chime in は?―🔔―#つぶやき英単語 1519

(2022.2.9)

chime in というイディオム、どんな意味かご存知ですか?

chimeという単語は、チャイムとして日本語にもなっており、
名詞としては『(調律した)ひと組の鐘、鐘楽』、『チャイム(の音、装置)』や
『旋律、調和』などの意味が有ります。

これ動詞にもなって、『(鐘を)打つ、奏する』のような他動詞の用法もありますし、
『チャイムが鳴る』のような自動詞としての使い方も有ります。

自動詞としては、chime with ~の形で『(ものが)~と調和する』という意味でも使われます。

🔔

で、chime in なんですが、
『(歌などに)合わせる、(~と)調和する』や『同意する、相づちを打つ』などの意味があります。
これに加えて、『話に割り込む』と言う意味も辞書に出てるのですよ。
ただ、この意味でも、同意しながら横から口を出すような場合に用いるのが適当だと考えられます。

例えばこんな感じかと、
When we were talking bad about our boss, Tom chimed in.
「ボスの悪口を言っていたら、トムが口をはさんできた」

トムも上司の悪口を相当言ったんじゃないかな。

関連)For Whom The Bell Tolls は?

invictus は?―🏉―#つぶやき英単語 1517

(2022.2.7)

今さらですが、2009年作の「インビクタス/負けざる者たち」という映画をAmazon Prime で見ました。南アフリカでのラグビーワールドカップとマンデラ大統領の関りが描かれていて、なかなか良かったです。
(南アフリカの代表チーム Springboks とニュージーランドのAll blacks の決勝戦、こんな展開だったのか!)

このinvictus という単語、辞書サイトWeblioで調べると日本語訳が出てないんですよ。(映画の解説は出てるんですけど)

唯一、Weblioに含まれているWictionary の英英での説明で、
invictus の類語がいくつか出ていましたので、それをお勉強しとこうと思います。
意味は、1と2に分かれていて
1) unconquered=征服されない
   unsubdued=支配されていない
2) invincible=征服できない、無敵の、頑強な
   undisputed=意義のない、明白な
   undefeated=無敗の

映画のサブタイトルに「負けざる者たち」とあるように、
征服されない、負けない、というような意味なんですね。

ただ、invictus という単語の良く分からないのは、ろくに辞書に出ていないのに
映画だけでなく、音楽や小説のタイトルになっているらしいということです。
何でなんでしょうか。

結論は無いんですけれど、まあ、ついでに類語もチェックできたから
よしとしておきましょう。

関連) Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428

英語で「塗り絵」は?―🖍―#つぶやき英単語 1515

(2022.2.5)

線画に色を塗って楽しむ『塗り絵(ぬりえ)』は
英語では何と言うでしょうか?

coloring という単語は広く『着色、彩色(すること)』を表しますが、
文脈によってはこれが『塗り絵』ということになります。
例えば、do coloring が『塗り絵をする』の意味になります。

例文です。
My children like coloring.
「私の子供たちは塗り絵が好きだ」

色を塗るための線画の『塗り絵』は line for coloring で、
『塗り絵(帳、の本)』は coloring book です。

また、子供の知育用に番号に従って色を塗る『塗り絵』があるそうで、
これは color by number と呼ばれるようです。

🖍


このごろ、書店では大人用の塗り絵もおいてあるようですね。
スマホいじっているよりは、色塗ってる方がリラックスできるかもしれませんね。

Even adults can enjoy coloring books.
「大人での塗り絵は楽しめます」


「二番目に重要な役 」の英語は?―✌―#つぶやき英単語 1487

(2022.1.9)

演劇や劇映画で、脇役も重要であることは言うまでもありませんね。
では、二番目に重要な役という意味の英単語をご存知ですか?

✌

deuteragonist は、この『二番目に重要な役、脇役』を意味する単語です。
もともとギリシャ古典劇についての用語で、second actor を意味するギリシャ語が語源だそうです。
deuter-が「二番目の」で、agonistには「闘士、参加者」の意味が有ります。

🎲

これに対する『一番重要な役、主役、主人公』に当たる単語は protagonist です。
これも、語源はfirst actor に当たるギリシャ語ということです。
prot-が firstに意味に当たります。

protagonist は、演劇を離れて
主義・運動などの主唱者,指導者の意味でも用いられます。

🥉

また、tritagonist という単語も有って、
ギリシャ古典劇 などで『三番目に重要な役』の意味になります。

使ってみます。
He is not the protagonist but the deuteragonist in that story.
「その物語で彼は主人公ではなく、副主人公です。」

Manic Monday のmanic は?―🌝―#つぶやき英単語 1440

(2021.10.18)

若い時はいろいろ吸収力があったのか、あの頃、何となく流れているのを聞いていて覚えた曲がいくつもあります。

最近、The Bangles のManic Monday という曲をたまたま聴いて、「懐かしい」と思ってしまいました。
これ、1986年の曲なんですね。Prince が作ったんですか、へえ。

このManic Mondayのタイトルにある manic を辞書「英辞郎」で引くと、
まず『躁病の』という訳語が有って、その次に『熱狂的な、とても興奮した、大忙しの』の意味が出ています。
さすがに、曲名に病気関係はないので、当然ながら後の方の意味になりますね。

今まで歌詞の内容も分からずに聴いてたんですけど、
このManic Mondayというタイトルは「慌ただしい月曜日」ということで、
日曜日を恋人と楽しんだ女性が月曜日に慌ただしく仕事に行く気持ちを歌ってるようです。

サビでは、
It’s just another manic Monday
「またいつもの慌ただしい月曜」
という歌詞が繰り返し出てきます。

I wish it was Sunday「今日が日曜だったらよかったのに」
みたいなことも言ってるので、
「うん、うん、分かるよ」と思うのですけれど、この曲の女子と僕とでは大違いです。
とにかくポップな曲にのっているので、この女性は慌ただしい月曜日の中を元気に走っていく感じです。なんかうらやましい。
僕なんかだと、どよーんとした感じで月曜始まるんでね。

でも、今日はManic Monday を脳内再生して、朝から飛ばしていこうかな。
今週も頑張りましょう。

On your marks は? ―🏃‍♂️-#つぶやき英単語 1410

(2021.8.29)

この頃、The Great British Bake Off というパンや焼き菓子を作るコンテストの番組をAmazon Prime でよく見ています。(今、第4シーズンまで見たところです。)

その中で、各テーマのベーキング競技の開始時には、司会の女性2人組が
On your marks. Get Set. Bake!
と決まり文句を言っています。
これは、「位置について、ヨーイ、ベーク!」 ということなんですね。 

普通、短距離走などの時なら
On your marks. Get Set. Go!
「位置について、ヨーイドン!」 という所を、
Bake!「焼け!」に変えているわけです。

🎂

The Great British Bake Offは、2010年ごろからやっているシリーズなので
ご存知の方は多いかもしれません。

この番組、ドラマとか映画より英語をしゃべっている時間が長いので、
英語を聞く練習にはかなりおススメじゃないかと思います。
(欠点は、パンとかケーキとか食べたくなること。
ダイエット中の人には目の毒かも。)

形容詞のsignatureは?―🍰―#つぶやき英単語 1407

(2021.8.24)

signature は一般的には『署名、サイン』などの意味の名詞として使われます。

ただ形容詞として用いられることもあるようです。
現に、英辞郎を見ると『特徴的な』という訳語が出ています。
これは、署名のように特徴を表すものに対して使われる表現なんですね。

例えば、the signature dish of the restaurantというと
「そのレストランを特徴づける料理(そのレストランの看板料理)」の意味になります。

The Great British Bake-Off というアマチュアが焼き菓子やパンを作るコンテストの番組を見ていたら、この形容詞のsignatureが使われていました。

Please make your signature cake.
「あなた自慢のオリジナルケーキを作ってください」
のようなこと言っていました。(正確には覚えてませんけど)
これは your original cake でもいいのかもしれませんが、
signature の方が「自分の特徴を表す、名刺代わりの」的な感覚に近いのかと思います。



bake-off は?―🍞―#つぶやき英単語 1406

(2021.8.20)

この頃、Amazon Prime Video で The Great British Bake-Off という番組を見ています。
パンやケーキなどを作るアマチュアのコンテストの番組なんですけど結構面白いです。

🧁

このタイトルのbake-off という単語を知らなかったので、辞書で調べました。
英辞郎では『パン焼きコンテスト』との訳語になっています。

Oxford dictionary だとbake-off の定義は、以下のようです。
A contest in which cooks prepare baked goods such as bread and cakes for judging.
「複数の料理人がパンやケーキなどを焼く食べ物を作って評価を受けるコンテスト」

また、Merriam-Websterでは、bake-off という言葉は
used for a public contest for amateur cooks in which contestants must prepare and bake their entries within a stated time
「決められた時間内に準備して焼き上げる、アマチュア料理人の公開コンテストに使用される」
と説明されています。

何にしても、この番組のようにパン、ケーキなどを作って競うコンテストが、bake-off ということで間違いないと思います。

cook-off という言葉も有って『料理コンテスト』の意味になるそうですから、
他にも同じような -off のついた言葉があるのかもしれません。
ただ、そもそも何で-off がついてコンテストの意味になるのかは辞書見ても、今のところよくわかりません。すみません。

この番組は、生の英語がたくさん聞けるので、英語を勉強している人にはおススメです。
(ただ、僕はなんやかや字幕見ちゃってるので、エラそうなことは言えないんですが・・・)

ただ、この番組見るとケーキとかタルトとか食べたくなるかもしれませんので、
ダイエット中の方のご視聴は自己責任でお願いします。

Harry Potter と Olympic に関係する単語 ―🔥―#つぶやき英単語 1395

(2021.7.23)

今日は、ハリー・ポッター と オリンピックに関係する単語の話。

「ハリー・ポッターと賢者の石 Harry Potter and the Philosopher’s Stone」で、
ダイアゴン横丁のシーンは、初めて魔法世界に足を踏み入れるハリーとともに読者もその世界にひきこまれる感じでとても魅力的だと思います。

その魔法の街の入り口になるパブ兼宿屋の名前が
「漏れ鍋」Leaky Cauldron です。

leaky は『漏れる、漏れやすい』という形容詞ですね。
cauldron は『大釜、大鍋』で、魔女が怪しげな薬を造るときに使っているイメージが有ります。

🔥

で、急にオリンピックの話なんですけど、
2021年7月23日、今日はこの「歴史的な」東京オリンピックの開会式ですね。

ここで注目されるのが『聖火台』。
辞書で調べると、Olympic cauldron と出ていました。

Leaky Cauldron の cauldron と同じ!
なんと、東京オリンピックとダイアゴン横丁は、cauldron つながりじゃないですか。
まあ、聖火台もいろんなデザイン有りますが、大釜と言われれば、そんな形ですからね。

🔥

とりあえず、いろいろいろいろ有って開幕のオリンピックですが、
やるからには、世界にポジティブなメッセージを発してほしいと思います。

Olympic cauldron 聖火台 への点火が、「純粋なスポーツの世界」への入り口になりますように。

(これ以上、ネガティブなことが起こりませんように。
 あんまり不手際が目立つと、Olumpic cauldron 聖火台というよりLeaky cauldron 漏れ鍋だとか言いたくなっちゃいますから)

スパンコールは〇〇〇訛りだって―✨―#つぶやき英単語 1379

(2021.6.22)

アメリカの国歌のタイトルの The Star-Spangled Banner は
直訳すると「星がちりばめられた旗」ですが、一般的には「星条旗」と訳されています。
(ただ、星条旗にはStars and Stripes という言い方も有って、
 星=Stars で、 条(縞模様)=Stripes だから、こちらの方が直接的な訳語です。)

Star-spangled の spangle という単語を辞書で調べると、
『スパンコール、ぴかぴか光るもの』や
『ぴかぴか光る金具を付ける、ぴかぴか光らせる、ちりばめる』の意味だそうです。

スパンコール、派手な衣装についているキラキラしたやつ、は spangle だったんですね。

✨

でも、じゃ何で日本語ではスパンコールと言うのでしょうか?
例えば、同様の言葉でもフランス語とかが日本に先に入ったのなら、読み方違っても不思議はないですが・・・。
ちょっと調べたんですけど、スパンコールは他の言語から来ているのではなさそうで、実際に spangle から来ているらしいのですよ。

ではなぜ spangle がスパンコールになったのかですが、
唯一見つけた答えは
「スパンコールは spangle の日本語訛り」ということです。
答えになってるのかは分かりませんが、Wikipediaに書いてありましたので、
そういうことなんでしょう。