salvage は?-🚢-#つぶやき英単語 1626

(2022.5.23)

『(ダイバーによる沈没船の)引き揚る作業』を salvage というのですね。
これは『(沈没船を)引き揚げる』の意味の他動詞としても使えます。
salvage の発音はsǽlvidʒ サルヴィジに近く、日本語風発音のサルベージとは異なります。

沈んだ観光船の引き揚げに関するニュースでも、この単語 salvage が使われていました。

Divers begin descent for salvage of sunken Hokkaido tour boat
「沈没した北海道観光船の引き揚げのため潜水士が降下を開始」

salvage の語源は、「救助」の意味のラテン語だそうです。

なので、salvage は『(海難・火災・災害などでの)船舶・家財救出。人命救助』の意味でも使われ、このような場合の『救助する』の動詞としても使用されます。

また、salvage には『廃品・廃物利用(回収)』の意味も有り、『廃物を利用する』の動詞にもなります。
例えば、salvaged wastepaper なら『古紙回収紙』です。
(そのままなら捨てられてしまうものを回収して利用するのは、ある意味で物の命を救っているようなものなので、まあ意味として違和感はないと思います。)

Wild Knights’ proverbs -⚔-#つぶやき英単語 1625

(2022.5.22)

ラグビーリーグワンのプレイオフ準決勝
「埼玉パナソニックワイルドナイツ vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」を
秩父宮ラグビー場で見てきました。

ワイルドナイツ 勝ちました。強い。

クラッカー 絵文字



ラグビー観に行くと、レプリカジャージとかロゴ入りのタオルとか、いろいろグッズ売って、こういうのを買うのもファンの楽しみの一つですね。
今回は僕も少し買い物して、ワイルドナイツのロゴ入りのクリアファイルをおまけでもらいました。

このクリアファイルに、ことわざ(proverb)のような英語がいくつか書いてあったので、それをご紹介したいと思います。

ACTIONS SPEAK LOUDER THAN WORDS
「行動は言葉より雄弁である」
   ラグビーでも何でも、言葉のコミュニケーションは重要ですけれど、
   行動やプレイで語るという方が説得力はあります。

SHARPEN THE SWORD
「武器を磨いておけ」
   自分の技術や能力を向上させる努力が大切ですね。

KEEP THE DREAM ALIVE
「夢を追い続けろ」
   夢に向かって努力を続けることが大切でしょう。

来週は、東京サンゴリアスとの決勝戦になります。
僕も野武士軍団の闘いを見届けます。

英語で「いいカモ」 は?-🏹-#つぶやき英単語 1624

(2022.5.21)

簡単にだまされるような人を『いいカモ』と言いますが、これは英語では何と言えばいいでしょうか?

easy mark という言い方が有ります。

mark はいろいろな意味を持つ単語ですが、『標的、的』の意味も有ります。
なので、easy mark と言えば、本来は『簡単に命中させられる的』のことです。
これが比喩的に、『(簡単にだませる)いいカモ、お人よし』の意味でも使えるということですね。

弓道のイラスト(女性)

また、sitting duck はでも、直訳なら「座っているカモ」ですが、
これは文字通りな感じで『いいカモ』の意味になります。

例文です。
He was an easy mark for the gamblers.
「彼は賭博屋たちにとって、いいカモだった」

He considered the tourists as nothing more than sitting ducks.
「彼は、旅行者をいいカモとしか思っていなかった」

世の中悪い人もいますから、気をつけましょう。

Cabbage Patch Kidsは?-🥗-#つぶやき英単語 1623

(2022.5.20)

Cabbage Patch Kids というのご存知ですか?
これ「キャベツ畑人形」といって、昔、日本でもブームになった人形です。
(ブームは1983年だそうです。)
キャベツ畑から子供が生まれる?という設定で、一つ一つ顔の違う人形らしいです。
買うんじゃなくて、養子縁組するんですって。
(今でもAnazon とかで探せるみたいなので、興味が有ればどうぞ)

でも、今日したいのは人形の話では無くて、単語の話です。
この人形の名前から考えて、cabbage patchが『キャベツ畑』ということですね。 

patch は『(耕作した)小地面,一区画』の意味があり、まあこれが『畑の区画』ということですね。
なので、cabbage patch は『畑のキャベツ区画』とかですけど、簡単に言えば『キャベツ畑』で間違えじゃありません。

patchの語源は「一片」の意味の古期フランス語だそうです。
その流れで、patch には『つぎはぎ(用のあて布)、眼帯、ばんそうこう』などの意味が有ります。パッチワークのpatch ですしね。

最近、近所の畑の一角にキャベツを見かけました。
Cabbage Patch Kids は居ませんでしたけどね。

have butterflies in one’s stomach は?-🦋-#つぶやき英単語 1622

(2022.5.19)

オンライン英会話のレッスンで読んだ英文で、
若い時に、ある恋愛映画を見たときのことを
I had butterflies in one’s stomach ・・・
と書いていました。

have butterflies in one’s stomach
直訳ならば「胃の中に蝶がいる」ということですが、Wictionaryの説明では
To experience a certain “fluttery” physical sensation in a person’s stomach, associated with nervousness, uncertainty, anxiety, or apprehension.
となっており、これは
「神経過敏、不安、心配や懸念から、特有のソワソワ・ドキドキした身体的な感覚を経験すること。」のように訳せます。
確かに、大勢の人の前で話すようなときに、緊張で胃の辺が落ち着かなくなるのは、蝶が胃の中で飛んでいるような感覚かもしれません。

ラブレターを持つ男子学生のイラスト

上の恋愛映画の話は、期待や感情移入でドキドキしたということですので、
この表現は、不安とかだけではなく、うれし恥ずかしみたいなソワソワやドキドキに対しても使っていいのですね。恋愛関係では必須のイディオムかもしれません。

例文です。
He had butterflies in his stomach just listening to the girl’s voice.
「彼はその少女の声を聴くだけでドキドキした」

まあ、たまにはドキドキしたりするのは悪くないと思いますよ。
(僕の年だと、心臓発作と区別がつきにくいかもしれませんが)

英語で「大あくびをする」は?-🥱-#つぶやき英単語 1621

(2022.5.18)

英語で『あくび』は yawn

『大あくび』は big yawn

では、『大あくびをする』は何と言うでしょうか?

あくびをしている人のイラスト(男性)

いろいろな言い方があるかもしれませんが、
yawn a big yawn
でいいんです。

yawn は『あくびをする』の動詞にもなり、
目的語に a big yawn をとることもできるんですね。
なんだか「馬から落馬する」みたいで、無駄に重複している気がしますが、
yawn a big yawn は辞書に例文として出ています。

例文です。
He yawned a big yawn in math class.
「彼は数学の授業中に大あくびをした」

ちゃんと授業受けるには
夜はスマホいじってないで早く寝た方がいいですよ。

英語で『霧雨』は?-☔-#つぶやき英単語 1620

(2022.5.17)

『霧雨』を英語で何と言ったらいいでしょうか?
これをWeblioで調べると、drizzle という単語が出てきます。
逆にdrizzle をひくと『 細雨、霧雨、こぬか雨』ですと。

Weblioに、このdrizzle の語源も出ているのですが、
これが「(血の雨が)降る」の意味の古期英語だそうです。
(何それ、こわい)

『霧雨が降る』を言うには。drizzleが動詞として使えます。

例文です。
We often have drizzle at this time of year.
(=It often drizzles during this season.)
「この季節にはよく霧雨が降る」

It was drizzling this morning.
「今朝は霧雨が降っていた」

他に『霧雨』の英語としては、
mist や misty rain という言い方も有るようです。

mist には『かすみ、もや、霧、霧雨』などの意味が有りますので、
日本人的には misty 『霧のような』を使って misty rain とした方が、
分かりやすく『霧雨』っぽいかと思います。

一部では、mizzle というmist とdrizzle の混ざったような単語も『霧雨』の意味で使われるようです。

五里霧中のイラスト

昨日は、霧雨の中出勤。
さほど降っているように見えないのに、じわっと濡れてきて、
少し肌寒い感じでした。

stop and smell the roses は?―🌹-#つぶやき英単語 1619

(2022.5.16)

バラが咲く季節になってきましたね。

バラ rose を含んだ表現で、
stop and smell the roses というのが有ります。

これは直訳なら、「立ち止まってバラの匂いをかぐ」ということですが、
リラックスする、羽を伸ばす』という意味になるそうです。

Wiktionaryでの説明では、
(idiomatic) To relax; to take time out of one’s busy schedule to enjoy or appreciate the beauty of life.
「(慣用句) リラックスすること。
 忙しいスケジュールの中から、人生の美しさを楽しみ味わう時間を取ること。」

使ってみましょう。
If you can’t come up with any good ideas, my advice is to stop and smell the roses.
「いいアイデアが浮かばないなら、少しリラックスした時間をとることをお勧めします」

いくら忙しく動いていても、美しいバラを見たら立ち止まって香りを楽しむぐらいの余裕が欲しいものです。
かえってその後の方が、いろいろ上手くいきそうな気がしますしね。

Stop and smell the roses.

upstate は?-🧭-#つぶやき英単語 1618

(2022.5.15)

Newsの英文を見ていると、ちょいちょい知らない単語に出会いますけど、
こういうのは一つ賢くなるチャンスと思っています。

悪いニュースの例で申し訳ないのですが、ABC NewsのTweetでこういうのが有りました。

BREAKING: Multiple people are dead after a mass shooting at a supermarket in upstate New York, law enforcement official tells
@ABC News.

upstate って何? 高級なところなのか?
などと考えつつ、Weblioで調べると、
『主要都市から北に[遠く]離れた地方; (特に)ニューヨーク州の北部』
だそうです。
up は地図の上の方ってことですね。

ニューヨーク・マンハッタンのイラスト(ビル)

upstate New York ですが、都市部(ニューヨーク市とロングアイランド、これに近いエリア)を除いたニューヨーク州の北部、中部、西部を含む可能性が有ります。
都市部のニューヨーク市とロングアイランドが州の中で最も南に位置しているために、それ以外のニューヨーク州内は都市部から見れば全部北部と言うことです。
なので、upstate New Yorkは「ニューヨーク郊外」ぐらいの訳にしといた方がいいかもしれません。あるいは、無理に訳さずにアップステート・ニューヨークとしておくのが、通じる人相手ならいいのかもしれません。

上のニュースの英文は
「速報: ニューヨーク郊外のスーパーマーケットで銃乱射事件が発生し、
複数人が死亡したと司法当局が伝えた。 ABC News」
という内容になります。
(アメリカも、もう少し銃規制した方がいいと思うんだけど)



batonは?―🪄-#つぶやき英単語 1617

(2022.5.15)

baton バトン と言ったら何を思い浮かべますか?
リレーで渡すバトンや、バトントワリング(baton twirling)ですかね。

辞書で baton の訳語として出てくるのは
『(リレー競技の)バトン、
 (マーチングバンド)のバトン、
 (音楽の)指揮棒、
 (元帥などが持つ)司令杖、
 (警官などの)警棒』
などです。

バトンを渡す人のイラスト(運動会)

日本語でバトンと言っているものは分かりやすいのですが、
警察が使用する警棒なども baton なのですね。

実際に最近のニュースの中でも警棒=baton が使われていました。

Israeli police baton charge mourners at Palestinian journalist’s funeral
「パレスチナ人ジャーナリストの葬儀で、イスラエル警察が弔問客に警棒を使用」

そもそも、batonの語源は「棒,つえ」の意味のフランス語だそうです。
なので、英語ではいろいろな「棒」がbaton と呼ばれているのでしょうね。