黒にオレンジの君はだれ?-🍊-#つぶやき英単語 1213

(2020.7.25)

道で、黒とオレンジのツートーンでとげとげの毛虫が歩いているの発見。君は誰かな?

英語の名前どころか、日本語の名前も知らないけれど、
こういうの調べるの面白いじゃないですか。

道で遭遇した黒とオレンジの幼虫君
Larva of Indian Fritillary

「黒 オレンジ 毛虫」 で検索したらすぐ分かりました。

ツマグロヒョウモンという蝶の幼虫ですと。
漢字で書くと「褄黒豹紋」 (なんか暴走しそうな・・)

こんな蝶になるんですね。

うさぎ屋写真さんによる写真ACからの写真

で、英語名は Indian Fritillary というそうです。
ラテン語の fritillus “dice-box”が語源だとか。
黒い点がサイコロっぽいからかな。

👉

この蝶、日本ではもともと南西諸島、九州、四国、本州南西部で見られる種で、1980年頃までは近畿地方以西でしか生息していなかったらしいです。それが、生息域がだんだん北上して、今では北関東でも普通に見られるんですって。
(蝶の幼虫から温暖化を教わった感じです)

ツマグロヒョウモン Fritillaryの幼虫は、スミレとかビオラの葉を食べるんです。そういう花育ててる人には迷惑なやつなのかもしれませんが、毒はないみたいだし、ちょっとぐらいだったら大目に見てやってくれませんかね。
みんなが殺虫剤で始末しちゃったら、あの蝶も見られなくなっちゃうんで。

I found a black and orange caterpillar on the road, which is a larva of Fritillary. In Japan, this species of butterfly originally was of the southern area, but it is common now even in Kanto area due to global warming.

locust plague は何? – 🌾- #つぶやき英単語 1200

(2020.6.27)

locust plagueって?

locust を辞書で引くと『バッタ、イナゴ』と出ています。
(セミもlocustという場合もありようで、なんか大雑把。)
plague は『大厄災、疫病』『(害虫などの)大発生』などの意味です。

それで locust plague は、「バッタ類、特にトビバッタ、ワタリバッタの類の大量発生による災害」のことを言います。
日本語では『蝗害(こうがい)』だそうです。(蝗はイナゴの漢字表記ですね。ただ、locust plague起こすのは、イナゴじゃなくて一部のバッタなんだそうですが。)

今、desert locust (サバクトビバッタ、学名Schistocerca gregaria)の大発生が世界的に脅威になっているようです。写真でもやばいことになっているのが分かります。

こういうの今に始まったことではないんです。

旧約聖書の出エジプト記(Exodus)では、神が奴隷状態であったユダヤ人を開放するためにエジプトに起こした10の災厄の中にもLocustsが入っているんです。紀元前13世紀ごろにも大規模なlocust plague が起こったということですね。

モーゼが神の言葉としてLocustsのことをエジプト王に伝えるところは、英語だとこんな感じ。
If you refuse to let them go, I will bring locusts into your country tomorrow. They will cover the face of the ground so that it cannot be seen. They will devour what little you have left after the hail, including every tree that is growing in your fields.
「もしあなたが彼ら(ユダヤ人)を解放することを拒むなら、明日あなたの国に locusts(バッタ)を連れてくる。 それらは地面を覆って見えないほどになり、畑に生えている木も含め、雹の被害を免れたものまで食い尽くすだろう。」

Locustsは8番目の災厄で、前の災害が雹 hail だったんです。
神様って実力行使付きで脅したりもするんですよ。

このトビバッタlocustには、普段の「孤独相=solitary phase」と呼ばれる体から「群生相=gregarious phase」と呼ばれる移動に適した体に変化する相変異(phase polymorphism)という不思議な生態があるんです。
普通の環境で生まれたサバクトビバッタの幼虫は緑色で、個々に分かれて暮らす性質です。これが、草地が減少するなどで生育密度が高い状態で幼虫が生まれると色が黒っぽくなる外観上の変化が有り、相対的に羽が大きくなり移動に適した体になって、集団で行動するんです。

よく環境が人を変えるといいますが、環境は虫も変えるんですね。

人間も集団になると、普段ではしないようなことをしちゃうことがあるようで・・・。集団の力って恐ろしいです。

872)What a pest ! は?

つぶやき英単語872 (2018.7.21)

What a pest ! で、「しつこい人ね」です。

🦟

pestは『害虫』ですが、

『厄介な人』の意味にもなります。

🦟

What a pest !は、言われたくないな。

まあ、そこまでしつこくするだけのエネルギーもないけど。

784)ヒアリは?

つぶやき英単語784     (2017.7.1)

猛毒を持つ外来種の『ヒアリ』が神戸や名古屋の港で見つかったそうですね。

🐜

これ、漢字にすれば『火蟻』

英語でも fire ant なんですって。

🐜🐜

写真見ると赤っぽい色の蟻ですね。猛毒があり、刺されたら火傷のような痛みとか。

死ぬこともあるらしいです。

🐜🐜🐜 🐜

たかが蟻ですが、

世界の侵略的外来種ワースト100(100 of the World’sWorst Invasive Alien Species) に選ばれてるそうですよ。

354)蚊取り線香は?

つぶやき英単語354       (2015.8.2)

『蚊取り線香』は、和英辞典にちゃんと載ってます。

🍥

あの渦巻きのやつ、mosquito coil と言うんですね。

「蚊 + グルグル巻いたもの」ですから、見た目にあったネーミング。

🍥

あれ、グルグルの形の蚊取り線香は

KINCHO(大日本除虫菊株式会社)が元祖なんですよ。

あの形は大発明だと思うんですけどね。

350)bug

つぶやき英単語350⭐️ (2015.7.29)

bug には『虫』とかの他に、

『盗聴器』の意味がありますね。

🐞

Harry Potter のシリーズの中で、この言葉が出てきて、ちょっとしたキーワードになってたと思います。

🇬🇧

中学生、高校生なら、あのシリーズは英語で読むのオススメです。

夏休みだしね。

tick bite は?- 🚑 – #つぶやき英単語 304

2015.6.9

tick bite にご注意ください。

😨

tick 『マダニ』、biteは『咬み傷』で、tick bite『ダニ咬傷』という言葉です。

😰

マダニは蚊のように刺すんじゃなくて、噛みついて皮膚を切り裂いて血を吸うんだそうです。
何日間も噛み付いたまま、血でパンパンにふくれるまでです。

😱

tick bite のさらに怖いのは、ダニが病原体を媒介し感染症を引き起こすことです。
tick bite でライム病になった有名人の記事が出てて、この言葉しらべたんですけど・・・

👷

tick は、ヤブや草むらなんかにいるんです。ご注意ください。

英語で「玉にきず」は? – 🤔 – #つぶやき英単語 301

(2015.6.6)

英語で「玉にきず」に当る表現、ご存知ですか?

🔮

辞書に二つ出てました。
① flaw in the crystal
「水晶のきず」 だからイメージそのままですね。

🔮

② fly in the ointment
ointment は 軟膏 なので、「軟膏の中のハエ」⁈
これはどうなんだろう。
塗り薬の中に死んだハエ・・・いや生きたハエでも・・

「玉にきず」すぎるのでは。

213)昆虫の『触角』は英語でなに? 🐝

つぶやき英単語213 (2015.2.22)

昆虫とかの『触角』に当たる英単語は、たぶんみんな知ってる単語。

antenna です。(feeler とも言う)

🦋

あのアンテナと同じですね。

あのアンテナは、外来語じゃない「日本語」では『空中線』と言うんです。 (この日本語の方がマイナーですね。)

アンテナって、マルコーニさんて人が初めて無線の実験をした時から antenna と呼ばれてるらしいです。

ただ当然ながら、虫の触角の呼び方の方が先に有ったわけですが。