白銀ノエルさん用語5:白銀聖騎士団の英語―⚔―#つぶやき英単語 2314

(2024.6.26)

ホロライブのVtuver 白銀ノエルさんは白銀聖騎士団の団長(という設定)で、ファンの人たちが団員ということになります。
この『白銀聖騎士団』を英語ではどう言うでしょうか?

ホロライブのサイトに団長の英語版のプロフィールがあって、
Knight’s Order of Shirogane (Shirogane kishidan) と載っています。
これは固有名詞みたいなものですから、これが公式ということですね。

でも、少し疑問なのは日本語では聖の字がついているのに、英語ではその部分が抜けていることです。呼び名もShirogane kishidan で sei は入っていませんので、日本語と英語で違いがある感じです。
『聖騎士』は holy knight ですから、単純にHoly をつけるのも有りだったんではないかと思いますが、語呂が悪かったんですかね?
いや、これに文句はありません。公式が正しいです。

ちなみに、
『騎士団』は order of the knights などとも言えますが、order of chivalry や chivalric order という言い方も有ります。
chivalry は『騎士道、騎士制度』で、chivalricは『騎士道の』の意味です。

また、the Order だけでも騎士団の意味になります。 
ハリーポッターの「不死鳥の騎士団」は the Order of the Phoenix です。
knightの複数形のknights も、場合により騎士団を意味します。

現在は、チャンネル登録200万人を目指すという段階で
白銀聖騎士団の勢力はまた増してきています。

ぼくも+1だけ貢献しました。

orchestrate は? -🎻―#つぶやき英単語 2272

(2024.5.17)

orchestrate は、一目でオーケストラに関係する言葉と分かりますね。
実際に、『オーケストラ用に編曲(作曲)する』という意味があります。

それでは、orchestrate a huge fraud は、どんな意味になるでしょうか?

これで「大規模な詐欺を画策する」だそうです。
orchestrate は『(巧みに,時に不正に)組織化する、画策する』の意味にもなるんですね。

例えば
They orchestrated a series of subversive activities..
「彼らは一連の破壊活動を組織化した」
He orchestrated the project to solve the big problems.
「彼は大きな問題を解決するためにプロジェクトを組織化した」
のように使えます。

善い事でも悪い事でも使えるみたいです。





移植用の「臓器摘出」の英語は❓-🍇-#つぶやき英単語 1940 

(2023.3.25)

移植用の『臓器の摘出』はorgan harvesting と言うそうです。
『臓器を摘出する』は harvest organs のようになります。
harvest は普通は農業関係の『収穫する、刈り入れる』ですが、
organ 『臓器』との組み合わせでは『摘出する』の意味になるのですね。
(なるほど)

この organ harvesting にはダークサイドが有って、
『臓器狩り、臓器収奪』と言った方がふさわしいケースも起きているようです。

例えば、こんな事件も。
A wealthy Nigerian politician has been found guilty of an organ-harvesting plot involving a UK hospital in a legal first of its kind
「ナイジェリアの裕福な政治家が、英国の病院を巻き込んだ臓器収奪の計画に関し、この種の法的判断としては初めて有罪となった。」

自分の病気の娘のための臓器を不法に得ようとしたということらしいです。

実はこういうことが裏では頻繁に行われている可能性があります。

そう考えると、harvest という言葉がちょっと怖く見えてきませんか。
何か、臓器が農作物と同じように収穫されて取引されているような・・・。

aural と oral って紛らわしくないですか?-🙈-#つぶやき英単語 1737

(2022.9.15)

今日、気になった英単語:aural oral の件

aural は『耳の、聴覚の』で、
oralは『口の、口部の、口頭の、経口の』などの意味です。
両方とも形容詞で、顔のパーツ耳と口に関係する意味なので、
かなり紛らわしいかもしれません。

発音については
耳関係のaural が、 ɔ́rəlかɔ́ːrəl(オラルかオーラル)で、
口の関係のoral が、ɔ́rəlかɔ́ːrəl(オラルかオーラル)です。
・・・同じですね。
やっぱり、紛らわしい!

ちなみに
aural の語源はラテン語で、 auris 「耳」に形容詞を作る接尾辞-alがついた形です。
oral の語源も、ラテン語でos「口」に-alがついてできています。

これらを使う時にも、いろいろ紛らわしいことが起こりそうです。
例えば、
aural surgeon は『耳科医』で、oral surgeon は『口腔外科医』です。
これは聞いても、どっちか分からないのではないでしょうか。

まあ、相当紛らわしいのは確かなので、注意を要する単語として両方覚えておく方がいいと思います。



Organization 機関か機構か?―🌏―#つぶやき英単語 1547

(2022.3.7)

国際的な組織の名称で Organization がついたものもいろいろありますね。

ILOと言えば
International Labor Organization 『国際労働機関』です。

この頃ウクライナ情勢のニュースでも出てくるNATO は
North Atlantic Treaty Organization 『北大西洋条約機構』の略称です。
(ちなみに、NATOの読みは日本語だとナトーですけど、英語だとnéɪṭoʊ ネイトーですね。海外のニュースを聞いててよく分かりました。)

🌏

このように、Organization のついた組織名の訳語は「機構」の場合と「機関」の場合が有ります。

これには基準が有って、
国連に関係する組織については、Organizationを慣例的に『機関』と訳しており、それ以外の場合には『機構』とされる場合が多いんだそうです。

国連に関係するUNESCOは、
United Nations Educational,Scientific,and Cultural Organization
『国連国連教育科学文化機関』で、Organization は機関です。

国連関連ではないOPECは、
Organization of Petroleum Exporting Countries
『石油輸出国機構』で、Organization は機構です。

国連関係以外でOrganization を『機構』とするのは、別の単語 Agencyを『機関』と訳すので、これと区別してのことだそうです。

「組織犯罪」の英語は?―😎―#つぶやき英単語 1478

(2021.12.30)

一口に犯罪と言っても、 出来心というやつから確信犯まで、
金目当て、地上のもつれ、逆恨み、計画犯罪、完全犯罪、などなど、etc.
いろいろなタイプがございますな。

その中でも、『組織犯罪』というのは質の悪いもので、これ英語で何というかご存知?
さすがですね、旦那。
そう、organized crime っていうんだそうです。

ええ、organized が『組織された、組織的な』という形容詞、crime が『犯罪』ということで。

これ、マフィアとか暴力団とか、 大掛かりな詐欺グループなどの 犯罪組織 がやるイメージですね。
『犯罪組織』は英語ではcriminal organization になります。

ですが、普通の会社やお役所が組織ぐるみでルールを破る事も、組織犯罪と呼ぶ場合があるんですね。(企業が行うなら『企業犯罪』=corporate crime とも呼ばれますが、これも組織犯罪の一種と考えられます。)

いろいろ数値をいじったり、たいてい、下の人間がやらされるんですけれど。

「課長、これはまずいと思うんですけれど・・」
「いいんだ。上の判断だから」

まあ、良くはないでしょうね、こういうのは。
他人事じゃありませんよ。

最近は、コンプライアンス compliance と、
早い話がルールとか法律とか守るということが大切とどこでも言ってます。
当たり前のことですから、本当に当たり前な世の中にしていただかないとね。

まずは、お気を付けくださいませ。