gizzard は?-🐔-#つぶやき英単語 1574

(2022.4.2)

gizzard、ポケモンの名前っぽい響きですが、
これで『砂嚢』です。『砂ぎも、砂ずり』とも呼ばれますね。

Collins Dictionary での説明はこんな感じです。
gizzard
the thick-walled part of a bird’s stomach, in which hard food is broken up by muscular action and contact with grit and small stones
「砂嚢  鳥の胃の壁厚のある部位で、この中で筋肉の動きと小さな石粒との接触で食べ物が砕かれる」

これは鳥の例での説明になっていますが、爬虫類にも砂嚢 gizzard があるようです。
また、ミミズや魚などの類似の器官も砂嚢 gizzard と言われます。

食肉となる鶏などで砂嚢から小石が出てくるため、日本語では『砂嚢』の名称になっているわけですが、実はすべての鳥の砂嚢に小石が入っているわけではないそうです。
小石を利用する種の鳥は、わざわざ飲み込んでで、小石が丸くなりすぎると吐き出して捨てるらしいです。

焼き鳥のイラスト「砂肝」

砂肝は、焼き鳥にも有りますし。コンビニなどでも調理済みで売っていますね。

These salt-and-pepper flavored gizzards also go well with a dash of lemon.
「この塩コショウで味付けした砂肝は、レモンをかけても美味しい」

あれコリっとした食感が好きです。

green thumb と brown thumbは?-🌱-#つぶやき英単語 1568

(2022.3.27)

人には得手・不得手というのがあるもので、
植物を育てるのが得意な人というのもいらっしゃいますね。
こういうのは知識や技術も含めて『園芸の才』があるということになります。

green thumb という言葉は、直訳なら「緑の親指」と言うことですが、
これで『園芸の才』の意味になるそうです。
(なお、 green fingers でも同様に『園芸の才』の意味になります。)

花の種を植える人のイラスト(女の子)

最近、オンライン英会話の授業で読んだエッセーに反対の意味の
brown thumb という表現が使われていました。
「茶色の親指」は『園芸の才に欠けること』になるんですね。

例えば、
My father has a green thumb, while I have a brown thumb.
「私の父には園芸の才が有りますが、私には園芸の才が有りません。」
のように使えます。

なお、僕の最近見たのでは、
I am a brown thumb. 「私は園芸の才がない人間だ」のような感じでも使ってました。

花を楽しむのは茶色の親指の僕でもできますから、
お花見にでも行きたいですね。

get someone’s goat は?―🐐―#つぶやき英単語 1561

今日の表現: get someone’s goat 『(人を)イライラさせる、怒らせる』

動物を使ったイディオムには面白いものが多いですね。
この表現を、僕はオンライン英会話 Bizmates のレッスン”Bizmates Discovery”で覚えました。(Bizmates Discovery は、英語の短いエッセーを読んで議論するレッスンです。僕的にはおススメです。)

Oxford の辞書の説明では
get someone’s goat
informal Irritate someone.
「(俗) 誰かをイライラさせる」となっています。

子ヤギのイラスト

この表現でgoat =ヤギですから、直訳であれば「誰かのヤギをとる」というようなことですね。
なんで、これがイライラさせるという意味になるのでしょうか?

実は、牛とか馬とかを大人しくさせるのに、ヤギと一緒にしとくという方法が有るんだそうです。気性が荒かったりで馴らすのが難しい牛や馬の柵の中に、ヤギを入れると大人しくなるんだとか。(何で?)
昔の競馬の世界でも、レース前日に馬をヤギと一緒に馬小屋に入れることで、馬が緊張せずに落ち着くと信じられていたんです。ところが、悪いことを考える人はいるもので、このヤギを盗んでレース前にライバルの馬をいら立たせようする馬主がいたそうです。
まさに、それが 「誰かのヤギを盗る get someone’s goat 」ということで、このイディオムの元になった出来事なんですね。

いろいろな競走馬のキャラクター

この表現、使ってみましょう。
His arrogance really gets my goat.
「彼の傲慢さには本当に腹が立ちます。」

最近イライラするのは側にヤギがいないからなのかも。

ブラックラムズとラム肉-🏉―#つぶやき英単語 1560

(2022.3.19)

今日、熊谷ラグビー場で
リコーブラックラムズ東京と埼玉パナソニックワイルドナイツの試合を見てきました。
結果は、ブラックラムズ 12-29 ワイルドナイツでした。
(🎉)

ブラックラムズ は Black Rams で、このram は『(去勢しない)雄羊』の意味なので、
「黒い雄羊たち」というチーム名なわけです。
(Black Rams、確かに去勢されてない雄羊の感じでした。黒かったし。)

ここで、ちょっと英語の話になるんですが、
「ラムズって、あのチームは羊だよな。
 羊と言えば、ラム肉。マトンより軟らかくて・・・」
というのは全くの間違えです。
ブラックラムズのラムはram ですけれど、
ラム肉のラムはlamb でL始まりです。
ramが『雄羊』で、lamb が『子羊、子羊の肉』。
どちらも羊で、カタカナではどちらも「ラム」です。
(紛らわしいかも)

『羊』はsheep ですけれど、
『雄羊』が ram で、『雌羊』はewe だそうです。
因みに、マトンは mutton で『羊肉』です。

ブラックラムズのRams をLambsと間違えると、雄羊が子羊になってしまうので
要注意ですね。

ブルーサーマルの thermal は?―🛩―#つぶやき英単語 1553

(2022.3.13)

ブルーサーマルというアニメ映画が公開されていて、僕の所にも良い評判が聞こえてきます。グライダーが出てくる話なんですね。

このブルーサーマル blue thermalについて、ちょっと調べました。
サーマル=thermal という単語は、一般的には形容詞で『熱の』の意味ですが、
この場合のthermalは名詞で、Weblioに『上昇温暖気流』という訳語で載っています。航空・飛行関係用語で、カタカナのサーマルでも通じるようです。

Oxford Dictionary にも説明が出ています。
thermal  Noun
An upward current of warm air, used by gliders, balloons, and birds to gain height.
「サーマル (名詞) : 上に向かう温かい空気の流れ。グライダー、気球や鳥が高度を上げるために用いられる」

Wikipedia(英語) のthermal の説明の中では
thermal column (or thermal) と書いてありますので、thermal column という言葉のcolumn が省略されて、上昇気流を表す名詞のthermal になったと思われます。
(元は形容詞∔名詞だったのに、みんなが名詞を省略して使うので、形容詞が名詞になっちゃったパターンかもね。)

ハンググライダーで飛ぶ人のイラスト(男性)

ブルーサーマル =blue thermal については、コトバンクに出ている説明ですと
「サーマルが上空に昇っていっても雲にならない状態を言う。特に、しっかりしたサーマルコンディションであって、雲のない時などに使われることば。」だそうです。

アニメ映画「ブルーサーマル」の公式サイトでは
「“ブルーサーマル”とは、青空の下で発生する上昇気流のこと。」と説明しています。
それに、ブルーサーマルは「つかまえたら幸せになれる風」なんですと。

この映画の舞台(のモデル?)は、埼玉県熊谷市の妻沼グライダー滑空場らしいですよ。
(ちょっと行って幸せになれる風つかまえてこようかな? 高所恐怖症だけど・・・)


英語で「若木」は?―🌳―#つぶやき英単語 1540

(2022.2.28)

また、オンライン英会話で覚えたんですけれど
『若木』という意味の sapling という単語が有るんですね。
発音はsǽpliŋ で、カタカナだと「サップリング」に近い感じです。

Wictionary の説明だと、sapling
A young tree, but bigger than a seedling. 「実生より大きい若木」
だそうです。
なお、seedling = 実生(みしょう)は、種子から発芽したばかりの植物のことです。

🌳

では例文書いてみます。
The acorn he had planted was growing into a sapling.
「彼が植えたどんぐりが若木に育っていた」

なお、sapling は『若者』という意味にもなるそうです。


 


英語で「琥珀」は?―📰―#つぶやき英単語 1530

(2022.2.20)

『琥珀(こはく)』は宝石の一種で、天然樹脂が化石になったものです。
英語では amber です。

amber には『琥珀(の)』の他にも『琥珀色(の)、(交通信号の)黄色信号』の意味があります。

アメリカのYahoo のニュース記事にこんなのが有りました。

An entire lizard trapped in amber is gazing back at us from 110 million years ago
琥珀に閉じ込められたトカゲが、1億1000万年前の世界から私たちを見つめ返している」

What does this lizard think of the world today from inside the amber?
「このトカゲは琥珀の中から今の世界をどう見てどう思っているんでしょうか?」


2月の満月―🌕―#つぶやき英単語 1528

(2022.2.18)

2月の満月のことは Snow moon 「雪の月」というのです。

2020年当時にラグビーのパナソニックワイルドナイツに所属していたDavid Pocock選手が太田市で撮影した満月にSnow moon と説明を付けてTwitterに上げていました。
それで、僕は Snow moon という言い方を覚えました。

 →関連投稿) Snow moon (Pocock選手の月の写真も含む)

今年の Snow moonは昨日かおとといの夜だったでしょうか。
それらしい写真は撮りましたけど、Pocock選手の写真ほど鮮明には撮れてないかなあ。
機材の差か腕の差か、両方か。
(最も差がありそうなのは、体と腕の安定性かもしれません。)

Snow moon 2022

Pocock選手、今頃どうしてるんでしょうか?
オーストラリアのSnow moon にもカメラ向けてたでしょうか。

→関連投稿)英語で「既得権益」は? (Pocock選手 政治家になるらしい

今日2月18日の朝、僕の徒歩通勤中にかなりの雪が降っていたのですが、
ロッカーで着替えている間に止んで、出てきたらすっかり青空でした。
Snow moon と関係無いんでしょうが、なんか不思議。

snow angelは?―❄―#つぶやき英単語 1520

(2022.2.10)

snow angelは? (答えは最後)

雪が降っているので、snow がつく言葉で面白げな奴をいくつか。
(英辞郎調べ。へそ曲がりなピックアップのため実用性は不問でお願いします。)

⛄

snow job 『嘘を本当だと信じ込ませること、口車、でっち上げた話』
snow someone with 『(人を)信じさせようとする』
そもそも、snow は他動詞として『(うまいこと言って人を)説得する、たらし込む』の意味になるんですね。(アメリカの俗語だそうですけど)

snow monkey 『ニホンザル』
北限のサルのイメージですね。

snow off 『雪のために中止する』
 The soccer game was snowed off.
「そのサッカーの試合が雪で中止になった」

snowball into a major issue 『(小さな問題などが)急激に大きな問題になる』
snowball は動詞として『雪だるま式に増大する(させる)』の意味を持ちます。

🏂

最後に
snow angel  『新雪の上につけた人型』
これ、雪の上に寝転んだ状態で両腕を上下に動かすと、起き上がった時に天使の形のように見えるからなんですって。
きれいな雪の上ならちょっと試してみたいかも。

関連)snow cone は?

英語で「鳥が~に止まる」は?―🐥―#つぶやき英単語 1505

(2022.1.26)

鳥が何かに止まるということを英語で言う時に、動詞は何を使ったらいいでしょうか。

perch という動詞でOK!
perch on ~の形で『(鳥が)~に止まる』の意味になります。
(perch は名詞では『止まり木』の意味です。)

使ってみました。
The number of spectators for the rugby match between Panasonic Wild Knights and Canon Eagles in Kumagaya was announced as 6436.
But take a look at this photo of the venue.
Can’t you see a crow perched on the goal post?
Shouldn’t we say the spectators are 6436 people plus one crow?
「熊谷で行われたパナソニックワイルドナイツとキャノンイーグルスのラグビーの試合観客数は6436人と発表されました。しかし、この会場の写真を見てください。
ゴールポストにカラスが止まっているの分かりません?
これ観客数は6436人+1羽と言うべきでは?」

(at Kumagaya Rugby Stadium Jan 23)