Not a ballpark figure! ―🔢-#つぶやき英単語 1632 (祝優勝 Wild Knighs 🏉)

(2022.5.29)

ジャパンラグビーリーグワンの決勝戦、サンゴリアス vs ワイルドナイツ 見てきました。
行きました、新国立競技場。

で、試合途中で観客数 33604人と発表されたのですが、
ちょっとこれで思い出したのが ballpark figure という英単語。

ballpark figure は直訳なら「野球場の数字」なのですが、
これで『概算、概数』という意味になります。おおよその数字ってことですね。

なので、観客数が30000人以上とか約30000人と言えば ballpark figure ですけど、
「33604人という数字だと ballpark figure じゃないなあ。」
というあまり重要でない感想なんですけど・・・。
(野球場じゃなくて国立競技場でラグビーの試合だしね。)

Number of spectators for Japan Rugby League One Playoff-final

試合の方は、ワイルドナイツの勝利ということで、優勝おめでとう!
Congrats Wild Knights!

関連投稿→Wild Knights’ proverbs

Wild Knights’ proverbs -⚔-#つぶやき英単語 1625

(2022.5.22)

ラグビーリーグワンのプレイオフ準決勝
「埼玉パナソニックワイルドナイツ vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」を
秩父宮ラグビー場で見てきました。

ワイルドナイツ 勝ちました。強い。

クラッカー 絵文字



ラグビー観に行くと、レプリカジャージとかロゴ入りのタオルとか、いろいろグッズ売って、こういうのを買うのもファンの楽しみの一つですね。
今回は僕も少し買い物して、ワイルドナイツのロゴ入りのクリアファイルをおまけでもらいました。

このクリアファイルに、ことわざ(proverb)のような英語がいくつか書いてあったので、それをご紹介したいと思います。

ACTIONS SPEAK LOUDER THAN WORDS
「行動は言葉より雄弁である」
   ラグビーでも何でも、言葉のコミュニケーションは重要ですけれど、
   行動やプレイで語るという方が説得力はあります。

SHARPEN THE SWORD
「武器を磨いておけ」
   自分の技術や能力を向上させる努力が大切ですね。

KEEP THE DREAM ALIVE
「夢を追い続けろ」
   夢に向かって努力を続けることが大切でしょう。

来週は、東京サンゴリアスとの決勝戦になります。
僕も野武士軍団の闘いを見届けます。

英語で「鎧兜 よろいかぶと」は?-🎏-#つぶやき英単語 1607

(2022.5.5)

5月5日、こどもの日は昔風に言うなら端午(たんご)の節句です。
端が「はじめ」の意味であり、端午は5月最初の午(うま)の日のことでした。
奈良時代以降、午という文字の音「ご」が五に通じることなどから、5月5日が端午の節句として定着してきたのだそうです。

この日に飾る五月人形には『鎧兜(よろいかぶと)』が付き物ですけれど、
これを英語で一語で言うなら armor になると思います。

Weblioで見ても、armor の訳語に『よろいかぶと,甲冑(かつちゆう)』が出ています。
ここで甲冑は「胴部を守る鎧(甲、よろい)と、頭部を守る兜(冑、かぶと)からなる武具」のことです。

armor は軍事用語の『装甲』の場合も有りますし、英語でarmor と言えば西洋式の甲冑が第一に思い浮かぶかもしれません。
そこで、日本式の『鎧兜』と限定する場合には、samurai armorとでもしておけばいいでしょう。
また、兜も含めた一揃いの鎧兜は、a suit of samurai armor という言い方になろうかと思います。

なお、『兜』はhelmet の一種ですが、文脈上分かりにくければ、
samurai worrier helmet などの言い方がよいかもしれません。

鎧兜を着た男の子のイラスト

例文です。
At the entrance to the clubhouse of a rugby team, Saitama Panasonic Wild Knights, a magnificent samurai armor is displayed as a symbol of the team.
ラグビーチーム、埼玉パナソニックワイルドナイツのクラブハウスの入り口には、チームのシンボルとして立派な侍の鎧兜が飾られています。

Its helmet is adorned with buffalo-like horns and a lightning bolt-shaped ornament.
The team’s color blue is also featured in several places on the armor.
その兜には、水牛のような角と稲妻の形の飾りがついています。
また、鎧兜のところどころにチームカラーの青色が用いられています。

As a fan of Wild Knights, I feel that this suit of armor is sending good energy to the team.
Go Wild Knights!
ワイルドナイツのファンとしては、この鎧兜がチームに良いエネルギーを送ってくれているように感じます。
頑張れ、ワイルドナイツ!

The Samurai armor of Wild Knights



サッカーやラグビーのpitch は?-🏏-#つぶやき英単語 1601

(2022.4.29)

ジャパンラグビー リーグワンも、もう今週末でもう第15節です。
その 5/1(日)の埼玉パナソニックワイルドナイツの試合のメンバーが発表されました。

英文のツイートの内容はこんな感じです。
「チームメンバー発表!
今週末の日曜日に当地時間の14:30からNECグリーンロケッツ東葛と対戦するワイルドナイツのメンバーがこちらです。
この週末、世界中のファンからの応援を期待しております。
ピッチでお会いしましょう。」

パナソニックのこの試合のメンバーには今季初出場の選手が何人か入っているので、特に頑張ってほしいところです。
で、このツイートのSee you on the pitch!「ピッチでお会いしましょう」に関連して、
なぜラグビーとかサッカーの試合をする所をpitch=ピッチというかご存知ですか?

僕も最近、この言葉の由来を、ある英語のブログで読んで知りました。
(詳しくはこれです。→ Why Is a Soccer Field Called a Pitch? )

内容をかいつまんで言うと、
・古くから動詞 pitch が「しっかりと打ち込む、固定する」の意味で使われていた。
・クリケットの試合場にstump (杭状の道具)を打ち込むのを、pitching the stumps と言っていた。
・これが変化して、pitchが試合場を表す言葉として使われるようになった。
・後に、フットボールの競技場もpitch と言われるようになった。
ということです。

クリケットのイラスト

なるほど、フットボールのピッチ pitch は、クリケットから来てる言葉なんですね。

standings は?-🥇-#つぶやき英単語 1596

(2022.4.24)

スポーツや競技の『順位表』の事をstandings というのですね。

表彰台のイラスト

下に示したのが、今週末の試合が終わった時点での、ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン1の順位表なんですが、確かにSTANDINGSと書いてあります。

名詞のstanding には、
Position, status, or reputation『地位、身分、名声』の意味があります。
これは社会的な「立ち位置」のように解釈できます。

競技で言えば、各競技者やチームの「立ち位置」というのが順位ですから、
それをまとめて表した『順位表』が standings になるわけですね。
(複数の順位をまとめているから複数形なんだと思います)

playoffsについて―🏉-#つぶやき英単語 1595

(2022.4.23)

今日の単語: playoffs

playoff (あるいは play-off) の説明をAmerican Heritage Dictionary(ahdictionary.com)で見ると
① A final game or series of games played to break a tie.
② A series of games played to determine a championship.
となっています。
① 同点や同順位の状態を解消するため最後に行われる試合(や一連の試合)
  =(引き分け・同点の時の)決勝試合
② 優勝を決定するために行われる一連の試合
  =優勝決定戦シリーズ
のような意味ですね。

例えば、ゴルフで予定ラウンド終了してトップスコアの選手が複数いる場合に、優勝者を決めるために追加のラウンドが行われるのは、①に当たると思います。

一方、野球などで優勝チームを決定するための一連の試合が予め設定されているのは、②のパターンです。
(上位チームで優勝決定戦をやれば盛り上がりますし、そうなれば儲かります・・・。)
なお、優勝決定シリーズを指すなら、複数の試合があるということですから複数形 playoffs が普通です。

これ、決勝試合や優勝決定シリーズと言ってもいいのですが、日本語でもプレイオフという方が多いと思います。

優勝盾のイラスト

今年、新リーグとなった国内のラグビーでも、優勝を決めるプレイオフが予定されています。

The championship of Japan Rugby League One 2022 will be decided by playoffs among the top four teams in its Division 1.
Saitama Panasonic Wild Knights have already earned enough points to advance to the playoffs after winning the match against Yokohama Canon Eagles on April 23.
The other two teams, Tokyo Sungoliath and Kubota Spears Funabashi Tokyo Bay, have also qualified for the playoffs on points, so the Eagles, Toshiba Brave Lupus Tokyo, and Toyota Verblitz will compete for the last slot in the remaining two rounds.

「ジャパンラグビーリーグワン2022の優勝は、ディビジョン1の上位4チームのプレイオフによって決まります。
4/23の横浜キャノンイーグルスとの試合に勝って、埼玉パナソニックワイルドナイツは既にプレイオフ進出に十分な得点を獲得しました。
他に東京サンゴリアスとクボタスピアーズ船橋・東京ベイのプレイオフ進出も決まっていますので、残りの2節で最後の1枠をイーグルス、東芝ブレイブルーパス東京とトヨタベルブリッツが争うことになります。」

Go Wild Knights !

Wild Knights vs Steelers!(steelerって何?)-🗡-#つぶやき英単語 1589

(2022.4.17)

Steelersと言えば、アメフトのNFLならPittsburgh Steelers なんですが、
日本のラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ Kobelco Kobe Steelers』も忘れてはいけません。ちょっと、このチーム名について書きたいと思います。

そもそものところから言うと、
steelは『鋼、鋼鉄』のことです。
この steel という単語は、硬いものの意味の古語英語に由来するようです。

Oxfordの辞書のサイトでの説明では、
steel  (NOUN)
A hard, strong, gray or bluish-gray alloy of iron with carbon and usually other elements, used extensively as a structural and fabricating material.
  (名詞)
構造材や加工材として広く使用される硬くて強い灰色または青みがかった灰色の鉄合金で、炭素を含み通常は他の元素も含有する」
ということになります。
(細かな話ですが、鋼 steel は鉄 ironとは区別して覚えておいてください。)

では、steeler は何なのかというと、
merriam-webster.comの説明では以下の通りです。
steeler (NOUN)
one that steels especially : a smith who steels edged tools
「鋼鉄に関する作業・仕事をする人、特に刃物に鋼の刃をつける鍛冶職人」

ついでに、steelという動詞
to overlay, point, or edge with steel 「鋼鉄で覆ったり、尖った先端や刃をつける」と説明されています。
またこの動詞には
to fill with resolution or determination 「決意を固める」のような意味も有ります。

鉄兜と鎧を着た兵士のイラスト

Pittsburgh Steelers は米国で鉄鋼産業で有名な地域を地元にしていますし、
Kobelco Kobe Steelers は鉄鋼会社である神戸製鋼のチームです。
いずれも、鋼鉄に関係する地域性や会社と言うことから Steelers というチーム名なわけですが、鋼のような体を持つ男たちの集団と見ても間違いではありませんね。

🏉

さて、4/16(土)に熊谷で行われたジャパンラグビーリーグワン第13節、
埼玉パナソニックワイルドナイツ vs コベルコ神戸スティーラーズ 見てきました。
37対31でワイルドナイツの勝利でした。不敗継続です。
鋼のチームらしくスティーラーズがモールで押し込む場面も有り、なかなかのぶつかり合いでした。
ワイルドナイツも良く勝ち切りました。


負けるな Wild Knights!―🏉-#つぶやき英単語 1581

(2022.4.9)

日本の国内ラグビーで、ワイルドナイツは実際に行われた公式戦では2020年から一回も負けたことが有りません。
Wild Knights have not lost a single official game played actually on the field since 2020 in Japanese domestic rugby.

今シーズン、コロナ感染のせいで2試合がワイルドナイツの不戦敗となりましたが、これらの中止試合を除くと、ワイルドナイツは2020年から25試合して24勝1引き分けです。
They lost two games by default due to COVID-19 infections this season. Excluding these cancelled games, the Wild Knights have played 25 games since 2020, winning 24 and drawing one.

なので、2019年のラグビーワールドカップからのにわかファンである僕は、ワイルドナイツが実際の試合で負けるのを見たことがありません。
So, as a newbie fan after the Rugby World Cup 2019, I have never witnessed the Wild Knights lose an actual game.

このごろぎりぎりの接戦が続きますが、ワイルドナイツにはできるだけ連勝を伸ばしてほしいと思います。
頑張れ、ワイルドナイツ。
There have been a few close games recently, but I would like to see the Wild Knights extend their winning streak as long as possible.
Good luck, Wild Knights.

Wild Knights vs. Shining Arcs 
April 9, 2022

一字違い rack と ruck は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1575

(2022.4.3)

rackruck は一字違いですが、
rackは、『棚、台』などの意味を持つ単語です。
マガジンラックとかオーディオラックとか日本語でも使われています。
発音は、記号では rǽkで、カタカナの「ク」に近いようです。
rack には『拷問(台)』の意味も有り、動詞として『拷問にかける、(人を)苦しめる』の意味にもあるそうです。

ruck は、『並の人間たち、有象無象の輩、多数』などの意味の単語です。
カタカナで発音を表せば、これも「ク」ですけれど、発音記号は rʌ́k で異なります。
ruckには『(布の)しわ、ひだ』の意味も有るそうです。

★ここで問題です。
ラグビー用語のラックは果たしてどちらの単語でしょうか?

正解はuの方の ruck です。

ラック ruck は、ラグビーのプレーの一つで、ボールが地面にある状態で行われる密集戦のことを言います。
多くの選手が入って誰が誰かわからない「有象無象の輩」的な状態になるので、これがruckと呼ばれるのはイメージとして理解できます。

例文です。
That team dominated in the ruck and scored the final try.
「そのチームはラックで優位に立ち。最後のトライを決めた。」

ruckは、競馬や他の競技での後続集団のことを指すことも有るそうです。
言い方は良くないですが、後続の集団は「有象無象」的な感じがするので、これも理解できますね。

white knight は? -⚔―#つぶやき英単語 1572

(2022.3.31)

white knight は『救済者』の意味になるそうです。
騎士が助けに来るんですね。白馬に乗っているイメージかな。

(会社の救済の場合には、white knight は『救済会社』の意味になります。)

 全国ラグビー高校選抜大会の決勝、報徳学園vs東福岡が熊谷ラグビー場で3月31日に行われる予定だったのですが、大会中に東福岡が対戦したチームにコロナ陽性者が出たことから同校に出場辞退勧告が出て、30日夜の時点で試合中止と報徳学園の不戦勝優勝が決まりました。
 この大会では東福岡以外にもコロナ陽性者で出場辞退になった高校が有り、公平性の観点からも決勝戦だけ公式の大会規則を曲げることは難しかったと推察されます。それにしても、高校生の選手たちにとって酷な事態になっていたわけです。

 ここからwhite knight の話になるのですが、非公式での動きとして、熊谷ラグビー場を本拠とするジャパンラグビーリーグワンの埼玉ワイルドナイツが、隣接するさくらオーバルフォートの練習場に両校を招待し、代わりの練習試合を催すことになりました。この中で、東福岡の選手のPCR検査陰性を確認し安全にも最大限の配慮が払われました。審判や得点係もワイルドナイツの選手が務め、youtubeでの配信にも選手やスタッフが協力しています。

 試合では両校の選手が力を尽くし、結果として東福岡が37―10で報徳学園に勝利しました。両校の選手に拍手。

 これは公式の決勝ではないわけですが、大会史上でも語り継がれる出来事となったのではないでしょうか。困難な状況の中で、これを実現するために力を尽くしたワイルドナイツのチーム関係者や多くの方たちに感謝したいと思います。

The way the Wild Knights supported those high school rugby players was exactly that of the white knights. It may be an exaggeration, but they may have saved Japanese rugby culture and its future as well.
「ワイルドナイツが高校生ラグビー選手をサポートしたのは、まさに救済者のようでした。これは大げさかもしれませんが、彼らは日本のラグビー文化とその将来も救ったかもしれません。」