「浸透圧」の英語は?―⚡―#気になる英語調べ隊 2761

(2025.11.15)

英語で『浸透圧』は osmotic pressure です。

osmotic が 『浸透の、浸透性の、浸透圧の』です。
(osmosis が『浸透』です。)

最近、『浸透圧発電』osmotic power generation に関するニュースが出ていました。

Japan inaugurated its first commercial osmotic power plant in Fukuoka, producing 880,000 kWh annually by leveraging desalination brine.
「日本は福岡で国内初の商業用浸透圧発電所を稼働開始した。この発電所は海水淡水化工程で発生する濃縮塩水を活用し、年間88万kWhの電力を生産する。」

この文脈では、
 inaugurate は『(公共的施設を)使い始める』
 leverage は『活用する』
 desalination 『淡水化』
 brine 『塩水』
の意味になります。

これ自然エネルギーの中でもデメリット少なそうなので、
効率的に発電できるならいいですね。

2023年:バファローズから山本由伸選手へのメッセージ-⚾―#気になる英語調べ隊 2749

(2025.11.2)

オリックスバファローズが、2023年 MLBに行く山本由伸選手に向けて、
「14470球にありがとう。」と記した感謝のポスターを出したそうです。

そのポスターにつけられたメッセージがこれ。 (中日スポーツから引用)

 「重力無視のストレート。魔法みたいな変化球。笑ってしまうほど精密なコントロール。バファローズで投じた14470球。そのすべてに、ありがとう。
 正直めちゃくちゃ寂しいけれど、行ってほしくない気持ちもあるけれど。だけど、やっぱり、アメリカで無双する山本由伸が見てみたい。いけ、由伸。僕らの手の届かないところまで。日本最強が、世界最強だと証明してくれ。」

このメッセージの英訳がRedditに出ていました。

“A fastball that defies gravity. Breaking balls that feel like magic. Command so precise it makes you laugh. 14,470 pitches thrown for the Orix Buffaloes — thank you for every single one.

Honestly, it’s incredibly hard to see him go, and part of us wishes he could stay. But still, we can’t wait to see Yoshinobu Yamamoto dominate in America.

Go, Yoshinobu. To places beyond our reach. Prove that Japan’s best is also the world’s best.“

December 28, 2023 Orix Buffaloes

山本投手は、みごと期待に応えましたね。
ワールドシリーズMVP おめでとう! 

Redditから英文拾い:Yoshinobu Yamamoto is the 2025 World Series MVP「山本由伸選手が 2025年ワールドシリーズのMVP」-🎖️―#気になる英語調べ隊 2748

(2025.11.2)

祝 「ドジャース ワールドシリーズ連覇!」
ブルージェイズとの第7戦もすごい展開でしたね。
その中で山本由伸投手がワールドシリーズのMVPになりました。

試合の余韻を味わいつつ
Redditのスレッド
”Yoshinobu Yamamoto is the 2025 World Series MVP”
「山本由伸選手が 2025年ワールドシリーズのMVP」
から気に入った英文をひろって、訳をつけてみました。

Public_One723 OP
Yoshinobu Yamamoto of the @Dodgers is the first pitcher ever to win 3 games on the road in a single World Series.
He’s also the first to win Games 6 & 7 of a World Series on the road.
「ドジャースの山本由伸は、単年のワールドシリーズで敵地での3勝を挙げた史上初めての投手となった。
また、ワールドシリーズの第6戦と第7戦を敵地で勝利した初の投手でもある。」

smuvmoney
That dude’s arm has to be robotic or cyborg in nature (or he sold his soul) – maybe both/all. That game 7 performance alone was legendary – oh yeah he won two other games including one the day before and then pitched 30+ pitches anyway like no biggie. WTMF?!
「あの男の腕はきっとロボットかサイボーグの類い(あるいは魂を売った)に違いない—多分両方かも。あの第7戦の投球だけでも伝説級だった—そう、前日に1勝を含むあと2試合も勝ち、それでも平然と30球以上投げたんだぜ。マジかよ⁈」

OGeastcoastdude
He deserves it for sure.
「彼は確かにMVPに値する」

coltRG
Without a doubt
「疑い無くな」

Mr_Goldilocks
Well earned
「よくやった、当然だ」

Karoo_ZA
Epic performance!! This was a legendary series by him.
「素晴らしいパフォーマンスだ‼ 彼の伝説的なシリーズだった」

ShaKobeBrobie
We are not worthy.
「我々にはもったいないくらい」

Yshtoya
Insane
「異常なくらいだ」

Longjumping-Solid563
The worst part about hate watching the Dodgers is having them put up the most respectable performances ever. Gotta tip your cap.
「ドジャースをアンチ目線で観戦することの最悪の部分は、彼らが史上最も立派な試合運びを見せることだ。脱帽するしかない。」

Radiant_Jury5815
Godlike. I can’t understand how Yamamoto was able to keep dominating without any rest.
「神がかり的だ。山本が休みなく支配し続けられた理由が理解できない。」
FabFebFob
Javelin throws, Japanese “No Quit” Mentality, 200 pitch count ability, deathnote.
「それは、やり投げ、日本人の諦めない精神、200球投球能力とデスノートのせい」

Mental-Bad6685
Well deserved. The fact that he was able to pitch so well just a day after he started is nothing short of amazing
「当然の受賞だ。先発登板の翌日にこれほど好投できた事実は、まさに驚異的と言える。」

GeneJenkinson
That man’s never allowed back in Canada again
「あの男は二度とカナダに入国を許可されない」

山本投手のためのワールドシリーズだった感がありますね。

ノエル団長の言葉から:ガラケーとfeature phone ―📱―#気になる英語調べ隊 2687  

(2025.5.11)

Hololive の白金ノエルさんのYoutube 配信で、
ガラパゴス携帯=ガラケーは、英語では feature phone だと言っていました。

feature が『特徴、特色』の意味を持つので、
feature phone は通話以外にも特徴的な機能を持った携帯電話ということです。

Oxford Advanced Learner’s Dictionary でのfeature phone の説明
a mobile phone that can do some important things such as connect to the internet, play and store music, etc. but does not have all the functions of a smartphone
「スマートフォンのすべての機能を備えているわけではないが、インターネットへの接続、音楽の再生・保存などといった重要なことができる携帯電話」

確かに、日本で言えばガラケーのことですね。

今思えば、
日本の携帯が独自にスマートフォンに進化しなかったのが残念という感じです。
大きな視野で先を見るということができていれば・・・。

ノエル団長の言葉から:「加水分解」の英語―🪛―#気になる英語調べ隊 2683

(2025.5.4)

『加水分解』は hydrolysis

辞書サイトのTHE FREE DICTIONARY BY FARLEX での説明では
hydrolysis
The reaction of water with another chemical compound to form two or more products, involving ionization of the water molecule and usually splitting the other compound.
「加水分解
水と他の化合物が反応して2つ以上の生成物を形成することで、
水分子のイオン化を伴い、通常は他の化合物を分解する。」

The surface of old plastic products may become sticky due to hydrolysis.
「古いプラスティック製品の表面が加水分解によりべたべたになることがある」

ホロライブの白銀ノエルさんが配信で
「姫森ルーナさんの持っているスターウォーズ関係のお宝、”ジャー・ジャー・ビンクスのドリンクカップ・ホルダー”のプラスチックが加水分解でべたついていた」と言ってました。
これ、1990年代にKFCでもらえたものらしいので、まあ加水分解しても不思議ではありません。

樹脂製品の加水分解によるべたべたは、無水アルコールで拭くとか、重曹水で拭くとかするととれる場合が有るようです。

僕も最近、工具の樹脂部分で加水分解 hydrolysis が起きて、握る部分がべたべたになることを経験しました。これホントに手触りが気持ちが悪いです。
樹脂用の保護艶出し剤で拭いたら、ちょっとましになりましたけど。

(関連投稿→白銀ノエルさん関係


ノエル団長のお言葉:Tesla-⚡-#気になる英語調べ隊 2631

(2025.1.26)

ホロライブのノエル団長が配信で言っていたように
電気自動車のテスラ Tesla の社名は、セルビア系アメリカ人の電気技術者 二コラ・テスラ Nikola Tesla にちなんだものだそうです。

Nikola Tesla は天才型の人物と言われ、交流電気方式は彼の発明が元になっています。
エジソンのライバル的な立ち位置で語られますが、最初はエジソンのもとで働いていて独立したそうです。(方向性の違いがあったんですね。)

The unit of magnetic flux density “tesla” is named after the electrical engineer Nicola Tesla.
磁束密度の単位である「テスラ」は、電気技術者 ニコラ・テスラにちなんで命名された。

テスラコイル Tesla coil の放電のイメージが強くて
二コラ・テスラって天才型と言うかマッドサイエンティストっぽい感じがします。

(関連投稿→白銀ノエルさん関係

ノエル団長のお言葉から:ホーミングは?-🚀―#気になる英語調べ隊 2630

(2025.1.25)

ホロライブのノエル団長がドンキーコングのゲーム配信で、空中で追いかけてくるような動きの敵を「ホーミング」と言っていました。

ホーミングは英語で homing で、この場合は『自動追尾(の)』の意味だと思われます。主に、ミサイルについて使われる言葉ですね。

その他に、homing には『帰巣性(の)』の意味も有ります。
ハトなどが巣に戻る性質のことですね。
同様に、形容詞として『家に帰る』の意味にもなります。

home を動詞で使った場合には、
ミサイルなどが『(目標に)向かう』や、『巣に帰る、家に帰る』の意味になるそうです。

(関連投稿→白銀ノエルさん関係

「経験則」の英語は?-📈-#気になる英語調べ隊 2628

(2025.1.23)

『経験則』とは、経験をベースに得られた法則のことですが、
英語ではこれを empirical rule と言います。

empirical が『経験的な』の意味です。

例文です。
Heinrich’s law is an important empirical rule in the field of workplace accidents.
「ハインリッヒの法則は、労働災害の分野で重要視される経験則です。」

「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」というのがハインリッヒの法則です。
これは原理から導き出される法則とは違いますが、安全を考える上では重要な経験則になっています。
何かヒヤッとしたことが有ったら、それを放置しないで、その原因を取り除いておくことが大切です。

なお、『経験則』で辞書を引くと empirical rule の他に、
rule of thumb という表現も出てきます。
これは正確ではないが実用になる方法を指すようで、
『経験から得た方法、おおざっぱなやり方』のような意味にもなります。
直訳すれば rule of thumb は「親指のルール」ですが、これは昔の木こりが親指で寸法を測っていたことに由来するらしいです。

英語で「首都圏外郭放水路」は?―☔―#気になる英語調べ隊 2619

(2025.1.14)

「首都圏外郭放水路」は首都圏の水害防止のために作られた世界最大級の地下放水路で、
英語名は Metropolitan Area Outer Underground Discharge Channel (MAOUDC)です。
(Metropolitan Areaが『首都圏』、Outerが『外側の』、Underground『地下の』、Discharge Channel が『放水路』ですね。)

この地下神殿のような施設が有るのは埼玉県の春日部市で、申し込めば見学もできるみたいです。

「遠心分離」の英語は?―💫―#気になる英語調べ隊 2618

(2025.1.13)

英語で『遠心分離』はcentrifugal separation や centrifugationと言います。

この場合、centrifugal が『遠心力の、遠心力による』の意味になります。
遠心とは「中心から遠ざかろうとすること」で、
そのように働く力が『遠心力』 centrifugal force です。

遠心分離をするための『遠心分離機』は centrifuge と呼ばれます。
centrifuge は『遠心力を作用させる、遠心分離機にかける』の意味の動詞にもなります。

例文です。
The fine particles suspended in this liquid are removed by centrifugation.
Using this centrifuge, particles can be separated faster than by gravity sedimentation.
この液体中に浮遊する微粒子は遠心分離によって除去します。
この遠心分離機を使用すると、重力沈降よりも早く粒子を分離することができます。