善玉菌、悪玉菌と日和見菌―🦠―#つぶやき英単語 1338

(2021.3.15)

はたらく細胞というアニメで、
善玉菌、悪玉菌と日和見菌というのが出ていました。

人の体に有益な働きをする乳酸菌などの『善玉菌』は、
英語でもgood bacteria でいいんですね。
他に friendly bacteria とも言うようです。
(細菌は単数形がbacterium で、複数形がbacteriaです。)

これに対し、
病気や食中毒の原因となる『悪玉菌』は bad (unfriendly) bacteria と言います。
『病原菌』という意味では、pathogenic bacteria または pathogen という言い方も有ります。

💊

上のどちらにも入らない細菌でも体が弱った場合に悪い作用を及ぼすことが有ります。
このように時として病気を起こすような細菌『日和見菌』を、opportunistic pathogen と言います。

ちなみに、 opportunistic は『日和見性の、ご都合主義の』の意味の形容詞で、
医療関係では他にもoppotunistic infection 『日和見感染』などの言葉も有ります。
これは人を形容するのにも使われ、例えば
opportunistic politician なら『日和見主義の政治家』です。

💊

善玉菌、悪玉菌というのは正式な医学用語というわけではないそうですが、
確かに腸内などの細菌の働きが健康に影響するのは確かです。
ぜひ僕のおなかの中の善玉菌には頑張ってほしいので、ヨーグルト食べて乳酸菌の増援を送ろうかと思います。

amusia は?-♬―#つぶやき英単語 1319

(2021.2.5)

amusia を英和辞書で引くと『失音楽(症)、音痴』などの訳語が出てます。
使い方にもよるのでしょうが、ただの音痴というよりは病理的な意味合いを
持った言葉のようです。
Wiktionary の説明は
amusia = The inability to comprehend or respond to music.
「 音楽を理解したり反応したりすることができないこと」
となっています。

amusia の語源は、ギリシャ語やラテン語の「歌(ハーモニー)が無い」というような意味の言葉らしいですよ。

👨‍🎤


『音痴』のことをtone deaf とも言いますが、必ずしも耳の問題ということでは無いらしいです。音楽はちゃんと聴けていても、音程やリズムを再現できないということはあるわけですね。

僕の私見ですが、「自分は音痴」と思っている人のうちの一部は、ただ歌い慣れていないだけで、ちょっと練習したらうまくなるんじゃないでしょうか。
実際にamusiaというようなレベルでしたら、専門家のアドバイスや治療が必要かもしれません。

Sounds of tinnitus -🙉-#つぶやき英単語 1310

(2021.1.24)

tinnitus 『耳鳴り』がどんな音か、経験者に聞くといろいろな答えがあるらしいです。

”People who experience tinnitus describe hearing different and sometimes variably changing and intertwining sounds like ringing, hissing, roaring, crickets, screeching, sirens, whooshing, static, pulsing, ocean waves, buzzing, clicking, dial tones and even music.”   Sounds of Tinnitus 

「耳鳴りを経験した人々は、様々に異なり時には大きく変化したり絡み合ったような音を聞いたと表現しています。それは、ringing 鳴り響く音、hissing シーというようなヒス音、roaring うなり声、とどろく音、crickets コオロギの声、screeching 金切り声、sirens サイレン、whooshing ヒューという音、static 静的な音、static 脈動する音、ocean waves 海の波音、buzzing バズ音、clicking クリック音、dial tones 電話の発信音、そしてmusic 音楽のような音の場合まであります。」

🙉

一口に耳鳴り tinnitus と言っても、英語の音表現がいろいろ出てきてて、一様ではないことが分かりますね。

僕も、けっこう耳鳴り人なんですが、音はセミの声 Buzz of cicadas って感じです。

cold turkeyはあの人に―🍗-#つぶやき英単語 1296

(2020.12.27)

クリスマスから何日もたったから、
もしその時のturkey 七面鳥の料理が残っていたら、冷蔵庫の中で冷たくなっちゃってると思いますけど。
(これならチンしてくれたら僕が片付けますけど、おなかの中に)

cold turkey には、
『(薬物などへの)依存習慣を急に断ち切ること』の意味があるんですね。
また、『禁断症状で起こる鳥肌』のことも意味するというか、こちらが言葉の由来何でしょう。

🦃

あの人のことを思い出しました。
だいぶ前ですけど、アメリカでは大統領が turkey 七面鳥に恩赦を与えるというしきたりが有って、その年はAbeという七面鳥が助かったというニュースが流れてました。
(読み方はたぶんエイブですけど)

何にでも中毒ってものがあって、
権力中毒は、何をしてもの許されるという感覚麻痺を起こす病気だと思うんですよ。
人には厳しいルールを強いる立場にいながら、自分たちは適用外みたいな感覚は、病気じゃなきゃ持てないはず。
これが怖いのは、社会に毒素をまき散らし、集団や社会を病気にしかねないところです。

お願いしたいのは、
間違いが有ったら、トップとしてそれを認めてきちんと謝罪すること。
そして責任を取ること。
鳥肌が立つほどの禁断症状だろうと、権力を離れていただきたい。
それが、これからの世代のために、教訓になり、先例になるはずですから。

関連投稿→Abeに恩赦を 

Santa and the reindeer 2020-🎁―#つぶやき英単語 1289

(2020.12.19)

クリスマスが近いので小噺を一つ。

🎅

Santa and Rudolph the reindeer 2020

Santa: HO HO HO・・・ I don’t want to go deliver this year.
Rudolph : What?
Santa: Because of COVID. I’m an old man, so at high risk.
Rudolph: Uh, but I heard Santa is immune to the new coronavirus, so you can ….
Santa: Who ?!  Who is the idiot who say that unscientific crap?
Rudolph: W H O.

サンタ:HO HO HO・・・ 
    わし、今年配達行きたくない。
ルドルフ;えー!?
サンタ:COVIDのせいじゃ。わし高齢者じゃからリスク高いし。
ルドルフ:ああ、でもサンタさん新型コロナの免疫あるって聞いたよ。
    だからなにも・・
サンタ:誰じゃー!?
    そんな非科学的なたわ言をほざくのは誰じゃ?
ルドルフ:W H O

日本語にしたら落ちがつかないという・・・・。
何かと落ち着かない2020年の年の瀬ですが
くれぐれも例の病気にはご用心を。

hazel は?-🌰―#つぶやき英単語 1276

(2020.11.28)

あるtweet を見て、目の色でヘーゼルというのは、どんななのか気になりまして
調べました。

ヘーゼル hazelはそもそも木の名前で、和名では『榛(ハシバミ)』というそうです。
辞書には、カバノキ科の落葉低木。
実は食用と書いてあります。ヘーゼルナッツ hazelnutですね。

🌰

で、ヘーゼルナッツの表皮のような色を指してhezel と言うのですと。
hazelは薄茶色っぽい色で、日本語なら『榛色(はしばみいろ)』です。

hazelは形容詞としては、主に目の色を表すのに使われるようです。
それはシェークスピアの「ロミオとジュリエット」の中でhazel eyes という表現が有ったことが始まりらしいのですよ。
(因みに、この作品の中のhazel eyes の持ち主は、ロミオでもジュリエットでもないんでうす。)

あまり知り合いには、hazel eyes の人はいないですね。
こんな瞳の人に見つめられたら・・・
いらない心配か。

NCIS名物 Zivaの言い間違え 3 – 青っ恥?―🙈―#つぶやき英単語 1270

(2020.11.19)

ドラマNCISの中で、イスラエル出身のZivaが英語で言い間違えするお約束の場面で
字幕はかなり英語の直訳とは離れた感じになってることが多いみたいです。
そうじゃないと通じないですもん。

例えば、Season3, Episode4 の5:00ぐらいでのせりふ。
字幕では
Ziva;青っ恥かいた。
McGee:青っ恥?
Tony : 赤っ恥だろ。
なんですけど、当然ながらBlueとかRedとは言ってないです。

🙈

Ziba は、「青っ恥かいた」のところで
I feel like a donkey’s butt. と言ってるようです。
「ロバの尻みたいだわ」????

これは、I feel like a horse’s ass. の言い間違えだと思われます。
horse’s ass は直訳なら馬の尻ですけど、『ばかな人』の意味なんですね。
英辞郎にも出てます。
だから「私、ばかみたい」的なことなんです。

ass には「ロバ」という意味もあるんで、そういった意味も知った上での間違えなのかもしれません。さすが、Zivaさん。

(僕の日本語耳で聞いたんで、間違ってたらごめんなさい。)

🙉

まあ、Zibaの言い間違えはギャグで入ってるわけですけど、
ちょっと親近感かな。

英語で無精ひげは?-👹―#つぶやき英単語 1261

(2020.10.31)

『無精ひげ』は stubble というのですね。

His chin looked blue with stubble.
彼のあごは無精ひげで青く見えた。

『無精ひげの生えた』なら
stubble-faced とか ill-shaven などの言い方があるようです。

This stubble-faced man is the suspect on the run.
この無精ひげの男が逃走中の容疑者だ。

なんか週末って、ひげそらなかったりするんですよ、僕は。

ulcerative colitis and resignation-📰-#つぶやき英単語 1232

(2020.8.29)

オンライン辞書のWeblioで、
2020年8月29日にみんなが調べた急上昇ワードとして
ulcerative、colitis、resignation
が出てました。

ulcerative が『潰瘍性の』で colitisが『大腸炎』なので
ulcerative colitis で『潰瘍性大腸炎』です。

resignationは『辞任』ですね。

📺

安倍首相の辞任表明のニュースが、辞書サイトにも影響してますね。
やめるまでにきちんと説明してほしいことも有りますが、
持病のある中、ここまで政治の難しいかじ取りをしてきたということに関して、
まずはお疲れさまと言いたいと思います。

上のツイートでも病名 ulcerative colitis が出てますね。
Japanese leader Shinzo Abe has long suffered from an intestinal condition called ulcerative colitis
「日本の安倍晋三首相は、潰瘍性大腸炎と呼ばれる腸の病気に長年悩まされてきました」

コロナ関連:blood plasma treatmentは何?- 💉-#つぶやき英単語 1230

(2020.8.27)

blood plasma って、なんかかっこいい響きですが、必殺技とかではありません。
これで『血漿(けっしょう)』です。
なので blood plasma treatment は『血漿療法』です。

💉

血漿 (blood plasma または単にplasma)は血液の60%程度を占める黄色がかった液体成分で、血液細胞を運搬する役目を担うものです。

新型コロナウィルス感染症の治療に、回復した人の血漿 plasmaを利用する血漿療法がニュースになっていました。

🇺🇸

US approves use of blood plasma treatment on coronavirus patients
「米国がコロナウイルス患者への血漿治療の使用を承認」

The US Food and Drug Administration (FDA) has given emergency authorisation to use plasma to treat Covid patients.
「米国食品医薬品局(FDA)は、新型コロナの患者の治療に血漿を使用することを緊急に認可した。」

回復者の血漿中にあるコロナに対する抗体を利用して治療するという考え方ですね。
緊急承認されたのは、多くの患者がいる米国の状況から言えば当然かもしれません。
実際にどれくらいの効果があるかは、これからデータが増えていけばはっきりしてくると思います。

コロナ関連の言葉まとめ