一字違い foul とfowl は?―🐣-#つぶやき英単語 1577

(2022.4.5)

また、一字違いシリーズ。

foul : 発音は fául (ファウル) です。
形容詞として『悪臭のある、不快な、腐った、泥まみれの、汚染した、(パイプや煙突が)詰まった、(言動が)野卑な、不愉快な、(行為・方法が)不正な、卑劣な、反則の、(天気が)悪い』などの意味が有ります。
『不正に』の副詞にもなりますし、『汚す、汚れる』などの動詞としても使えます。
もちろん、名詞で競技の『反則、ファウル』や野球の『ファウルの』の意味も有ります。
これ、語源は「悪臭がする」の意味の古期英語だそうです。
(なるほど、臭いがするくらい汚かったり、卑劣だったりするのですね。)

fowl: 発音は fául (ファウル) ・・・・上と同じです。
こちらは『家禽、ニワトリ、鳥類、鶏肉』の意味です。
動詞でも『野鳥をとる』の意味で使われる場合が有ります。

発音が同じなので紛らわしいのですが、
fowl の方にはwing のw があるから鳥と覚えてもいいかもしれませんね。

ニワトリのキャラクター

無理やり、両方入れた例文です。
Such a foul place is not suitable for raising fowls.
「そんな不潔な場所は、家禽を育てるのに適していません。」

(せめて快適に育ってほしい。)



dog tag は?―🐶―#つぶやき英単語 1474

(2021.12.22)

dog tag は『犬の鑑札』のことで、首輪につける金属製の迷子札のようなものです。

でも、犬じゃなくてもdog tag をつける場合があるのですよ。

実は、兵士が身に着ける『認識票』のことも dog tag と言うのです。
例えば、戦争中なら戦死者の身元識別に使われるものですね。
この認識票の意味の dog tag は主に米国で用いられる口語的表現で、
正式に言えば identification tag となるようです。
でも、ニュース記事などでも dog tag と普通に使われているんですね。

以下は、第二次大戦中に有名人がつけていた認識票 がオークションで売られたとのツイートですけれど、ここでもdog tag となっています。

Dog Tag worn by Ted Williams in World War II. Sold for $10,500 in February by
@HeritageAuction
「第二次世界大戦でテッド・ウィリアムスがつけていた認識票、
2月にHeritageAuction で10500ドルで売られた。」

ちなみに、テッド・ウィリアムスは、Theodore Samuel Williams はメジャーリーグで3冠王を2回も獲得した伝説的な野球選手で、1941年に彼が規定打席で4割を打って以来、メジャーで規定4割打者は出ていないそうです。そんなスーパースターですが、彼は2度も従軍しています。
テッド・ウィリアムスが最前線に行ったかどうかは分かりませんが、第二次大戦では日本の野球関係者が何人も亡くなっています。このdog tagは、野球どころではなく、命のやり取りをする戦いがあった時代の証拠品のようにも思われます。

今、日本人メジャーリーガーの活躍を見られて、このような dog tag を身に着ける必要のない立場でいられるのはありがたいことだと思います。

unanimous がいっぱい―⚾―#つぶやき英単語 1458

(2021.11.21)

形容詞のunanimous が『満場一致の』という意味だとは知っていましたが、
大谷翔平選手にあらためて教わった感じです。
unanious と Ohtani で検索すると、大谷選手が満票でのアメリカンリーグMVPに選出されたことに関して、ニュース記事や野球関係のポストがたくさん出てきます。
unanimous や 副詞のunanimously『満場一致で』は、これで大谷選手の顔を思い浮かべれば忘れないかもしれません。

⚾

MLB.com のニュース記事タイトル
Unanimous! Ohtani takes home AL MVP
Two-way star is fourth Angel to win award, 19th to sweep all first-place votes
「満場一致! 大谷選手、ALのMVP獲得
 二刀流のスターがエンゼルスの選手として4人目の受賞で、一位票の独占は19例目」
( https://www.mlb.com/news/shohei-ohtani-wins-2021-al-mvp-award )

エンゼルスのtweet
Shohei Ohtani is your unanimous American League Most Valuable Player!
「大谷翔平選手、満場一致でアメリカンリーグ最優秀選手」
( https://twitter.com/Angels/status/1461481418572189699 )

The Japan News の記事タイトル
Ohtani voted unanimous American League MVP
「大谷選手、満場一致でアメリカンリーグのMVPに選出」
( https://the-japan-news.com/news/article/0008008905 )

SPORTING NEWS の記事タイトル
Shohei Ohtani joins elite company with unanimous MVP selection
大谷翔平選手、満場一致のMVP選出でエリート選手の仲間入り」
( https://www.sportingnews.com/us/mlb/news/shohei-ohtani-unanimous-mvp/bsowygpluapt14xwi8u6v6fdn )
等々

Congrats Ohtani, the unanimous American League MVP! 🎉
おめでとう大谷選手、満場一致のアメリカンリーグMVP!

quintuple 100は?―🎉―#つぶやき英単語 1431

(2021.10.4)

本日、MLB Angels の大谷選手が最終戦で号のホームランを打って、打点を大台の100にのせました。

🎉

関連して、クインティプル100という言葉がそこここに出てきてました。
quintuple は『5倍の、5重の』の意味です。
(quin-は、5を意味する接頭辞です。)

大谷選手は、
打者として100安打、100得点、100打点、
投手として100投球回、100奪三振
の5つの100=quintuple100を史上初めて達成したということで、
この言葉が出てきたんですね。(スゴイ)


因みに、1~10の数で『~倍、~重』に当たる言葉は
1: single
2: double
3:triple
4:quadruple
5:quintuple
6:sextuple
7: septuple
8:octuple
9: nonuple
10: decuple
だそうです。
(大谷さん関係のスポーツ記事に書いてありました。これ、大谷選手に教わったようなものですね。)

完投は英語で何? ―🎉―#つぶやき英単語 1416

(2021.9.5)

野球で先発ピッチャーが1試合を投げ切る『完投』は complete game と言うんですね。

相手に得点を許さず完投する『完封』は shutout
ヒットや得点を与えず完投する『ノーヒットノーラン』は no-hitter
独りの走者も出さないで完投する『完全試合』は perfect game です。
(英語のperfect game と complete game はちょっと紛らわしいかも)

The MLB Angels, which Ohtani plays for, won the game with Suarez pitching a complete game. Ohtani hit his 43rd home run, and it was a good game.
「大谷選手のいるMLBのAngels は、先発のSuarez投手が完投して勝ちました。大谷選手も43号のホームランを打ちましたし、いいゲームでした。」

Angels の関係でちょいちょい出てくるHalosって何?―⚾―#つぶやき英単語 1386

(2021.7.4)

大谷翔平選手は、現地7/2(金)のOrioles 戦でも大活躍でした。
2本のホームランを打ち、四球から2塁へ盗塁した後、Walsh 選手のライト前ヒットで好走塁でホームインしサヨナラ勝ち。MLBの舞台で、何でもできてしまう。凄すぎる。

こういう時に英語でAngels 関係の投稿とか記事を読むのは、なかなかいいものです。
(多少、分からない表現が有っても、それも楽しい。)

で、そういうの読んでいる中で、ちょいちょいHalos という単語が出てくるんですが、
これはAngels の愛称なんです。
halo は『光輪』の意味です。
Angels are accompanied by halos, right?
天使には光の輪が付き物ですからね。

太陽や月の周りの暈(かさ)のこともhalo と言います。
実はこの意味のギリシャ語が語源だそうです。

ちなみにhalo の発音は héɪloʊ でヘイローに近い感じです。
(光がぼやける現象をカタカナで「ハロー」という場合があり、
 日本語としては定着しているのでいいのですが、
 英語の発音は違うのですね。)

Angels の話で使う時もHalos をヘイローズと言わないと
ニワカなのがばれちゃうかもしれません。

puke 最近覚えました―🤢―#つぶやき英単語 1382

(2021.6.29)

Dylan Bundy literally pukes at the sight of 2021 New York Yankees baseball
「Dylan Bundyは2021年のニューヨーク・ヤンキースの野球を見て、文字通り吐いてしまった」
ネットで見た英文です。

puke は『(食べたものを)吐く』の意味の単語なんですね。
名詞の『吐いたもの』の意味にもなります。

pukeはもともと擬音語だそうです。ピューって感じですかね。

大谷選手のいるAngelsの試合で、バンディ投手がマウンドの上で体調が悪くなって吐くという出来事が有りました。この関係でpuke という単語が使われていました。
上の英文のように最近のYankeesのひどい野球を見て気持ち悪くなったというジョークの書き込みもされていましたが、原因は熱中症 heat stroke だそうです。

これから暑さが増してくるので、僕たちも気を付けないといけませんね。スポーツ選手でもダウンするですから。

Diamondbacksは?―⚾―#つぶやき英単語 1377

(2021.6.14)

メジャーリーグのエンゼルスとダイヤモンドバックス の試合をTVで見てて、
ヘビが野球のボールを加えているマークがそこここに有るのに気付きました。
あれはダイヤモンドバックスに関係するマークで、ガラガラヘビなんですね。

The Arizona Diamondbacks, D-backs, are a MLB team based in Phoenix, Arizona.
The team name derives from a venomous snake, Diamondback Rattlesnake.
「アリゾナ・ダイヤモンドバックス(D-backs)は、アリゾナ州のフェニックスを本拠地とするMLBチームです。
この球団名は Diamondback Rattlesnakeという毒ヘビに由来します。」

🐍

Diamondback Rattlesnake(または単にDiamondback) の日本語の名称は
『ダイヤガラガラヘビ(ヒシモンガラガラヘビ)』です。

和名から分かるように、
diamondback は「背中にダイヤ(ひし形)の模様がある」ということなんですね。

ちなみに、Diamondback と呼ばれる生き物は、このヘビの他にも、
diamondback terrapin 『ダイヤモンドガメ』
diamondback moth 『コナガ』
などもいるそうです。

ballpark figureは?-⚾-#つぶやき英単語 1244

(2020.9.25)

ballpark figureって、直訳なら「野球場の数字」みたいなことですが、
これで『概算、概数、おおよその数字』という意味になります。

Wictionaryでの定義は以下のようです。
(chiefly US, idiomatic) An educated guess or estimation within acceptable bounds.
「(主に米国、慣用句)知識・経験に基づく許容範囲内での推測や見積もり(値)」

🏟

何で野球場の数字で概算値とかになるのかは諸説あるようですが、
野球の球がめったに球場の外には飛ばないということから、大まかな範囲で囲っておけばその中に入るというような考え方があるらしいです。
他にも、野球場で入場者数を大まかな数字で言っていたからという説明も見かけました。

英語の会話の中で、聞くにしても話すにしても数字って結構難しいので、
うまくballpark figureを使うのも必要なことらしいです。

1075)イチローの英語スピーチ

つぶやき英単語1075    (2019.9.15)

シアトルマリナーズのホームゲームで、球団に貢献した人に贈られる「フランチャイズ・アチーブメント賞」の授賞式があり、イチロー(元)選手が英語スピーチをしました。

ユーモアも交え、シアトルのファンや多くの人への感謝を伝えていて、とても良いスピーチでした。

⚾️

その中で

what does it mean to be professional

「プロフェッショナルであるとはどういうことか」について彼の考えを述べています。

👉🏼

Every day you need to go about your business with the same passion.

「毎日、同じ情熱を持って自分のやるべき事に取り組む必要があります。」と。

彼は、2001年から2019の最後の出場ゲームまで、ずっと毎日そうしてきた事が誇りだと言っていました。

🙉

これは、MLBの選手に向けてのセリフなんですが、誰にも当てはまることで、ちょっと喝を入れられてる感じです。

(自分に当てはめると耳が痛いけど、まあ、ちょっと頑張ろうか。)