動詞のbread は?―🍞―#つぶやき英単語 1452

(2021.11.4)

bread といえば『パン』ですけれど、場合によっては『主食物、生計、金』なんかの意味になる場合もあるんです。でも、みんな基本的に名詞ですよね。

🍞

ですが、bread が動詞で使われる場合も有るのですよ。
どんな意味になるでしょうか?

これ、英語で料理の作り方を説明する番組で使ってました。
その料理はとんかつ。

そう、bread は他動詞で『~にパン粉をまぶす』という意味になるんです。

使ってみましょう。
When breading the meat, make sure to lightly coat it with breadcrumbs.
「肉にパン粉を付ける時は、軽くつけるようにしてください」

英語って、名詞を動詞に使ったりして新しい言葉を作るのには
寛容な言語かもしれませんね。

「一夜漬け」は英語で何?―🥒―#つぶやき英単語 1449

(2021.10.30)

試験前の一夜漬けの思い出のある方は多いかもしれません。
僕も経験有ります。

Weblioの和英辞典で『一夜漬け』を調べると、cramming という語が出ています。
これは『詰め込み勉強』のような意味なので、日本語の一夜漬けに当たるわけです。
一夜という感じをはっきり出す場合には overnight cramming という言い方もあります。

cramming の元になる動詞のcram は基本的に『詰め込む』の意味です。
これが、勉強の関係の事では『詰め込み勉強をする』の意味になるんですね。

例文作りました。
You can’t pass the next math test just by cramming.
「一夜漬けだけで、次の数学のテストに合格はできません。」

🍆

ちなみに、食べる方の『一夜漬け』はというと、Weblioには
pickles salted overnight との訳が出ていました。

漬物ならば一夜漬けも結構ですけれど、
人間の実力というのは、一夜にしてはならないものなので、
毎日毎日の積み重ねが大事だと思いますよ。
英語力とかもね。

game pie は何?―🍖―#つぶやき英単語 1429

(2021.9.30)

game pie は、game を使ったミートパイのことです。
この場合のgame は、任天堂などとは何の関係も無く、『猟鳥、猟獣(の肉)』の意味になります。

グルメ番組などで、ジビエ料理が扱われることが有りますが、
ジビエ=gibierはフランス語で狩猟で捕獲される食用の野生鳥獣のことで、
これに当たる英語がgameなんですね。

🍗

僕はこのごろ、Amazon prime でThe Great British Bake Off という、イギリスのアマチュアベイカーがパン、パイ、焼き菓子などを作るコンテスト番組をよく見ています。

その中の課題で game pie が課題の回*が有ったのですが、
そこで使われていたgameの字幕はジビエとなってました。
ジビエの方が日本では定着しているんだと思います。
(ゲームって書いたら、肉の話だとは理解されにくいですしね。)

で、この番組でパイに使われた game =猟鳥や猟獣(の肉)は
 シカ deer (venison= deer meat)
 キジ pheasant
 ハト pigeon
 イノシシ boar
 ウサギ rabbit
 カモ、アヒル duck  
でした。
こういうのが代表的な game ということでしょう。

🍖

何やかやイギリスは狩猟とこういう料理の伝統があるんですね。

日本でもシカが増えすぎて生息数の調節が必要な場合もあるようです。
同じ命を取るのであれば、肉を無駄にしないように利用する方が
いいと思います。

*ブリティッシュ・ベイクオフ、シーズン6、エピソード7

jelly がジャムの件―🍞―#つぶやき英単語 1415

(2021.9.4)

オンライン英会話のレッスンで、ある種のジャムの事を jelly と呼ぶという話を聞きました。(ホント?)

🥐

Weblio辞書でjelly を引くと、確かに
『ゼリージャム(果汁に砂糖を加えて煮詰めた透明なジャム)』との説明が出てました。つまり、果肉が入っておらず、果汁から作られたタイプのジャムがjelly なんですね。
(jelly には『ゼリー、ゼリー状のもの』の意味も当然あります。)

それでは、jamは何かというと、
要するに果肉が入ってるタイプのジャムの事で、果実をつぶしたり細かくして砂糖と煮詰めて作られます。
日本語では、jam も jelly もジャムなんですね。

🥯

Amazon で外国の瓶詰ジャムを探すと、jam 表示のものと、jelly の表示のものが見つかります。まあ、どちらもパンに塗って食べるのは同じなので、どれだけ厳密な区別がされているのかは分かりませんが。

因みに、アメリカでは、ピーナツバターとジャムのサンドイッチ(PB&J)が子供のお弁当の定番だと英辞郎に書いてありましたが、
これにもpeanut butter and jam sandwich と peanut butter and jelly sandwich の両バージョンが出ていました。

zest は? ―🎂―#つぶやき英単語 1413

(2021.9.2)

The Great British Bake Off という、ケーキやパンを焼くコンテストの番組を見ていたら、よくzest という言葉を使っているのに気付きました。

zest には、『(風味を添えるために用いる)かんきつ類の皮』という意味があるんですね。
だから、lemon zest や orange zest といえば、ケーキ作りなどに使うレモンやオレンジのの皮の小片のことなんです。

She added orange zest to the chocolate cake for flavoring.
「彼女は風味付けのためにチョコレートケーキにオレンジの皮の小片を加えた。」

🍊

ZESTには、他に『風趣、妙味』という意味も有り、以下のように使えます。
His deep voice gave a zest to his performance.
「彼の深い声が演技に趣を与えていた。」

zest はさらに、『熱意、強い興味』も意味します。
He had a youthful zest.
「彼には若々しい熱情が有った。」

同じ英単語でも、いろいろ意味が有って
「おもしろむずかしい」ですね。

レモンカードは?―🍋―#つぶやき英単語 1411

(2021.8.31)

レモンカードというと、どこかの提携クレジットカードみたいですけれど、
甘いもの好きの人はよくご存じのものらしいです。

レモンカードはレモンクリームのようなもので、果汁、果皮と卵黄、砂糖を煮詰めてから冷まして作るとか。

(この頃、The Great British Bake Off というケーキを焼いたりするコンテストの番組をAmazon Primeで見てるんですけれど、その中でレモンカードがよく使われてます。)

🍋

でも、何でレモンカードはカードなんだろうと不思議に思いません?
トランプとか、財布の中にあるカードとか、はがきとか、名刺とかがカードって感じですけど。

実は、レモンカードはlemon curd で、バースデーカード birthday card のカードとは違う単語なんですね。
発音記号だと、curd がkˈɚːdかkˈəːdで、card はkάɚdかkάːd だそうです。

curd を辞書で引くと、『凝乳、カード、凝乳状のもの』と訳が出ています。
凝乳(ぎょうにゅう)というのは、乳に酸やある種の酵素などを加えて凝集させたもののことで、「凝乳のようなドロッとしたもの」も含めてcurd というらしいです。

curd と card はuとaの一字違いというだけで紛らわしいのですが、
これをカタカナで書いてしまうと、まったく同じカードになるので、紛らわしさ倍増ですね。

🍊

現に、レモンカードならまだいいんですが、オレンジカードだと
orange curd で検索すれば、オレンジを使ったcurd のレシピとかお菓子のことが、
orange card で検索するとJRのプリペイドカードのことが出てきます。
(ほら、紛らわしい。)


ゴーヤーは英語で何?―👨‍🍳―#つぶやき英単語 1409

(2021.8.29)

『ゴーヤー(ゴーヤ)』は英語では bitter gourd と言うんですね。

bitter は『苦い』でgourd は『ウリ科の植物』なので、
bitter gourd は直訳なら「苦いウリ」です。

ゴーヤーは別名としては『ニガウリ(苦瓜)』とも呼ばれるので、
どこの国の人も、苦いウリのような実と思うんでしょうね。

そもそも、僕がゴーヤーをよく食べるようになったのは、最近じゃないかと思うんです。(注)僕のような爺の最近というのは20年前ぐらいからだったりします。
沖縄での呼称のゴーヤーが日本のどこでも使われるようになったのも、その頃からなんじゃないでしょうか。

実は、ゴーヤーという名称は、英語のgourd に由来するという説もあるそうです。
たしかに、少し似てます。
(でも、他に苦瓜の中国語の発音から来ているとの説もあるとか。)

形容詞のsignatureは?―🍰―#つぶやき英単語 1407

(2021.8.24)

signature は一般的には『署名、サイン』などの意味の名詞として使われます。

ただ形容詞として用いられることもあるようです。
現に、英辞郎を見ると『特徴的な』という訳語が出ています。
これは、署名のように特徴を表すものに対して使われる表現なんですね。

例えば、the signature dish of the restaurantというと
「そのレストランを特徴づける料理(そのレストランの看板料理)」の意味になります。

The Great British Bake-Off というアマチュアが焼き菓子やパンを作るコンテストの番組を見ていたら、この形容詞のsignatureが使われていました。

Please make your signature cake.
「あなた自慢のオリジナルケーキを作ってください」
のようなこと言っていました。(正確には覚えてませんけど)
これは your original cake でもいいのかもしれませんが、
signature の方が「自分の特徴を表す、名刺代わりの」的な感覚に近いのかと思います。



bake-off は?―🍞―#つぶやき英単語 1406

(2021.8.20)

この頃、Amazon Prime Video で The Great British Bake-Off という番組を見ています。
パンやケーキなどを作るアマチュアのコンテストの番組なんですけど結構面白いです。

🧁

このタイトルのbake-off という単語を知らなかったので、辞書で調べました。
英辞郎では『パン焼きコンテスト』との訳語になっています。

Oxford dictionary だとbake-off の定義は、以下のようです。
A contest in which cooks prepare baked goods such as bread and cakes for judging.
「複数の料理人がパンやケーキなどを焼く食べ物を作って評価を受けるコンテスト」

また、Merriam-Websterでは、bake-off という言葉は
used for a public contest for amateur cooks in which contestants must prepare and bake their entries within a stated time
「決められた時間内に準備して焼き上げる、アマチュア料理人の公開コンテストに使用される」
と説明されています。

何にしても、この番組のようにパン、ケーキなどを作って競うコンテストが、bake-off ということで間違いないと思います。

cook-off という言葉も有って『料理コンテスト』の意味になるそうですから、
他にも同じような -off のついた言葉があるのかもしれません。
ただ、そもそも何で-off がついてコンテストの意味になるのかは辞書見ても、今のところよくわかりません。すみません。

この番組は、生の英語がたくさん聞けるので、英語を勉強している人にはおススメです。
(ただ、僕はなんやかや字幕見ちゃってるので、エラそうなことは言えないんですが・・・)

ただ、この番組見るとケーキとかタルトとか食べたくなるかもしれませんので、
ダイエット中の方のご視聴は自己責任でお願いします。

コーヒーじゃない maxim は?―📚―#つぶやき英単語 1362 

(2021.5.5)

Maxim マキシム を、インスタントコーヒーの商品名として知っている方は多いかもしれません。(AGFさんの商品ですね。)

一般名詞として、maxim を辞書で引くと『格言、金言』という意味が出ています。
他に『根本原理』『公理』などの意味も有ります。

Cambridge Dictionary の説明によると、maxim は
a short statement of a general truth, principle, or rule for behaviour
「一般的な真理、原則、行動のルールを短く述べたもの」
だそうです。

☕

コーヒーに関する金言 なら、こんなのどうでしょうか。
How about this maxim about coffee?

「まずコーヒー、それから計画」
COFFEE FIRST. SCHEMES LATER. (LEANNA RENEE HIEBER)