英語で「ごみを分別する」は?―🚮―#気になる英語調べ隊 2317

(2024.10.13)

英語で「ごみを選別する」はどう言えばいいでしょうか?

「選別する」の動詞としては
segregate 『分離する』
separate 『分離する、分ける、区別する』
sort (out) 『分類する、区別する』
が使えます。

「ごみ」は
waste 『廃物、廃棄物』
garbage 『(生)ごみ、がらくた、廃物』
trash 『くず、がらくた』
rubbish  『ごみ、くず、がらくた、廃物』
などになります。

なので「ごみを分別する」は
segregate waste
separate the garbage
separate trash
sort out one’s rubbish
などと言えます。

ちなみに「ごみの分別」なら
waste segregation
waste sorting
trash separation
などのように言えます。

例えば、このように使えます。
This leaflet contains information on trash separation methods .
「このチラシにごみ分別方法が書いてあります。」

Please separate your garbage according to the rules and put it out at the collection point near your place.
「ごみはルールに従って分別し、お住まいの近くの集積所に出してください。」

地球環境という大きな話を持ち出さないでも
ごみの選別って日常生活で重要ですね。
地域によりルールが違うのは何とかできないのでしょうか?

センシティブとsensitive -🙈―#つぶやき英単語 2298

(2024.6.11)

このごろ、カタカナ語のセンシティブは「要注意の、デリケートな」のような意味で使われています。
例えば、SNSなどで暴力的、性的な内容を含む画像・動画は「センシティブな内容を含む動画」と判断されて制限を受けることがありますね。

このセンシティブはもちろん 英語のsensitive から来ています。
辞書でsensitiveを引くと『(話題・問題など)微妙な、要注意の、デリケートな』の意味が出ています。
しかし、これとは別に『敏感な、感じやすい、傷つきやすい、過敏な、神経質な、感受性の鋭い』の訳語も出ていて、むしろこちらの方がメインの扱いです。

また、sensitiveには『(文書・職務など)機密扱いの』の意味も有るそうです。

(例文です)
This video seems to have sensitive content.
「この動画はセンシティブな内容を含むらしい」

He has sensitive skin.
「彼は敏感肌だ」

Dogs are sensitive in their sense of smell.
「犬の嗅覚は敏感だ」

He disappeared with sensitive documents.
「彼は機密文書を持って姿を消した」


要するに、日本語になっているセンシティブは意味が限定されていて、
英語のsensitive はよりいろいろな局面で使われるということですね。




ソメイヨシノの「自家不和合性」の英語―🍒―#つぶやき英単語 2537

(2024.4.12)

『自家不和合性』とは、雌雄同株の植物で、自家受粉では受精しない性質のこと。
英語では self-incompatibility と言うそうです。
『自家不和合性の』はself-incompatible です。

All Someiyoshino are clones with the same genes and are self-incompatible, which means that they cannot produce seeds by self-pollination.
Therefore, it cannot be propagated by seed, but only by grafting or cuttings.
ソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持つクローンで自家不和合性です。そのため、種子による繁殖はできず、接ぎ木か挿し木により繁殖させるしかありません。

難しい講釈はともかく今年もサクラはきれいでした。

アザラシはseal 、じゃあセイウチは❓-🦭-#つぶやき英単語 2055

(2023.7.11)

サーフィンをするアザラシのニュースが出ていました。

SURFING SEAL: A baby seal named Sammy was observed jumping on people’s surfboards at San Diego’s Tourmaline Surf Park.
「サーフィンするアザラシ:サンディエゴのトルマリン・サーフ・パークで、サミーと名付けられたアザラシの赤ちゃんが人々のサーフボードに飛び乗るのが目撃された」

アザラシは英語で seal です。

ついでに似たような海に棲む動物の英語名を挙げてみましょう。
セイウチは walrus
アシカは sea lion 
オットセイ fur seal

水族館も久しぶりに行ってみたいかも。

「連載」の英語は❓-📖―#つぶやき英単語 2009

(2023.5.29)

小説などの『連載』は、英語では serialization と言います。

もちろん、元の動詞の serialize は『連載する』という意味になります。「

また、『連載の』は、running、serial やserializedで表されます。
『連載小説』は、serial story や serialized novel のように言えます。

『連載物の作家』はselialist とも言うそうです。

例文です。
He is a popular manga artist whose manga has been serialized in weekly magazines for a long time.
「彼は長年週刊誌で連載している人気漫画家です。」

His manga series has been running since 1997.
「彼の漫画シリーズは1997から連載が続いています」

まあ、僕の書いているブログも、
まあ勝手にやってる連載みたいなものなんですけどね。

もうすぐWBCのセミファイナルなので、semiで始まる単語いろいろ―⚾-#つぶやき英単語 1935

(2023.3.20)

ワールドベースボールクラシック(WBC)も佳境に入って、
もうすぐ「日本vsメキシコ」の準決勝=semifinal、略してsemiです。

なので、侍ジャパンの勝利を祈りつつ
semi-と言う接頭辞(prefix)がつく英単語をチャックしてみましょう!^

semi-は、漢字の「半」と同じような意味と考えられ、
これがつく英単語の日本語訳の多くには「半」がついています。

semicircle 半円
semicircular canal 半規管 →三半規管
semiconductor 半導体
semidiameter 半径 (=radius)
semigovernmental 半官
semisolid 半固体の
semitone 半音
semitransparent 半透明の
semivowel 半母音
など

ただ、訳語で「準」「亜」がつくものもあります。
semifinal  準決勝
semitropical 亜熱帯

他に、「半ば、やや」で表される訳語や、
「セミ」のついたカタカナ語になっているものも有ります。
「少ししか~できない、不完全な」のような意味の訳語も見られます。
semideveloped 開発半ばの
semiretired 半ば引退した
semirural 半ば田舎の
semiformal やや格式ばった、セミフォーマル
semiprofessional セミプロの
semisweet セミスイート、甘さをおさえた
semiliterate 読み書きが少ししかできない
など

また頻度を表す単語で
「~に2回」や「半~に1回」のように訳されるものが有ります。
semidaily  1日に2回の
semiweekly 週2回の
semimonthly 半月ごとの、月2回の
semiannual 半年ごとの、年2回の
semicentennial 50周年の、50年に1度の
など

最後にご注意を。
形としてsemi で始まる単語でも、「半」の意味の接頭辞semi-がついているわけではない場合も有ります。
例えば
seminar  セミナー
semiotics 記号学、症候学
Semitism セム風
など

WBCで日本チームには、ここまで来たら頂点を目指してほしいと思います。
がんばれ。





see to it は?-👁-#つぶやき英単語 1724

(2022.8.31)

今日の気になる英語:see to it

これで『取り計らう』の意味だそうです。
see to it that ~の形で、『(~になるように)取り計らう、注意する』という表現になります。

使ってみましょう。
Please see to it that no one interferes with his writing.
「彼の執筆を誰も邪魔しないように取り計らってください」

See to it that you lock the door when you leave the office.
「退社時には必ず施錠すること」

まあ、 see to it は「ちゃんと注意して見ておく」というようなイメージで理解しておけばいいかもしれませんね

こんなセンセーションはいやだ!-🙈-#つぶやき英単語 1637

(2022.6.3)

センセーションて、日本語の文の中で
「大谷選手の投打の活躍はセンセーションを巻き起こした」のように使われます。
センセーションには、多くの人が熱狂するようなイメージが有り、
「大評判、大評判のもの、大事件」の意味になります。

当然ながら、センセーションの元の英単語は sensation です。
今日、このsensation という単語の入った以下の例文を見かけました。
I’ve had the sensation of residual urine all day.
「一日中残尿感がある」
(こんなセンセーションはいやだ)

sensation には、
カタカナのセンセーションと同様に『大評判(のもの)』という意味もあります。
上の大谷選手の例を英文にすれば、
  Ohtani’s pitching and hitting successes caused a sensation.
などとなります。

ただ、sansation には『感覚、知覚』の意味があり、むしろこの方が基本的な意味と思われます。
なので、sensation of residual urine は「残った尿の感覚=残尿感」なわけです。

『感覚』という意味では、sense が類義語になります。
『聴覚』なら、auditory sensationやauditory sense と表せます。

とりあえず、sensation の『感覚』という意味については、
僕は sensation of residual urine は「残尿感」で覚えとこうかな・・・
嫌な感じだけどね。



英語記事で震度6強をどう書いてるか?―📰―#つぶやき英単語 1558

(2022.3.17)

前の記事(→1557)からの続き:
地震の震度は日本独自の尺度なので、
これを英語のニュースでどう扱ってるか少し見てみましょう。

NHK-WORLD Japan の記事では
A magnitude 7.4 earthquake that struck off Japan’s Pacific coast on Wednesday night has left at least three people dead and more than 190 injured.
・・・・
The nighttime quake jolted people awake across much of eastern Japan.
It registered an upper 6 on Japan’s seismic scale of zero to 7.
「水曜日の夜に日本の太平洋岸で起こったマグニチュード7.4の地震で、少なくとも3人が死亡、190人以上が負傷している。
・・・・
夜中に起きた地震は、東日本の多くの地域で人々を驚かせた。
それは、日本の0~7の震度階で6強を記録した。」と書いています。
NHKではマグニチュードと震度を用いており、日本の震度の説明を入れた形の英語になってますね。日本の報道機関の書いた英語記事は、だいたいこんな感じで震度の簡単な説明(7段階あるとか)がついています。

これに対し、BBCの記事では
The magnitude 7.3 tremor struck the same region where a major earthquake triggered the Fukushima nuclear disaster 11 years ago.
「マグニチュード7.3の揺れは、11年前に福島原発事故を引き起こした大地震と同じ地域を襲った。」
とは書いていますが、震度の記述はありません。
外国の他の新聞社なんかも、そんな感じです。
これは震度を書く必要がないというか、読んでいる人が分からないから書かないのだと思われます。書くとマグニチュードと紛らわしいのかもしれません。

ここから得られる教訓ですが、
外国の人と地震の話をする時に、震度(例えば seismic intensity)とだけ言っても理解してもらえないと思われます。
震度使わずにマグニチュードだけで話すか、日本の尺度である震度の説明を交えて話すのがいいのではないでしょうか。

後、余計なお世話かもしれませんが、
日本の気象庁や地震学者の人は、地震の震度を国際的な尺度にするような努力をしたらどうでしょう?
地震の大きさを表すマグニチュードと、ある場所での揺れを表す震度の両方が必要だと思うんですけどね。

お天気お姉さん・女性気象予報士のイラスト




英語で「震度6強の地震」は?―😨―#つぶやき英単語 1557

(2022.3.17)

『震度』というのは、日本独自の単位なんですね。

なので、英語ではseismic intensity とかになるんですけど、
これを説明なしに使うと他の国の方々には理解されず、マグニチュードと混同される可能性が高いと思われます。

Weblio (研究社 新和英中辞典)での解説では、
「日本の気象庁で定めている震度階と、外国で用いられる地震のマグニチュードを示すリヒタースケール (the Richter scale) は同じではない。なお、 Richter の発音は /ríktər/」
と出ています。

Weblioでの例文を参考にすると
「震度6強の地震」は
a tremor with an intensity of 6 upper on the Japanese seven‐stage seismic scale
「日本の7段階地震階級の中で6強の強さの揺れ」
のように説明すれば伝わるはず。

単語の意味としては
seismic:地震の
tremor :震え(体や心の震えにも使われます) です。

地震のイラスト「防災グッズ」

地震、びっくりしました。6強って・・・。
被害も出ているようで心配です。
(日頃からの備えも必要ですね。)