なスポーツだと思います。
どんなスポーツでも、昔より進歩していている感じで、体力の要求値も上がっている感じです。

グリコがアスリート用の製品を出しているって思っていなかったんですけれど
美味しくて力が出る健康的な食品やお菓子なら、スポーツする人にはありがたいですよね。
そういえば、グリコって昔は「グリコ一粒300m」ってキャッチコピー使ってました。
ランナーのトレードマークも有名ですし、グリコは昔からスポーツする人のサポーターだったんですね。

invictus は?―🏉―#つぶやき英単語 1517

(2022.2.7)

今さらですが、2009年作の「インビクタス/負けざる者たち」という映画をAmazon Prime で見ました。南アフリカでのラグビーワールドカップとマンデラ大統領の関りが描かれていて、なかなか良かったです。
(南アフリカの代表チーム Springboks とニュージーランドのAll blacks の決勝戦、こんな展開だったのか!)

このinvictus という単語、辞書サイトWeblioで調べると日本語訳が出てないんですよ。(映画の解説は出てるんですけど)

唯一、Weblioに含まれているWictionary の英英での説明で、
invictus の類語がいくつか出ていましたので、それをお勉強しとこうと思います。
意味は、1と2に分かれていて
1) unconquered=征服されない
   unsubdued=支配されていない
2) invincible=征服できない、無敵の、頑強な
   undisputed=意義のない、明白な
   undefeated=無敗の

映画のサブタイトルに「負けざる者たち」とあるように、
征服されない、負けない、というような意味なんですね。

ただ、invictus という単語の良く分からないのは、ろくに辞書に出ていないのに
映画だけでなく、音楽や小説のタイトルになっているらしいということです。
何でなんでしょうか。

結論は無いんですけれど、まあ、ついでに類語もチェックできたから
よしとしておきましょう。

関連) Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428

英語で「選手層の厚さ」は?―👯‍♂️―#つぶやき英単語 1509

(2022.1.30)

スポーツで選手の層が厚いチームは、やはりコンスタントに良い結果を出すものです。

この『選手層の厚さ』は英語では何と言えばいいでしょうか?
いろいろ言い方はあると思いますが、
bench strength という表現がこれに近い意味になります。
直訳ならベンチの力ですが、控え選手も含めた選手力=選手層の厚さということですね。

🏉

例えば、こんな風に使います
The bench strength of Wild Knights made them win the game in the end.
「ワイルドナイツの選手層の厚さが最終的に勝利をもたらした」
(1/29のラグビーの試合はこんな感じでした。)

『厚い選手層』=deep roster という表現もあるようです。
roster は『名簿、登録簿』の意味で、チームの登録選手のリストの事を指すようです。
例えば、
The team has a deep roster.
「あのチームは選手層が厚い」のようにも言えます。
他にも、The team has a large pool of players. でも同じような意味になるようです。


 

英語で「逆転勝ち」は?―🎉―#つぶやき英単語 1508

(2022.1.29)

スポーツの試合の『逆転勝ち』に当たる英語として
come-from-behind win (victory) という表現が使えるようです。
「後ろから追い上げての勝利」のような意味ですから、分かりやすいと思います。

『逆転勝ち』の他の言い方として、
winning after defeat seems certainというのも辞書に載ってました。
「負けが確実と思われた後での勝利」のようなことです。
この反対の『逆転負け』は「勝ち確実と思われた後の負け」ということで
lose (the game) after the victory seems certain でいいようです。

また、upset victory でも『逆転勝ち』の意味になります。

『逆転勝ちする』なら、
come from behind and win
come from behind to win
complete a come-from-behind victory などと言えます。

使ってみましょう。

In today’s rugby match, Wild Knights came from behind to win against Steelers.
「今日のラグビーの試合で、ワイルドナイツがスティーラーズに逆転勝ちしました。」

サムネイル画像

実話です。
コベルコ神戸スティーラーズ 37 – 41 埼玉パナソニックワイルドナイツ
結果は僅差でした。
最後に堀江翔太選手のトライで逆転した瞬間は、TVの前で思わず立ち上がって拍手してしまいました。 👏




英語で「既得権益」は?―💰―#つぶやき英単語 1506

(2022.1.27)

『既得権益』というのを英語で何というかご存知でしょうか?

最近、覚えたのですが、
vested interest と言う言葉が『既得権益』に当たるようです。

💰

interest という単語は『興味』『利息』なども意味しますが、ここでは『権益、利害関係』の意味になります。

また、vested は『既得の』を意味する形容詞で、
『(権利・財産などを)与える』の意味を持つ動詞 vest の過去分詞とも言えます。

古い英語として、動詞のvest には『(司祭に)祭服を着させる』の意味があって、このことが権利を与えるという意味につながっているわけですね。
この vest の語源は「衣服」の意味のラテン語だそうです。
(名詞のvest には、袖のない上着『ベスト、チョッキ』の意味があります。)

🇦🇺

ラグビーの パナソニックワイルドナイツ の選手だったDavid Pocock さんのサイトを見たら、vest interest 既得権益という言葉が以下のように使われてました。

Drive policy on behalf of people – not vested interests
「既得権益者ではなく人々の代表として政策を推進」

I’m running for the Senate in Canberra at the next election. 
「次に選挙ではキャンベラで上院議員の立候補する」
とも書いていますから。Pocockさん、選挙に出るんですね。

Pocockさんは既に地球環境とか人権のことで進歩的な立場で活動しており、
政治の世界を目指すのは自然な流れかもしれません。
有権者でもないので軽々しくは言えないのですが、
ワイルドナイツのフォンとしては陰ながら応援したいと思います。

🏉

Mr. Pocock, an ex-Wild Knights player, would be able to break through the vested interests of the political world with the passion and dignity he has cultivated in rugby.
元ワイルドナイツのポーコックさんなら、ラグビーで培った情熱と品位で政治の世界の既得権益を打ち破れるでしょう。