シカゴのエル(Chicago ‘L’)は?-🚃-#つぶやき英単語 1642

(2022.6.8)

駐日米国大使のインタヴュー記事を見ました。
このラーム・エマニュエル(Rahm Israel Emanuel)大使は、鉄道好きで知られているようです。
「なぜ大使は電車がお好きなんですか?」と聞かれた際には、
「私が生まれ育ったシカゴという街は「エル」という電車が走っているんです。」
と答え、子供のころから電車によく乗っていたということを語っています。

エルって何でしょうか?

これ英語ではLですけれど、これは米口語で elevated railroadを略したもので、
『高架鉄道』の意味になります。
最初はel と書いていたのでしょうが、今はLと書く方が主流になっているようです。

シカゴのL(Chicago ‘L’)は、シカゴ市を中心にChicago Transit Authority (CTA)が運行している鉄道で、高架区間が特徴になっているためこの名称なんですね。実際には、地下鉄の区間なども含まれています。1892年の6月開業だそうですよ。


cabby ってシャーロックが言ってた―🚖-#つぶやき英単語 1641

(2022.6.7)

今日、Amazon Prime Video でSHERLOCKのシーズン1の第一話を見ました。
カンバーバッチ(Benedict Timothy Carlton Cumberbatch)さんが主演のやつです。

2010年のドラマなので、なんか今さらな感じですが、
僕は初めてだったので、楽しめました。
面白いじゃないかという感想です。

その中で、ワトソンとホームズの会話で cabby という単語を使ってました。
これ『タクシー運転手』のことなんですね。

なんか簡単な言葉なのに今まで知りませんでした。

まあ、知らないことが多いから、発見も多くて楽しいということですね。
特にドラマで聞き取って覚えるのは、いい感じです。

vertigoは?-🛫-#つぶやき英単語 1638

(2022.6.4)

vertigo は『(通例高所から下を見た時の)めまい、空間識失調症』のこと。
この言葉の語源は、「目が回ること」の意味のラテン語だそうです。

最近、ツイッターでこの単語を見かけました。
Japan Air Self-Defense Force Points to Vertigo in Fatal January Crash
これを訳すとこんな感じです。
「航空自衛隊、1月の墜落死亡事故は空間識失調が原因だと指摘」
(単純にめまいと言うには深刻な結果になってるので、空間識失調としました)

記事の中身を見ると
This was the second crash of a JASDF aircraft due to pilots possibly experiencing spatial disorientation or vertigo in less than three years.
「パイロットが空間認識の障害(vertigo)を起こしたことが原因と考えられる航空自衛隊機の墜落事故は、この3年間で2件目です。」
ですと。

訓練を積んだパイロットでも、こういう状態になることがあるのですね。
事故になる手前の事例は、もっとたくさんあるのかもしれません。

まあ、僕だったら戦闘機に乗っていることを想像しただけでも、くらくらする自信はありますが。

excelsiorは?-☕-#つぶやき英単語 1635

(2022.6.1)

この前入ったカフェの名前が EXCELSIOR CAFFÉ というのですが、
excelsior ってどんな意味でしょうか?

気になりますね。
で、調べました。ちゃんとWeblioに出てました。

excelsior は『より高く』という意味の形容詞で、間投詞としても使われます。
iksélsiər イクセルスィオ(ァ)のような発音になります。

この言葉は、米国ニューヨーク州の標語になっているそうです。
New York’s official state motto is simply one inspiring word; “Excelsior” (ever upward).
「ニューヨーク州の公式標語は、Excelsior(より上へ)という刺激的な一語ですだけです」

たぶんカフェの名前、この「より上へ」的な意味から来ているのだと思います。
ここで、たぶんと言っているのは、
excelsior という言葉には、『木毛(荷造りの詰め物に用いる細かいかんなくず)』という別の意味も有るからです。まあ、かんなくずの方ではないと思うのですよ。

このカフェの店名の由来は、調べたんですけど分からずじまいでした。
分かったのは、このお店がドトールコーヒー系列で、イタリアンエスプレッソを中心にした差別化店ということです。
なるほど。

この花の名前を僕は知らない(英語どころか日本語でも)-❓-#つぶやき英単語 1629

(2022.5.26)

この写真の花の名前、英語で何と言うかご存知ですか?

僕は知りませんでした。英語どころか、日本語でも何の花かさっぱりで。
畑に咲いていたんで、野菜の花なんですが・・・。

このように、知らないものに出会って、その名前を英語で知りたい時は、
詳しい人や専門家に聞くのが手っ取り早いかもしれません。
ただ、そのためには英語で、そのものの特徴ぐらい説明できた方がいいですね。

例えば、この花のことを英語で説明するとすれば、

The flowers of this vegetable can be seen in the patch around May.
「この野菜の花は5月頃に畑で見ることができます。」

The flowers are star-like and several are clustered together.
「その花は星のような形で、いくつか集まって咲いています。」

The flower has light purple petals with a raised orange center.
「その花は薄紫色の花びらを持ち、花の中央にオレンジ色の盛り上がった部分があります。」

このぐらい説明すれば専門家なら正解を答えてくれると思います。
(写真が有るんだから、最初からそれ見せれば絶対ですけど。)

These are potato flowers.
「ジャガイモの花ですね。」

batonは?―🪄-#つぶやき英単語 1617

(2022.5.15)

baton バトン と言ったら何を思い浮かべますか?
リレーで渡すバトンや、バトントワリング(baton twirling)ですかね。

辞書で baton の訳語として出てくるのは
『(リレー競技の)バトン、
 (マーチングバンド)のバトン、
 (音楽の)指揮棒、
 (元帥などが持つ)司令杖、
 (警官などの)警棒』
などです。

バトンを渡す人のイラスト(運動会)

日本語でバトンと言っているものは分かりやすいのですが、
警察が使用する警棒なども baton なのですね。

実際に最近のニュースの中でも警棒=baton が使われていました。

Israeli police baton charge mourners at Palestinian journalist’s funeral
「パレスチナ人ジャーナリストの葬儀で、イスラエル警察が弔問客に警棒を使用」

そもそも、batonの語源は「棒,つえ」の意味のフランス語だそうです。
なので、英語ではいろいろな「棒」がbaton と呼ばれているのでしょうね。

英語で「むさぼり読む」は?-📚―#つぶやき英単語 1580

(2022.4.8)

読書が好きな方の中には、むさぼるように本を読む感じの人もいらっしゃると思います。
『むさぼり読む』というのを辞書で引くと devour という単語が出てきます。
devour の発音は diváuər ディヴァウア です。)

この単語について、辞書の初めに出てくるのは『むさぼり食う』です。
語源も「すっかり飲み込む」という意味のラテン語だそうです。
ここからイメージが広がって、
devour の目的語がbooks などになれば『むさぼり読む』になるわけですね。
(日本語でも食い入るように見るとか言うのは似た感覚かもしれません)

真面目に書類を読んでいる人のイラスト(男性)

例文です。むさぼり食う・むさぼり読むを両方入れてみました。
He devoured the report of that criminal case while devouring sandwiches.
「彼はサンドイッチをがっつきながら、その犯罪の報告書をむさぼり読んだ」
 (ちょっと変人の探偵がやりそう)

devour は他にも
火事・疫病などが『(~を)滅ぼす』、海や闇などが『(~を)のむ』の意味でも使われます。
The wild fire devoured the small village.
「山火事がその小さな村をのみこんだ」

また、好奇心や心配が『(人を)夢中にさせる,悩ませる』の意味で、以下のように受け身の形でも使われます。
He was devoured by anxiety.
「彼は不安感にむしばまれていた」

一口サンドイッチのイラスト

夢中になるような本に出合えることは幸せですから、たまにはむさぼり読むぐらいでもいいかもしれません。
ただ情報については、少し冷静に考えて咀嚼することも必要ですね。





gizzard は?-🐔-#つぶやき英単語 1574

(2022.4.2)

gizzard、ポケモンの名前っぽい響きですが、
これで『砂嚢』です。『砂ぎも、砂ずり』とも呼ばれますね。

Collins Dictionary での説明はこんな感じです。
gizzard
the thick-walled part of a bird’s stomach, in which hard food is broken up by muscular action and contact with grit and small stones
「砂嚢  鳥の胃の壁厚のある部位で、この中で筋肉の動きと小さな石粒との接触で食べ物が砕かれる」

これは鳥の例での説明になっていますが、爬虫類にも砂嚢 gizzard があるようです。
また、ミミズや魚などの類似の器官も砂嚢 gizzard と言われます。

食肉となる鶏などで砂嚢から小石が出てくるため、日本語では『砂嚢』の名称になっているわけですが、実はすべての鳥の砂嚢に小石が入っているわけではないそうです。
小石を利用する種の鳥は、わざわざ飲み込んでで、小石が丸くなりすぎると吐き出して捨てるらしいです。

焼き鳥のイラスト「砂肝」

砂肝は、焼き鳥にも有りますし。コンビニなどでも調理済みで売っていますね。

These salt-and-pepper flavored gizzards also go well with a dash of lemon.
「この塩コショウで味付けした砂肝は、レモンをかけても美味しい」

あれコリっとした食感が好きです。

ブラックラムズとラム肉-🏉―#つぶやき英単語 1560

(2022.3.19)

今日、熊谷ラグビー場で
リコーブラックラムズ東京と埼玉パナソニックワイルドナイツの試合を見てきました。
結果は、ブラックラムズ 12-29 ワイルドナイツでした。
(🎉)

ブラックラムズ は Black Rams で、このram は『(去勢しない)雄羊』の意味なので、
「黒い雄羊たち」というチーム名なわけです。
(Black Rams、確かに去勢されてない雄羊の感じでした。黒かったし。)

ここで、ちょっと英語の話になるんですが、
「ラムズって、あのチームは羊だよな。
 羊と言えば、ラム肉。マトンより軟らかくて・・・」
というのは全くの間違えです。
ブラックラムズのラムはram ですけれど、
ラム肉のラムはlamb でL始まりです。
ramが『雄羊』で、lamb が『子羊、子羊の肉』。
どちらも羊で、カタカナではどちらも「ラム」です。
(紛らわしいかも)

『羊』はsheep ですけれど、
『雄羊』が ram で、『雌羊』はewe だそうです。
因みに、マトンは mutton で『羊肉』です。

ブラックラムズのRams をLambsと間違えると、雄羊が子羊になってしまうので
要注意ですね。

armed to the teeth は?―😁―#つぶやき英単語 1551

(2022.3.11)

今日の表現:armed to the teeth 完全武装して

このIdiom は、オンライン英会話 Bizmates のレッスンで教わったものです。

英英辞典のサイト(Merriam-Webster.com)で定義を見ると
armed to the teeth 
  carrying many weapons  「多くの武器を携えた」
と出ていました。

そのレッスンでの説明にあったのですが、この表現はできるだけ多くの武器を装備し、歯の間でも持ち歩こうとする武器の使い手から来ているんだそうです。

えー、そんなやついるかと思ったんですけど、
漫画だと両手と口の3刀流の剣士も見たことある気がするので、
本当にそういう人もいたのかもしれませんね。

画像

例文です。
The comic book character is armed to the teeth and really has a sword in his mouth.
その漫画のキャラクターは完全武装していて、本当に口でも刀をくわえている」