祝 イチローさん、野球殿堂入り-⚾―#気になる英語調べ隊 2415

(2025.1.22)

米国の野球殿堂=National Baseball Hall of Fame (略HOF)は、優れた野球選手や野球界に貢献した人を称える施設であり、ニューヨーク州のクーパーズタウンにある野球専門の博物館でもあります。

イチロー選手が、日本人選手で初めて米国の野球殿堂入りをすることになりました。

WELCOME TO COOPERSTOWN ICHIRO
Ichiro Suzuki will be the first Japanese-born player inducted into the National Baseball Hall of Fame 👏

クーパーズタウンへようこそ イチロー
イチロー・スズキが日本出身選手として初めて全米野球殿堂入りへ。

殿堂入りの投票で、イチロー選手が満票になるかが話題になっていましたが、
99.7%の投票だったそうです。
投票するのはプロの野球記者ですが、その中の一人だけが投票しなかったとのことで・・・。世の中にはひねくれた人もいるものですね。

one of a kind は大谷選手のこと?―⚾―#気になる英語調べ隊 2410

(2025.1.17)

one of a kind は『ユニークな、他に例のない、唯一無二の』の意味です。

これ、大谷翔平選手みたいなことと思っておけば間違いなさそうです。

2024年9月20日、大谷選手が50-50を達成した時のMLBのポストで、
この表現が連発されています。

Shohei Ohtani
One-of-a-kind achievement
One-of-a kind moment
One-of-a-kind player

大谷翔平 唯一無二の偉業 唯一無二の瞬間 唯一無二の選手

確かに大谷選手は、one of a kind だと思います。

関連投稿⇒大谷選手関係

もうジャッカルとは呼ばない!―🏉―#気になる英語調べ隊 2405

(2025.1.12)

今年になって日本ラグビー協会が、統括団体であるワールドラグビー(WR)に合わせるためにラグビー用語変更の通達を出したそうです。これにより、いくつかのラグビー用語が実際に変更されています。

たとえばボールを前に落とす反則は、これまでノックオン Knock-on と呼ばれていましたが、ノックフォワード Knock forward に変更になっています。
これ、言い慣れているので、しばらくはノッコンと言ってしまいそうです。

また、密集の接点で相手からボールを奪うプレーはジャッカル Jackal と呼ばれていましたが、これからは スティール Steal が正しい言い方になります。
Jackal は動物の名前に由来していましたが、Steal は『盗む、うまく手に入れる』なので、より直接的で意味は分かりやすいですね。
でもJackal の方がかっこいいような気もします。

これをする選手も ジャッカラー Jacklerでなく、スティーラー Stealer と呼ばれることになります。

埼玉パナソニックワイルドナイツのラクラン・ボーシェー選手はジャッカル Jackal の名手と言われていましたが、これからはスティール Steal の名手と言うのが正解ということになります。

( 以前の関連投稿 →「 Jackal を辞書で見たら」 「ラグビー×英語:jackler は?」 )

ラグビーで導入されたセンサー付きマウスピースの英語名―👄―#気になる英語調べ隊 2392

(2024.12.29)

ジャパンラグビーリーグワンで選手がセンサー付きのマウスピースを着用しているという話を昨日書いたのですが、今日はその続きになります。

調べたら、リーグワン公式HPではスマートマウスガード(iMG)と書いていました。
(この場合、マウスピースmouthpiece ではなく、マウスガード mouthguard の呼称を使ってるんですね。)

このiMGは Instrumented Mouthguard の略で、直訳なら「装置が付いたマウスガード」ということになります。要するに「センサー内蔵のマウスガード」ですね。

ラグビーの試合中に 選手が着けているiMGから、ある値を超える衝撃が感知された場合、選手は試合から離れて、脳震盪の検査=HIA(Head Injury Assessment)を受けることが定められているとのことです。

12/28のワイルドナイツ vs スピアーズの試合で僕の撮った写真に、オペティ・ヘル選手が口に咥えているセンサー付きマウスガード iMG が写っていました。

この試合でも、 iMG で規定を超えた衝撃が検知されたケースがあり、HIAの検査が行われていたようです。
ラグビーは基本的に激しいスポーツなので十分な安全対策が必要で、こういう新しい装置を使うのも有効だと思います。

山沢選手もつけている「マウスピース」の英語は? ―🏉―#気になる英語調べ隊 2391

(2024.12.28)

本日、ラグビー リーグワンの埼玉ワイルドナイツは、今シーズン初のホームゲームでスピアーズと対戦しました。
かなりギリギリの試合でしたが、なんとか勝利しました。結果良し。

今日撮った山沢拓也選手の写真で、歯が白く大きく見えるのは、マウスピースをしているからだと思います。マウスピースは、ぶつかった際の口中の負傷を防ぐほか、 頭部へのダメージ緩和や脳震とうの予防に効果があるそうです。

このマウスピース、英語でも mouthpiece と言います。
ただ、mouthguard、mouth protector や gumshield などのようにも呼ばれます。

むしろ、mouthpiece という言葉は場面や文脈によっては他の物になるので注意が必要かもしれません。
例えば、管楽器の息を吹き込む部分も『マウスピース』 mouthpiece と言います。
他にも、電話の送話口や煙草の吸い口なども mouthpiece と呼ばれます。
また、『代弁者、弁護士』のこともmouthpiece と言うそうで、これだと物ですらありませんね。

ラグビーの話に戻りますが、
このごろラグビー選手のマウスピースには、センサーが入っていて、一定以上の衝撃が感知された場合に、その選手は頭部などの検査を受けるルールになっているらしいです。
激しいスポーツだけに、可能な限りの安全対策が必要だと思います。

「総当たり戦」の英語は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2388

(2024.12.25)

スポーツの試合の『総当たり戦』は、
英語では round-robin tournament 、round-robin competition あるいは単に round-robin と言うそうです。

辞書サイトCollins の説明では
A round-robin is a sports competition in which each player or team plays against every other player or team.
「round-robinは、各選手またはチームが他のすべての選手またはチームと対戦するスポーツ競技のことです。」
のようになってます。

ちなみに、技術用語としては
測定の信頼性を検証するなどのために複数の試験機関で同一試料を測定することを
round-robin test と言うようです。

そもそも round-robin には、署名者の順序を隠すために円形に署名した嘆願書という意味が有ります。

春・夏の甲子園の大会名称の英訳―⚾―#気になる英語調べ隊 2387

(2024.12.23)

春と夏の甲子園は、国民的行事と言ってもよいくらいに関心を集める高校野球の大会ですね。

春の甲子園の大会名は「選抜高等学校野球大会」で、
英語名は National High School Baseball Invitational Tournament となるようです。
*invitational は『招待者限定の』の意味。

夏の甲子園の正式名称は「全国高等学校野球選手権大会」です。
英語では National High School Baseball Championship となります。
 *championship が『選手権(大会)』の意味です。

今、ホロライブの白銀ノエルさんが野球ゲーム「パワプロ」の配信をしています。
ノエル団長率いる白銀学院高校は春の甲子園大会で優勝し、夏も本大会に出場しているのです。(たかがゲームと言うけれど、なんか見てて感動しました。)

なんとか、春夏連覇を達成してほしいです。

(白銀ノエルさん関連投稿→ここ

追記  2024.12.23 11PM
Shirogane Gakuin High School has won the Summer Koshien, the National High School Baseball Championship.
夏の甲子園、全国高等学校野球選手権大会で白銀学院高校が優勝しました。
(ノエル団長のパワプロ配信の話ですけど)

bunt とは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2372

(2024.12.6)

bunt を辞書で引くと
『(牛などが頭や角で)突く、押す』『頭突き(する)』という意味が出てきます。
その後に『(野球で)バントする』という意味が書いてあるので、
これは牛が頭突きするような姿勢でボールを転がすから bunt と呼ばれるようになったのかもしれませんね。

野球のバントにも
sacrifice bunt 『犠牲バント』
drag bunt 『ドラッグバント』
push bunt 『プッシュバント』
とかいろいろありますね。

でも『セーフティーバント』というのは和製英語で
英語では bunt for a hit や bunt hit のような言い方になるようです。

「リセマラ」の英語は?―⚾―気になる英語調べ隊 2366

(2024.11.30)

「リセマラ」は、リセットマラソンという言葉の短縮形です。
ゲームで欲しいキャラクターなどが出るまでリセットを繰り返すことですね。

このリセマラ=リセットマラソンは日本でできた言葉で、これをそのまま英語にした reset marathon は通じないそうです。

英語では 『リセマラ』は rerolling のように言うようです。

例えば
「彼女は野球ゲームで良い選手を出すためにリセマラを続けた。」
なら
She kept rerolling to get a good player in the baseball game.
のように言えると思います。

ミリしらパワプロ杯でのノエル団長のことです。

(白銀ノエルさん関係いろいろ→ここ

「ミリしら」の英語は?-⚾―#気になる英語調べ隊 2365

(2024.11.30)

『ミリしら』というのは「1ミリも知らない」を略したもので、
「ある事柄について全く知らない」というような意味ですね。
まあ、スラングとしては分かりやすい方かな。

これ英語で言うなら、どうなるでしょうか?
なんか決まった言い方は無いみたい。

例えば、
「野球のことはミリしらだ」を
「野球のことは何も知らない」と考えれば
簡単に
 I know nothing about baseball.
でもいいのかも。

同じ意味でちょっといいかなと思うのは
 I know zip about baseball.
というやつ。
この場合の zip は nothing と同様の意味らしいですが、
ちょっとひねった感じがするのでね。

でも
「野球のことはミリしらだ=1ミリも知らない」
は直訳なら
I don’t know even a millimeter about baseball.
とかですけど、
これで通じるんじゃないですかね。
まあ、これでいいかな。

ホロライブの白銀ノエルさんたちが「ミリしら!パワプロ杯」というのを今やっています。

で、野球のゲームをやるみたいですけど、
ノエル団長は確かにかなり「野球ミリしら」な感じですねえ。

(白銀ノエルさん関係いろいろ→ここ