Ohtani supremacy って?―⚾―#つぶやき英単語 1679

(2022.7.15)

MLB Angels の大谷選手の活躍に対する英語のコメントで
Ohtani supremacy. As a Jays fan, my god. ・・・・
というのがありました。

supremacy は辞書で見ると『至高、優位性、覇権、支配権』等の意味が出ており、
supremacy of Hindu beliefs ヒンドゥー至上主義 のように、『至上主義』として訳される場合も有ります。

なので、
「(このごろ俺は)大谷至上主義。ブルージェイズファンとして、何てことだ。」
のような意味になります。
これは、ブルージェイズファンなのに、大谷の試合を優先して見てる人の自虐的(?)なコメントなんですね。

確かに、他のMLBの他のチームのファンでも、大谷選手目当てでAngels の試合を見てしまう人も結構いそうです。
特に、大谷選手が投げる、リアル二刀流の日は、2倍お得な感じがしますしね。
まあ、日本人のファンの多くが Ohtani supremacy ではないでしょうか。

大谷選手はAstros 相手に先発し、投打で活躍して今シーズンの9勝目をあげました。
オールスター前に、昨シーズンできなかった10勝に王手をかけた形で、今年は間違えなくくりあしそうです。
Angels の成績の方が問題ですけど・・・。

supremacyの関連語として、
supremacism 『至上主義』、supremacist 『~至上主義者』があります。
white supremacist 『白人至上主義者』のように、政治的な意味合いで使われるときは、少し危ない匂いがする言葉です。


「来た、見た、勝った」にあと一歩・・・Rugby test match:Japan vs France―🏉―#つぶやき英単語 1673

(2022.7.9)

「来た、見た、勝った」(veni, vidi, vici:英訳 I came, I saw, I conquered.) はジュリアス シーザーが戦争の勝利をローマに知らせたときの言葉だそうです。

2022.7.9 国立競技場で行われたラグビー日本代表とフランスとのテストマッチ、
もうちょっとで、僕を含めた50000人以上の観客が
「来た、見た、勝った」We came, We saw, We conquered. と言えたかもしれません。
本当に惜しかった。フランス20-15日本のスコアでしたけど
あれがトライになってたら・・・。

なので、実際は
「来た、見た、勝てたかも」 We came, We saw, We could have won.
という体験でした。

ここで、久々の英語俳句を一句。
Leaving a bitterness
On the summer lawn
No side !
「夏芝に くやしさ残す ノーサイド」

僕の「見た光景」を貼っときます。

大谷選手の投球をどう形容するか?-⚾-#つぶやき英単語 1671

(2022.7.7)

大谷翔平選手の投球に関する英語のコメントから気になる表現をピックアップしようと思います。

Holy fuck LOL that’s how devastating his splitter is
「まじかよ(笑)なんてすげースプリッターだ」
  holy fuck 驚きや狼狽を表す罵り文句 「なんてこった」などと訳されます
  devastating『破壊的な、圧倒的な、(話)素晴らしい』

Shohei Ohtani, Nasty Splitter.
「大谷翔平、意地の悪いスプリッター」
  nasty 『いやな、不快な、意地の悪い、卑劣な、いやらしい』
  大谷選手の切れのある変化球の話題での頻出語です。
  「えげつない、えぐい、やばい」と訳してもいいと思います。  

Shohei can be absolutely filthy at times, those breaks are insane
「時に翔平は全くえげつない。あの変化は異常」
  filthy 『汚い、みだらな』  
  「あんな変化球を投げるのは汚い」というような誉め言葉なのだと思います。
  これも、「えげつない、えぐい、やばい」と訳しておいてもいいかと。

Shohei Ohtani, Unfair 87mph Slider.
「大谷翔平、不公平な87mphのスライダー」

God damn gorgeous sliders
「くそー見事なスライダー」
  god damn 『ちくしょう、くそ』
  gorgeous 『華麗な、見事な、素晴らしい』

That back door slider is so nasty
「あのバックドアのスライダーはとてもえぐい」
 back door slider は右投げの投手なら、左打者の外角のボールゾーンからストライクに入れるスライダーのことですね。

That curveball needs an NSFW tag
「あのカーブボールは職場で閲覧禁止のタグが必要」
  NSFW 『Not Safe For Work 職場で開くとまずい』

Naaaaaasty 「えげつねえー」 

hot damn these sliders
「こんちくしょう、あのスライダー」

Absolutely fucking flilthy
「まったくもってえげつない」

Shohei Ohtani, Expelliarmus Splitter.
「大谷翔平のエクスペリアームスのようなスプリッター」
  Expelliarmus (エクスペリアームス ):
  ハリー・ポッターに出てくる相手の武器を取り上げる魔法・呪文  

Shohei Ohtani, Wicked 92mph Splitter.
「大谷翔平、意地悪な(すげえ)92mphのスプリッター」
  wicked 『邪悪な、意地悪な、(話)素晴らしい』

Shohei Ohtani, 81mph Bowel-Locking Curveball.
「大谷翔平、はらわたを締め付けるような81mphのカーブ」
   bowel 『腸、内臓、はらわた』

Shohei Ohtani, Knee Buckling 81mph Curveball.
「大谷翔平、ひざをねじ曲げるような81mphのカーブ」
  buckle 『締める、ねじれさせる』

Ohtani throwing 101mph like it’s nothing
「101mphを平然と投げる大谷」

まあ、とにかくすごい。オールスター前で8勝なので、今年は15勝とかもあり得ますね。

「あっけにとられる」の英語 は?-😯-#つぶやき英単語 1667

(2022.7.3)

今日の気になる英語:『あっけにとられる』の意味の英語表現は?

『あっけ(呆気)にとられる』とは、「驚きあきれること」です。
呆気は、驚きなどでぼんやりした状態のことなんですね。

この『あっけにとられる』を和英辞典で引くと、
be taken aback byという表現が出てきます。

例えば、
I was taken aback by his harsh words of criticism.
「私は、彼の激しい批判の言葉に、あっけにとられた」
のように使えます。

この場合のaback は副詞で、主にこの表現でのみ使われるようです。
aback には、航海用語として『逆帆(になって)』との意味があり、
この逆帆というのは船の帆の裏側から風が当たる事らしいです。
ですから、be taken aback byは、何かに不意を突かれて驚いてあわてることを、
突然に帆の裏から風が吹きつけて不安定な動きをする船の様子になぞらえた表現と考えられます。

ラグビーの話ですけど、
大切なフランスとのテストマッチの直前になって、日本代表から何人もコロナ陽性による離脱者が出る状況については、あっけにとられるとともに非常に残念に思いました。
これは主にラグビーの神様に対する愚痴ですけど。
山沢選手が、フランスチームのディフェンスを切り裂くところが見たかったなあ。

WKs、スプリングボクスからペアで補強!!―🏉-#つぶやき英単語 1666

(2022.7.2)

気になります。
海外のラグビーファン界隈で、埼玉パナソニックワイルドナイツの新補強「スプリングボクスペア」はどう受け取られているか?
英語ツイートが有ったので、見てみましょう。

Japan Rugby League One Champions, The Panasonic Wild Knights have confirmed the signings of Damian de Allende and Lood de Jager ✍️
The side is coached by former Crusaders and Wallabies boss Robbie Deans.
「ジャパンラグビーリーグワン王者、パナソニックワイルドナイツがダミアン デ アレンデ選手とルード デ ヤハー選手の加入を発表しました。
このチームは、クルセイダーズやワラビーズの監督だったロビー・ディーンズ監督が率いています。」

@Panasonic_WK confirm they have signed Springbok pair Lood de Jager and Damian de Allende.
「パナソニックワイルドナイツ(WK)がスプリングボクスのルード デ ヤハー選手とダミアン デ アレンデ選手の二人を獲得したことを発表しました。」

以下、これに対する英語コメントです。

So that’s how they’re replacing Kruis. Is Parkes staying on?
 「これでクルーズの代わりになるわけだ。パークスは残留?」
No Parkes has moved on, not sure if he’s staying in JP or heading back to NZ.
 「いや、パークスは移籍。JPに残るのか、NZに戻るのかは分からないけど。」

Damian back at WKs. Not going to make taking the championship off them very easy. What a backline.
「ダミアンがWKに復帰。彼らから優勝を奪うのは容易ではなさそうだ。なんというバックラインだろう。」
等々  いろいろ出てくるのこれからですね。

なお、ワイルドナイツのサイトには、すでに両選手の新加入のコメントが英語と日本語翻訳で載っています。それ引用させていただきます。

ルード デ ヤハー選手
I am really excited to be joining the Saitama Panasonic Wild Knights. They are the team with tremendous pedigree and a professional environment with world class facilities. I always want to improve as a player, and I feel Saitama Panasonic Wild Knights is the perfect place for me to do so. I have always enjoyed Japan and have a fondness for the culture and the people. I look forward to working with my new teammates and coaches to improve my game and hopefully contribute towards Saitama Panasonic Wild Knights being successful.
「埼玉パナソニックワイルドナイツに入団できる事を非常に嬉しく思います。ワイルドナイツは素晴らしい伝統を持つチームであり、世界で有数の施設を持つプロフェッショナルなチームです。私は常に選手として向上したいと考えておりまして、埼玉パナソニックワイルドナイツはそのための最適な環境だと考えております。私は長い間日本が好きで、日本の文化や人々に非常に好感を抱いております。新しいチームメイトやコーチ陣と共に自分のプレーを向上し、埼玉パナソニックワイルドナイツの成功に貢献したいです。」
* pedigree は『家系、血統、経歴』等の意味を持つ単語です。ここでは tremendous pedigree が「素晴らしい伝統」と訳されていますね。

ダミアン デ アレンデ選手
I am very happy to be coming back to Japan and Saitama Panasonic Wild Knights. I really enjoyed my season in 2019-2020 before it was cut short because of covid. It has been great to follow the team and see how well they played, also to see Saitama Panasonic Wild Knights win the Japanese competition two years in a row. I am excited to see some of my old teammates and I hope I can be a good influence on the team and keep the winning streak going.
「日本と埼玉パナソニックワイルドナイツに戻って来られて、大変嬉しく思います。COVID-19で中止になるまでの2019-2020年シーズンのトップリーグは非常に素晴らしい経験でした。近年の埼玉パナソニックワイルドナイツは2年連続で優勝しており、彼らの素晴らしい活躍は常に見ておりました。以前のチームメイトと再会できる事を非常に楽しみにしておりますし、チームに良い影響を与えて勝利に貢献したいです。」

De Allende and Fukuoka playing for WKs in 2020

お帰りなさい、デアレンデ選手。また、力強いランを見せてください。
ルード デ ヤハー選手もプレーを見るのが楽しみです。
(Jager と書いてジャガーではなくヤハーなんですが、ハーが喉を鳴らすような音なんですよ、たぶん。発音ちょっと難しいですね。)

このニュースで、オンライン英会話の南アフリカ人の先生とも話が弾みそうです。

→関連投稿 ラグビー

情報過多に心乱されるワイルドナイツファン―🏉⚔️-#つぶやき英単語 1665

(2022.7.1)

今日の気になる英語:『情報過多』の英語は?

『情報過多』をWeblioで調べたら、 information overload と出ていました。

この何十時間かで、埼玉ワイルドナイツの選手に関する、いろんなことが出てきて
情報過多でなんか処理しきれません。

まず退団選手の発表が有り、
     ヒーナンダニエル選手、谷田部選手引退か
     藤田選手も退団? どこ行くの?
     ジョージクルーズ選手は分かってたけど、
     ハドレーパークス選手もか、
     後のCBはどうすんだ? 

日本代表からの離脱選手(堀江選手、野口選手に山沢選手も)     
  コロナめ!

布巻選手は招集
     この前のサイン会行きました。頑張って。 

新加入選手発表有り  (#LooddeJager  #DamiandeAllende #LiamMitchel)
    お帰りなさい、ダミアンデアレンデ選手。 CBさっそく埋まりましたね。 
    Lood De Jager と書いて、ルードデヤハー選手。
    大型ロック、でかいね206cm。    

それにしても、Wild Knights 祝優勝イベント、全くやらないのかしら。
など。

ちょっと、消化してから加筆するかもしれません。

アベックホームラン?-⚾-#つぶやき英単語 1663

(2022.6.29)

今日、Angels のトラウト選手と大谷選手が続けてホームランを打って、日本では一部のニュース記事で「アベックホームラン」という言われ方をしてました。
でも、アベックホームランは和製英語で、アベックという言葉自体、フランス語で英語ではありません。
今日のような連続打者によるホームランは、英語では back-to-back home runs というそうです。
Today, Trout and Otani of the Angels hit home runs in quick succession, and some news articles in Japan called them “avec home runs”.
However, “avec home run” is Japanese English; “avec” itself is French, not English.
In English, home runs by consecutive batters, as seen today, are called “back-to-back home runs“.

(トラウト選手と大谷選手のホームランが出ても勝てないのは問題ですけどね)

 一緒にいる恋人らしき男女のこと、昔はよくアベックと言っていましたが、今は日本語の会話であまり使いませんね。まあ英語ではないしね。
 この二人連れの意味では、カップル couple が日英共に使えるのでよろしいかと思います。

補足:avec はwith の意味のフランス語だそうです。

toe the line は?-👟-#つぶやき英単語 1662

(2022.6.28)

今日の気になる英語;toe the line はどんな意味?

toe と言えば、『足指、つま先』の意味の名詞でおなじみですが、
動詞として『つま先で触れる』の意味にもなります。

なので、toe the line で『(競走などで)スタートラインにつま先をつけて立つ』の意味になるんですね。

例文です。
The first runners of the ten teams toed the line.
「10チームの第一走者がスタートラインに立った。」

ただ、このtoe the line というイディオムには他の意味も有ります。
これで『規則に従う、統制に服する』の意味でも使われるのです。

使ってみましょう。
All members are expected to toe the party line.
「全メンバーが党の方針に従うことが期待されている。」

この表現は、オンライン英会話Bizmates の教材記事に出ていて覚えました。



大谷君のチームの「乱闘」のこと、英語で何と言ってるの?-⚾-#つぶやき英単語 1661

(2022.6.27)

野球などのスポーツの試合で時々起こる『乱闘』ですが、英語で何と言うでしょうか?

『乱闘』のことは、bench-clearing brawl と言うようです。
bench-clearing は『ベンチから全員が出てくる(ような)』という意味で、
brawl が『取っ組み合い、けんか』のことです。
これ、bench-clearing だけでも『乱闘』の意味になるようです。

MLBでは、大谷選手のいるANGELSとMARINERSとの試合で、だいぶ派手な乱闘が有ったようですね。

これに関するBen VerlanderさんのTweet でも、
WE HAVE A LEGIT BENCHES CLEARING BRAWL IN ANAHEIM!!
「アナハイムで正真正銘の両軍全員がベンチから出るような乱闘があった。」
のように書かれています。
ここで、わざわざBENCHSと複数形になっているのは
「両方のベンチが空っぽになるほどの」ということなのだと思います。

大谷選手がまきこまれてケガしたら困るので、乱闘になる前に止めてほしいですけどね。

ライリー選手の学生時代の動画-🇦🇺-#つぶやき英単語 1660

(2022.6.26)

ラグビーの埼玉パナソニックワイルドナイツや日本代表で活躍するディラン・ライリー選手の学生時代(2015年)のプレーのハイライト動画を見つけました。

動画の説明英文はこんな感じです。(とりあえずこのブログでは、英語に関係することは書いとかないと・・・)

TSS 1st XV outside centre Dylan Riley has explosive speed, size and power and had a great season for TSS in 2015. This mix shows some of best rugby highlights from the 2015 GPS season
「サウスポート校(TSS)の1st XV のアウトサイドセンター、ディラン・ライリーは、爆発的なスピード、サイズ、パワーを持ち、2015年のTSSで素晴らしいシーズンを送りました。このミックス動画は、2015年GPSシーズンのベストラグビーハイライトのいくつかを示しています。」

補足しますと、TSSというのは The Southport School という学校の略称で、ライリー選手のプロフィールにも出身高校は サウスポート高校と載ってます。
TSSは幼稚園から高校までの学年をカバーする学校のようです。→TSSのサイト

TSSの中だけでラグビーチームが37チームあるそうで、たぶん年齢ごと等で決められたカテゴリー分けがあるためだと思われます。説明にある1st XVは最上級のチームカテゴリーのはずです。
GPSというのは、The Great Public Schools’ Association of Queensland のことで、この団体がスポーツなどの大会を主催しているようです。

熊谷ラグビー場でのディラン・ライリー選手

ライリー選手は、高校時代からすごかったんですね。
6/25の日本代表のウルグアイとのテストマッチでも、攻守両面での活躍が目立ちました。今、代表チームでも切り札的存在になっており、やはり日本に来てからの努力もすごかったのだと思います。

→関連投稿 ラグビー