動詞 cook の使い方―🍳―#つぶやき英単語 1453

(2021.11.8)

動詞のcook 『料理する』は、初歩的な英単語ですよね。
本日は、この使い方のパターンを整理してみました。

🍗

①自動詞=目的語がない
 『料理する』
 He can cook. 「彼は料理ができる」  

②他動詞で目的語一つ (直接目的語のみ)
 『(食物を)料理する』
 He cooked chicken.  彼は鶏肉を調理した。
 He cooked lunch.     彼は昼食を作った。
 He can cook local dishes.  彼は地元料理が作れる。
   目的語は、素材だったり食事・料理の場合も有ります。

③他動詞で目的語二つ (間接目的語+直接目的語)
 『(人のために)(食物を)料理する』 
 He cooked her pasta.  彼は彼女にパスタを作った。 

②のパターンの He cooked fish. 「彼は魚を料理した。」に、
for +人、例えば for us =「私たちのために」を加えると
He cooked fish for us. 「彼は私たちのために魚を料理した。」になります。
これは③の
He cooked us fish. とほぼ同じ意味になります。

ふとした疑問なんですが、
③のパターンで間接目的語の所にher が入ると、例えば
He cooked her fish. 「彼は彼女のために魚を料理した。」
(=He cooked fish for her.)
の意味という意味になりますが、
これは②のパターンの
He cooked her fish. 「彼は彼女の魚(her fish)を料理した。」
とも考えられるんじゃないでしょうか。
(彼女が飼っていた金魚とか料理してしまった感じで)

あと、猫に料理してやるシチュエーションでも使えるなら
He cooked his cat fish. 「彼は猫のために魚を料理した。」
ですけれど、
これも「彼は彼のナマズ(cat fish)を料理した。」みたいにも見えますね。
(それに、これを言ったら
 He cooked his cat まで聞いたところで、猫好きの人が失神するかも。)

 

cock-and-bull story は?―🐣―#つぶやき英単語 1443

(2021.10.22)

cock-and-bull story は、
直訳なら「ニワトリとウシの話」で何か童話のタイトルみたいですが、
これで『たわいもないでたらめ話, まゆつばもの(眉唾物)』の意味だそうです。

His tweets are full of cock-and-bull stories.
「彼のツイートは、眉唾物の話ばかりだ」

🐔

なんで、cock-and -bull story で眉唾物になるのかなんですが、
研究社の新英和中辞典には「cock(雄鶏) と bull (雄牛)が自慢し合う昔の民話から」と語源の説明が出ています。
(まあ、他にも説はあるみたいですが)


ついでに、まゆつばもの 眉唾物 は何でそういうか知ってます?

昔の人は、タヌキやキツネに化かされないようにするには
眉に唾をつけるのが効くと思っていたんですね。
それで、眉に唾でもつけてないと聞けないような怪しい話のことも
眉唾というようになったわけです。

もうすぐ選挙がありますが、こういう時だけ声高にお願いする人たちの話は、
眉に唾つけるなりしてしっかり聞いとかないといけませんね。
ゆめゆめ、化かされませんように。ご注意を。

.comは?―🐣―#つぶやき英単語 1430

(2021.10.2)

URLに.comというドメイン名がついているのを多く見かけますが、
このcomは、commercial の略なんですね。
要するに商用のサイトということを表しているわけです。

🧮

お気づきかもしれませんが、このブログのURLには.com がついてるんですけど
全くもって商用のサイトではありません。

実は、ドメインの原則を知らないで、.comにしてしまったんです。
(無知と言うのは恐ろしいもので・・・)

これは、どうするべきですかね。
ドメイン変えてもいいんですけど、
また1からやらないといかんのでしょうか。うーん。

完投は英語で何? ―🎉―#つぶやき英単語 1416

(2021.9.5)

野球で先発ピッチャーが1試合を投げ切る『完投』は complete game と言うんですね。

相手に得点を許さず完投する『完封』は shutout
ヒットや得点を与えず完投する『ノーヒットノーラン』は no-hitter
独りの走者も出さないで完投する『完全試合』は perfect game です。
(英語のperfect game と complete game はちょっと紛らわしいかも)

The MLB Angels, which Ohtani plays for, won the game with Suarez pitching a complete game. Ohtani hit his 43rd home run, and it was a good game.
「大谷選手のいるMLBのAngels は、先発のSuarez投手が完投して勝ちました。大谷選手も43号のホームランを打ちましたし、いいゲームでした。」

英語で最上級は?―🔝―#つぶやき英単語 1403

(2021.8.15)

英文法で出てくる『最上級』は、
the superlative degreeまたは単にthe superlativeと言うんですね。

superlative は、『最高の、最上の』の意味ですが、
文法の話であれば、形容詞では『最上級の』や名詞では『最上級、最上級の語』になるわけです。

ついでに言うと
『比較級』は英語で the comparative (degree) です。

comparative も『比較の、比較による、相対的な』のように意味ですが、
文法用語の『比較級(の)』としても使われます。

文法用語の比較級や最上級の場合には、the comparativeや the superlative のように定冠詞 the を前に付けて使われるようです。

自作例文です。
There are some adjectives form the irregular comparatives and superlatives, such as good, bad and many.
「形容詞の中には good、bad やmanyなど、比較級や最上級が不規則な形となるものが有ります。」

英文法の用語を日本語で覚えていても、英語で先生に文法の質問をしたい時に役に立たないんですよね。学校の教科書でも基本の文法用語は英語併記したらいいと思うんですけど、今の教科書ではそうなってるんでしょうか?

confident と confidant ―😤―#つぶやき英単語 1397

(2021.7.30)

オンライン英会話のレッスンで、
教材のエッセイの題を CONFIDENT だと思って読んでいたのですが、
実はCONFIDANTだったということがありました。

😤

e と a の一字違いで、
confident (発音 kάnfədnt)は『確信して、自信に満ちた』の意味の形容詞。
confidant (発音 kάnfəd`ænt)は『(秘密を打ち明けられるような)腹心の友、親友』の意味の名詞です。

古くは、confident には、現在のconfidant と同じ意味の名詞としての用法もあったらしく、兄弟同士みたいな関係なわけです。

🙈

まあ、ちょっと紛らわしいですよね。
でもまあ、僕としては confident は分かってたわけなので、
confidant もついでに覚えれば、合わせ技一本じゃないですか。
(東京オリンピックの柔道がんばってますね。)

てなことで、両方入れた自作英文です。
I am confident that he is my confidant who will keep the secret.
「彼はその秘密を守ってくれる親友だと確信しています。」

ひとりよがりは英語でなに?―🤥―#つぶやき英単語 1366

(2021.5.18)

『ひとりよがり』を和英辞典で調べたら、complacency という単語が出てきました。
これは、complacence でも『ひとりよがり、自己満足』と出ていてほぼ同じ意味です。

 例文書いてみます。
 They are in a state of complacency.
 「彼らは自己満足に陥っている」

『ひとりよがりの、自己満足の』を表す形容詞は、complacent になります。

  Please refrain from making complacent statements.
「ひとりよがりな発言はつつしんでください」

🕺🏼

self-satisfactionという言葉も『自己満足、ひとりよがり』の意味で辞書に載っています。

   His act is just self-satisfaction. 
   「彼の行為は他だの自己満足です」

そもそも、ひとりよがりというのは
「他人の意見を無視して、自分だけでよいと思い込んでいることや、その様」です。

ひとりよがりは、漢字を使えば『独り善がり』です。
独善というやつか!

ちなみに、『独善』を辞書で引くと、self-complacence と出てました。
complacency や complacence には、self- のついたパターンも有って、
これもほぼ同じ意味になるんですね。 なるほど。


corruption caseと meal voucher の共通点 − 🍣− #つぶやき英単語 1328

(2021.2.27)

大喜利風に言うと

corruption case と掛けまして、meal voucher と解きます。
その心は

どちらも「おしょくじけん」です。
(汚職事件お食事券ですけど)

最近のニュースで
総理の息子がいる会社からご馳走になったお役人がいるって言ってましたけど、
お食事と汚職事件は本当に紙一重かもしれません。

英語俳句 Cold Moon ―🌕―#つぶやき英単語 1298

(2020.12.30)

12月の満月は、Cold Moon と言うんですね。
実は、俳句の季語でも「寒満月」というのがあるそうです。
同じお月様を見ているのですから、同じような感覚の言葉が有っても当然かもしれません。

へたくそながら、俳句を一つ。

世事知るや寒満月ぞふるえおり
You know the recent world?
Trembling
Cold Moon   (by Zuka)

風が強くて、変な雲もかかってて、おまけに霰が降ってくるという・・・
2020年12月30日のCold Moon はそんな感じでした。

cold turkeyはあの人に―🍗-#つぶやき英単語 1296

(2020.12.27)

クリスマスから何日もたったから、
もしその時のturkey 七面鳥の料理が残っていたら、冷蔵庫の中で冷たくなっちゃってると思いますけど。
(これならチンしてくれたら僕が片付けますけど、おなかの中に)

cold turkey には、
『(薬物などへの)依存習慣を急に断ち切ること』の意味があるんですね。
また、『禁断症状で起こる鳥肌』のことも意味するというか、こちらが言葉の由来何でしょう。

🦃

あの人のことを思い出しました。
だいぶ前ですけど、アメリカでは大統領が turkey 七面鳥に恩赦を与えるというしきたりが有って、その年はAbeという七面鳥が助かったというニュースが流れてました。
(読み方はたぶんエイブですけど)

何にでも中毒ってものがあって、
権力中毒は、何をしてもの許されるという感覚麻痺を起こす病気だと思うんですよ。
人には厳しいルールを強いる立場にいながら、自分たちは適用外みたいな感覚は、病気じゃなきゃ持てないはず。
これが怖いのは、社会に毒素をまき散らし、集団や社会を病気にしかねないところです。

お願いしたいのは、
間違いが有ったら、トップとしてそれを認めてきちんと謝罪すること。
そして責任を取ること。
鳥肌が立つほどの禁断症状だろうと、権力を離れていただきたい。
それが、これからの世代のために、教訓になり、先例になるはずですから。

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