英語で「五月病」 は?-💙-つぶやき英単語 1633

(2022.5.30)

『5月病』をWeblioや英辞郎やで調べるとMay blues と出てきます。
blues が『気のふさぎ、憂鬱』ということですね。

でも、5月病って4月に新生活が始まる日本だからこそのものではないでしょうか。
なので、日本の事情を知らない人には、May blues =5月の憂鬱というだけでは伝わらない部分があると思われます。

例えばWeblioの説明のように
blues experienced by college freshmen or workplace recruits shortly after beginning school or work
「新入生や新入社員が学校や会社が始まってしばらくして感じる憂鬱」
のように言って、
Most schools and companies in Japan begin in April.
「大部分の日本の学校や会社が4月に始まる」ことを付け加えれば理解してもらえるのではないでしょうか。

5月に調子が出なかった人も、そろそろエンジンがかかってくるかもしれません。
もう5月も終わっちゃうので、6月は笑顔で過ごせるといいですね。

英語で「陰キャ、陽キャ」は?-👥-#つぶやき英単語 1631

(2022.5.28)

この頃、
おとなしくて内向的なキャラクターの人を『陰キャ』、
活発で外向的な人を『陽キャ』と言ったりしますね。

こういう言葉は、まだ辞書に載るほど定着していないですけど、
ネットを見るとそれなりに「英語でこう言う」というのが出ています。

英語では introvert が『内向的な人』という意味で、陰キャに近いようです。
『内向的な』の意味の形容詞は、このままのintrovertintroverted です。

反対の extrovert が『外向的な人、外向的な』の意味で、陽キャに当たるということです。extroverted でも『外向的な』の形容詞になります。

例文です。
She’s a bit of an introvert, while her boyfriend is an extrovert.
「彼女はちょっと内向的な人だが、彼氏の方は外向的だ。」

まあ、いろんなタイプがいるから世の中面白いんじゃないでしょうかね。


Cabbage Patch Kidsは?-🥗-#つぶやき英単語 1623

(2022.5.20)

Cabbage Patch Kids というのご存知ですか?
これ「キャベツ畑人形」といって、昔、日本でもブームになった人形です。
(ブームは1983年だそうです。)
キャベツ畑から子供が生まれる?という設定で、一つ一つ顔の違う人形らしいです。
買うんじゃなくて、養子縁組するんですって。
(今でもAnazon とかで探せるみたいなので、興味が有ればどうぞ)

でも、今日したいのは人形の話では無くて、単語の話です。
この人形の名前から考えて、cabbage patchが『キャベツ畑』ということですね。 

patch は『(耕作した)小地面,一区画』の意味があり、まあこれが『畑の区画』ということですね。
なので、cabbage patch は『畑のキャベツ区画』とかですけど、簡単に言えば『キャベツ畑』で間違えじゃありません。

patchの語源は「一片」の意味の古期フランス語だそうです。
その流れで、patch には『つぎはぎ(用のあて布)、眼帯、ばんそうこう』などの意味が有ります。パッチワークのpatch ですしね。

最近、近所の畑の一角にキャベツを見かけました。
Cabbage Patch Kids は居ませんでしたけどね。

batonは?―🪄-#つぶやき英単語 1617

(2022.5.15)

baton バトン と言ったら何を思い浮かべますか?
リレーで渡すバトンや、バトントワリング(baton twirling)ですかね。

辞書で baton の訳語として出てくるのは
『(リレー競技の)バトン、
 (マーチングバンド)のバトン、
 (音楽の)指揮棒、
 (元帥などが持つ)司令杖、
 (警官などの)警棒』
などです。

バトンを渡す人のイラスト(運動会)

日本語でバトンと言っているものは分かりやすいのですが、
警察が使用する警棒なども baton なのですね。

実際に最近のニュースの中でも警棒=baton が使われていました。

Israeli police baton charge mourners at Palestinian journalist’s funeral
「パレスチナ人ジャーナリストの葬儀で、イスラエル警察が弔問客に警棒を使用」

そもそも、batonの語源は「棒,つえ」の意味のフランス語だそうです。
なので、英語ではいろいろな「棒」がbaton と呼ばれているのでしょうね。

platinum jubilee は?-💍-#つぶやき英単語 1609

(2022.5.7)

platinum jubilee という言葉がBBCのニュース記事のタイトルに出ていました。

Prince Harry and Andrew will not join other royals on Buckingham Palace balcony for Queen’s Platinum Jubilee celebrations

「ハリー王子とアンドリュー王子は、女王の在位70周年記念祝典(Platinum Jubilee)でバッキンガム宮殿のバルコニーに集う王族に加わらない模様」

Platinum Jubileeは『70周年の記念式典』だそうです。
platinum は『プラチナ、白金』、Jubilee は『(区切りの年の)記念祭, 祝祭』のことです。

つい最近、golden anniversary 『50周年記念日(記念祭)』について書いたのですが、
同じ意味で golden jubilee という言い方もされます。

他に、silver jubilee が25周年、diamond jubilee が60周年の記念式典だそうです。

ロイヤルファミリーも、何かあると報道されるので、なかなか大変ですね。
(平民で良かったかも)

shun は?-😒-#つぶやき英単語 1606

(2022.5.4)

オンライン英会話のレッスンで出てきた shun という単語を知らなかったので、質問しました。

説明してもらって avoid 『避ける』の類義語と分かったんですけれど、後で辞書でも確認しました。

Oxford の辞書サイトでの説明
shun (TRANSITIVE VERB)
Persistently avoid, ignore, or reject (someone or something) through antipathy or caution.  
となっており、訳せば
shun (他動詞)
反感や警戒心から、(誰かや何かを)しつこく避けたり、無視したり、拒絶したりすること。」 ということです。

shun の発音は ʃʌ́n (シャン)です。
たった4文字ですが、英検だと1級ぐらいで出てくる単語らしいです。

まあ、でも出会った時が覚え時なので、
avoid『避ける』、ignore『無視する』、reject 『拒絶する』と合わせて覚えてしまおうじゃないですか。ついでにpersistently『しつこく』も。

例文で締めます。
She does shun that light-mouthed girl these days.
「彼女は最近、その口が軽い女の子を敬遠している」
He shunned meeting his fans privately.
「彼はプライベートで彼のファンに会うことを避けていた」

run in the family は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1603

(2022.5.1)

今日の表現 run in the family

~ run in the family は『~が家族に遺伝している』という意味の表現です。

カルガモの親子のイラスト

dictionary.cambridge.orgのサイトでの説明では、
If a quality, ability, disease, etc. runs in the family, many members of the family have it:
「ある資質、能力、病気などが run in the family するということは、その家族の多くがそれを持つということ。」

なので run in the family という表現は、遺伝するなら能力でも病気などでも、良い悪いに関係なくこの表現を使っていいようです。

例えば、こんな感じでしょうか。
Stubbornness runs in your family, doesn’t it?
「頑固さは君の家系の遺伝なんじゃないの?」
No, I should say that strong willpower runs in my family.
「いや、強い意志力がうちの家系の遺伝だというべきでしょう。」
(このうちの人はみんな本当に頑固なのかも・・・)

golden anniversaryは?-🥇-#つぶやき英単語 1598

(2022.4.26)

golden anniversary はどんな意味でしょうか?
「金の、金色の」とは関係があるような無いような・・・。

golden anniversary が『50周年記念日(記念祭)』だそうです。
この場合の形容詞のgolden は『50年目の』の意味になんです。

これで、golden wedding (anniversary) といえば、
結婚して50年目のお祝い『金婚式』のことです。

ちなみに、silver は「銀の、銀色の」ですが、これにも『25 年目の』の意味があり、silver wedding (anniversary) なら『銀婚式』になります。

手をつなぐ老夫婦のイラスト

例文です。
My wife and I have completed our silver wedding anniversary, but our golden anniversary is a long way off.
「私と妻は銀婚式を終えましたが、金婚式はまだまだ先です」

お互い健康で、仲良く一緒に居られるなら、それが一番の幸せだと思います。


bereaved family は?-😿-#つぶやき英単語 1592

(2022.4.20)

NHK WORLD-JAPANの英語ニュースで
bereaved family 『遺族』という表現を使っていました。

そのニュースのウクライナのレポートで、戦死した人の遺族が出てたので・・・。

病気などで人は必ず死ぬので遺される人が出るのも仕方がないことですが、
でも戦争でたくさんの人が亡くなる状態は何とかできるんじゃないでしょうか。

一刻も早く戦争を止めてもらいたいと思います。

遺影で使われる額縁のフレーム素材

bereave が『奪う、失わせる』の意味の動詞で、
bereaved が『肉親に先立たれた、あとに残された』の形容詞です。
the bereaved でも『あとに残された人、遺族』の意味になります。

The grief of the bereaved families was palpable.
「遺族の悲しみが伝わってきた」

英語で「挑発」は?-🤪-#つぶやき英単語 1588

(2022.4.16)

『挑発』を英語で何というでしょうか?

和英辞典で『挑発』を調べると provocation と出ていました。

これを使った例文です。
Their menace and provocation triggered the conflict.
「彼らの威嚇と挑発が紛争の引き金となった」
( menace 威嚇 については最近書いたばかりです→No.1586) 

変顔のイラスト

関連する語として
動詞の provoke 『挑発する』や、形容詞の provocative『挑発的な』が挙げられます。

例文です。
Never try to provoke us.
Or, you will pay for your provocative attitude.
「私たちを挑発しようとするな。
さもないと、その挑発的な態度の代償を払うことになるぞ」

挑発的な態度をとって、あまりいいことはないと思います。
争いを起こすよりも、納める方が大変ですからね。