「人間は考える葦である」の英語は?―👣―#つぶやき英単語 1675

(2022.7.11)

今日の気になる英語:「人間は考える葦である」を英語で言うと?

最初に言っておくと、この名言のオリジナルは英語ではありません。
この文を書いた哲学者・数学者のブレーズ・パスカル Blaise Pascal さんはフランス人ですから、フランス語で L’homme n’est qu’un roseau というらしいです。

まあ、有名な言葉ですから、英訳も辞書の例文に出ています。
  人間は考える葦である= Man is a thinking reed.
だそうです。

reed が植物の『葦』です。
なぜ、人間を葦に例えたのかは、本人に聞かないと分かりませんが、
目立たず、強い風に翻弄されるような存在、というところかもしれません。

アオアシというアニメ見始めたのですが、主人公の青井葦人の名前は、
この名言の影響ですよね。

関係ないけど、行田市の田んぼアートで、このアオアシのキャラクターが描かれているらしいです。
稲の葉の色で絵が出来ているらしいので、この葦人君は考える稲かも。

梅の雨を英語で説明する―🍙-#つぶやき英単語 1648

(2022.6.14)

梅雨を英語で説明する際に、漢字で梅+雨と書くことも言いたくなるかもしれません。
では、梅を英語で何と言うでしょうか?

Weblioで調べました。
(Weblioは、オンラインでいろいろな辞書の内容が載っているので便利です)
『梅』の項目で、一番最初に出ている訳語は plum でした。
「なんだ、梅はplum でいいのか」と思うじゃないですか。

でも、同じWeblioの中を下の方まで読んでいくと
研究社の新和英中辞典の説明が載っていて、
「梅は従来 plum と英訳されているが, これは正しくない」のですと。
えーっ、これはどうすれば・・・。

plumはダメと言っている研究社の和英辞典には、Japanese apricot が『梅』の英訳語として載っています。
(なんか、植物としてplum よりは apricot に近いらしいんですよ。)

ここには、ume も訳語として載ってました。(そのままですね)
木は an ume tree, 実は an ume ですと。
それでいいなら簡単なんですが、伝わるのかが問題ですね。 

なので、とりあえず梅を知らない人には、ume or Japanese apricot と両方使って説明するのが、分かりやすいかもしれませんね。

では、梅のことに触れつつ梅雨の説明を書きましょう。
Tsuyu or baiu, is the rainy season that precedes summer in Japan.
Tsuyu is written in kanji as ume (or Japanese apricot) rain, because it is also the season when the ume fruit ripens.
「梅雨(つゆ、ばいう)とは、日本の夏の前にある雨の多い季節の事です。
 漢字で梅(=Japanese apricot)の雨と書きますが、これは梅の実が熟す時期でもあるからです。」
(梅雨という言葉の由来は、諸説ありです)

ついでに言うと、
梅、ウメの学名は、Prunus mume です。
Prunus は『サクラ属』のことで、mumeは日本語のウメから来ているそうです。
「梅は、バラ目、バラ科、サクラ属なんですよ。」
Prunus mume is a member of the Rosales, Rosaceae, and Prunus.


この花の名前を僕は知らない(英語どころか日本語でも)-❓-#つぶやき英単語 1629

(2022.5.26)

この写真の花の名前、英語で何と言うかご存知ですか?

僕は知りませんでした。英語どころか、日本語でも何の花かさっぱりで。
畑に咲いていたんで、野菜の花なんですが・・・。

このように、知らないものに出会って、その名前を英語で知りたい時は、
詳しい人や専門家に聞くのが手っ取り早いかもしれません。
ただ、そのためには英語で、そのものの特徴ぐらい説明できた方がいいですね。

例えば、この花のことを英語で説明するとすれば、

The flowers of this vegetable can be seen in the patch around May.
「この野菜の花は5月頃に畑で見ることができます。」

The flowers are star-like and several are clustered together.
「その花は星のような形で、いくつか集まって咲いています。」

The flower has light purple petals with a raised orange center.
「その花は薄紫色の花びらを持ち、花の中央にオレンジ色の盛り上がった部分があります。」

このぐらい説明すれば専門家なら正解を答えてくれると思います。
(写真が有るんだから、最初からそれ見せれば絶対ですけど。)

These are potato flowers.
「ジャガイモの花ですね。」

栽培してはいけないケシの花の英語-😵‍💫-#つぶやき英単語 1628

(2022.5.25)

ケシには栽培してはいけない品種があります。

禁止されている『ケシ』は、英語では opium poppy と言います。
opiumは『阿片(アヘン)』のことで、日本語でも阿片ケシと呼ぶ場合もあるそうです。
このケシの実が阿片の原料になるわけです。
(そもそもopium の語源はギリシャ語で、「ケシの汁」の意味だそうです。)

なお、poppy とだけ言うと、園芸品種のヒナゲシ cone poppy などもふくみます。
似たような花でも麻薬成分を多く含む危険な品種と、そうではないものがあるのです。

最近、この opium poppy が多く自生しているところが見つかったとのニュースが出ていました。→これ

内容は
As many as 3,500 opium poppy plants, which can be used to make opium, were found growing wild.
「阿片の原料となるケシが3500株自生しているのが発見された。」

ちょっと見ればきれいな花かもしれませんが、危険な作用があるものですのでご注意ください。


stop and smell the roses は?―🌹-#つぶやき英単語 1619

(2022.5.16)

バラが咲く季節になってきましたね。

バラ rose を含んだ表現で、
stop and smell the roses というのが有ります。

これは直訳なら、「立ち止まってバラの匂いをかぐ」ということですが、
リラックスする、羽を伸ばす』という意味になるそうです。

Wiktionaryでの説明では、
(idiomatic) To relax; to take time out of one’s busy schedule to enjoy or appreciate the beauty of life.
「(慣用句) リラックスすること。
 忙しいスケジュールの中から、人生の美しさを楽しみ味わう時間を取ること。」

使ってみましょう。
If you can’t come up with any good ideas, my advice is to stop and smell the roses.
「いいアイデアが浮かばないなら、少しリラックスした時間をとることをお勧めします」

いくら忙しく動いていても、美しいバラを見たら立ち止まって香りを楽しむぐらいの余裕が欲しいものです。
かえってその後の方が、いろいろ上手くいきそうな気がしますしね。

Stop and smell the roses.

April showers bring May flowers.-🌹-#つぶやき英単語 1605

(2022.5.3)

「5月 ことわざ 英語」で検索すると、
April showers bring May flowers.
「四月の雨は五月の花を咲かせる」というのが出てきます。

これには長めのバージョンもあります。
March winds and April showers bring forth May flowers.
「3月の風と4月の雨が5月の花を運んでくる」

どちらにしても、日本語の「苦あれば楽あり」的な意味のことわざなんですね。

Wictionaryでは、文字通りの花についてのこと以外に拡張されて、
A period of discomfort or hardship can provide the basis for a period of happiness and joy.
「不快や苦難の期間が、幸福や喜びの時期の基礎となることもある」
の意味となることが説明されています。

今いろいろな花が咲いています。
これも、寒い風や冷たい雨に耐えた結果なのかもしれません。
世の中暗い話題も多いですが、きっといいことも有るはずなので、
ほどほどには頑張りたいとは思いますよ、僕も。

それにしても、もう5月なんですね。

英語で「菜の花」は?-🙈-#つぶやき英単語 1593

(2022.4.21)

『菜の花』って英語で何?

これ、rape-flower や rape-blossomと言うようです。
(なんか物騒に聞こえるのだけれど・・・)

rapeseedと言う呼び方も有り、これは『ナタネ』に近い感じですね。
また、rapeの語感を避けて、field mustardや canola flower とも呼ばれるようです。

rape だけで『セイヨウアブラナ』の意味があり、この語源はカブを意味するラテン語のrapa だそうです。(犯罪の方とは語源が違うようです)

菜の花のイラスト

菜の花は狭い意味では、アブラナやナタネの別名なのですが、アブラナ属の黄色い花は、それに限らずにみんな菜の花と呼ばれるようです。

いろいろごちゃごちゃしますが、河川敷などで見られる黄色い菜の花は主にカラシナという種類になるんだそうです。

何にしても、菜の花は桜とともに春を彩る花だと思います。

green thumb と brown thumbは?-🌱-#つぶやき英単語 1568

(2022.3.27)

人には得手・不得手というのがあるもので、
植物を育てるのが得意な人というのもいらっしゃいますね。
こういうのは知識や技術も含めて『園芸の才』があるということになります。

green thumb という言葉は、直訳なら「緑の親指」と言うことですが、
これで『園芸の才』の意味になるそうです。
(なお、 green fingers でも同様に『園芸の才』の意味になります。)

花の種を植える人のイラスト(女の子)

最近、オンライン英会話の授業で読んだエッセーに反対の意味の
brown thumb という表現が使われていました。
「茶色の親指」は『園芸の才に欠けること』になるんですね。

例えば、
My father has a green thumb, while I have a brown thumb.
「私の父には園芸の才が有りますが、私には園芸の才が有りません。」
のように使えます。

なお、僕の最近見たのでは、
I am a brown thumb. 「私は園芸の才がない人間だ」のような感じでも使ってました。

花を楽しむのは茶色の親指の僕でもできますから、
お花見にでも行きたいですね。

英語で「若木」は?―🌳―#つぶやき英単語 1540

(2022.2.28)

また、オンライン英会話で覚えたんですけれど
『若木』という意味の sapling という単語が有るんですね。
発音はsǽpliŋ で、カタカナだと「サップリング」に近い感じです。

Wictionary の説明だと、sapling
A young tree, but bigger than a seedling. 「実生より大きい若木」
だそうです。
なお、seedling = 実生(みしょう)は、種子から発芽したばかりの植物のことです。

🌳

では例文書いてみます。
The acorn he had planted was growing into a sapling.
「彼が植えたどんぐりが若木に育っていた」

なお、sapling は『若者』という意味にもなるそうです。


 


ゴーヤーは英語で何?―👨‍🍳―#つぶやき英単語 1409

(2021.8.29)

『ゴーヤー(ゴーヤ)』は英語では bitter gourd と言うんですね。

bitter は『苦い』でgourd は『ウリ科の植物』なので、
bitter gourd は直訳なら「苦いウリ」です。

ゴーヤーは別名としては『ニガウリ(苦瓜)』とも呼ばれるので、
どこの国の人も、苦いウリのような実と思うんでしょうね。

そもそも、僕がゴーヤーをよく食べるようになったのは、最近じゃないかと思うんです。(注)僕のような爺の最近というのは20年前ぐらいからだったりします。
沖縄での呼称のゴーヤーが日本のどこでも使われるようになったのも、その頃からなんじゃないでしょうか。

実は、ゴーヤーという名称は、英語のgourd に由来するという説もあるそうです。
たしかに、少し似てます。
(でも、他に苦瓜の中国語の発音から来ているとの説もあるとか。)