Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428

(2021.9.28)

Rugby Championship のRound 5 として、ニュージーランド All Blacks と南アフリカ Springboks の試合が先週末に有りました。結果は、19-17の接戦でした。

このラグビーの試合、ハイライトだけ見たんですが、弟の方のバレット選手のペナルティキックで最後にオールブラックスが逆転したんですね。

その試合の英文記事タイトルをいろいろ見たら、
わりと面白い表現を見つけたので、ちょっと情報おすそ分けさせていただきます。

① Rugby-All Blacks edge Springboks in 100th test to win Rugby Championship
「100回目のテストマッチでオールブラックスがスプリングボクスに僅差で勝ち
ラグビーチャンピョンシップを制す」
この場合のedge は動詞で『(相手を)僅差で破る』の意味です。
(https://jp.reuters.com/article/uk-rugby-union-championship-nzl-zaf-idUKKBN2GL07O)

② Rugby Championship – New Zealand 19-17 South Africa: All Blacks seal title with late penalty
「ラグビーチャンピオンシップ – ニュージーランド 19-17 南アフリカ:
オールブラックス、終盤のペナルティでタイトル獲得」
seal ~ with … で、『…により~を決定付ける、を固める』の意味になるようです。
ペナルティキックで勝ってタイトルを決定付けたわけですね。
(https://www.bbc.com/sport/rugby-union/58689678)

③ New Zealand pip South Africa in 100th Test to claim Rugby Championship
「100回目のテストマッチでニュージーランドが南アフリカを破り、ラグビーチャンピョンシップを制覇」
ここでのpip は『(相手を)打ち負かす』の意味の動詞です。
(https://www.rugby.com.au/news/all-blacks-springboks-how-to-watch-australia-centurion-test-live-blog-live-scores-time-teams-match-report-2021925)

④ All Blacks deny Springboks at the death in Rugby Championship
「ラグビーチャンピオンシップで 死闘の末 オールブラックスがスプリングボクスを倒す」
ちょっと、これ訳に自信ないけれど、こんな言い方も有るんだなと言うことだけ
覚えておきましょう。
(https://www.theguardian.com/sport/2021/sep/25/all-blacks-deny-springboks-at-the-death-in-rugby-championship)

記事のタイトルは一行で目を引かないといけないので、簡潔かつキャッチーな表現を使うのだと思います。記者さんのセンスが問われるところかもしれません。

個人的な感想ですが、All Blacks や Springboks でも、特に日本のチームでプレーしていた選手は、つい応援したくなりますね。

cryptocurrencyは?―💰―#つぶやき英単語 1427

(2021.9.26)

最近、英語のニュース記事でcryptocurrency という単語を見かけるのですが、
『暗号通貨』のことだそうです。

🤑

速報: 中国中央銀行、暗号通貨関連の取引はすべて違法と発表

Wictionaryに出ている説明を引用すると
cryptocurrency 
A digital currency based on a cryptographic system.
暗号通貨
「暗号システムを利用したデジタル通貨」
だそうです。
(cryptographic は『暗号の』で、cryptograph が『暗号』です。)

デジタルでやり取りができる資産で、暗号によって安全性が確保されているもののようなんですが、いまいちよく分かりません。

そもそも、何でそんなものが通貨として通用するのかも分かりません。
(本物の通貨だって何で数字が印刷された紙が物と交換してもらえるのかだって、
突き詰めると分からないんですけど。)

中国でcryptocurrencyを法的に禁止するらしいのですが、これがどう影響するのかもよくわかりません。
まあ、とりあえず言葉としては覚えましたので、その分だけは僕の得になったことは確かです。

英語で 座礁する は?―🚢―#つぶやき英単語 1365

(2021.5.17)

ちょっと前のニュースですけど

Suez Canal blocked by traffic jam after massive container ship runs aground
(CNN News, March 24, 2021)
「スエズ運河、巨大コンテナ船の座礁で航行不能』

『座礁する』は、英語で run aground というのですね。
go aground でもいいみたいです。

aground は副詞で『座礁して』の意味になります。

⛴


一隻の船でふさがってしまうなんて、
スエズ運河ってけっこう狭かったんですね。それとも船がでかいのか。

このごろ注目のALPSは何の略?―☢―#つぶやき英単語 1352

(2021.4.17)

最近のニュースで原発事故の汚染水の処理設備 ALPS というのが出てきてますが
こういう略語を見ると、何の略なのか気になりませんか?(僕だけ?)

ALPSは Advanced Liquid Processing System の略だそうです。
これは直訳なら「高度液体処理システム」のようになるのでしょうが、
日本語で書かれる場合は『多核種除去設備』となっているようです。

☢

ALPSは、原発の汚染水から多種の放射性元素を取り除く機能を持つ設備です。
ただ、これでも三重水素=トリチウム(tritium)だけは除去できないとのこと。

福島原発の汚染水をALPSや他の装置で処理して、トリチウム以外の元素を除去し、
トリチウムも基準以下に抑えて海に放出することを決定したというのがニュースになってたわけですね。
いろいろご意見はあるでしょうが、
現状の技術でできる限りのことはやったという感じじゃないでしょうか。

ついでに言っておくと
トリチウムとトリウムは全く別物ですからね。
 トリチウム: tritium 質量数 3の水素の同位体です。
トリウム: thorium 原子番号90、原子量 232.0381の元素で金属です。
一字違いで、チワワとライオンぐらい違う感じです。

山火事のニュース―🔥―#つぶやき英単語 1327

(2021.2.24)

栃木県の足利の山火事のニュースが流れてますね。
早く鎮火できるといいですが。

この関係のニュースで、日本語では『山火事』と言ってますが、
英語では wildfire や forest fire が使われているようです。

📰

英字ニュースのタイトルは、以下のような感じです。
72 households told to evacuate as east Japan wildfire burns over 10 hectares
February 24, 2021 (Mainichi Japan)
東日本の山火事で10ヘクタール以上を焼失し、72世帯に避難勧告

Forest fire continues to spread in Tochigi Pref. city
February 24, 2021 (The Yomiuri Shimbun)
栃木で山火事の延焼続く

📰


forest fire は文字通りなら『森林火災』ですね。

wildfire は『野火』なんて訳語もあります。
wild は、自然のままの人が住まない場所ということでしょうから、
日本だとそれが山やそこの森ということになり、代表して山火事という言葉になるんだと思います。
(自然のスケールの違う外国のwildfireでは、山の火事だけでなく、草原で燃えてたりする可能性もあるわけですね。)

insurrection は?➖📰➖#つぶやき英単語 1307

(2021.1.16)

たまたま、Weblioのサイトを見たら、「みんなの検索ランキング」の中に
insurrection という単語が入ってました。(知らない単語発見!)

insurrection は『暴動、反乱』の意味ですと。
これトランプ大統領がらみの時事ネタですね。

そう言えば、他にもimpeach 『弾劾する』と impeachment 『弾劾』も入ってました。



Trump Impeached for Inciting Insurrection – The New York Times

「トランプ大統領、暴動を扇動のため弾劾」というような記事が出ていたから、辞書サイトの検索ランキングにも影響したんですね。

現役のアメリカ大統領が暴動を扇動と言われる時点で前代未聞なんじゃないでしょうか。

cold turkeyはあの人に―🍗-#つぶやき英単語 1296

(2020.12.27)

クリスマスから何日もたったから、
もしその時のturkey 七面鳥の料理が残っていたら、冷蔵庫の中で冷たくなっちゃってると思いますけど。
(これならチンしてくれたら僕が片付けますけど、おなかの中に)

cold turkey には、
『(薬物などへの)依存習慣を急に断ち切ること』の意味があるんですね。
また、『禁断症状で起こる鳥肌』のことも意味するというか、こちらが言葉の由来何でしょう。

🦃

あの人のことを思い出しました。
だいぶ前ですけど、アメリカでは大統領が turkey 七面鳥に恩赦を与えるというしきたりが有って、その年はAbeという七面鳥が助かったというニュースが流れてました。
(読み方はたぶんエイブですけど)

何にでも中毒ってものがあって、
権力中毒は、何をしてもの許されるという感覚麻痺を起こす病気だと思うんですよ。
人には厳しいルールを強いる立場にいながら、自分たちは適用外みたいな感覚は、病気じゃなきゃ持てないはず。
これが怖いのは、社会に毒素をまき散らし、集団や社会を病気にしかねないところです。

お願いしたいのは、
間違いが有ったら、トップとしてそれを認めてきちんと謝罪すること。
そして責任を取ること。
鳥肌が立つほどの禁断症状だろうと、権力を離れていただきたい。
それが、これからの世代のために、教訓になり、先例になるはずですから。

関連投稿→Abeに恩赦を 

Santa and the reindeer 2020-🎁―#つぶやき英単語 1289

(2020.12.19)

クリスマスが近いので小噺を一つ。

🎅

Santa and Rudolph the reindeer 2020

Santa: HO HO HO・・・ I don’t want to go deliver this year.
Rudolph : What?
Santa: Because of COVID. I’m an old man, so at high risk.
Rudolph: Uh, but I heard Santa is immune to the new coronavirus, so you can ….
Santa: Who ?!  Who is the idiot who say that unscientific crap?
Rudolph: W H O.

サンタ:HO HO HO・・・ 
    わし、今年配達行きたくない。
ルドルフ;えー!?
サンタ:COVIDのせいじゃ。わし高齢者じゃからリスク高いし。
ルドルフ:ああ、でもサンタさん新型コロナの免疫あるって聞いたよ。
    だからなにも・・
サンタ:誰じゃー!?
    そんな非科学的なたわ言をほざくのは誰じゃ?
ルドルフ:W H O

日本語にしたら落ちがつかないという・・・・。
何かと落ち着かない2020年の年の瀬ですが
くれぐれも例の病気にはご用心を。

pro-democracy activistは?―✋―#つぶやき英単語 1281

(2020.12.6)

この頃のニュースに、pro-democracy activist という言葉が出ています。
これは『民主活動家』ですね。
(僕は、自由な議論ができるのが、正しい社会だと思うんですけど・・・。)

📖

pro-democracy (prodemocracy)=『民主主義支持する、民主化支持の』という単語で、
pro- という接頭辞(prefix)は「賛成の、支持の、ひいきの」を意味を加えています。
pro-China =『親中の』、progovernment『政府寄りの』などは同様の使われ方です。
(この用法のproはハイフン付きのpro-の場合が多いようです。
文字で見て、pro-の方がはっきりした複合語の形になり、何に対する賛成・支持なのかがパッと分かりますし。)

接頭辞のpro- は他にもいろんな意味の場合が有ります。
代わりの:pronoun 代名詞
前へ、前の; proceed 前進する
公に、公の:proclaim 宣言する、公布する
など。

なお、proffesional の短縮形のproは、
これだけで名詞、形容詞として『プロ(の)、玄人(の)』の意味になります。
いわゆるカタカナ語のプロですね。

『接頭辞のpro- と、カタカナのプロはちょっと別物なんやで』と
発展途上の僕の英語脳によく言い聞かせておこうと思います。

RCEPは?-🚢―#つぶやき英単語 1269

(2020.11.17)

最近のニュースで言ってるRCEPは
Regional Comprehensive Economy Partnership 
地域的な包括的経済連携(東アジア地域包括的経済連携)のことですね。

2020年11月15日に、この経済連携協定が署名されました。
ASEANに中国や韓国も加わり世界の貿易総額や人口の3割に相当する大きな枠組みとして注目されます。

🗺

ついでに、関連語を挙げると
TPP = Trans-Pacific Partnership Agreement 環太平洋パートナーシップ協定
FTA = Free Trade Agreement 自由貿易協定
EPA = Economy Partnership Agreement 経済連携協定
などがあります。