英語で 座礁する は?―🚢―#つぶやき英単語 1365

(2021.5.17)

ちょっと前のニュースですけど

Suez Canal blocked by traffic jam after massive container ship runs aground
(CNN News, March 24, 2021)
「スエズ運河、巨大コンテナ船の座礁で航行不能』

『座礁する』は、英語で run aground というのですね。
go aground でもいいみたいです。

aground は副詞で『座礁して』の意味になります。

⛴


一隻の船でふさがってしまうなんて、
スエズ運河ってけっこう狭かったんですね。それとも船がでかいのか。

このごろ注目のALPSは何の略?―☢―#つぶやき英単語 1352

(2021.4.17)

最近のニュースで原発事故の汚染水の処理設備 ALPS というのが出てきてますが
こういう略語を見ると、何の略なのか気になりませんか?(僕だけ?)

ALPSは Advanced Liquid Processing System の略だそうです。
これは直訳なら「高度液体処理システム」のようになるのでしょうが、
日本語で書かれる場合は『多核種除去設備』となっているようです。

☢

ALPSは、原発の汚染水から多種の放射性元素を取り除く機能を持つ設備です。
ただ、これでも三重水素=トリチウム(tritium)だけは除去できないとのこと。

福島原発の汚染水をALPSや他の装置で処理して、トリチウム以外の元素を除去し、
トリチウムも基準以下に抑えて海に放出することを決定したというのがニュースになってたわけですね。
いろいろご意見はあるでしょうが、
現状の技術でできる限りのことはやったという感じじゃないでしょうか。

ついでに言っておくと
トリチウムとトリウムは全く別物ですからね。
 トリチウム: tritium 質量数 3の水素の同位体です。
トリウム: thorium 原子番号90、原子量 232.0381の元素で金属です。
一字違いで、チワワとライオンぐらい違う感じです。

DXって何なのさ?―🤔―#つぶやき英単語 1341

(2021.3.22)

この頃、DXというのをよく聞くのですが、
これは Digital transformation デジタルトランスフォーメーションのことなんですと。
(だから、何?)

経産省のデジタルトランスフォーメーションを推進するための
ガイドライン(DX 推進ガイドライン)での定義では、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」

ちょこちょこっとデジタル技術使うというより、
これを利用してビジネスや企業そのものを大きく変革していくということかしら。

意味は分かるのだけれど、釈然としないのが
Digital transformation → DX という略し方。 DTじゃないの?

いろんなところに書いてあって分かったのですけど
trans-という接頭辞は、『横切って』という cross やacross と同じような意味なので
  trans = cross  ①式
そして、cross してる感じはXじゃないかということで、
   cross = X   ②式
①②式から、trans =X ということです。

なので、
Digital transformation =Digital X-formation = DX なんですね。

ちなみに、他の単語でも
transmit 『送る』はX-mit とか略して書いたりしてもいいんです。
transportation 『輸送』なら X-portation ですね。
(なんか一瞬でどこかに運ばれちゃいそうなSF的語感ですけど。)

多くの企業の方針にDX推進が盛り込まれていると思います。
これが、企業や社会にとって真の変革につなげることを期待します。
(くれぐれも上滑りにならないようにご注意を。老婆心ながら。)


山火事のニュース―🔥―#つぶやき英単語 1327

(2021.2.24)

栃木県の足利の山火事のニュースが流れてますね。
早く鎮火できるといいですが。

この関係のニュースで、日本語では『山火事』と言ってますが、
英語では wildfire や forest fire が使われているようです。

📰

英字ニュースのタイトルは、以下のような感じです。
72 households told to evacuate as east Japan wildfire burns over 10 hectares
February 24, 2021 (Mainichi Japan)
東日本の山火事で10ヘクタール以上を焼失し、72世帯に避難勧告

Forest fire continues to spread in Tochigi Pref. city
February 24, 2021 (The Yomiuri Shimbun)
栃木で山火事の延焼続く

📰


forest fire は文字通りなら『森林火災』ですね。

wildfire は『野火』なんて訳語もあります。
wild は、自然のままの人が住まない場所ということでしょうから、
日本だとそれが山やそこの森ということになり、代表して山火事という言葉になるんだと思います。
(自然のスケールの違う外国のwildfireでは、山の火事だけでなく、草原で燃えてたりする可能性もあるわけですね。)

puppet state は?-👥-#つぶやき英単語 1314

(2021.1.29)

puppet state は『傀儡国家』です。

独立国家の形をとりながら、実際には他国の支配を受けている国家のことですね。

例文です。
The first puppet state in history is believed to be the Batavian Republic, created by Napoleon in 1795.
「歴史上最初の傀儡国家は、ナポレオンが1793年に作ったバタビアン共和国とされています」
(へえ、そんなんだ。)

puppet は『人形(操り人形、指人形)』ですが、
『傀儡、手先』の訳語も有ります。

そもそも、傀儡=操り人形=puppet です。
(英語のpuppet より、日本語の傀儡の方が難しくて書けない。)

insurrection は?➖📰➖#つぶやき英単語 1307

(2021.1.16)

たまたま、Weblioのサイトを見たら、「みんなの検索ランキング」の中に
insurrection という単語が入ってました。(知らない単語発見!)

insurrection は『暴動、反乱』の意味ですと。
これトランプ大統領がらみの時事ネタですね。

そう言えば、他にもimpeach 『弾劾する』と impeachment 『弾劾』も入ってました。



Trump Impeached for Inciting Insurrection – The New York Times

「トランプ大統領、暴動を扇動のため弾劾」というような記事が出ていたから、辞書サイトの検索ランキングにも影響したんですね。

現役のアメリカ大統領が暴動を扇動と言われる時点で前代未聞なんじゃないでしょうか。

cold turkeyはあの人に―🍗-#つぶやき英単語 1296

(2020.12.27)

クリスマスから何日もたったから、
もしその時のturkey 七面鳥の料理が残っていたら、冷蔵庫の中で冷たくなっちゃってると思いますけど。
(これならチンしてくれたら僕が片付けますけど、おなかの中に)

cold turkey には、
『(薬物などへの)依存習慣を急に断ち切ること』の意味があるんですね。
また、『禁断症状で起こる鳥肌』のことも意味するというか、こちらが言葉の由来何でしょう。

🦃

あの人のことを思い出しました。
だいぶ前ですけど、アメリカでは大統領が turkey 七面鳥に恩赦を与えるというしきたりが有って、その年はAbeという七面鳥が助かったというニュースが流れてました。
(読み方はたぶんエイブですけど)

何にでも中毒ってものがあって、
権力中毒は、何をしてもの許されるという感覚麻痺を起こす病気だと思うんですよ。
人には厳しいルールを強いる立場にいながら、自分たちは適用外みたいな感覚は、病気じゃなきゃ持てないはず。
これが怖いのは、社会に毒素をまき散らし、集団や社会を病気にしかねないところです。

お願いしたいのは、
間違いが有ったら、トップとしてそれを認めてきちんと謝罪すること。
そして責任を取ること。
鳥肌が立つほどの禁断症状だろうと、権力を離れていただきたい。
それが、これからの世代のために、教訓になり、先例になるはずですから。

関連投稿→Abeに恩赦を 

Santa and the reindeer 2020-🎁―#つぶやき英単語 1289

(2020.12.19)

クリスマスが近いので小噺を一つ。

🎅

Santa and Rudolph the reindeer 2020

Santa: HO HO HO・・・ I don’t want to go deliver this year.
Rudolph : What?
Santa: Because of COVID. I’m an old man, so at high risk.
Rudolph: Uh, but I heard Santa is immune to the new coronavirus, so you can ….
Santa: Who ?!  Who is the idiot who say that unscientific crap?
Rudolph: W H O.

サンタ:HO HO HO・・・ 
    わし、今年配達行きたくない。
ルドルフ;えー!?
サンタ:COVIDのせいじゃ。わし高齢者じゃからリスク高いし。
ルドルフ:ああ、でもサンタさん新型コロナの免疫あるって聞いたよ。
    だからなにも・・
サンタ:誰じゃー!?
    そんな非科学的なたわ言をほざくのは誰じゃ?
ルドルフ:W H O

日本語にしたら落ちがつかないという・・・・。
何かと落ち着かない2020年の年の瀬ですが
くれぐれも例の病気にはご用心を。

pro-democracy activistは?―✋―#つぶやき英単語 1281

(2020.12.6)

この頃のニュースに、pro-democracy activist という言葉が出ています。
これは『民主活動家』ですね。
(僕は、自由な議論ができるのが、正しい社会だと思うんですけど・・・。)

📖

pro-democracy (prodemocracy)=『民主主義支持する、民主化支持の』という単語で、
pro- という接頭辞(prefix)は「賛成の、支持の、ひいきの」を意味を加えています。
pro-China =『親中の』、progovernment『政府寄りの』などは同様の使われ方です。
(この用法のproはハイフン付きのpro-の場合が多いようです。
文字で見て、pro-の方がはっきりした複合語の形になり、何に対する賛成・支持なのかがパッと分かりますし。)

接頭辞のpro- は他にもいろんな意味の場合が有ります。
代わりの:pronoun 代名詞
前へ、前の; proceed 前進する
公に、公の:proclaim 宣言する、公布する
など。

なお、proffesional の短縮形のproは、
これだけで名詞、形容詞として『プロ(の)、玄人(の)』の意味になります。
いわゆるカタカナ語のプロですね。

『接頭辞のpro- と、カタカナのプロはちょっと別物なんやで』と
発展途上の僕の英語脳によく言い聞かせておこうと思います。

運転手付きの自動車 は英語で?-🚘-#つぶやき英単語 1271

(2020.11.20)

お抱え運転手が付いている自動車は、chauffeured car と言うんですって。

chauffeur は名詞なら『(お抱え)運転手』で、動詞なら『運転手を務める』です。
語源は「ヒーター係」の意味のフランス語とのこと。

😊

僕には縁がないかもしれないけど、言葉知っておくのは悪くないですよね。