カーショー投手に対する大谷選手の英語メッセージ-⚾―#気になる英語調べ隊 2734

(2025.9.20)

ドジャースのカーショー投手が現役引退を発表し、今日のジャイアンツ戦がレギュラーシーズン本拠最終登板でした。

このカーショー投手に向けた大谷翔平選手の英文メッセージがReddit に出ていました。

“Congratulations on a wonderful playing career and a Hall of Fame career. I have always respected the way you approach your business in such a professional manner, and the success you have achieved is the result of your dedication and passion for this game. It has been amazing to compete against you over the years, and now it is truly an honor to share a World Championship with you as your teammate. Let’s enjoy this last month and finish it off in a spectacular way!!”

訳すとこんな感じでしょうか。
「素晴らしい選手生活と 殿堂入りに値するキャリアを お祝い申し上げます。あなたが常にプロフェッショナルなやり方で 仕事に取り組む姿勢を 私は深く尊敬してきました。あなたが成し遂げた成功は、この競技への献身と情熱の賜物です。何年もあなたと競い合えたことは 素晴らしい経験でした。そして今、チームメイトとしてワールドチャンピオンを共に勝ち取れたことは 本当に光栄です。この最後の1ヶ月を楽しみ、見事な形で締めくくりましょう!!」

大谷選手は今日の試合、逆転3ランホームランも打ってカーショー投手の負けを消し、
大切な試合に花を添えました。

12 to 6 curveball ―🕕―気になる英語調べ隊 2733

(2025.9.20)

MLBのテレビ中継で解説の人が、
ドジャースのカーショー選手のカーブを12 to 6 (twelve to six)と言っていました。

これは twelve to six curveball 、変化球の『縦のカーブ』のことになります。
時計の12時から6時方向に曲がるという意味で、特に縦にまっすぐ大きく曲がり落ちるようなカーブを指すようです。

実際にRedditでもこんな風に使われていました。
 (ここでは12-6の表記になってますけど、同じことですね)
Clayton Kershaw’s legendary 12-6 curveball, captured from the field!
「フィールドから見たクレイトン・カーショーの伝説的な縦のカーブ」

カーショー投手、今シーズンで引退するとのことですが、
このカーブで空振りとれてるし、まだまだ通用しそうです。

NOBLETIGER は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2731

(2025.9.14)

MLB関係で英語のコメントで、NOBLETIGERという言葉が出てくることがあるのですが、
「高貴な虎」って何?

これは野球で無死満塁のチャンスがありながら、
結局チームが1点も奪えなかった状況を指し、
“No-Outs Bases-Loaded Ending with Team Incapable of Getting Easy Run”
「ノーアウト満塁の場面で、チームが簡単な得点すら奪えないまま終了」
の頭文字からできた言葉だそうです。
略語・頭字語だったんですね。

野球を見ていると、ノーアウト満塁のチャンスで点が入らないことがよく有るような気がするのですが、印象に残るからそう思うのかもしれません。
今日のドジャースとジャイアンツの試合でもNOBLETIGER が有りました。
(大谷選手の前でダブルプレーで攻撃が終えるのはやめてほしい)

NOBLETIGERって、「気高い虎」が相手チームを気の毒に思って
得点せずに許してやっているみたいに考えると、ちょっと面白い感じですけど。

ドジャース・・・「天国から地獄」の英語―⚾―#気になる英語調べ隊 2726

(2025.9.7)

『天国から地獄』は from heaven to hell だそうです。
まあ、そのままな感じですね。

A nightmare from heaven to hell. Yoshi’s wonderful pitching was ruined.
天国から地獄の悪夢。ヨシの素晴らしい投球が台無しだ。

ドジャースの山本由伸投手がノーヒットノーランを続けていて、9回の2アウトでソロホームランを打たれました。ここで山本投手、アウェーの球場ながらスタンディングオベーションの中で降板。この時点で3-1で勝っていたのだけれど・・・。
この後、リリーフがワンアウトをとれずにサヨナラ負けなんて!

見ているだけだけど、心折れたような。
Feels like we’ve gone from heaven to hell.
「ぼくたちも天国から地獄の気分。」

「残塁」の英語―⚾―#気になる英語調べ隊 2725

(2025.9.4)

野球の『残塁』は、英語では left on base (略は LOB)だそうです。

Left on base” refers to runners remaining on base when the teams switch between offense and defense in baseball.
Or, it refers to the number of runners left on base.
「残塁」とは、野球で攻守交替のとき、塁上にランナーが残っていること。
あるいは、その塁上に残ったランナーの数。

being strandedという表現も『残塁』の意味で英辞郎に出てました。
stranded には『(船が)座礁した、(人、乗り物が)動けなくなった』の意味が有りますが、野球ではこれが『残塁の』の意味になるそうです。

最近、Xでこんなポストがありました。
10 runners left on base for the Dodgers…
「ドジャースは10残塁・・・」

ドジャース、この頃チャンスで得点が取れない試合が多いような・・・。
大谷選手がホームラン打って勢いつけたいところですね。

大谷選手とheckler-🫷―#気になる英語調べ隊 2722

(2025.8.26)

Shohei Ohtani high-fives heckler after hitting home run
「大谷翔平、ホームラン後に野次を飛ばしていた観客とハイタッチ」

heckle 『やじる』、heckler 『やじる人』という単語をこのニュースで覚えました。

ついでに
high-fiveは『(~に)ハイタッチする』の意味の他動詞で使えるんですね

それにしても、大谷選手、ホームラン打った後に、
ずっとやじっていた敵チームのファンにハイタッチに行くなんて、
面白すぎます。

「おおきく振りかぶって」の英語タイトルは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2716

(2025.8.13)

野球マンガ『おおきく振りかぶって』の英語タイトルは
Big Windup! だそうです。
当然ですが、アニメの英語タイトルも同じです。

windup (ワインドアップ)は、
投手が投球するために両腕を頭上に上げる、振りかぶることですね。
名詞だけでなく、動詞でも使われ、
『投球前に腕を振りかぶる、ワインドアップする』の意味になります。

Nowadays, there are fewer pitchers who throw with a big windup.
「現在、おおきく振りかぶって投げるピッチャーは少なくなっています。」

野茂投手のような個性的なフォームのピッチャーを見る

MLBのILは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2714

(2025.8.3)

MLB用語のILは、Injured List 「故障者リスト」の略ですね。
この言い方になったのは、2018-2019のオフシーズンからだそうです。
(それ以前、 故障者リストはDL=Disabled List と呼ばれていましたが、disabled が身体障害の意味にもなるため、混同を避ける言い方に変わったとのこと。)

MLBに関するニュースやポストで、このILはよく出てきます。

例えば
Manager Dave Roberts provided an ominous update on Kirby Yates, who was placed on the IL Friday.
「デイブ・ロバーツ監督が、金曜日に故障者リスト入りしたカービー・イェーツについて不吉な最新情報を発表しました。」

ドジャースの選手のIL入りが目立つような気がします。
何かトレーニングやケアに関して改善が必要なのではないでしょうか。
ただの素人の感想ですが。

大谷選手の記事に出ていた give up は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2710

(2025.7.23)

give up は『やめる、あきらめる』などの意味でお馴染みの表現ですが、
大谷翔平選手の記事で異なる使い方がされていました。

Shohei Ohtani Gives up His First Homer of the Season,
Then Hits a 2-Run Shot of His Own
THE JAPAN NEWS by THE YOMIURI SHIMBUNの記事の見出しから)

野球に関して、
give up は『(投手が)(ヒット・得点などを)許す、与える』の意味で使われるんですね。

上の見出しは
「大谷翔平選手が今シーズン初めての本塁打を許し、
 その後自身でツーランホーマーを打つ」
ということになります。

こんなことができるのは、大谷選手だけですね。

Ohtani gets plunked だとぉ―(# ゚Д゚)-#気になる英語調べ隊 2698

(2025.6.21)

ドジャースの大谷翔平選手がパドレス戦で死球を受けました。
たぶん、報復死球というやつです。

Shohei Ohtani gets plunked and Dodgers fans are NOT happy
「大谷翔平選手が故意の死球を受けてドジャースファンは不満」

plunk はもともとドスンというような擬音語で、
動詞としても『(重い物を)ドスンと落とす』などの意味で使われます。
野球に関するスラングとしては、
plunk は『わざと死球を投げる』の意味になるそうです。
「ドスンと当ててやる」的なことでしょうか。

なので、get plunked は『故意死球を当てられる』になります。

なお、死球は英語では hit by pitch で、デッドボールは和製英語だそうです。
(関連投稿→大谷選手に当てないでほしい:「死球」の英語は❓

まあ、わざとではない hit by pitch はしょうがないとしても
『故意の』intentional や 『報復的な』retaliatory がつくのは
だめですよね、ぜったい。