yellow feverは何?-🍋―#つぶやき英単語 1221

(2020.8.10)

ツイッターで目についた話ですが、
ニューヨークで1798年にyellow fever の流行があったんだそうです。
yellow fever は『黄熱(病)』です。

yellow fever 黄熱は、蚊が媒介するyellow fever virus 黄熱ウィルスによるものです。
発熱とともに、肝臓へのダメージで体が黄色くなる黄疸の症状が出るため、黄熱病 yellow fever という病名なのですね。
(野口英世博士がかかって亡くなった病気としても知られています。)

🍋

1798年の黄熱病の流行では、 棺桶が不足するほどだったとのこと。
当時、原因も分かっておらず、治療法も予防法も分からない病気でした。
献身的な医療関係者の犠牲も大きかったらしいです。
貧困層での被害が大きかったことから、伝染病と信じず人の行いに対する結果という偏見も生み出していたようです。
(その後、原因が解明され、蚊を駆除する対策や有効なワクチンができて、
yellow fever 黄熱病は未知の恐ろしい病気ということはなくなりました。)

🍌

現在のコロナ禍の社会を見て、医療も研究手段や学問もこれだけ進んでいながら、
人間の心は黄熱病流行の当時とあまり変わっていない気がするんですけど、
どうなんでしょう。

tripping hazard は?- 👻 – #つぶやき英単語 1220

(2020.8.8)

tripping hazard って何?  英辞郎等にも出てる表現です。

これ、トリップとハザード(危険)だからって、「旅に行くと危ないよ」とかではないんです。
tripping hazard=「つまずく危険」という意味なんですね。

例文です。
That bumpy gravel road poses a tripping hazard.
「あのでこぼこな砂利道ではつまずく危険がある」

名詞のtripには、『旅行、外出』と『つまずき、間違え』の意味があります。
これが動詞のtripだと、英辞郎や研究社新英和中辞典でも
自動詞『つまずく、失敗する』や他動詞の『つまずかせる、失敗させる』は出てくるんですけど、『旅行する』という訳語は出てこないんです。
『軽快に歩く』はあるんですけど、これ必ずしも旅行じゃないですもんね。

だから、tripを使って『旅行する』は take (make) a trip とかいうことになります。
(make a tripの場合は、旅をするの他に、間違える、つまずくの意味にもなるようなので、ちょっと注意が必要かもしれません。)

ついでに言うと、tripには、麻薬による『幻覚体験』や『幻覚症状を起こす』の意味もあります。
こんなものに手を出したら、道でつまずくぐらいじゃ済まない、人生のつまずきになってしまいますから、くれぐれもお気をつけて。

urnは何?-⚱-#つぶやき英単語 1218

(2020.8.5)

この3文字の単語 urn は、『壺(つぼ)』のことなんです。

つぼっていうと pot とかもそうですけど。

脚がついてるような『飾りつぼ』は、urnなんですね。
Cambridgeの辞書サイトで、ガーデニングで使いそうなurnの写真も出てました。

また、『骨つぼ』はurnみたいですよ。
mortuary urn とかcinerary urn でも骨つぼです。
mortuary は『死の、埋葬の』みたいな意味で、cinerary は『納骨(用)の』ですと。

それに、つぼじゃなくなりますが、
『(蛇口つきの)コーヒー沸かし、紅茶沸かし』もurnなんだそうですよ。
なんか、ホテルのバイキングなんかで見たような気が。

urn は発音は、カタカナで書けばアーンです。
(甘えた感じのアーンとは違うアーンですからね)

up in the air は?-⛅-#つぶやき英単語 1216

(2020.8.3)

up in the air には、文字通り『上空で、上空に』の意味が有ります。
例えば、
 The wind was strong up in the air. 「上空では風が強かった」

🌬

でも、この他に up in the airには、
『(計画など)未定の、漠然とした』の意味も有ります。
これは、日本語の『宙に浮いた』に似た発想だと思います。

例文です。
The schedule of Tokyo Olympic games is still up in the air.
「東京オリンピックの競技スケジュールはまだ宙に浮いている」

また、up in the air は『とても幸せな、有頂天になって、興奮して、怒って』の意味にもなるそうです。
幸せでも怒りでも、興奮して舞い上がった状態が up in the air ということなのでしょう。

Since she told me a lie, I went up in the air. 「彼女がうそをついたので、私は怒った。」

😊

比喩的な意味でも、これぐらいだったらイメージでとらえて違和感ありませんね。

sugar glider ってそうなんだ。-😲-#つぶやき英単語 1214

(2020.7.27)

ラグビーのDavid Pocock選手のツイートで、
オーストラリアにsugar glider という動物がいるのを知りました。

このツイートには縄張り争いしている小さな動物 sugar gliders の動画がついてます。
(having a territorial dispute で「縄張り争いしている」なんですね。)

これ和名は、『フクロモモンガ』というんです。
モモンガは木から滑空する動物だから、gliderなんですね。

フクロというところから分かるように、sugar slider は有袋類の動物です。
ついでに言うと、有袋類は英語で marsupial です。
Pocockさんの文でも
Amazing little marsupials. 「驚くべき小さな有袋類」と書いてあります.

で、sugar glider のsugar なんですが、甘い食べ物好きだかららしいんですよ。
その辺はざっくりしてますけど。

この基準で言ったら、僕も甘いもの嫌いじゃないので、
そのうちに「sugar爺」とか呼ばれることになるのかも。

今日の表現
sugar glider フクロモモンガ
marsupial 有袋類
territorial dispute 縄張り争い、領土紛争
have a territorial dispute 縄張り争いをする

Mean Mowerってやばい芝刈り機!-⛳- #つぶやき英単語 1212

(2020.7.23)

こんなツイートが有りました。
200bhp Honda Mean Mower sets new Guinness World Record
「200bhpのHonda Mean Mower(ホンダのやばい芝刈り機)がギネス世界記録を更新」

この場合、Mean Mower は固有名詞なんでしょうが、
mower が芝刈り機です。動詞のmow が『刈る』ですから。

前についているmeanはというと、俗語として
『とても良い、すごい、(いい意味で)やばい』の意味で使われているらしいです。

形容詞のmeanは、普通には
『劣った、ひきょうな、意地悪な、けちな、ささいな』
みたいな意味で、いいとこ無しなんです。

かっこいいものをmeanというのは、
日本語で良いものを「やばい」という気分に似てます。
現に「やばい」で辞書(英辞郎)を引いて、良い意味のやばいで出てるのはmeanだけみたいですよ。

ついでに言うと、meanには『意味する、つもりである』や、『平均(の)』とかいろんな意味があります。要チェックの単語ですね。

さて、ホンダの芝刈り機は、時速100マイルまで加速するタイムのギネス記録更新ということです。芝刈り機として世界最速で、そこらのスポーツカーより速いわけですね。(やるな、ホンダ)

因みに、200bhpのbhpはbrake horse power (ブレーキ馬力)という単位だそうです。要するに馬力です。こういう高馬力のエンジンつけて、大メーカーが本気でチューニングするんですから、ちょっと「ひきょうすぎてかっこいい」んじゃないでしょうか。

hearsay は?-💬- #つぶやき英単語 1209

(2020.7.16)

hear 『聞く』とsay『言う』がくっついた hearsay は、
どんな意味でしょうか?

これで、『うわさ、伝聞(証拠)』とか『伝聞の』の意味なんですね。

聞いて言うのがうわさですもん、なるほど納得。
(この頃のうわさは、ネットの文字ベースのものも多いですけど。)

例文
His story was based merely on hearsay and rumor.
「彼の話は伝聞やうわさにだけに基づいていました。」

そんな伝聞証拠 hearsay evidennce だけだと、裁判なら勝ち目は薄いということになります。

🙊

とにかく不確かな風聞 hearsay を拡散するのは、やめといたほうがいいですね。

聞いたことをすぐ口にしていいのは、英語学習のシャドーイングぐらいですよ。

海外ドラマでCCTVと言ってるのは?-📹- #つぶやき英単語 1208

(2020.7.15)

捜査物の海外ドラマ、たとえば NCISとかシェイクスピア&ハサウェイの事件簿で、『監視カメラ』のことをCCTVと言ってます。

ペンターKさんによる写真ACからの写真 

これは、closed-circuit television「閉鎖回路テレビ」の略語だそうです。(映像システムの形式で呼んでるらしいけど)

監視の意味のsurveillanceやmonitoringを使って、 surveillance camera、monitoring camera などと言ってもいいんですけど、CCTVの4文字で通じるんだから、そっち使う方が多くなりますよね。

河川監視用の監視カメラCCTVは国土交通省が整備していて、実際にその映像で川の様子が見れるサイトもあるんですよ。
例えば→利根川上流河川事務所 河川ライブ映像

(国土交通省の方、お疲れ様です。水害対策よろしくお願いします。)

福川水門のCCTVの映像 

👉

ついでに言うと
CCTVは、China Central Television 中央電視台の略でもあるんです。(CCTVで検索すると、たぶんこの関係のサイトが一番上に来るんじゃないかな。)

コロナ関連:hoaxだと思ってたって・・・ 😔 #つぶやき英単語 1207

(2020.7.14)

アメリカでコロナパーティーに出て感染して死んだ人の記事:

A 30-year-old man who believed the coronavirus was a hoax and attended a “Covid party” died after being infected with the virus, ・・・・・・
By Bryan Pietsch
Published July 12, 2020 Updated July 13, 2020

「コロナウイルスをデマと信じて「Covidパーティー」に参加した30歳の男性がそのウイルスに感染して死亡した」

何て言っていいのか。

hoax という単語が、名詞だと『だますこと、かつぐこと、悪ふざけ、でっち上げ』のような意味なんですね。

動詞なら『(真実ではないことを言って人を)だます、かつぐ)』の意味になります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1f614.png

hoax って単語、今までうろ覚えだったんですが、なんか完全に頭に焼き付いた気がします。 でもなあ・・・・。

proneの使い方:gaff-prone は? 👉 #つぶやき英単語 1206

(2020.7.11)

gaff-prone politician と言ったら誰を思い浮かべますか。
gaff-prone は、gaff 『失言(フランス語由来)』と -prone 『~しがちな』の連結語で、『失言癖のある』の意味なんです。
こういう政治家 politician は・・・。 いますね大物が。

🙊

prone という形容詞は『~しがちな、~の傾向がある』の意味です。
この言葉を使う場面では、「しがちなこと、起こりがちなこと」が基本的に好ましくないイメージのものなんですね。地震とか、洪水とか、病気とか、悪い癖とか・・・。

あと、連結語以外の使い方では
be prone to ~ 『~しがちである』の形が多いのですが、このtoの後に名詞、動詞のどっちもとるんです。  

He is prone to headaches. 彼はよく頭痛になる。

He is prone to change jobs. 彼には転職癖がある。  とかね。

この辺のところ、XMind というソフトで簡単ながら図解してみました。お試し版でも、結構役に立ちそうです。

XMindでproneのこと整理してみた

prone には別に『うつぶせの』という意味もあるのでご注意を。

🙈

ところで、gaff-prone politician であなたが思い浮かべたのは、日本のあの人、それともアメリカのあの人?