負けるな Wild Knights!―🏉-#つぶやき英単語 1581

(2022.4.9)

日本の国内ラグビーで、ワイルドナイツは実際に行われた公式戦では2020年から一回も負けたことが有りません。
Wild Knights have not lost a single official game played actually on the field since 2020 in Japanese domestic rugby.

今シーズン、コロナ感染のせいで2試合がワイルドナイツの不戦敗となりましたが、これらの中止試合を除くと、ワイルドナイツは2020年から25試合して24勝1引き分けです。
They lost two games by default due to COVID-19 infections this season. Excluding these cancelled games, the Wild Knights have played 25 games since 2020, winning 24 and drawing one.

なので、2019年のラグビーワールドカップからのにわかファンである僕は、ワイルドナイツが実際の試合で負けるのを見たことがありません。
So, as a newbie fan after the Rugby World Cup 2019, I have never witnessed the Wild Knights lose an actual game.

このごろぎりぎりの接戦が続きますが、ワイルドナイツにはできるだけ連勝を伸ばしてほしいと思います。
頑張れ、ワイルドナイツ。
There have been a few close games recently, but I would like to see the Wild Knights extend their winning streak as long as possible.
Good luck, Wild Knights.

Wild Knights vs. Shining Arcs 
April 9, 2022

一字違い rack と ruck は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1575

(2022.4.3)

rackruck は一字違いですが、
rackは、『棚、台』などの意味を持つ単語です。
マガジンラックとかオーディオラックとか日本語でも使われています。
発音は、記号では rǽkで、カタカナの「ク」に近いようです。
rack には『拷問(台)』の意味も有り、動詞として『拷問にかける、(人を)苦しめる』の意味にもあるそうです。

ruck は、『並の人間たち、有象無象の輩、多数』などの意味の単語です。
カタカナで発音を表せば、これも「ク」ですけれど、発音記号は rʌ́k で異なります。
ruckには『(布の)しわ、ひだ』の意味も有るそうです。

★ここで問題です。
ラグビー用語のラックは果たしてどちらの単語でしょうか?

正解はuの方の ruck です。

ラック ruck は、ラグビーのプレーの一つで、ボールが地面にある状態で行われる密集戦のことを言います。
多くの選手が入って誰が誰かわからない「有象無象の輩」的な状態になるので、これがruckと呼ばれるのはイメージとして理解できます。

例文です。
That team dominated in the ruck and scored the final try.
「そのチームはラックで優位に立ち。最後のトライを決めた。」

ruckは、競馬や他の競技での後続集団のことを指すことも有るそうです。
言い方は良くないですが、後続の集団は「有象無象」的な感じがするので、これも理解できますね。

white knight は? -⚔―#つぶやき英単語 1572

(2022.3.31)

white knight は『救済者』の意味になるそうです。
騎士が助けに来るんですね。白馬に乗っているイメージかな。

(会社の救済の場合には、white knight は『救済会社』の意味になります。)

 全国ラグビー高校選抜大会の決勝、報徳学園vs東福岡が熊谷ラグビー場で3月31日に行われる予定だったのですが、大会中に東福岡が対戦したチームにコロナ陽性者が出たことから同校に出場辞退勧告が出て、30日夜の時点で試合中止と報徳学園の不戦勝優勝が決まりました。
 この大会では東福岡以外にもコロナ陽性者で出場辞退になった高校が有り、公平性の観点からも決勝戦だけ公式の大会規則を曲げることは難しかったと推察されます。それにしても、高校生の選手たちにとって酷な事態になっていたわけです。

 ここからwhite knight の話になるのですが、非公式での動きとして、熊谷ラグビー場を本拠とするジャパンラグビーリーグワンの埼玉ワイルドナイツが、隣接するさくらオーバルフォートの練習場に両校を招待し、代わりの練習試合を催すことになりました。この中で、東福岡の選手のPCR検査陰性を確認し安全にも最大限の配慮が払われました。審判や得点係もワイルドナイツの選手が務め、youtubeでの配信にも選手やスタッフが協力しています。

 試合では両校の選手が力を尽くし、結果として東福岡が37―10で報徳学園に勝利しました。両校の選手に拍手。

 これは公式の決勝ではないわけですが、大会史上でも語り継がれる出来事となったのではないでしょうか。困難な状況の中で、これを実現するために力を尽くしたワイルドナイツのチーム関係者や多くの方たちに感謝したいと思います。

The way the Wild Knights supported those high school rugby players was exactly that of the white knights. It may be an exaggeration, but they may have saved Japanese rugby culture and its future as well.
「ワイルドナイツが高校生ラグビー選手をサポートしたのは、まさに救済者のようでした。これは大げさかもしれませんが、彼らは日本のラグビー文化とその将来も救ったかもしれません。」

英語で「接戦を制する」は?-🏉-#つぶやき英単語 1569

(2022.3.28)

今日はスポーツなどで使われる『接戦を制する』について:

close game や tight game が『接戦』なので,
win a close game (tight game) が『接戦で勝つ』になります。

他に、『辛勝する、僅差で勝つ』を意味する動詞のedge も使えます。
edgeedge out の形でも使われます。

ラグビーボールのイラスト

使ってみましょう。

Saitama Wild Knights edged Shizoka Blue Revs in Japan Rugby League One yesterday.
The visitor, Wild Knights, won a close game by 26 to 25 in the game.
They completed the come-from-behind victory in the last minute.
「昨日、ジャパンラグビーリーグワンでは、埼玉ワイルドナイツが静岡ブルーレブスを僅差で下しました。ビジターのワイルドナイツは26対25の接戦を制しました。
彼らは、終了間際に逆転し勝利をものにしました。」

実話です。ワイルドナイツがラストプレイのコンバージョンキックで逆転して1点差勝ち。
すごい試合でした。

→関連投稿:逆転勝ち


ブラックラムズとラム肉-🏉―#つぶやき英単語 1560

(2022.3.19)

今日、熊谷ラグビー場で
リコーブラックラムズ東京と埼玉パナソニックワイルドナイツの試合を見てきました。
結果は、ブラックラムズ 12-29 ワイルドナイツでした。
(🎉)

ブラックラムズ は Black Rams で、このram は『(去勢しない)雄羊』の意味なので、
「黒い雄羊たち」というチーム名なわけです。
(Black Rams、確かに去勢されてない雄羊の感じでした。黒かったし。)

ここで、ちょっと英語の話になるんですが、
「ラムズって、あのチームは羊だよな。
 羊と言えば、ラム肉。マトンより軟らかくて・・・」
というのは全くの間違えです。
ブラックラムズのラムはram ですけれど、
ラム肉のラムはlamb でL始まりです。
ramが『雄羊』で、lamb が『子羊、子羊の肉』。
どちらも羊で、カタカナではどちらも「ラム」です。
(紛らわしいかも)

『羊』はsheep ですけれど、
『雄羊』が ram で、『雌羊』はewe だそうです。
因みに、マトンは mutton で『羊肉』です。

ブラックラムズのRams をLambsと間違えると、雄羊が子羊になってしまうので
要注意ですね。

more or less は?―🍻―#つぶやき英単語 1554

(2022.3.14)

more or less という表現は、
『いくぶん、多少、大体、おおよそ、事実上』などの意味になり、
He was more or less surprised at the news.
「彼はその知らせに多少驚いた。」
We more or less achieved our goal.
「私たちはほぼ目標を達成した。」
のように使えます。

ラグビー選手のイラスト(男性)

熊谷ラグビー場にあるラグビーショップ&カフェ、
Cap Rugger’s CLUBHOUSE KUMAGAYA の事は前にも書いたかもしれませんが、
また最近行きました。

ここでは、テラス席で芝のラグビーグランドを見ながらコーヒーいただけるのですよ。(至福)

で、英語好きの方向けの情報としては、ここの店内のそこここにラグビーに関する名言を英語と日本語で書いてあるプレートが飾ってあるのです。

その中に、more or less を使った名言も有りました。

Beer and Rugby are more or less synonymous.  
「ビールとラグビーはほぼ同義語だ。」 

元All Blacks、Chris Laidlaw選手のお言葉だとかで、
サントリーサンゴリアスの人も喜びそう。

ラグビーとビールは切り離せないということでしょうか。
そう言えば、2019年にラグビーワールドカップが日本で開催されたときに、
外国から来たラグビーファンが豪快にビール飲んでました。

ちなみに、ラガー rugger はrugby のことですが、
ラガービールのラガーは lager なので、別物です。



Root for Wild Knights―⚔―#つぶやき英単語 1537

(2022.2.26)

本日の表現:root for 『~を応援する』
root は名詞なら『根』などの意味ですけれど、
自動詞としてforを伴うと『~を応援する』の意味になります。

熊谷ラグビー場での使用例:
Root for Wild Knights 「ワイルドナイツを応援して ‼」
ワイルドナイツのラグビーの試合で、会場を盛り上げるメッセージに Root for を使ってました。

Kumagaya Rugby Stadium, Feb 26.

In Round 7 of Japan Rugby League One, Wild Knights and Sungoliath faced off at Kumagaya Rugby Stadium.
「ジャパンラグビーリーグワンの第7節、ワイルドナイツとサンゴリアスが熊谷ラグビー場で対戦しました」

About 7,000 spectators gathered in Kumagaya, the home of the Wild Knights, to enjoy the play of two of the best teams in the league.
「ワイルドナイツのホームである熊谷に約7000人の観客が集まり、リーグ屈指の2チームのプレイを楽しみました」

The Wild Knights won the game by a score of 34-17.
It was a satisfying day for me as I am rooting for the Wild Knights.
「試合は34-17のスコアでワイルドナイツが勝利しました。
 ワイルドナイツを応援している僕としては満足のいく一日でした。」

🐖

ついでの話になりますが
root for~ という表現は『(豚などが)(~を求めて)鼻で地面を掘る』という
全く違う意味でも用いられます。
The pigs are rooting for foods. は、豚が食べ物を応援しているわけではなく、
「ブタたちが鼻で食べ物を掘り出している」の意味になります。

ジョージ・クルーズ選手のツイート―🏉―#つぶやき英単語 1533

(2022.2.23)

今日の単語:wellness 『健康』
この頃はウェルネスとカタカナ表記でも使われる。
病気をしない幸せな健康な状態やそのための積極的なライフスタイル追及などを含めた意味。

埼玉パナソニックワイルドナイツのジョージ・クルーズ (George Kruis) 選手が、今シーズン限りでラグビーから引退するとツイートしていました。冒頭の文はこうです。

”After 14 years playing rugby professionally, I’ve made the hugely tough decision to retire at the end of the season to commit 100% to continue growing my exciting wellness brand, fourfive.”
「プロとして14年間ラグビーをプレイしてきましたが、今シーズン限りで引退して、自分のエキサイティングなウェルネス・ブランド fourfive を引き続き成長させることに100%専念するという、非常に難しい決断をしました。」

クルーズ選手は fourfive という健康ブランドの共同創立者の一人なんですね。もう一人の方もラグビープレイヤーです。
彼のブランドでは、CBD(cannabidiol カンナビジオール:麻からとれるポリフェノールの一種)を含むオイルや、ビタミンサプリメントを扱っているようです。
スポーツをする人をターゲットにしているのか、クルーズ選手の写真もWebサイトに載っています。かっこいいです。(興味のある方は →fourfiveのサイトをご覧ください)

このツイートが出た2/22はクルーズ選手の32歳の誕生日でした。おめでとうございます。

前に、熊谷のさくらオーバルフォート(ワイルドナイツの練習施設)で練習見てたら、クルーズ選手がグランド脇の僕たちにわざわざ「こんにちわ」と声かけてくれたことがあります。(きっと、いい人だ)

クルーズ選手にとっては、今行われているラグビーリーグワンが最後のプレイの場ということになりますから、彼の引退を最高の結果で飾るためにも、ワイルドナイツの選手の皆さんには頑張っていただきたいです。僕も応援します。

Go, Wild Knights!

→ワイルドナイツ関連投稿

→さくらオーバルフォート関連投稿

今日のラグビーの試合17:00から―🏉―#つぶやき英単語 1529

(2022.2.19)

ラグビー リーグワン第6節、 熊谷ラグビー場で行われた埼玉パナソニックワイルドナイツ vs 東芝ブレイブルーパス東京 の試合、行ってまいりました。
結果は、ワイルドナイツ 30-18 ブレイブルーパス でした。
ワイルドナイツも勝ったし、コロインベテ選手のトライも結構近くで見ることができて
満足です。

この試合は試合開始17:00ということで、照明使っていて、いわゆるナイターでした。
レーザービームや炎を使った演出もありました。

Kumagaya Rugby Stadium, Feb.19

で、ちょっとだけ関係した英単語の話を。
皆さんご存知と思いますが、『ナイター』は和製英語で、要するに日本語です。
英語としては night game になりますね。

また、東芝ブレイブルーパス東京のBRAVE LUPUSについてですが、
Brave は『勇敢な』で、Lupus の方は、Weblioで調べると『狼座』という星座の意味を持っているんですね。
ですから、BRACE LUPUS は「勇猛果敢な狼」というようなことになります。
だから、赤い狼のロゴなんですね。

来週、ワイルドナイツは全勝のサンゴリアスとの対戦になります。
これは事実上の決勝戦と言っても過言ではありません。
Go! Wild Knights! 来週も熊谷行きます。

関連投稿)英語で「逆転勝ち」は?

関連投稿)英語で「鳥が止まる」は?
 (熊谷では鳥もラグビーを見る件)

invictus は?―🏉―#つぶやき英単語 1517

(2022.2.7)

今さらですが、2009年作の「インビクタス/負けざる者たち」という映画をAmazon Prime で見ました。南アフリカでのラグビーワールドカップとマンデラ大統領の関りが描かれていて、なかなか良かったです。
(南アフリカの代表チーム Springboks とニュージーランドのAll blacks の決勝戦、こんな展開だったのか!)

このinvictus という単語、辞書サイトWeblioで調べると日本語訳が出てないんですよ。(映画の解説は出てるんですけど)

唯一、Weblioに含まれているWictionary の英英での説明で、
invictus の類語がいくつか出ていましたので、それをお勉強しとこうと思います。
意味は、1と2に分かれていて
1) unconquered=征服されない
   unsubdued=支配されていない
2) invincible=征服できない、無敵の、頑強な
   undisputed=意義のない、明白な
   undefeated=無敗の

映画のサブタイトルに「負けざる者たち」とあるように、
征服されない、負けない、というような意味なんですね。

ただ、invictus という単語の良く分からないのは、ろくに辞書に出ていないのに
映画だけでなく、音楽や小説のタイトルになっているらしいということです。
何でなんでしょうか。

結論は無いんですけれど、まあ、ついでに類語もチェックできたから
よしとしておきましょう。

関連) Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428