error の動詞は?―🤕―気になる英語調べ隊 2399

(2025.1.5)

名詞のerror は『誤り、間違い』の意味で、エラーとして既に日本語になってますので、みんなが知っている単語ですね。

では、この error の動詞は?

error の関連語にerr という自動詞が有り、
これが『誤る、間違いをする』の意味になります。

例えば、err は以下のように使えます。
He erred in his decision at the critical moment.
「彼は肝心は時に判断を誤った」

なお、この err は「アー」のような発音(発音記号で ə́ːr か ə́ː )になります。
error やエラーという言葉に馴染みがあるだけに、
このerr の発音は知っていないと間違えるかもしれません。


今永投手の名言:援護がないという言い訳をしていいのは?―⚾―#つぶやき英単語 2269

(2024.5.14)

MLBのシカゴカブスで大活躍の今永昇太選手は、日本での新人投手時代に
「援護がないという言い訳は防御率0点台の投手だけがいえる」と言ったらしいですね。

かっこよすぎる。

このセリフを英訳すると、こんな感じになるでしょうか。
Only a pitcher with an ERA below 1.00 can make the excuse that he had no score support.

防御率は英語ではERA ( earned run average ) です。

今日の時点で、今永投手の防御率は0.96なので、
ちょっと低調なシカゴカブスの打線には文句を言っていいかもしれません。

「正誤表」は英語で何?-😵-#つぶやき英単語 1750

(2022.9.25)

正誤表とは、「出版物の誤記・誤植と正しい記述を列挙したリスト」のことです。

この『正誤表』のことを、英語ではerrata あるいは corrigenda と言うそうです。

どちらの単語も語尾にsがついていませんが複数形の名詞です。
errataは、erratumという単語の複数形で、同様にcorrigendacorrigendumの複数形です。

これらの単数形のerratumは『(訂正すべき)誤り、誤字、誤植』、corrigendumも『(書物などの)訂正すべき個所、誤植』の意味です。
このような誤植や誤記を複数まとめて訂正のためのリストにしたものなので、複数形のerrata corrigendaが『正誤表』を表すことになるのですね。
また、正誤表のことを、a list of errata (corridenda)ということも有りますので、これを略してerrata corrigendaと言うのかもしれません。

なお、erratacorrigendaは、名詞を複数形にするときに語尾にsがつかない不規則変化ということになります。
その中でも、ラテン語由来の名詞で単数形の語尾が-umの場合で、複数形が -aの語尾になるパターンに当たります。
これは、『データ』の意味の単数形 datum / 複数形 data も同じです。


ergo は?-📚-#つぶやき英単語 1723

(2022.8.30)

今日、気になって調べた単語:ergo

ergo は『それゆえに』というthereforeに近い意味の副詞、接続詞です。
発音は ə́ːrgou (アーゴウ)で、もともとラテン語だそうです。

僕は昔、「我思う、故に我在り」というデカルトの言葉のラテン語表記が
Cogito ergo sum と習った気がします。そのergoですね。

そんなニュアンスの単語なので、普通によく使われる単語ではありませんが、
使いどころが有ります。

例えば、ちょっとおどけて哲学者みたいに「それゆえに」と言いたい場合です。

The night is long. Ergo, we need more booze.
「夜は長い。それゆえに、もっと酒が必要なのだ。」

ちょっと昔のインテリ気取りの学生みたいな感じで、
嫌いではないかな。