lumbar と lumber ―📚―#つぶやき英単語 1532

(2022.2.22)

一字違うと言葉は別物になるものですね。

lumbar は『腰(の)』という意味です。
腰が痛かった時に辞書で調べたので、身に染みて覚えてしまいました。

でも、このlumbar という言葉、a を e に変えると別の意味になります。
lumber は『材木』などの意味ですから。

僕は、最初にlumber 材木の方を知っていて、後からlumbar 腰を覚えたんですけど、
けっこう紛らわしいと思いませんか。

それに、lumbarの発音記号はlʌ́mbərで、lumberもlʌ́mbərです。
(同じじゃないか)

両方使った例文です。(無理やりですが)
He injured his lumbar while cutting the lumber.
「彼は材木を切っていて腰を痛めた」

大工仕事でも、姿勢が悪いと腰を痛めやすいのでご注意ください。

レモン以外の意味のlemon?―🍋―#つぶやき英単語 1523

(2022.2.13)

lemonという単語はレモンという意味以外でも使われる場合があるのをご存知ですか?

lemon を英和辞典で引いたら第一に出てくる意味は『レモン』なわけですけれど、
口語的な使い方として『できそこない、欠陥品』や『不快なもの(人)』という意味も出てきます。

🍋

Weblioに載ってる例文では
This car’s a real lemon. 「この車は全くの欠陥車だ」

レモンは酸っぱくて普通にパクパク食べられるわけではないので、
フルーツとして一番好きと言う人は少ないと思います。
甘みを加えて飲料にしたり、料理の味を引き締める場合にはモンの良さが出るので、
欠陥品の代名詞のように言うのは酷な気はしますけど。


snow angelは?―❄―#つぶやき英単語 1520

(2022.2.10)

snow angelは? (答えは最後)

雪が降っているので、snow がつく言葉で面白げな奴をいくつか。
(英辞郎調べ。へそ曲がりなピックアップのため実用性は不問でお願いします。)

⛄

snow job 『嘘を本当だと信じ込ませること、口車、でっち上げた話』
snow someone with 『(人を)信じさせようとする』
そもそも、snow は他動詞として『(うまいこと言って人を)説得する、たらし込む』の意味になるんですね。(アメリカの俗語だそうですけど)

snow monkey 『ニホンザル』
北限のサルのイメージですね。

snow off 『雪のために中止する』
 The soccer game was snowed off.
「そのサッカーの試合が雪で中止になった」

snowball into a major issue 『(小さな問題などが)急激に大きな問題になる』
snowball は動詞として『雪だるま式に増大する(させる)』の意味を持ちます。

🏂

最後に
snow angel  『新雪の上につけた人型』
これ、雪の上に寝転んだ状態で両腕を上下に動かすと、起き上がった時に天使の形のように見えるからなんですって。
きれいな雪の上ならちょっと試してみたいかも。

関連)snow cone は?

chime in は?―🔔―#つぶやき英単語 1519

(2022.2.9)

chime in というイディオム、どんな意味かご存知ですか?

chimeという単語は、チャイムとして日本語にもなっており、
名詞としては『(調律した)ひと組の鐘、鐘楽』、『チャイム(の音、装置)』や
『旋律、調和』などの意味が有ります。

これ動詞にもなって、『(鐘を)打つ、奏する』のような他動詞の用法もありますし、
『チャイムが鳴る』のような自動詞としての使い方も有ります。

自動詞としては、chime with ~の形で『(ものが)~と調和する』という意味でも使われます。

🔔

で、chime in なんですが、
『(歌などに)合わせる、(~と)調和する』や『同意する、相づちを打つ』などの意味があります。
これに加えて、『話に割り込む』と言う意味も辞書に出てるのですよ。
ただ、この意味でも、同意しながら横から口を出すような場合に用いるのが適当だと考えられます。

例えばこんな感じかと、
When we were talking bad about our boss, Tom chimed in.
「ボスの悪口を言っていたら、トムが口をはさんできた」

トムも上司の悪口を相当言ったんじゃないかな。

関連)For Whom The Bell Tolls は?

invictus は?―🏉―#つぶやき英単語 1517

(2022.2.7)

今さらですが、2009年作の「インビクタス/負けざる者たち」という映画をAmazon Prime で見ました。南アフリカでのラグビーワールドカップとマンデラ大統領の関りが描かれていて、なかなか良かったです。
(南アフリカの代表チーム Springboks とニュージーランドのAll blacks の決勝戦、こんな展開だったのか!)

このinvictus という単語、辞書サイトWeblioで調べると日本語訳が出てないんですよ。(映画の解説は出てるんですけど)

唯一、Weblioに含まれているWictionary の英英での説明で、
invictus の類語がいくつか出ていましたので、それをお勉強しとこうと思います。
意味は、1と2に分かれていて
1) unconquered=征服されない
   unsubdued=支配されていない
2) invincible=征服できない、無敵の、頑強な
   undisputed=意義のない、明白な
   undefeated=無敗の

映画のサブタイトルに「負けざる者たち」とあるように、
征服されない、負けない、というような意味なんですね。

ただ、invictus という単語の良く分からないのは、ろくに辞書に出ていないのに
映画だけでなく、音楽や小説のタイトルになっているらしいということです。
何でなんでしょうか。

結論は無いんですけれど、まあ、ついでに類語もチェックできたから
よしとしておきましょう。

関連) Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428

24/7 の小噺?―#つぶやき英単語 1516

(2022.2.6)

どこの国でも人ってえのは長い言葉や堅苦しい言葉を使わずに
省略したり記号にしたり、まあ古い言葉にすりゃあ符牒というような
言い換え・書き換えをするもんでして。
その中で、数字が入った符牒ってのも有るんですな。

例えば、24/7 はご存知? 
(分数? ・・・)

🌞

かの大英帝国 の言葉、英語の話なんですが、
24/7は、24 hours a day, 7days a week 。
一日24時間、週7日のことだそうです。
all the time 『いつも、常時』という意味ですが、
わが日本語で言うところの「四六時中」に似ておりますね。
四掛ける六が二十四、一日の二十四時間中ってことで、
どこの国でも人は人、同じような発想をするものでございます。

蛇足ですが、四六時中は、もともと「二六時中」だったんだそうですな。
昔の「 いっとき(一刻)」は昼や夜を六等分したものなので、
昼の六刻と夜の六刻を足した二六時はちょうど一日ということになるのでありますよ。
時の数え方が変わって言い方も改まったわけで、まさに「言葉は世につれ」ということですね。

🌛

24/7の使い方はこんな感じで。
He was exhausted from being forced to help out at his family’s 24/7 convenience store.
「彼は家業の24時間年中無休のコンビニを手伝わされて疲れ切っていた」
(セブン-イレブンなのに、24/7とはこれいかに。)

The convenience store is open 24/7.
「そのコンビニは24時間365日営業だ。」
のようにも使えます。形容詞でも副詞でも行けるタイプなんです。

今、こんな流行り病でおかしな世の中でもコンビニが有ってありがたいと思います。
コンビニの方々、いつもありがとうございます。🙇
経営される立場では感染対策からバイトさんの確保まで何かとご苦労あるかと思います。
近所に商売敵も有ったりしてむずかしいところですが、
ご家族の方にも負担が大きかったりするなら、無理に24時間年中無休でなくてもいいと思うんですけどもね。

まあ、24/7なだけに、割り切れない話ということで。


micromanageは?―🤔―#つぶやき英単語 1512

(2022.2.2)

micromanageという単語は、『無駄な細部まで管理する』の意味の動詞です。

そもそもは、micromanagement 『細部までの管理』という言葉が先にできて、
それからmicromanage と言う動詞が出来たんだそうですよ。
(こういうのを普通の言葉のできる順番とは逆ということで、逆成語 back-formation というそうです。)

また、micromanagerなら、『無駄な細部まで管理をする人』のことです。
(マイクロな小さいマネージャーって意味ではないですね。ある意味、ちっちゃい奴かもしれないんですけど。)

例文です。
Her boss is a very detailed person and likes to micromanage everything.
「彼女の上司はとても細かい人で、何でも細部まで管理したがる」

特に、会社の上司がこういう人で、何から何まで管理されるとしたら、
部下はたいへんですね。


medical attention は?―🚑―#つぶやき英単語 1511

(2022.2.1)

どこの国の言葉でもそうでしょうけれど、英単語も使われ方でいろいろな意味になりますよね。
でも、意外とその中の一つの意味で覚えている場合も有って、ちょっと違った使い方されると戸惑うことがあると思います。

medical attention は『治療』と言う意味で、そんなに難しいことはないのですが、
実は僕は attention を『注意、注目』と言う意味で覚えていたので、これを最初に見たときに、ちょっと意味を誤解しそうになりました。まあ文脈で分かったんで良かったんですけれど。
attention には『世話、手当』のような意味もあり、medical attentionではこちらの意味になるわけですね。
(単語一つを覚えたら、そのいろいろな使い方を理解するのが大切だと思います。)

🚑

使ってみましょう。
If the COVID-19 case numbers increases further, someone can’t get the proper medical attention.
「COVID-19の患者数がこれ以上増えたら、誰かが適切な治療を受けられなくなります」
これ実話なのが怖いところですよね。

intermittent fasting は?―🍰―#つぶやき英単語 1507

(2022.1.28)

intermittent fasting は、訳語としては『断続的断食』あるいは『間欠的断食』となり、ダイエットや健康のために行われるものです。
例えば、一日のうち夕食後から16時間は食事を断ち、後の8時間は食事をとるのが、このintermittent fasting の方法の一つになります。

ここで、intermittent は『断続する、間欠性の』の意味です。
(intermittent hot spring なら、時々お湯が噴き出す温泉、つまり『間欠泉』のことです。)

また、fast が『断食する』の意味の動詞なので、fasting は『断食(すること)』です。

このintermittent fastinのことを、オンライン英会話のレッスンでトレイナーと話す機会が有りました。
実は、そのトレイナー自身が断続的断食を実践していて、午前中は食事をしないのだそうです。
In fact, the trainer herself is practicing intermittent fasting and doesn’t eat in the morning.

これやると、当たり前かもしれませんが、やせるそうです。
ちょっと、試してみようかと思ってしまいました。

英語で「黙とう」は?―😔―#つぶやき英単語 1503

(2022.1.24)

『黙とう』を和英辞典で調べると、silent prayer と出ています。
prayer は『祈り』ですね。

『黙とうをささげる』ということになると、
observe a silent prayer や offer a silent prayer のようにsilent prayer を含んだ言い方ができます。
また、observe a moment of silence やpray silently のようにも言えるそうです。

🇹🇴

At the rugby game held in Kumagaya on January 23, we had a moment of silence before the game to show solidarity with the people of Tonga who were affected by the eruption. A fund-raising event was also held at the venue. I hope that those activity will be some help for the Tongan people.

1/23に熊谷で行われたラグビーの試合では、試合前に噴火の被害を受けたトンガの方たちに連帯を示すために黙とうの時間がとられました。
その会場では募金活動も行われましたが、このようなことが少しでもトンガの人々の助けになればいいと思います。